痩せる順番はどの部位から?ダイエットで効率よく脂肪を落とす方法!

ダイエットで痩せる順番を、体の部位ごとに解説します。痩せる順番を考慮して、大人になって痩せにくくなった背中や顔などを効率よくスリムにしていきましょう!内臓脂肪に効くジョギングや、皮下脂肪が落ち始める期間なども紹介します。

痩せる順番はどの部位から?ダイエットで効率よく脂肪を落とす方法!のイメージ

目次

  1. 1痩せる順番はある?
  2. 2痩せる順番がある理由
  3. 3痩せる順番(部位)
  4. 4痩せる順番(脂肪編)
  5. 5痩せる順番で効率よく脂肪を落とすポイント
  6. 6痩せる順番を元に部分的にスッキリする方法
  7. 7痩せる順番を元に全体的にスッキリする方法
  8. 8痩せる順番を知ってダイエットを成功させよう

痩せる順番はある?

「大人になって代謝が落ちてきた」「ジョギングや筋トレしても痩せたい部分がなかなか痩せない」など、ダイエットの悩みは人それぞれです。顔・お腹・腕・足など痩せたい場所も人それぞれですが、体の部位には痩せる順番がある事を知っていますか?

ダイエットに失敗しがちな方は、体の痩せる順番を理解していないことが原因かもしれません。ダイエットをしてもうまく痩せない方は、正しい知識を知って痩せる順番を活かしたダイエットをしていきましょう。詳しい痩せる順番やダイエット・トレーニング方法を解説します。

痩せる順番がある理由

人それぞれ太り方や体質が違うのに、なぜ痩せる順番はほとんどの人が同じなのでしょうか?人間の体の性質と、痩せる順番の関係についてまとめました。

脂肪のつき方と関係がある

体についている脂肪は①肝臓に脂肪が溜まってしまう肝臓脂肪②内臓の周りに脂肪が溜まる内臓脂肪③スタイルに大きく影響が出る皮下脂肪と、大きく分けて3種類があります。見た目重視のダイエットで一番落としたい皮下脂肪ですが、皮下脂肪の痩せる順番は3種類の脂肪の中で一番最後です。

まずは内部脂肪から順に痩せていくため、スタイルに具体的な変化が現れるまでには長期間のダイエットが必要です。内臓脂肪が気になる方は、生活改善ですぐに内臓脂肪の数値が良くなる可能性もあります。

男性と女性の脂肪のつき方の違い

体の構造が違うため、性別の違いでも脂肪の付き方などが違ってきます。妊娠・出産の機能が備わっている女性は皮下脂肪がつきやすく、お腹周りやヒップなど子宮に近い場所の脂肪がつきやすいです。

一方男性は効率よくエネルギーに変換されやすいように、比較的痩せる順番が早い内臓脂肪がつきやすい傾向にあります。古代から男性は狩りなどの力仕事を主にやってきたため、よりエネルギーに変換されやすい内臓脂肪を多く蓄えると言われています。
 

肝臓に遠い場所から順番に痩せる

人間の体には命を守る機能が備わっており、生命維持に重要な臓器を守るように作られています。その中でも肝臓は体の代謝や解毒をしてくれる大変重要な臓器であり、その周りには脂肪がつきやすくなっています。

生命の危機が少ない場所から痩せていくため、自ずと肝臓から遠い場所から痩せていきます。よって肝臓に近いお腹周りやヒップなどが痩せるのは順番的に最後となるわけです。ただし、肝臓から遠い場所である顔も、脳を守るために脂肪がつきやすく痩せる順番も遅いです。

痩せる順番(部位)

痩せる順番の仕組みを理解したところで、実際にどこから順番に痩せていくのかを知っていきましょう。こちらで紹介する痩せる順番は、逆にすると太る順番になります。その点も参考に見ていきましょう。

痩せる順番①手首・足首

きゅっとしまっているイメージが強い手首・足首が最も早く痩せる順番の部位です。それと同時に最も太りにくい体の部位でもあるため、よほど脂肪が増えない限り手首・足首に脂肪がつきすぎることもありません。

もし脂肪がついてしまっても、少しの運動と生活改善で比較的簡単に脂肪を落とすことができます。ダイエット初期で体の変化があまり見られず不安になるときは、痩せる順番の早い手首・足首が痩せているかをまず確認して自信をつけましょう。

痩せる順番②腕

痩せにくいイメージが強い腕は、実は比較的痩せる順番が早い部位です。ですが心臓の近くにある二の腕は、痩せる順番がまだまだ後です。内臓から遠い下腕は手首・足首などと同じく、少しのダイエットで効果が出やすいです。

顔・肩・足などと同じく、下腕が痩せると全体的にほっそりした印象になります。雑巾絞りのような運動で、前腕伸筋群を鍛えると綺麗な下腕痩せができます。

痩せる順番③ふくらはぎ

筋肉が多いふくらはぎも、痩せる順番が早いため効果が目に見えてわかりやすい体の部位です。ジョギングやマラソンなど運動をする方は筋肉太りが気になりがちな部位ですが、マッサージをするとすぐ痩せていく可能性が高いです。

大人になってからあまり運動をしなくなった方は、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動がふくらはぎ痩せに効果があります。ジョギングで付いた筋肉は、お風呂上りなどにマッサージをして太くならないようにケアしていきましょう。

洋服を着ていても見えやすいふくらはぎがほっそりしていると、全体的にほっそりした印象を持たれやすいです。ダイエット中で少しでも細く見られたい時は、ふくらはぎが見える洋服で出かけてみるのがおすすめです。

痩せる順番④肩

脂肪がつくとがっちりした印象になってしまう肩は、痩せる順番としてはダイエットの中盤です。肩に痩せる順番がきたら、順調にダイエットが進行している証拠です。ダイエット期間が長くなってくじけそうな時も、肩周りのシルエットを確認して自信をつけてください。

肩痩せするには背中や肩甲骨を意識したエクササイズを取り入れると、より効率よく痩せていきます。ドレスを着るなど大人になってから肩を見せる機会が増えた方も、エクササイズを取り入れて背中から肩までほっそりした印象にしていきましょう。

肩回りは老廃物も溜まりやすい場所のためリンパマッサージなども行うと、より早く効果がでやすいです。肩こりが気になる方は肩こり解消になり、一石二鳥です。

痩せる順番⑤上腕

露出が増える夏に特に気になる上腕(二の腕)は、痩せる順番としてはダイエットの後半戦に入ってくるあたりです。肩痩せのエクササイズを行っている方は肩が痩せると同時に、二の腕も通常の痩せる順番より早く痩せ始めることもあります。

リンパマッサージなども効果的で、肩・肩甲骨や背中のエクササイズも合わせて行うと二の腕痩せに効果を発揮します。腕立てや肩甲骨回しなどが人気のエクササイズで、実際に効果があったという口コミも多いです。

二の腕も顔・肩・足などと共に、細くなることで体全体が痩せて見える部位です。二の腕を露出する服も、自信をもって着られるようにダイエットの後半戦も頑張っていきましょう。

痩せる順番⑥太もも

皮下脂肪が多い太ももは、女性が特に気になるダイエットポイントです。痩せる順番は後半の方で、太もも痩せをしたいのになかなか痩せないとイライラしてしまう方も多いです。ですが、太もも痩せが始まったら、ダイエットも後半戦で理想のスタイルはすぐそこまで来ています。

太もも周りの筋肉は大きな筋肉で、鍛えると代謝が上がり太りにくい体になります。スクワットなどを行う習慣をつけると、体型維持に効果的です。また座る時に足を開かないようにするだけで内ももが引き締まってきたという口コミもあります。毎日の生活から意識すると、より効果的です。

痩せる順番⑦胸・顔

生きるために大切な心臓や肺を守っている胸と、体の司令塔でもある脳を守っている顔は痩せる順番が遅い部位です。ダイエットをしたら胸から痩せたという方もいますが、お腹やヒップなどの痩せてほしい部位よりは早く痩せるためそういう印象になっている可能性があります。

顔はリンパマッサージなどでむくみをとると、かなり印象が変わるためおすすめです。ですが顔についた脂肪を落とすためには、長期間のダイエットを覚悟しておきましょう。表情筋を鍛えるエクササイズを行うと、顔がほっそりするだけでなく表情も明るくなるためおすすめです。

顔の余分な脂肪が落ちると第一印象が変わり、お腹周りのサイズが変わっていなくても痩せた印象を与えやすくなります。日頃からよく笑って表情筋を鍛えるだけでも、顔が垢ぬけた印象になるだけでなく顔周りの筋トレになります。楽しくダイエットすることが、顔痩せの第一歩です。

痩せる順番⑧お腹

ポッコリ出たお腹の脂肪はすぐにでも落としたい箇所ですが、痩せる順番は比較的後半です。お腹周りは肝臓をはじめ、大切な臓器がたくさんある体の大切な場所です。生命維持はもちろん、女性の場合は出産の機能を守るために特に痩せにくい部位です。

男性も内臓脂肪がつきやすい部位で、子供の頃やせ型だったのに大人になってお腹がポッコリしてきたという方は要注意です。生活習慣を見直して、内臓脂肪を落としていきましょう。

お腹周りの脂肪を徹底的に落としたい方は、かなり長期間のダイエットが必要になります。運動をしていない方は、筋トレやジョギングなどの有酸素運動も行うとより効果的です。運動が苦手な方はお腹だけでなく背中も意識して、姿勢よく毎日過ごすだけでも筋トレになります。

痩せる順番⑨腰

ほっそりとしたウエストにあこがれている方は、腰回りの脂肪が気になるところです。ですが痩せる順番は体の部位で2番目に遅く、効果が出にくい箇所です。女性は骨盤の周りを覆っている脂肪のため、特に痩せにくいです。

腰周りの冷えも脂肪をため込んでしまう原因になるため、お腹や腰周りを年中冷やさないようにすると脂肪がつきにくくなります。また骨盤の歪みも腰周りが太る原因になり、腰周りの運動や骨盤矯正を行うことで痩せる順番が早くなる可能性もあります。

痩せる順番⑩お尻

最後に痩せる順番が回ってくるのが、女性が気になるお尻です。女性は特に生殖機能が備わっている箇所でもあるため、脂肪を蓄えやすい箇所です。ですがお尻の筋肉は大きく、鍛えると体全体の代謝も上がり太りにくくなるためお尻の筋トレを定期的に行うのがおすすめです。

痩せる順番とは逆に、真っ先に太ってくるのもお尻です。お尻が大きくなったと感じた時にすぐダイエットを始めると、長期間のダイエットにならずにすむ可能性もあります。今まで着ていたジーンズなどがきつく感じたときは、早期のダイエットを始めてみるのがおすすめです。

痩せる順番(脂肪編)

体の部位だけでなく、脂肪種類でも痩せる順番が変わってきます。痩せる順番が早い脂肪の種類から紹介していきます。

肝臓脂肪

健康診断で脂肪肝と診断された方は、肝臓に溜まる肝臓脂肪が増加しているというサインです。そのままほおっておくと肝臓の機能が低下し、大きな病気に繋がりかねません。

肝臓は腸の消化液になる胆汁を作り出し、腸から吸収される栄養をエネルギーになる材料に作り替える役割をしています。新陳代謝に大きくかかわる臓器というだけでなく、体に有害な物質を解毒してくれる働きもするため肝臓機能が衰えると大変危険です。

肝臓脂肪が溜まる一番の原因は、暴飲暴食です。特にアルコールや脂質の摂り過ぎは脂肪が溜まりやすく、長期間同じ食生活を続けると肝硬変などを発症する可能性があります。

3食バランスよく食べて腹八分目で、適度な運動を続けると痩せる順番が早い肝臓脂肪は簡単に落ちます。大人になってから生活が乱れがちな方は習慣を見直して、健康な体を維持しましょう。

内臓脂肪

よく脂肪のことを銀行の預金に例えて、内臓脂肪は「普通預金」、皮下脂肪は「定期預金」なんて言うことがあります。これは、内臓脂肪は脂肪(お金)の出し入れが容易で、皮下脂肪は脂肪(お金)の出し入れが難しいという意味の例えです。

大人になるとお腹周りの脂肪が溜まりやすくなる原因は、内臓脂肪が溜まりやすくなるからです。内臓脂肪はその名の通り、内臓の周りにつく脂肪のことで主にお腹周りにつくとこが多いです。内臓脂肪は男性の方がつきやすく、大人になってからお腹周りが太くなった方は要注意です。

内臓脂肪が溜まると、血圧を一定に保つことができず血圧が高くなったり血糖値が高くなる可能性があります。その結果血管に負担がかかり、お腹周りの内臓だけでなく心臓や脳など生きていくために必要不可欠な臓器にも悪影響を及ぼします。

痩せる順番は肝臓脂肪の次に落ちやすいのですが、長期間内臓脂肪をほおっておくとますます太りやすくなります。その結果内臓脂肪はもちろん、痩せる順番が遅い皮下脂肪もますます落ちにくくなります。規則正しい生活とジョギングなどの有酸素運動で内臓脂肪を燃やす努力をしましょう。

皮下脂肪

脂肪の中で一番最後に痩せる順番がくるのが、皮下脂肪です。男性より女性の方が皮下脂肪が溜まりやすく、内臓脂肪と違って短期間で落ちません。長期間のダイエットで、筋力をつけながら落としていくことが大事です。

内臓脂肪が落ちても体重は減りますが、見た目の変化はさほどありません。ですが皮下脂肪が落ち始めると、見た目もすっきりして理想のスタイルに近づくことができます。食事制限と共に筋トレを行うことで、代謝が上がり皮下脂肪も落ちやすくなります。

大人になって皮下脂肪がつきやすくなった方は、適度な筋トレを取り入れるようにしましょう。痩せたい箇所の筋肉を集中的に鍛えて、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動で皮下脂肪を落としていくと綺麗に痩せることができます。

痩せる順番で効率よく脂肪を落とすポイント

体の部位・脂肪の種類で痩せる順番が決まってくることが理解できたところで、実際にどのようなダイエットをするとよいのかを紹介します。長い期間続けられる無理のないダイエットを心がけましょう。

根気よく毎日継続する

綺麗に痩せるためには、一度決めたダイエット方法をある程度の期間続けていくことが大切です。短期間で結果が出ないからといって今まで続けていたダイエット方法をやめてしまうと、せっかく効果が出始めたダイエット方法でも無駄になってしまいます。

本当に正しいダイエット方法を行っているなら、体重や体型は緩やかではありますが必ず変わってきます。1週間で何キロ痩せる!や1日断食して痩せる!などのダイエット方法では、一時的には痩せますが、すぐにリバウンドしてしまう可能性が高いです。

長期間毎日無理なく続けられる方法で、根気強くダイエットを行っていきましょう。急がば回れの精神で、自分に合うダイエット方法を見つけてください。

1日の摂取カロリーを守る

内臓脂肪や肝臓脂肪を減らすためには、摂取カロリーに気を付けることが大切です。毎日の食事を記録するなど、無理のないカロリー管理をすると食生活の見直しもできておすすめです。大人になってから外食が増えた方などは、暴飲暴食に注意してください。

ですが摂取カロリーを生きるために必要な基礎代謝より少なくしてしまうと、逆に痩せにくくなったり長期間同じ食生活をしていると命の危険もあります。自分の基礎代謝と平均消費カロリーを把握して、摂取カロリーを程よく抑えていきましょう。

筋トレ・有酸素運動を行う

食事制限だけのダイエットでは、内臓脂肪は落とせても体脂肪率が変わりません。その結果食事制限をやめてしまった途端にリバウンドしてしまうという方も少なくありません。食事制限と同時に筋トレや有酸素運動を行い体脂肪率を下げていくと、体の代謝が上がりリバウンドしにくくなります。

よくジョギングなどの有酸素運動のみ行うダイエットをする方もいますが、有酸素運動だけでは脂肪は落とせても筋肉を新しく作り上げるには長期間かかってしまうためおすすめできません。

大人になってから運動をしなくなった方は、特に筋力が衰えている可能性もあるため根気強く筋肉をつけていく必要があります。ジョギングなどの有酸素運動と共に筋トレを取り入れることで、脂肪を落とすと同時に筋肉がつき引き締まった体により早く近づきます。

マッサージを行う

体重はさほど変わらないのに太った?といわれる方や立ち仕事で足が太くなった方などは、食べ過ぎや飲みすぎ以外にも体のむくみが太る原因になっている場合もあります。

むくみは体に余分な水分が溜まることで起こり、見た目にも違いが出てくるため太った印象になりがちです。特に顔・足・腕などに溜まりやすく、リンパの流れる鎖骨やわきの下に老廃物を流してあげると顔などのむくみがとれてほっそりした印象になります。

冷え性の方や立ち仕事の方はもちろん、長時間エアコンに当たっている方や冷たい飲み物をよく飲む方などもむくみやすくなっています。

運動などで汗をかくことで解消されることが多いですが、毎日のむくみを定期的にとるためには顔・足・腕・お腹などをリンパマッサージして余分な老廃物を排出させてあげるとより効果的です。

通勤の時に一駅歩く

運動をダイエットに取り入れたいけど時間もないしジョギングはハードルが高いという方は、毎日の通勤時間を工夫することがおすすめです。会社の最寄り駅の一つ手前で降り、一駅分ウォーキングをしてみるだけで運動をあまりしない方にはかなり効果が出ます。

10~15分ほどの有酸素運動でも十分脂肪燃焼効果が期待されるため、無理のない範囲で続けることができます。歩き始める前に軽くストレッチをして筋肉をほぐし、お腹と背中を意識して姿勢よく大股気味で歩くと効果が上がります。

万歩計機能が付いたスマホゲームなどを使うと、楽しくウォーキングができます。大人になってからあまり歩かなくなった方はスマホゲームのスポット巡りも兼ねて、お手軽通勤ダイエットをしてみませんか?

買い物は徒歩か自転車で

短い距離でも車移動してしまう方は、短距離の車移動を有酸素運動の時間にしてみると毎日無理なく運動ができます。

大人になりマイカーを持ってしまうと、自然と運動量も減り太りやすくなってしまいます。体力も落ちてくるため、生活習慣病なども発症しやすくなります。

近場の買い物などは徒歩や自転車で、大きなショッピングセンターなどはわざと売り場とは遠い駐車場に停めてショッピングセンター内を歩いてみるのもおすすめです。万歩計機能が付いたスマホゲームを使うと、家族で楽しく有酸素運動もできて一石二鳥です。

無理な計画を立てない

〇日で何キロ痩せたいから、断食をする!など短期間で効果を出すダイエットに期待する方も多いですが、自己流の断食や○○だけ食べるダイエットなどは健康被害がある可能性も高くおすすめできません。

正しい知識を持たずに無理なダイエットをしてしまうと、短期間でも肌は潤いをなくしてシミ・しわの原因にもなります。

成長期に行うと栄養不足で生理痛がひどくなったり胸や身長の成長が止まってしまうなど、大人になってから後悔をする可能性が高くなってしまいます。

40代以降の短期間ダイエットは特に危険で、筋肉量が少ないため体が骨からも栄養を摂ろうとして骨粗しょう症の原因にもなってしまいます。無理な計画のダイエットはほんの数日の優越感のために、その先の体を犠牲にすることになりかねません。

どうしても短期間で痩せた印象にしたい方は、小顔効果のあるリンパマッサージや足首やふくらはぎのマッサージを行うとむくみがとれてほっそりした印象になりやすいです。姿勢が悪い方は背中の筋肉を意識して姿勢を正すだけで、いつもより痩せた印象になる可能性もあります。

焦らない

順調に健康的なダイエットを続けている方でも、体重が落ちなくなる停滞期は訪れます。そんな時に無理に体重を落とそうとして、食事制限を過激にしたり運動を無理に増やしても逆にリバウンドの原因にもなってしまいます。

摂取カロリーに気を付けて、適度な運動を続けていれば停滞期も過ぎてすぐにまた体重が落ち始めます。焦らずに自分が信じたダイエット方法を続けていきましょう。

今回紹介した痩せる順番を参考にしてダイエットの体のサイズと比較し、今ダイエットがどの段階かを把握するのもおすすめです。

停滞期は体が飢餓状態になって、省エネモードになるため起こる現象です。その時期に1日だけ思いっきり好きなものを食べるチートデイを設けてあげると、ストレス発散にもなり体の飢餓状態が解除される可能性もあります。上手に取り入れて、長期間のダイエットを乗り切りましょう。

痩せる順番を元に部分的にスッキリする方法

痩せる順番はあるけれど、なるべく早く痩せたい部分だけ効果を出したい!という方に、部分痩せに効果的な方法を動画で紹介します。

お腹

内臓脂肪もたまりやすいお腹や女性も脂肪がつきやすい腰回りなどは、痩せる順番が後半の方です。お腹を回す簡単なエクササイズで、お腹の痩せる順番が早くなることもあります。
 

  1. 肩幅に足を開いて、姿勢をまっすぐ立ちます
  2. 腰だけを動かして、お尻を左斜め後ろ→左斜め前→右斜め後ろ→右斜め前の順番に回していきます。お尻でゆっくり8の字を描くような意識で行ってください。
  3. 2の運動を、ゆっくりした動きで30回行います。腕を頭の後ろに組んで、背中や肩甲骨を意識して姿勢よくするとより効果的です。腕を横に広げて肩や背中・二の腕を意識しながら行うのもおすすめです。

二の腕

下腕は痩せる順番が早いですが、露出が増える時期に気になる二の腕は痩せる順番が中盤の方です。リンパマッサージや、背中や肩甲骨から意識するエクササイズを取り入れるとほっそりした印象になります。
 

  1. 運動をする前にわきの下・鎖骨・肩回りなど、軽くリンパマッサージします。
  2. 手を背中の後ろに伸ばして手のひらを振り、背中でバイバイするように動かします。肩の力を抜き二の腕を内側に絞り込むイメージで、30~40回行います。
  3. 軽くリンパマッサージをして、リンパの流れを良くします
  4. 両腕を横に広げて、両てのひらがそれぞれ逆方向を向くようにねじります。両腕を雑巾絞りしているイメージで、30回行います。
  5. 軽くリンパマッサージをして、リンパの流れを良くします。
  6. 両手を肩に置き、両肘を前持ってきます。顔の前で手首→肘を合わせながら肘を上にあげ、背中の後ろにゆっくり回します。肩や背中、肩甲骨を意識しながら10回行います。
  7. リンパマッサージで使った筋肉をほぐしていきます。
  8. 2・4・6の運動を毎日1個か2個づつ無理のないペースで行うようにしましょう。どのエクササイズも肩や背中、肩甲骨を意識しながら続けてください。

太もも

最後の方に痩せる順番がやってくる太ももは、大きな筋肉がある箇所のため鍛えると代謝も上がります。内ももの鍛えにくい筋肉をワイドスクワットでトレーニングして、ほっそりした太ももを手にいれましょう。
 

  1. 肩幅よりも広めに足を広げて、つま先を45度ほどに置きます。
  2. 膝が足先と同じ方向にキープしながらゆっくりと腰をおとしていきます。上半身をまっすぐキープして、太ももやお尻の筋肉を意識して行いましょう。
  3. 腰を落とす時に息を吸い、立ち上がるときに息を吐くことを意識しながら30回行います。
  4. 頭の後ろで腕を組むと姿勢のキープもしやすく、背中や肩甲骨の筋肉も意識しやすいためおすすめです。

ふくらはぎ

比較的痩せる順番が最初の方のふくらはぎですが、立ち仕事の方はむくみが気になる箇所です。アスリートの方は筋肉太りも気になる場所でもあるため、マッサージも取り入れてほっそりとした印象のふくらはぎを目指しましょう。
 

  1. マッサージに使う、ボディオイルやクリームを用意します。お風呂上りや運動後の体が温まっている時に行うと、より効果的です。
  2. ボディオイルなどを少量手に取り、ふくらはぎ全体に塗ります。
  3. ふくらはぎの内側にある固い骨の部分の下を、下から上へギュっギュッと揉みほぐします。
  4. こぶしを作って第一関節と第二関節の間を、先ほどマッサージした箇所に下から上にぐりぐり押していきます。
  5. 両手でふくらはぎを包み込むように持ち、ふくらはぎの裏側を押すように下から上へ揉んでいきます。
  6. ふくらはぎの筋肉が張っている部分を、45秒間揉んでいきます。
  7. ふくらはぎの表面についている脂肪を、45秒間揉んでいきます。
  8. ひざ裏のへこんでいる部分をギュッと抑えて離し、リンパの流れを良くします。

お尻

ダイエット最後の締めくくり、痩せる順番が最後にやってくるのがお尻です。痩せる順番が後半の太ももと同じくお尻にも大きな筋肉があるため、ヒップアップ筋トレを行うことで体全体の代謝が上がります。大人になってから、筋肉の衰えを感じる方にもおすすめです。
 

  1. 四つん這いになり、お尻の筋肉を意識しながら片足を高く上げます。背中が曲がった状態だと腰を痛める原因にもなるため、腰をそらさず背中をまっすぐ保ってください。
  2. 足を上げた状態で、1分間ほど小刻みに振りながら上げます。終わったら逆の足も1・2を行います。
  3. 1と同じように背中をそらないように足を上げ、上げた足を床につかない位置でお腹に近づけます。両足ずつ15~30回ほど行います。

痩せる順番を元に全体的にスッキリする方法

部分的にではなく、全身を早くすっきりさせたいという方は内臓脂肪や皮下脂肪に効果がある運動を取り入れることがおすすめです。痩せる順番が早い内臓脂肪や痩せる順番が遅い皮下脂肪にも効果が期待されます。

ウォーキング

運動が苦手な方はジョギングなどのハードな運動ではなく、ウォーキングなどの軽い有酸素運動からダイエットに取り入れてみましょう。大人になってから歩くことが減ってしまった方はすぐに効果が出やすいです。

背中やお尻の筋肉などを意識して姿勢よくウォーキングをすると、歩く筋肉も鍛えられます。筋肉が増えることで、痩せる順番が早い内臓脂肪だけでなく皮下脂肪にも効果が出てきます。無理なく続けやすい運動で、高齢者の方のダイエットや体力・筋力付けにもおすすめです。

地図アプリと連動するスマホゲームなどを使うと、楽しみながらウォーキングができます。歩いた距離や歩数も把握できるため、消費カロリーなどもわかりやすいです。

ジョギング

早く結果が出る有酸素運動がしたい方は、ジョギングにチャレンジしてみてください。ウォーキングよりもハードで、痩せる順番が遅い皮下脂肪にも短期間で効果が出る可能性があります。

ランニングとは違い自分の好きなペースで走ることができるジョギングは、子供のころから体育で走ることが苦手だった方にもおすすめです。大人になってからジョギングを始めて、いい気分転換になっているという方も多いです。

ですがストレッチなどを怠ると、体の故障にも使がるためジョギング前後のストレッチは入念に行ってください。ジョギング初心者の方はまず家の近所の短い距離から、息が切れない程度の速度で始めてみてください。

ジョギングの記録を管理できるアプリなどを使うと、トレーニングの結果がわかりやすくおすすめです。好きな音楽をかけながら、軽快にジョギングをしてみましょう。

水泳

スポーツジムに行く機会がある方は、水泳をダイエットに取り入れてみてください。水の中は陸上よりも消費カロリーが高く、腰などに負荷もかかりにくいためおすすめです。水中での運動はリラックス効果も期待されて、ダイエット中の気分転換にも最適です。

泳ぎが苦手な方は、水中ウォーキングやアクアビクスなども楽しくトレーニングできます。泳げない方向けに、大人向けのスイミングスクールも多くあります。正しいフォームで泳ぐとより運動効果が上がるため、ある程度泳げる方も大人になってからスクールで習う方も多いです。

自転車

毎日の移動が車の方は近隣の移動を自転車に変えてみるだけでも、より早くダイエットの効果が表れやすいです。子供のころから自転車を利用している方が多く、大人になってしばらく乗っていなくても自然と乗れる方も多いため無理なく始めることができるダイエット方法です。

自転車はウォーキング・ジョギング・水泳とは違って自転車の力を借りて運動できるため、負担が少なく運動が苦手な方にこそ好評な有酸素運動です。電車通勤を自転車に変えただけで、体重が劇的に減ったという方もいます。

スポーツジムに通っている方は、エアロバイクなどを使ってみるのもおすすめです。開始時はあまり運動効果がないように感じるかもしれませんが、ある程度の時間行うとじんわり汗をかいて痩せる順番が遅い皮下脂肪にも効いてきます。

痩せる順番を知ってダイエットを成功させよう

痩せたい場所は顔・お腹・足など人によってそれぞれですが痩せる順番はどの方もほぼ同じで、把握していないとダイエットのストレスも溜まりやすくなってしまいます。痩せる順番・太りやすい順番を理解することが、ダイエットの近道です。

部分痩せの筋トレや痩せる順番が遅い皮下脂肪にも効く有酸素運動などを取り入れると、通常の痩せる順番よりも早く効果が出る可能性もあります。毎日続けられそうなものを、上手に取り入れてダイエットを成功させましょう!

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