2020年02月15日公開
2024年10月10日更新
ラクサとは注目のアジアン辛スープ麺!どんな味?まずい?レシピは?
ラクサについて徹底解説します。シンガポールをはじめ東南アジアで人気のラクサが日本でも注目を集めています。そんなラクサの味の特徴や種類について説明!日本で入手できるラクサ味のカップヌードルや、家で作れるラクサの料理レシピも紹介しましょう。
目次
ラクサはおいしい?まずい?特徴とレシピが知りたい!
世界の美味しい食べ物。ラクサ(シンガポール)香辛料が効いた東南アジアの麺料理。 pic.twitter.com/yPBZQnA1Qw
— リーチ・スピリッツ株式会社 (@ReachSpirits) February 4, 2020
ラクサはシンガポールのB級グルメとして人気の辛スープ麺です。シンガポール以外にもマレーシアやインドネシアなどの東南アジアで広く食べられており、地域によって味や麺の種類も違います。
まだラクサを食べたことがない方は、どんな味なのか?日本人の口に合うのか?気になることでしょう。そんなシンガポールのラクサについて、味や特徴・家で簡単に作れるレシピなどを詳しく解説していきます。また、日本で気軽にラクサを味わうことができるカップヌードルについても詳しく紹介しましょう!
ラクサとはどんな料理?
ラクサという料理の名前を聞いたことがあっても、まだ食べたことがない方もいるでしょう。ラクサとはどんな料理なのか?味の特徴や種類などを中心に、ラクサの魅力に迫ってみましょう。
ラクサをよく食べている国
シンガポールのラクサ。シンガポールに移住した七年前は嫌いだった。今はココナッツの微妙な甘さに癖になる辛さのミックスにハマりまくり。
— カメのこうら@海外リーマンブロガー (@Marceryoma) September 8, 2019
ぜひお試しくださいませ。#シンガポール#ラクサ#初心者ブロガー pic.twitter.com/1X9AQOI2o4
ラクサはシンガポールやマレーシアを中心とした東南アジアで良く食べられています。その国によって味や特徴が少しずつ違いますが、共通している点は出汁を肉からではなくエビや魚から取っていることです。
東南アジアには豚肉を食することを禁じられているムスリムが多く住んでいます。ラクサならムスリムでも安心して食べることができるという理由もあり、東南アジアで幅広い人々に親しまれる存在になったそうです。
ガランガルやターメリックなどの香辛料が効いた東南アジアの麺料理。中華系の子孫を意味するババ・ニョニャの料理(ババ・ニョニャ料理またはニョニャ料理)を代表する食べ物である。
ラクサという名前の語源
ラクサの語源には2つの説があります。1つ目はサンスクリット語でラクは多くのという意味があります。その語源通り、ラクサは多くの食材を使用し味や種類が豊富にあることで有名です。2つ目は古代ペルシャ語でラクシャはつるつるした麺のことを指しているという説もあるようです。
ラクサの種類
ラクサおいしい。 pic.twitter.com/M6OBbzTZ5l
— きゅー🌕🐝 (@beechhangergals) February 10, 2020
シンガポールやマレーシアの屋台などでよく見かけるラクサは、国民食といっても良いくらい多くの人が頻繁に食べています。中華移民系やマレー系などによって、ラクサの特長も違うそうです。日本のラーメンにもいろんな味があるように、ラクサにも沢山の種類があります。ここでは特に人気の2種類のラクサを紹介しましょう。
カレーラクサ(ニョニャラクサ)
ココナッツ風味のカレースープ麺です。スパイシーな味わいにココナッツミルクの甘みが加わり、どちらかというと辛さ控えめになっています。海老と鶏出汁のスープにレモングラスやシナモンなどのスパイスが効いていて、辛味・旨み・酸味のバランスが絶妙です。
ココナッツミルクを使用することによってスープにとろみが出て、麵にしっかり絡むところが魅力です。具は魚のすり身、海老、油揚げ、ゆで卵、千切りキュウリなどが入っています。日本のアジア料理店で提供しているラクサは、このカレーラクサのタイプが多いです。
アッサムラクサ(サラワクラクサ)
魚出汁の酸味の効いた辛いスープ麺です。酸っぱくて辛いスープといえばトムヤンクンのイメージですが、食感が違います。アッサムラクサはサバやアジなどの細かい切り身を、そのままスープに使用したとろみのあるスープです。
柑橘系の果物の皮で酸味をつけることで、魚の生臭さが消えてさっぱりした味わいになります。生唐辛子で辛味をプラスし、キレのあるスープが特徴です。
ラクサはどんな味?
夏旅行はお預けだけど、ラクサ頂きます😊なんでこんなに美味しいの💖ラクサ好き。シンガポール🇸🇬でも食べてみたい。#シンガポール #ラクサ pic.twitter.com/2dilRFxQRI
— tomyrobin✨🦋✨ (@tomytorobin) August 9, 2019
シンガポールのラクサは、基本的にはエビベースの出汁に沢山の香辛料とココナッツミルクの甘さが加わったスパイシーなスープが特徴です。日本人にはあまり馴染みのない味ですが、一度はまってしまうとクセになってしまう魅力があります。国やその地方によって味が違うので、いろいろと食べ比べてみるのも楽しいでしょう。
ラクサが日本で食べられる「カップヌードルシンガポール風ラクサ」
ラクサが食べたい時に、近くにラクサを提供してくれるアジア料理店がない場合もあるでしょう。本場シンガポールへも気軽に行ける距離ではありません。そんな時におすすめなのが、カップヌードルシンガポール風ラクサです。どんな商品なのか、ここで一緒に詳しく見ていきましょう。
人気で再販が決まった
日清食品カップヌードルのエスニックシリーズとして2015年9月に発売されたシンガポール風ラクサが、ファンの熱い要望により再販されています。なんと、このシンガポール風ラクサが再販要望数ナンバーワンだったそうです。どれだけ人気があるのかが伺えます。しかも、再販リニューアルバージョンはさらに美味しくなっているそうです。
第1弾「トムヤンクン」の味の特徴
一日一麺、日清のカップ麺トムヤンクン頂く、来月タイへ行く予定。慣れる為に食べましたが香りが合わないなあー! #カップ麺 #タイ #日清食品 pic.twitter.com/BhgKOKhSqY
— 越中魚や店長改め令和や店長(れいわや てんちょう) (@ettyuuoyatentyo) June 22, 2016
カップヌードルのエスニックシリーズ第1弾として登場したのがトムヤンクンです。レモングラスやライムリーフなどを使用し、酸味のある爽やかなスープに仕上げています。酸味だけではなく魚介の旨味を程よく感じ、エスニックな風味を楽しめるでしょう。具はマッシュルームや香ばしい味付けエビが入っています。
酸っぱ辛いスープが好きな方には、もってこいのカップヌードルです。カロリーは346kcalでスタンダードなカップヌードルの平均的なカロリーとなっています。
第2弾「シンガポール風ラクサ」の味の特徴
市場に飽和間のコンビニで購入した本日のランチ。
— 小林貴明 (@takaaki_hanaya) July 25, 2018
シンガポール風ラクサ cupnoodle pic.twitter.com/kXZPbnC8uO
スパイスの辛さとココナッツミルクの甘さが絶妙にマッチした味わい深いスープが特徴です。再販された新しいバージョンにはパクチーの風味が加わって、より爽やかにすっきりとした仕上がりになっています。麺はカップヌードル定番の細めの平麵で、少しとろみのあるスープによく絡んで最高です。
具には油揚げが入っており、油揚げにスープがよく染み込んで噛むと甘みと旨みが口の中に広がります。シンガポール風ラクサのカロリーは372kcalで、スタンダードのカップヌードルと比較すると少し高いくらいです。日清シンガポールの協力を得て、より本場に近いラクサの味を再現しているのでぜひ試してみて下さい。
ココナッツミルクの甘さとスパイスの辛味が重なり合うスープはそのままに、パクチーの色味、香りアップでより本格的になりました。
値段と購入方法
ラクサなるものを初めて食べた
— あつ (@atsu4dashi) February 9, 2020
夜中だけど...
奥の方にトムカーガイの感じがする pic.twitter.com/7V0s7iwELu
販売店によって値段は多少異なりますが、日清食品のカップヌードルのトムヤンクンあるいはシンガポール風ラクサは、どちらとも200円以下で購入することができます。最寄りのお店で販売されていない場合は、楽天やamazonなどの通販で購入することも可能です。気に入ったら通販でまとめ買いをしておくのもおすすめです!
ラクサを家庭で作る簡単レシピ
ラクサを家庭で作ることができたら、辛さを調節したりお好みの具材を入れたりしてアレンジできます。ラクサを食べたくなったら、すぐにできる簡単おすすめレシピを紹介しましょう。
酸味と甘みのバランスが絶妙の「ラクサヌードル」レシピ
(材料)
- 鶏もも肉 150g
- 海老 4尾
- 生揚げ 1枚
- にんにく 1片
- 玉葱 1/2個
- もやし 一掴み
- オリーブオイル 小匙2
- お酒 大匙2
- 水 100cc
- トマトジュース 200cc
- ココナッツミルク 200cc
- レモングラス 3本
- パクチー お好み量
- ナンプラー 大匙2
- ライスヌードル 180g
- ライム
(作り方)
- 鶏もも肉は一口大にカットして、海老は殻を剥いて背ワタを取り除いておきます。
- 鍋にオリーブオイルとにんにくを入れてじっくり弱火で熱し、にんにくの香りが出てきたら鶏もも肉とスライスした玉葱を加えて炒めます。
- 2にお酒・水・トマトジュース・レモングラスを入れて、混ぜながら煮込んでいきます。
- 生揚げを食べやすい大きさにカットして鍋に加え、蓋をして少し煮込みます。
- 4にココナッツオイル・海老・ナンプラーを加えて、塩で味を調整します。
- ライスヌードルを沸騰したお湯の中に入れて、パッケージに表示されている指定時間通り茹でます。
- 6が茹で上がったらザルに上げて冷水でしめます。
- 器に麺を入れて5のスープを加え、仕上げに茹でもやしとカットしたパクチーを盛り、上からライムを絞りかけたら完成です。
海老と鶏肉の出汁が効いてココナッツミルクの甘みが加わり、最後まで飲み干せるほど美味しいスープに仕上がります。麺はうどんやソーメンや中華麵に替えても良く合うので、いろいろアレンジして楽しみましょう!
海老のダシがきいた濃厚カレー麺「ラクサ」レシピ
(材料)
- 中華麵 3人前
- ココナッツミルク 400ml
- 水 500cc
- ラクサカレーペースト 100g
- 赤玉葱 1/2個
- 干し海老 5g
- 塩 小匙1
- サラダ油 小匙1
- 海老 9尾
- 厚揚げ 1枚
- 茹で卵 1個
- ライム 1個
(作り方)
- 大き目の鍋にサラダ油を入れて熱し、みじん切りにした赤玉葱と水で戻した干し海老を加えて炒めます。
- ラクサカレーペーストを入れて香りが立つまで弱火で炒めます。
- 2にココナッツミルクと水を入れて約10分弱火で煮て塩で味を調えます。
- 海老・厚揚げ・中華麺を茹でておきます。
- 器に中華麵を入れてスープを加え、トッピングの海老・厚揚げ・茹で卵をのせて仕上げに上からライムを絞りかけたら完成です。
市販のラクサカレーペーストを使用するので簡単に作ることができます。辛いのが好きな方は、唐辛子や鷹の爪を加えても良いでしょう。
ラクサを食べたことがない人はカップヌードルでお試し!
本日の昼食。シンガポール風ラクサ。こういう麺があることを初めて知った。日清がこういう味にしているならば,ラクサとはこういうものなのだろう。 pic.twitter.com/k8WnveeFVy
— 舩山久夫 (@hisao_funayama) August 15, 2016
ラクサはどんな味がするのか特徴や種類について解説してきました。好みにもよりますが、スパイス系の味が好きな方にはとても美味しい料理です。まだラクサを食べたことがない方は、本格的なラクサを食べる前にカップヌードルで試してみるのも良いでしょう!