ポン酢の賞味期限は開封後だといつまで?保存方法はどうしたらいい?

ポン酢の賞味期限について解説します。未開封だけでなく開封後や賞味期限切れしているポン酢の日持ち、手作りポン酢の賞味期限などについて詳しく紹介!また、ポン酢の保存方法や腐っているかどうかの見分け方についても紹介します。

ポン酢の賞味期限は開封後だといつまで?保存方法はどうしたらいい?のイメージ

目次

  1. 1ポン酢の賞味期限
  2. 2ポン酢は腐るとどうなる?
  3. 3ポン酢の賞味期限切れはいつまで大丈夫?
  4. 4ポン酢の保存方法
  5. 5ポン酢の賞味期限まとめ

ポン酢の賞味期限

鍋がおいしい季節に活躍するポン酢ですが、酢が入っているので腐る心配はないと考えている人も少なくありません。開封後も常温で保存している人や「ポン酢以外にも果汁などが入っているから」と、冷蔵庫で保存している人など、その保存方法は人によってまちまちです。

では、ポン酢は本当に腐ることはないのでしょうか?そこで、本記事では開封後のポン酢の日持ちや保存の仕方、腐ってしまった時の見分け方などについて紹介していきます。

開封後のポン酢の賞味期限

ポン酢には賞味期限が記載されていますが、開封後の賞味期限はそれよりもグンと短くなります。よって商品に記載されている賞味期限を鵜呑みにすることはできません。大手調味料メーカーであるミツカンのホームページによると、開封後は4ヶ月以内で使い切ることが推奨されています。

使い始めてしばらく経つと、いつ開封したのかわからなくなるものです。開封した時点でその日の期日を記載し、早めに使い切るようにしましょう。

開封時の賞味期限については、大手調味料メーカーのミツカンは通常の液体タイプのポン酢であれば開封後4カ月以内を目安に使い切る必要があるとホームページに掲載しています。

開封後から1年ほどたったポン酢を使っても、体調を崩すことはまずありません。とは言っても、大手メーカーが推奨する開封後4ヶ月を過ぎたものについては、あくまでも自己責任で利用するようにしてください。

そんな時、たまたま家でサラダを食べることがあったんです。キャベツにポン酢をかけて…。それで食べたあとにふと気付いたんですよ。
「このポン酢、いつ開けたっけ?」って(笑)確認すると未開封の賞味期限さえも少し(1ヶ月ほど)切れている始末…。
たぶん、開封後1年~1年半は経っていたでしょう。でもお腹を壊すことはありませんでした。

未開封の場合は?

市販のポン酢には賞味期限が記載されています。この賞味期限はあくまでも未開封であり、冷暗所など保存状態が良い場所に保存した場合に限った話です。未開封のポン酢の賞味期限は種類やメーカーによっても差があり、半年~1年ほどが一般的です。

ポン酢の種類によって賞味期限は異なる

酢・果汁・醤油・出汁などで作られる調味料をポン酢といいますが、メーカーや果汁の違い、液体タイプ、ジュレタイプなどポン酢の種類は数えきれないほどあります。同じポン酢でも一般的な液体ポン酢は日持ちしやすいのですが、果汁が多く含まれているものや防腐剤が入っていないものほど日持ちがしません

このようにポン酢の種類によって賞味期限が変わるので、こだわりを持ったポン酢ほど早めに使い切ることを心がけましょう。

ジュレタイプのポン酢は日持ちしない

ジュレタイプのポン酢は、通常の液体ポン酢よりも日持ちがしないといわれています。未開封のものは商品に記載されている賞味期限を参考に、開封後は1か月を目安に使い切ることをおすすめします。

上記の賞味期限はあくまでも”液体タイプ”のポン酢であってジュレタイプのポン酢だと開封後は冷蔵保存必須で1か月以内が目安とされています。

高級なポン酢も日持ちしない

防腐剤・添加物の入っていない高級なポン酢や、健康志向の強い減塩ポン酢は、一般的な液体ポン酢よりも日持ちしないといわれています。また、使用されている柑橘類や醤油の香り及び風味は、開封後徐々に劣化していきます。

手作りポン酢の賞味期限

ポン酢を手作りする人もいますが、その場合の賞味期限も気になるところです。1ヶ月を目安に使い切ったほうが良いという人や、1年間は日持ちするという人など、賞味期限についてもさまざまな意見があります。いずれにせよ、手作りポン酢に関しては自己責任の下利用してください。

共通するポイントは「保存容器は煮佛消毒して冷蔵庫で保存する」ことです。また、使用する調味料はなるべく新しいものを使い、短期間で使い終わる量を頻繁に作っていく方が無難でしょう。

ポン酢の賞味期限の設定基準とは?

各メーカーは会社独自に細菌検査や官能検査を行い、安全かつ美味しく食べることのできる期間を算出します。しかし、実際に商品に記載される賞味期限は、各メーカーが算出した日数よりも短い期日となっています。

その計算方法は、各メーカーが算出した期日に安全係数をかけたものになります。この安全係数は各メーカーによって異なりますが、一般的には暗係数を0.8としているところが多く、検査結果が100日後だった場合は100日に0.8をかけて算出します。この場合実際の賞味期限は100日後ですが、商品に記載される日にちは80日後とされます。

各メーカーが独自に設定している賞味期限は、官能検査や細菌検査などを実施した結果、安全に美味しく食べられると算出された期間よりも短く設定されています。

賞味期限と消費期限の違い

賞味期限とは「品質の変化がほとんど現れず美味しく食べることができる期限」のことです。缶詰やペットボトルなど、比較的傷みにくい食品に記載されています。それに対し消費期限とは「健康上問題なく安全に食べることができる期限」のことで、生ものなど傷みやすい食品に記載されています。

これらの日数は、どちらも開封前で指定されている保存方法を守っている場合の期日です。開封後はこれらの期限に関係なく、早めに食べ終わるようにしましょう。

ポン酢は腐るとどうなる?

ポン酢は保存状態が悪かったり、賞味期限切れが長くなると腐ることがあります。流しの下などでいつ開封されたのかわからないポン酢が見つかった場合など、賞味期限内であっても腐れていないか確認する必要がありあます。では、ポン酢が腐るとどのような状態となるのでしょうか?

味や香りに変化が出る

ポン酢を口にした際に、風味や酸味とはいつもと異なる場合は思い切って処分する方が賢明です。少しでもエグミや苦みを感じたら、ポン酢が腐りかけていると考えられます。また、柑橘類の爽やかな香りではなく、嫌な異臭がする場合は完全に腐っていると考えてよいでしょう。

色や浮遊物など見た目の変化にも注意

ポン酢が腐るとカビのような白い物体が浮遊したり、ポン酢自体が本来の色を失して黒く変色してきます。臭いや見た目に異常を感じたら迷わず処分しましょう。

ポン酢の賞味期限切れはいつまで大丈夫?

未開封のポン酢の場合

ポン酢は原料である酢の減菌効果がある程度作用するため、保存状態が良い場合は賞味期限切れであっても2年経過ぐらいまでは利用可能とされています。ただし、賞味期限切れになると多少酸化や劣化が現れるので、風味は落ち酸っぱさも増します。賞味期限切れのポン酢を見つけたら、酢の物や甘酢の煮物など料理に使うとよいでしょう。

賞味期限が切れても大丈夫かどうかですが未開封の場合...賞味期限切れ2年位は普通に使えます。
風味は少し落ちて酸化により酸っぱさが増しています。

開封後のポン酢の場合

開封しているポン酢が賞味期限切れであった場合も、保存状態の良し悪しが非常に関係してきます。開封後も然るべき状態で保存した場合、賞味期限切れから1年間ほどは食べることが可能です

気にかけたいのは賞味期限よりも、開封してどのくらいの期間が過ぎたかということです。賞味期限切れになって数か月経過していた場合は、開封後からかなりの時間が経っているということになります。この場合は酸化や劣化がかなり進んでいると考えられるので、別のお皿で味やにおいに問題がないか確かめた方がよいでしょう。

ポン酢の保存方法

ポン酢は酢の他にも柑橘類や出汁などが多く含まれているので、保存状態によってはカビが生えたり腐ったりします。例えそこまでひどい状態にならないまでも、保存状態によって酸化や劣化が早まってしまいます。ここでは、酸化や劣化を抑え最後までおいしく利用できる保存方法を紹介しましょう。

未開封のポン酢の保存方法

未開封のポン酢は、流しの下や食品倉庫など冷暗所であれば常温で保存可能です。ただし、防腐剤が入っていないポン酢は、未開封であっても冷蔵庫に保管することをおすすめします。

開封後のポン酢の保存方法

ポン酢は一度空気に触れると酸化や劣化が早くなります。また柑橘類の果汁が含まれているので、常温においておくとカビが生え腐りやすくなります。ポン酢を開封したら雑菌が入らないようにしっかりとふたを閉め、冷蔵庫の中に縦にして保存してください。ただし開封した時点で劣化や酸化は始まっています。

特に合成添加物が無添加のものは日持ちがしないので、開封後は早めに使い切るように心がけましょう。

ポン酢が使い切れない場合は?

ポン酢を頻繁に使わない家庭では、賞味期限切れになってしまうこともあるでしょう。酸化や劣化を遅らせる方法としてポン酢を冷凍保存する方法もあります。賞味期限切れになる前に製氷機を使ってポン酢を凍らせ、容器やジップロックなど袋に入れて冷凍保存するとよいです。

使用時は必要な分だけ解凍し、できるだけ1ヶ月を目安に使い切ってください。冷凍保存が長くなったものは熱を通す料理に使いましょう。

ポン酢の賞味期限まとめ

ポン酢の原料に酢と醤油が含まれているので、開封前であれば賞味期限が少々過ぎても腐ることはないようです。むしろ気にかけてほしいのは開封後の経過期間で、冷蔵庫に保存していれば1年くらいは利用できるようです。しかし、開封後の期間が長くなると明らかに柑橘類の風味は落ちてきます。

いつの時も新鮮な風味を味わいたい人は、ポン酢を購入するときに少量のものを選ぶとよいでしょう。古くなったポン酢は鳥の甘酢煮など料理に使用することをおすすめします。

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