焼きカレーの簡単・人気レシピ！フライパン・トースター・スキレットでも！

お手軽で美味しい焼きカレーの人気レシピを紹介します。フライパンやスキレット、トースターなどなど、一般的な家庭にあるモノだけで、簡単に焼きカレーを作ることが可能です。本記事では極上焼きカレーを手間いらずで作れるお手軽レシピだけをPICKUP！この機会に焼きカレーの極意をマスターしましょう！

焼きカレーが誕生したのは昭和30年代頃でした。かつて福岡県北九州市門司港の栄町銀天街にあった「山田屋」という和食店が、土鍋にカレーを注いでグラタンドリア風にオーブンで焼いた物がはじまりでした。試しに作ったこの料理があまりにも美味しかった為、メニューとして出したところ、あっという間に大評判となったのだそうです。

元々門司港という町は洋食文化の盛んな町で、こうしたハイカラなメニューを客側も受け入れるだけの度量があったのです。そうした環境が整っていたからこそ、焼きカレーがここ門司港から生まれたのかも知れません。

その後焼きカレーは山田屋の名物料理として瞬く間に人気商品となり、それはいつしか門司港全体に広まっていきました。そして結果的に焼きカレーは、門司港を代表する名物料理となったのです。

門司港で提供されている「焼きカレー」については、これといって特に決められた定義はありません。しかしながら「ごはんの上にカレーをかけ、チーズと玉子をのせてオーブンで焼く」というカレーが、一応形として門司港の焼きカレーの基本形と言われています。

ただ、こちらもお店によって玉子がのっていないものも存在します。よって、少なくともチーズが掛かっていることと、焼かれていることをクリアすれば、門司港の焼きカレーとして認められると考えて良さそうです。

当時の門司港焼きカレーを再現したレシピがこちらです。当時のレシピを忠実に再現したものかどうかは分かりませんが、ローズマリーがほのかなアクセントを与えている辺りは、非常に考えられたレシピであると言えるでしょう。これが昭和30年代に提供されていたのだとしたら、確かに人気を集めない筈がありません。

• ご飯…お好みの量
• カレー…お好みの量
• 卵…1個
• ミックスチーズ…満遍なく覆う程度

1. グラタン皿or耐熱皿にご飯を入れる。
2. カレーを掛ける。
3. 真ん中にくぼみを作って卵を落とす。
4. 上から満遍なくミックスチーズを振りかける。
5. トースターもしくはグリルで10分程焼き上げる。
6. チーズにこんがりと焦げ目が付いたら出来上がり。

ご飯の上にカレーとチーズと卵を乗せて、ただ焼き上げるだけという超絶簡単レシピです。にも関わらず、しっかりと焼きカレーの味を醸し出します。物臭な方にもおすすめなレシピと言えるでしょう。

• ご飯…好きな分量
• キーマカレー…好きな分量 
• 卵…1個
• とろけるチーズ…適量
• パン粉…少々

1. スキレットにオリーブオイルを塗り、ご飯→キーマカレーの順に乗せる。
2. 真ん中にくぼみを作って卵を入れ、チーズとパン粉を乗せる。
3. トースターもしくはグリルで10分程焼き上げる。
4. 表面にこんがりと焼き目が付いていたら出来上がり。

こちらのレシピも先程のレシピと内容的にはほぼ変わりません。トースターに入れて、ただ焼き上げるだけでの非常にシンプルなレシピです。しかしながら、スキレットとキーマカレーだけでも完成時の味やイメージがガラリと変わります。また、パン粉を加えていることも、食感や見た目に良いインパクトを与えているのかも知れません。

キーマカレーを自宅で作る際には、最終的にこの焼きカレーを作ることを想定して、予め少し多めに作っておくと良いでしょう。そうすることでいつものカレーを5割増しで愉しむことができます。

• ご飯…お好きな分量
• カレー…お好きな分量
• オリーブオイル…適量
• とろけるチーズ…適量

1. フライパンにオリーブオイルを入れ、全体に馴染むように回す。
2. ご飯→カレーとろけるチーズの順番に重ねていく。
3. フライパンに蓋をして中火で10分焼き上げる
4. チーズがとろけていい塩梅になったら出来上がり。

耐熱皿やオーブンすら使わない究極の簡単焼きカレーです。フライパンに材料を重ね、ただ焼き上げるという料理にも関わらず、出来上がりはしっかり焼きカレーらしい味わいに仕上がります。

ただし、焦げ付きやすいフライパンを使用してしまうと、仕上がりが残念なことになりかねません。なので、フライパンにたっぷりと油を引くか、もしくは焦げ付かないフライパンを使用してください。便利な半面、フライパンならではの落とし穴があることは覚えておきましょう。

• ご飯…適量
• カレー…適量
• ミックスチーズ…適量
• 卵…1個
• バジル…適量
• ブラックペッパー…適量
• パセリ…適量
• 粉チーズ…適量
• マヨネーズ…適量

1. グラタン皿or耐熱皿にマヨネーズを塗る。
2. ご飯を皿に隙間なく敷き詰める。
3. カレーをご飯の上に掛ける。
4. ミックスチーズをたっぷりと乗せる。
5. バジル、パセリ、ブラックペッパーを振りかける。
6. グリルで2分程焼く。
7. チーズが溶けたら真ん中にくぼみを作り卵を落とす。
8. 半熟になるまでカレーを再度焼き上げる。
9. 粉チーズを振りかけたら出来上がり。

こちらもこれまで紹介した焼きカレーのレシピとそれほど大きな違いはありません。しかし、バジルやブラックペッパーを振りかけることで一層風味が増し、マヨネーズを塗ることでコクが深まるなど、たったこれだけでも味に大きな変化が現れます。自宅で焼きカレーを作る際には、こうしたひと手間を取り入れてみましょう。

• レトルトのビーフカレー…1袋
• ソーセージ…2本
• カマンベールチーズ…約50g 
• ご飯…200g 
• 乾燥パセリ…お好みで

1. ソーセージを斜め切りにしていく。
2. カマンベールチーズを横半分にカットする。
3. ご飯をスキレットなどの耐熱皿に山型に盛り付ける。
4. レトルトカレーを耐熱皿の中に投入する。
5. 周りにソーセージを飾り付ける。
6. 切ったカマンベールを真ん中に乗せる。
7. オーブントースターで8分間焼き上げる。
8. 焼き上がったらカマンベールを4分割して見た目を整える。
9. 仕上げにパセリを適量振りかけて出来上がり。

カマンベールチーズの存在感により、高級焼きカレーのような印象すら与えるレシピです。作り方は超が付くほど簡単なので、初めての焼きカレー作りにもおすすめです。チーズが好きな方だと半分と言わず丸々一個使いたくなるところですが、そうするとあまりにもカマンベールが主張してしまうのでNGとのことです。

• ごはん…300g
• レトルトカレー…2パック
• ウィンナー…6本
• 有塩バター（常温）…20g【A】
• コーン缶…1缶（80g程度）【A】
• マヨネーズ…小さじ2【A】
• ミックスチーズ…80g
• パセリ（刻んだもの）…適量

1. ウィンナーを4等分の斜め切りにする。
2. 温かいごはんに【A】を加えて混ぜ合わせる。
3. 耐熱容器にごはんと温めたカレー、チーズ、ウィンナーを順に乗せる。
4. オーブントースターを予熱し、温まったら5分程度焼きあげる。
5. 表面にこんがりと焼き目付いたら取り出して、パセリを振って出来上がり。

こちらはドリア風に仕上げる焼きカレーのレシピです。手順はこれまでのレシピと然程変わりませんが、バターやコーンなどを混ぜ合わせることによって、ガラリと印象が変わります。見た目も美しい上に可愛らしく仕上がるので、子供や女性にも人気がありそうなレシピです。

• 木綿豆腐…1/2丁
• 豚ひき肉…50g
• 玉ねぎ…1/4個
• にんにく…小さじ1/4
• しょうが…小さじ1/4
• 甜麺醤…小さじ1
• カレー粉…小さじ1/2
• 鶏がらスープ…100ml
• 片栗粉…小さじ1/2
• 水…小さじ1
• ごま油…大さじ1/2
• 糸唐辛子…適量

1. 豆腐を2重のキッチンペーパーで包み、電子レンジで4分水切りする（600W）
2. ごま油を入れて熱したスキレットに豆腐を投入し、焼き目がつくまで焼きあげる。
3. 片面に焼き色が着いたら豆腐をひっくり返す。
4. しょうが、にんにく、甜麺醤、カレー粉を加え、香りが立つまで弱火で熱する。 
5. 香りが立ってきたら中火で玉ねぎを炒め、透明になったらひき肉を加えて更に炒める。
6. 鶏がらスープを加え、豆腐に煮汁をかけながらひと煮立ちさせる。
7. 水溶き片栗粉を加えてとろみをつけ、最後に糸唐辛子を飾って出来上がり。

何とこちらは焼きカレーと麻婆豆腐をMIXしたオリジナルレシピです。麻婆の辛さが焼きカレーと相まって、後を引く美味さとなります。変わり種の焼きカレーが食べたい時におすすめです。

これまではトースターのみでOKといったレシピが大半を占めましたが、この焼きカレーに関してはそれなりに手間が掛かります。だからこそ完成時のクオリティには相当な期待が持てそうです。また、激辛料理が好きな方は、こちらにホワジャオなどを加えて見るのも良いでしょう。

• クロワッサン…2個
• レトルトドライカレー…1パック
• レトルトクリームシチュー…1パック
• ピザ用チーズ…適量
• 乾燥パセリ…お好みで
• 胡椒…お好みで

1. 横に切り開いたクロワッサンをアルミホイルで包む。
2. 片方にはドライカレーとチーズを、もう片方にはクリームシチューとチーズを乗せる。
3.  トースターで6分程焼きあげる。
4. カレー側に乾燥パセリを、クリームシチュー側に胡椒を振りかけて出来上がり。

こちらはご飯ではなくクロワッサンをベースにした焼きカレーです。しかも片方はカレーですが、もう片方はクリームシチューという驚きの仕様となっております。レトルト食材だけで作ることができるので、キャンプなどでも愉しむことができそうです。

• マカロニ…200g
• お湯 …1000ml
• 塩 …小さじ2
• ソーセージ…5本
• 玉ねぎ…1/2個
• 水…180ml【A】
• カレールー…40g【A】
• ウスターソース…大さじ1【A】
• ピザ用チーズ…60g【B】
• チェダーチーズ4枚【B】
• 有塩バター…20g
• 卵…2個

1. チェダーチーズを6等分に切りる。
2. 玉ねぎを薄切りにする。
3. ソーセージを斜め切りにする。
4. 沸騰させた鍋に塩とマカロニを入れて、茹であがったらザルに上げる。
5. 中火に熱したフライパンに有塩バターを溶かし、2と3を入れて炒める。
6. 玉ねぎがしんなりしてきたら【A】を投入し、カレールーが馴染んだら火を止める。
7. 耐熱皿に4を敷き詰め、5を掛ける。
8. 【B】を順に乗せ、オーブンでチーズが溶けるまで5分程焼きあげる。
9. 焦げ目が付いた段階で一度オーブンから取り出す。
10. 真ん中にくぼみを作り、卵を割り入れる。
11. 再度オーブンで卵が白っぽくなるまで焼きあげ、取り出したら出来上がり。

続いてはご飯の変わりにマカロニを仕様した焼きカレーグラタンです。これが意外と違和感なく、美味しく頂けるのだそうです。お米の焼きカレーに飽きたらチャレンジしてみましょう！

• ご飯…適量
• レトルトカレー…1パック
• 厚切りベーコン…100g
• ウインナー…3本
• ハンバーグ…1個
• コンビニチキン…1個
• ピザ用チーズ…好みの分量
• マヨネーズ…好みの分量
• 胡椒…適量
• 温泉玉子…1個

1. スキレットにご飯を隙間なく盛り付ける。
2. スキレットにレトルトカレーとピザ用チーズをかける。
3. 厚切りベーコンにウインナー、ハンバーグとコンビニチキンを乗せる。
4. トースターもしくはグリルorオーブントースターで10分ほど焼きあげる。
5. 焼き上がったカレーにマヨネーズをかけ、温泉卵を乗せてコショウを振りかけたら出来上がり。
    

THE男飯といった佇まいの焼きカレーレシピです。レシピ云々よりもカロリーの方が気になるところですが、とことんジャンクに攻めたい日には、こんなレシピもアリなのではないでしょうか？

焼きカレーの人気レシピを紹介しました。どれも簡単に作れるモノばかりですので、この機会にぜひともチャレンジしてみてください。自宅で美味しい焼きカレーを堪能しましょう！