紅しょうがのレシピ！梅酢での作り方から天ぷらなどの活用メニューまで

鮮やかな赤い色とピリッとした辛味は、焼きそばやお好み焼きなどさまざまな料理のトッピングに大活躍します。脇役になることの多い紅しょうがですが、実は天ぷらや焼き物などメイン料理にもなる食材です。さらに梅酢を使って、簡単に自宅で手作りすることも可能です。

そこで本記事では梅酢を使った手作り紅しょうがの作り方を解説、保存方法や美味しく食べられる保存期間も紹介します。紅しょうがが主役の人気レシピも21選まとめたので、ぜひ参考にしてください。

【材料】

• 新生姜約300g
• 塩12g（生姜の重量の4%）
• 赤梅酢200cc

1. 新生姜は綺麗に洗い、皮付きのまま1mm〜2mmにスライスします。
2. スライスした新生姜にまんべんなく塩をまぶします。
3. 半日以上おき、水分が出たら軽く絞ります。
4. 絞った生姜をざるに並べ、風通しの良い場所で半日ほど干します。
5. 生姜の水分が抜けたら煮沸消毒した清潔なビンに入れます。
6. 生姜を入れたビンに赤梅酢を注ぎます。
7. 冷蔵庫に保管して1週間ほどすると食べごろです。

紅しょうがは生姜と梅酢があれば簡単に作ることができます。梅酢とは梅を漬けた後に残る漬け汁のことで、赤じそを加えると赤梅酢となり綺麗な赤い紅しょうがになります。一説には「梅干しを漬けて残った梅酢が勿体無い」という、大阪の勿体無い精神から紅しょうがが生まれたと言われています。

そのため今でも関西人にとって、紅しょうがはとても身近な人気の食べ物です。串カツや天ぷらの他、お好み焼きやたこ焼きなどいろいろな料理に使われています。梅酢は通販で簡単に手に入るので、ぜひ手作りに挑戦してみてください。

新生姜が手に入らない場合は普通の生姜でも紅しょうがを作れます。普通の生姜は新生姜より辛味が強いのでピリッと辛い大人の味わいになります。作り方は同じですが、新生姜に比べ皮は固いので剥いて使います。生姜を切って赤梅酢に漬けるだけなのでぜひ手作りに挑戦してみてください。

手作り紅しょうがは塩、赤梅酢、生姜というシンプルな材料で作られています。そのため保存料は一切入っていないので、冷蔵庫で保存しましょう。必ず煮沸消毒した清潔な瓶に梅酢を注ぎ、食べるときも清潔な箸で取り出します。汚れた箸を入れるとそこから雑菌が繁殖してしまうので、必ず清潔な箸を使います。

そうすれば冷蔵保存で約1年は日持ちします。手作りでもきちんと保管すれば、紅しょうがは思いの外日持ちするのです。そのため、生姜の美味しい時期にまとめて作っておくと良いでしょう。梅酢と塩のみで漬けた紅しょうがの味は絶品で、天ぷらや炒め物などメイン料理に大活躍してくれます。

【材料】

• 紅しょうが45g位
• 薄力粉適量
• A薄力粉50g
• A氷水70ml

1. 紅しょうがの水気をキッチンペーパーで拭き取ります。
2. ボウルに入れた紅しょうがに薄力粉で打ち粉をします。
3. Aの材料を合わせ、紅しょうがを絡めます。
4. 180度に熱した油でからりと揚げたら完成です。

紅しょうがは関西では天ぷらの具材としてとても人気です。関西では刻んでいない薄切りの紅しょうがを天ぷらにしますが、刻んだ物しか手に入らない場合はかき揚げにしましょう。サクサクの衣にピリッとした刺激がクセになる、酒のつまみにもメインにもなる天ぷらです。

【材料】

• 厚揚げ50g
• 紅生姜20g
• 鶏ももミンチ250g
• Aほんだし小さじ0.3
• A醤油小さじ1
• Aおろしニンニク小さじ1
• A片栗粉大さじ1
• オリーブオイル大さじ2

1. 厚揚げを手でちぎってから包丁で細かくみじん切りにします。
2. ボウルに厚揚げと刻んだ紅生姜、鶏ももミンチを入れます。
3. Aの調味料を加えよくこねます。
4. フライパンにオリーブオイルを入れ、中火で転がしながら焼きます。
5. 10分ほど焼いたら完成です。

紅しょうがの辛さが刺激的なからあげクン風の揚げ物レシピです。生地に厚揚げと鶏ひき肉を使っているのでとてもヘルシーで、カロリー・糖質共に低めです。転がしながらじっくり揚げ焼して中まで火を通してください。

【材料】

• ゆで卵
• 紅生姜（刻む）
• マヨネーズ
• 木綿豆腐
• 薄力粉
• 溶き卵
• パン粉

1. ゆで卵を細かく潰し、紅生姜、マヨネーズを合わせタルタルを作ります。
2. 木綿豆腐を半分に切り、さらに切り込みを入れます。
3. 切り込みにタルタルを入れ、薄力粉、溶き卵、パン粉の順でつけます。
4. 揚げ油で揚げたら完成です。

紅しょうがのタルタルがアクセントになった、豆腐で作るフライです。淡白な味わいの豆腐に、マヨネーズのまろやかなタルタルが良く合います。天ぷらとは一味違った、フライの衣が美味しいメニューです。

【材料】

• ちくわ3本
• 紅しょうが30g
• A薄力粉大さじ3
• A青のり小さじ1/4
• A冷水大さじ3
• サラダ油

1. 紅しょうがはしっかり水気を切ります。
2. ちくわは縦に切り込みを入れます。
3. ちくわに紅しょうがを詰めます。
4. Aの材料を混ぜたらちくわに絡めます。
5. フライパンに油を180度に熱しカラッと揚げます。
6. 粗熱をとり、斜め半分に切ったら完成です。

ちくわと紅しょうがはとても相性の良い組み合わせです。シンプルなちくわの天ぷらも人気ですが、紅しょうがを詰める事でピリッとした刺激がプラスされさらに美味しく食べることができます。見た目も鮮やかな天ぷらなので、お弁当のおかずにもぴったりです。うどんや蕎麦のトッピングにも人気があります。

【材料】

• 創味シャンタン（粉末タイプ）大さじ1
• 餃子の皮25枚
• ひき肉100g
• キャベツ500g
• 紅生姜20〜30g
• 小ねぎ1/2束
• おろしニンニク2g
• おろし生姜2g
• ごま油適量

1. キャベツはみじん切りにし、塩を振っておきます。
2. キャベツは水気を絞り、ボウルに入れます。
3. 小ねぎ、紅生姜はみじん切りにします。
4. ひき肉、創味シャンタン、にんにく、生姜を加え良く混ぜます。
5. 出来上がったタネを餃子の皮で包みます。
6. 油を熱したフライパンで餃子を焼きます。
7. 焦げ目がついたら水を加え、5分ほど蒸し焼きにして完成です。

いつもの餃子に生姜の刺激が加わった変わり種餃子のレシピです。ご飯はもちろん、お酒にもぴったりな一品です。紅しょうがが少し余った時に作れるので、ぜひ試してみてください。

衣にたっぷり紅しょうがを纏わせた、ご飯がもりもり進む唐揚げのレシピです。子供に人気のない紅しょうがですが、このレシピならたくさん食べてくれるでしょう。いつもよりさっぱり揚げ物が食べたい人にもおすすめです。

焼いた豚肉を紅しょうがに漬ける、技ありアイデアレシピです。豚肉に小麦粉をまぶす事で、紅しょうがの汁が良く染み込みます。酸味と辛味が染み込んだ豚肉で、食欲がないときでもモリモリご飯がすすむレシピです。

紅しょうがを豚肉で包んで焼いた、お弁当にもご飯のおかずにもぴったりなレシピです。肉巻きの定番といえばアスパラやインゲンがお馴染みですが、ちょうど良い野菜がない場合は紅しょうがを巻いてみましょう。豚肉のジューシーな甘みと、酸味と辛味が食欲をそそる一品です。

海老を細かくミンチにして紅しょうがと合わせ、しいたけに詰めてオーブンで焼き上げた豪華な一品です。このレシピではさらにチーズ、マヨネーズを加えているので酸味と辛味がまろやかにまとまっています。仕上げに一味をかけているので唐辛子と紅しょうがのダブルの刺激を味わうことができます。

こんなにボリュームがあるのに糖質が低く、ダイエット中にも罪悪感なく食べることができるでしょう。海老のプリプリ感としいたけのジューシーさが食欲をそそる、ご飯のおかずにぴったりなレシピです。

具材はささみと紅しょうがだけという、非常にシンプルな春巻きのレシピです。ささみ自体は淡白ですが、生姜の刺激が良いアクセントになっています。この春巻きにはマヨネーズが合うのでお好みでつけても良いでしょう。春巻きのサクッとした皮の食感と、ささみ、紅しょうがのハーモニーを味わってみてください。

【材料】

• 卵3個
• 紅生姜大さじ1〜1.5
• 刻みねぎ2本
• 白だし大さじ1
• 水大さじ2
• マヨネーズ大さじ1/2

1. 卵を溶きほぐしほぐし、白だし、水、マヨネーズを加え良く混ぜます。
2. 混ざったところに生姜、ねぎを入れ混ぜ合わせます。
3. 油を馴染ませたフライパンで、卵を焼いていきます。
4. 何回か卵液を分けて焼き、卵焼きを仕上げたら完成です。

卵と紅しょうがも相性抜群で人気のある組み合わせです。卵を使ったレシピはたくさんありますが、一番シンプルに美味しさを楽しむなら卵焼きがおすすめです。卵3個に大さじ半量のマヨネーズを入れるとふんわり仕上がります。

【材料】

• ブロッコリー1/2個
• カットサラダ1パック100g
• ツナ缶1個
• コーン1パック（55g）
• トマト1/2個
• 紅生姜適量
• スナップエンドウ7本

1. ブロッコリーは小房に分けた後、茹でてざるに上げておきます。
2. カットサラダはお皿に敷き、ツナ缶とコーンを乗せます。
3. 角切りにしたトマト、ブロッコリーも盛り付け軽く混ぜます。
4. 仕上げに紅生姜を乗せ、茹でて切ったスナップエンドウを乗せて完成です。

天ぷらやフライ、焼き物の具材として人気の紅生姜ですが、このレシピではなんとサラダにアレンジしています。ブロッコリーやコーンなど、たくさんの野菜とともに味わってみてください。

【材料】

• キャベツ50g
• ピーマン10g
• 紅生姜2.5g
• 中濃ソース4g
• ごま油3g
• 刻んだ紅生姜2.5g

1. キャベツ、ピーマンは太めの千切りにしさっと茹でます。
2. フライパンにごま油を入れて火にかけ、キャベツ、ピーマンをさっと炒めます。
3. 刻んだ紅生姜、ソースを加えさっと絡めます。
4. 仕上げに紅生姜をトッピングしたら完成です。

ソースと紅しょうがの相性は皆さんご存知の通りです。この2つをキャベツと合わせた、まるでお好み焼きのような炒め物のレシピです。簡単ですぐできる上に、野菜をたくさん食べることができます。お弁当のおかずにしても良いでしょう。

【材料】

• 山芋
• 卵
• 紅生姜
• たこ
• あごだし
• 卵2個
• 刻み海苔

1. 皮をむいた山芋をすりおろしボウルに入れます。
2. 残った山芋は角切りにしておきます。
3. たこを食べやすい大きさにカットします。
4. 山芋に出汁を入れかき混ぜます。
5. 卵は全卵1個と卵白1個分加え、良く混ぜます。
6. 温めたスキレット鍋に山芋を入れ、刻んだ紅生姜も加えます。
7. オーブンを200度に予熱します。
8. 予熱が終わったら表面が固まるまで10分ほど焼きます。
9. 焼きあがったら醤油をかけ、刻み海苔、卵黄1個分トッピングしたら完成です。

すりおろしたとろろと卵を混ぜて焼き上げたとろろ焼きのレシピです。山芋は全部すりおろさないで、角切りにして混ぜ込むことで食感も楽しめます。このレシピではたこを入れていますが、お好みの具材で作っても良いでしょう。スキレット鍋を使うと自宅にいながら、居酒屋のような雰囲気を楽しめます。

【材料】

• じゃがいも（メークイン）600g
• 人参1本
• 砂糖（隠し味）大さじ1
• 塩（隠し味）小さじ1/2
• きゅうり2本
• 塩（きゅうり用）小さじ1
• ゆで卵3個
• ロースハム100g
• マヨネーズ120g
• 紅生姜60g

1. 鍋にじゃがいもと人参を入れ、隠し味の砂糖、塩を加え茹でます。
2. 野菜に火が通ったら熱いうちに皮を剥き、潰しておきます。
3. 茹で上がった人参は3mm〜5mm厚さに切ります。
4. 薄切りにしたきゅうりに塩をふり、10分程置いたら水分を絞っておきます。
5. 1人分を器に、じゃがいも、人参、きゅうり、半分に切ったゆで卵を、ハムを盛り付けます。
6. 紅生姜、マヨネーズを乗せたら食べる直前にかき混ぜて完成です。

いつものポテトサラダに刻んだ紅しょうがを混ぜ込んだ、大人のポテトサラダです。ホクホクしたじゃがいもとマヨネーズのまろやかさに、ピリッとした刺激がたまりません。子供は苦手な味かもしれませんが、大人はきっと気に入る味です。

ちくわを使ったレシピは天ぷらが定番人気ですが、炒め物にしてもよく合います。ちくわだけでなく豚肉も入っているので食べ応えもあり、紅しょうがの辛さが後を引きます。甘辛い照り焼き風味で、ご飯にもお酒にもぴったりのメニューです。

【材料】

• 紅しょうが適量
• お米茶碗1杯分
• 大葉2枚
• 海塩少々

1. ボウルにお米を入れます。
2. 刻んだ紅生姜、刻んだ大葉を加え良く混ぜます。
3. 手に水分を含ませ塩を馴染ませます。
4. やや少なめの量をとり握ります。
5. 強く握らずリズミカルに握ったら完成です。

紅しょうがと大葉の香り豊かな、風味満点のおにぎりです。口に入れた瞬間、大葉の香りと紅しょうがの酸味がふわっと口に広がります。ふんわりしたおにぎりを作るときは、力を入れすぎずリズミカルに軽く握りましょう。シンプルなおにぎりの場合はぜひ、美味しい塩を使ってください。

【材料】

• 薄力粉70g
• 片栗粉5g
• だし汁100ml
• 醤油小さじ2
• みりん小さじ2
• 卵1個
• キャベツ20g
• 長ネギ20g
• 紅生姜10g
• チーズ30g
• たこ15g
• ソース
• マヨネーズ
• 青のり
• 鰹節

1. 薄力粉、片栗粉を入れたボウルに、だし汁、醤油、みりんを加えます。
2. 卵を割り入れたら良くかき混ぜます。
3. ダマがなくなるまでかき混ぜたら卵焼き器に生地を流し入れます。
4. 生地の上に刻んだキャベツ、長ネギを乗せます。
5. 紅生姜、チーズ、食べやすいようカットしたたこ、を乗せます。
6. 裏面がこんがり焼けたら生地を半分に折りたたみます。
7. 焼きあがったら器に乗せ、ソース、マヨネーズ 、青のり、鰹節をかけて完成です。

卵焼き器で作る丸くない、角型のたこ焼きです。見た目は卵焼きのように見えますが、ソースとマヨネーズをかけていただきます。四角くても、キャベツやたこが入っているので味はたこ焼きそのものです。

【材料】

• 卵1個
• ご飯200g
• 油小さじ4
• 刻みねぎ15g
• さつま揚げ50g
• 紅生姜20g
• めんつゆ（3倍濃縮）大さじ1
• 七味唐辛子少々0.5g
• 酒小さじ1
• 刻み海苔適量

1. フライパンに油を熱し、溶き卵を流し入れます。
2. すぐにご飯を加え、ほぐしながら卵を全体に混ぜていきます。
3. 刻んださつま揚げと紅生姜を加え軽く混ぜ合わせます。
4. 具材に火を通しながら焼いていき、鍋底に広げて少し焼き目をつけます。
5. ご飯がほぐれ焼き目がついたらめんつゆを加え混ぜ合わせます。
6. ねぎと七味を加え、酒を鍋肌に沿うように入れます。
7. 煽りながらよく混ぜ合わせ、酒のアルコールが飛んだら盛り付けます。
8. 仕上げに刻み海苔をトッピングして完成です。

紅しょうがの辛さと七味の辛さが刺激的なチャーハンです。さつま揚げと卵の優しい味わいを、紅しょうがの酸味と辛さが包み込みます。ランチにはもちろん、お酒を飲んだ後のしめにもぴったりの味わいです。

見た目、香り、味の全てが、まるでお好み焼きのような変わり種おにぎりのレシピです。ご飯にソースが合うのか疑問に思うかもしれませんが、天かすと青のり、紅しょうがが入ることで不思議と味がまとまります。紅しょうがが嫌いな子供でも、お好み焼き風の味付けなので食べやすいのではないでしょうか？

青森のいなり寿司は、紅しょうがとたっぷりの砂糖が入ったピンクの甘いいなり寿司が定番人気です。昔から津軽地方ではお祝いの席などでよく食べられている郷土料理で、紅しょうがの汁でピンクに染まった見た目が特徴です。砂糖の量もかなり多く、甘いのでご飯というよりは甘味のような味わいです。

関西では天ぷらや串カツが人気の紅しょうがですが、他の地域ではあまり食卓に登ることはありません。他の料理の脇役に定着しがちな紅しょうがですが、実は料理の主役に大活躍する食材です。定番の天ぷらはもちろん、変わり種レシピにも挑戦してみてください。

手作りの紅しょうがもとても簡単で日持ちするので、作っておくと便利です。いろいろなレシピで味わえば、紅しょうがの新たな魅力を再発見できるでしょう。