小樽に来たらみかんでラーメンを食べよう！すみれ系の濃厚な味がグッド！

北海道屈指の観光スポットである小樽市は、道内有数のグルメスポットでもあります。新鮮な海の幸を使ったお寿司をはじめ、あんかけ焼きそばや半身揚げなど、この街ではさまざまなグルメを心行くまで堪能することができます。

それら名物グルメも勿論ですが、それ以上に熱い注目を集めているのがラーメンです。小樽には人気ラーメン店が数多く存在しており、道内各地から多数のラーメンファンが訪れています。その小樽のラーメン店の中でも圧倒的な人気を獲得しているのが、本記事で紹介する「みかん」です。

本記事では、小樽の人気ラーメン店「みかん」について徹底調査を行いました。みかんの魅力をはじめ、ラーメンの味や特徴、そして抑えておきたい人気メニューなどをまとめました。果たして小樽屈指の人気ラーメン店「みかん」とは、一体どの様な魅力を持つお店なのでしょうか？

まずはみかんについて簡単に紹介しておきましょう。ラーメンの味は勿論のこと、みかんには人を引きつけるさまざまな魅力ポイントがあります。ここではその「みかんが持つ魅力ポイント」についてまとめてみました。

北海道といえば旭川の正油ラーメンに函館の塩ラーメン、そして札幌の味噌ラーメンが有名ですが、その札幌味噌ラーメンを代表する存在が札幌市に本店を構える「すみれ」です。みかんの店主はこのすみれで修行した人物で、2004年の独立後にこのみかんを立ち上げました。

そうしたバックボーンを持つみかんは、いわゆる村中系の味を特徴とするラーメン店です。札幌市やその近郊にある「純すみ系」や「村中系」のラーメン店が好きな方なら、必ずやその味を気に入ることでしょう。

最近はどのラーメン店もそうした傾向にありますが、みかんの店舗は女性でも入りやすい雰囲気の外観となっています。そもそも、今の時代において「女性はラーメン店に入りにくい」という風潮自体が無くなりつつあります。女性だからといってラーメン店を敬遠する方が珍しく、店構えで店舗を選ぶ時代でもありません。

ただ、あまりにも玄人好みな佇まいのラーメン屋には、腰が引けてしまう女性も少なくありません。故にアットホームで気軽に利用できそうな店舗外観は、現代のラーメン店には必至となっています。そういった面でも、このみかんは重要なポイントをしっかりと抑えているのです。

ラーメンがワンコインで食べられた時代は何処へやらで、今やラーメン一杯で1,000円を当たり前に超える時代となりました。庶民の食事であったラーメンも、時代の流れと共に少しづつ高級化されつつあります。そんな時代の中にあって、みかんでは味噌・塩・正油ともにどれも750円で提供されております。

ラーメンを作るには、当然さまざまな材料やコストが必要となります。それらの材料やコストは年々上昇を続ける一方であり、泣く泣く仕入れコストを値段に反映させるお店も少なくありません。にも関わらず、みかんはこのクオリティのラーメンを750円で提供し続けているのです。

その美味しさ故に、みかんにはロケやプライベートで多数の有名人が訪れています。店内にはみかんを訪れた有名人やアナウンサーのサイン色紙が、ズラリと張り巡らされております。その顔ぶれは実に錚々たるものとのことですので、待ち時間を利用して「どの様な有名人が訪れているのか？」と眺めてみるのもよいでしょう。

すみれのお弟子さんが営むラーメン店ということもあり、みかんの味噌ラーメンは濃厚な味わいが特徴的な一杯となっております。ここからは、そのみかんの看板メニューである味噌ラーメンについて紹介します。

小樽随一の味噌ラーメンとの呼び声も高いみかんの味噌ラーメンですが、麺には札幌の大手製麺メーカーである小林製麺の麺を使用しております。純すみ系や村中系のラーメン店は森住製麺の麺を使用するイメージがありますが、意外にもここみかんは小林製麺の縮れ麺を使用しています。

すみれで使用されている森住製麺の中太縮れ麺と比較すると、みかんのほうが若干細めです。この麺とスープのバランスが抜群で、しっかりと麺にスープが絡みついてきます。すみれで提供されている森住製麺とはまたタイプの異なる麺ですが、みかんの味噌ラーメンにはこの麺がマッチしているといった印象です。

トッピングにはネギとメンマ、そしてチャーシューが載せられています。ラーメンの具材としてはどれも一般的な物ばかりですが、その一つ一つにはこだわりを感じることができます。少し細めに切り揃えられたメンマは味&歯応え共に抜群で、濃厚なスープとも良く合いますし、刻みネギも薬味として味に程良いアクセントを与えてくれます。

チャーシューに関してはこの後個別に紹介するので、ここでは省かせて頂きますが、チャーシューと並ぶ大人気トッピングである煮玉子も、程良く固めに煮付けられていておすすめです。こちらは100円追加でトッピングが可能ですので、みかん来店時は忘れずにオーダーしましょう！

続いてトッピングの王様であるチャーシューの紹介です。みかんの味噌ラーメンには2種類のチャーシューが使用されています。一枚はいわゆる王道系のチャーシューで、程良い大きさと厚さが特徴的です。もう一枚は角切りのトロチャーシューで、こちらは箸で掴むと崩れてしまう程のトロトロ状態に仕上げられています。

それぞれ異なる個性を持つ2枚のチャーシューを愉しむのも、みかんの味噌ラーメンに対する正しい味わい方の1つです。最近のトロチャーシューブームにより、ラーメンよりもチャーシューのインパクトが強いラーメンも存在する中で、みかんのチャーシューはしっかりと自らの立場を弁えています。このバランスの良さこそが良いラーメンの証です。

スープの味については、もはや言わずもがなでしょう。ラードを浮かべた濃厚なスープは、飲み進めれば進めるほどに美味さを感じます。深いコクと旨味を持ち合わせているため、濃厚なのに全ツユも余裕の味わいです。このスープこそが、小樽No.1ラーメンと呼ばれるみかんの源であると言っても決して過言ではありません。

みかんには看板メニューである味噌ラーメン以外にも、多数の絶品メニューが取り揃えられています。ここではそれらの商品をチェックしていきましょう！

みかんの塩ラーメンはしっかりとした味わいが特徴の一杯です。「塩ラーメンはあっさり」というイメージを持たれている方も多いですが、みかんの塩ラーメンは濃厚な味わいとコクが愉しめます。

みかんの正油ラーメンは、村中系のラーメンにしては甘めの味付けが施された一杯です。見た目からするとかなり味が濃いようなイメージを受けますが、実際は非常にマイルドな味わいとなっております。小樽広しと言えど、これほどの正油ラーメンを食べられるお店はまず無いでしょう。

見るからに懐かしい感じがするみかんの昔ラーメン。昔ながらの中華蕎麦をコンセプトに、現代風のブラッシュアップを加えた一杯となっております。同じ醬油ベースでも、通常の正油ラーメンとは全く異なる味わいです。

みかんのチャーハンは数量限定商品です。お値段は750円とメインのラーメンと変わりませんが、その価値が充分にあるチャーハンに仕上げられています。残念ながら半チャーハンはできない様なので、腹パン覚悟でオーダーしましょう！

最後はみかんの店舗情報です。小樽訪問時に滞りなくみかんを訪問することができる様に、予め必要な情報をチェックしておきましょう。

みかんの営業時間は11:00～18:00まで、水曜日は11:00～15:00までと、かなり短めの営業時間になります。小樽観光の予定を組む際には、予めどの時間のどのタイミングで訪問するかを決めておいた方がよいでしょう。因みに木曜日が定休日ですので、くれぐれも間違えて訪れないようにしてください。

みかんは小樽市新富町にある南樽市場の直ぐ横にあります。駅からタクシーでも直ぐですが、バスで行く場合は朝里川温泉行きに乗車後、奥沢口で下車。そこから1分程歩いた場所にあります。

札幌方面から高速で訪れる場合は、札樽道小樽IC出口を小樽方面の国道5号に向かって進みます。その後若竹交差点を左折して国道5号に入り、その先を右折すれば目的地に到着です。

駐車場は隣りにある南樽市場の駐車場が利用可能ですので、こちらに駐車してください。敷地も大きいので、ぶつける心配もありません。

小樽屈指の人気ラーメン店「みかん」に関する情報をまとめてみました。純すみ系の濃厚味噌ラーメンを堪能できるみかんは、小樽を訪れた際に必ず食べておきたい名店です。機会があれば一度小樽まで脚を伸ばしてみるとよいでしょう。