ウーロン茶の飲み過ぎによるデメリットは?健康に良い飲み方を紹介!

ウーロン茶の飲み過ぎによるデメリットを解説します。飲み過ぎると身体にどのような影響があるのか徹底説明!食べ過ぎや飲み過ぎの時に飲むウーロン茶は本当に最適なのか?また、ウーロン茶を飲む際に注意すべき点や健康に良い飲み方も併せて紹介します。

ウーロン茶の飲み過ぎによるデメリットは?健康に良い飲み方を紹介!のイメージ

目次

  1. 1ウーロン茶は飲み過ぎると健康に悪い?
  2. 2ウーロン茶の飲み過ぎによる健康への悪影響
  3. 3ウーロン茶の健康に良い飲み方
  4. 4ウーロン茶は飲み過ぎなければメリットもある
  5. 5ウーロン茶は飲み過ぎに注意すれば健康に良い飲み物

ウーロン茶は飲み過ぎると健康に悪い?

ウーロン茶には脂肪分解を促進する働きがあり、余分な脂の吸収を抑えてくれます。それだけ聞くとたくさん飲みたくなりますが、実はウーロン茶を過度に飲むと健康に悪影響を及ぼす危険があるのです。体調を崩さないように、本記事では健康に良い飲み方を紹介していきます。

ウーロン茶の飲み過ぎによる健康への悪影響

ウーロン茶の飲み過ぎのデメリット①胃痛

ウーロン茶を飲み過ぎると胃が痛くなるといわれています。これは、ウーロン茶に含まれているカフェインやタンニンが、胃酸の分泌を促進してしまうことが原因です。増えてしまった胃酸が胃を保護している胃粘膜を剥がし、胃酸が直接胃にかかってしまうのです。これにより胃痛を引き起こしてしまいます。

ウーロン茶を空腹時に大量に飲むと、より胃痛を引き起こしやすくなってしまいます。なるべく空腹時に大量に飲むことは控えて、食事をしながら飲むようにしましょう。

ウーロン茶の飲み過ぎのデメリット②頭痛

ウーロン茶を飲んで頭痛を訴える方がいますが、その原因はカフェインです。カフェインはほとんどのお茶に含まれており、ウーロン茶にも含まれています。カフェインには利尿作用があり、尿をすることで体内の水分が排出れてしまいます。

体内の水分量が減ることで、血液がドロドロして血流が悪くなってしまうのです。血流が悪くなると脳の血液が滞ってしまい、その結果頭痛が起きてしまいます。さらに脱水症状になる危険もありますので注意が必要です。

ウーロン茶の飲み過ぎのデメリット③眠れない

ウーロン茶を飲み過ぎることで不眠症状になることがあります。これもウーロン茶に含まれているカフェインが原因です。カフェインが中枢神経を刺激することで、脳が興奮状態になり眠れない状態に陥ってしまいます。しかしカフェインは適度に摂取することでリラックス効果をもたらすため、飲み過ぎなければ快適に睡眠をとることが可能となります。

ウーロン茶の飲み過ぎのデメリット④トイレが近くなる

ウーロン茶には利尿作用があり、老廃物を体外へ排出できるという利点があります。しかし飲み過ぎてしまうと利尿作用が効きすぎてしまい、トイレが近くなります。すると体内の必要な栄養素や水分までも、尿により排出されてしまうのです。栄養や水分を大量に失うことにより、脱水症状になる危険性が非常に高くなるので注意しましょう

ウーロン茶の飲み過ぎのデメリット⑤下痢

ウーロン茶を一度に大量に飲んでしまうと、水分の過剰摂取により下痢を起こしてしまいます。またカフェインも一緒に摂取しますので、胃の粘膜を荒らして消化不良を起こす可能性があるため注意しましょう。

胃腸の弱い方は、常温にしたものをゆっくりと飲むことをおすすめします。またお湯で割って飲んでも胃に負担がかかりにくいようです。

ウーロン茶の飲み過ぎのデメリット⑥貧血

ウーロン茶の飲み過ぎで貧血になることもあるので、注意が必要です。原因はカフェインとタンニンです。先ほども述べましたが、カフェインによる利尿作用で体に必要なビタミンやミネラルが吸収される前に排出されてしまいます。それに加えて、血管を収縮させる作用がありますので、血液の流れが悪くなり貧血を起こしてしまうのです。

そしてタンニンは、ミネラル全般の吸収を阻害してしまう働きがあります。体内にあった鉄分とタンニンが結合するとタンニン鉄と呼ばれる化合物に変化します。タンニン鉄の吸収は難しく、鉄欠乏性貧血を引き起こしてしまうのです。

ウーロン茶の飲み過ぎのデメリット⑦糖尿病のリスク

烏龍茶を1日1杯飲用する場合の糖尿病発症リスクを1と仮定すると、1日2杯以上飲用した方は1日1杯しか飲まなかった方と比較して1.64高くなり、およそ64%の確率で糖尿病を発病する危険があることが分かったのです。

ウーロン茶は適量を飲み続ければ健康に害はないと考えられていましたが、実は糖尿病のリスクがあるという研究結果が報告されました。ある研究機関によると、ウーロン茶を毎日一定量飲むと糖尿病のリスクが高くなるそうで、今までのウーロン茶は健康にいいという考えは否定されてしまいました。

一方で腎臓が虚弱な方が毎日ウーロン茶を飲んだところ、症状改善したという研究報告もあります。食事や飲み方、体の症状によって、そのリスクは異なるようです。実際の相関関係までは把握されていないようですので、不安な方は医師に相談してみましょう。

ウーロン茶の飲み過ぎのデメリット⑧むくみ

ウーロン茶が人気な理由の一つに、むくみダイエットに効果があるというものがあります。確かに利尿作用により、無駄な水分が体外へ排出されてむくみはとれるでしょう。しかし前途したように、飲み過ぎてしまうと脱水症状や貧血、そして頭痛などを引き起こしてしまう危険があるので注意が必要です。

体に必要なミネラルやビタミンなどの栄養素を失ってしまう可能性も高く、食事制限ダイエットを併用している方は栄養失調になるかもしれません。そういった事態を防ぐために、ウーロン茶だけを大量に飲むのではなく、栄養ある食事と一緒に適切な量を飲むことをおすすめします。

ウーロン茶の健康に良い飲み方

中国ではウーロン茶を温めて香りを楽しみながら飲むことが多いそうですが、日本では冷やして飲むことが一般的です。最近では常温や温めて飲むことをすすめる栄養管理士が増えてきています。

では実際にどのような飲み方が健康に良いのか調査してみました。注意すべき点なども併せて紹介しますので、参考にしてみてください。

ウーロン茶の飲み方①1日の摂取量目安を守る

脂肪の多い食事を摂りがちな方、血中中性脂肪が高めの方は、お食事の際に1回350mlを目安にお飲みください。

ウーロン茶の摂取量は1日コップ1杯が理想とされています。冷たいウーロン茶を一気に飲むと、体が冷えて腹痛を誘発するかもしれません。それを避けるためにも、常温に近い温度でゆっくりと飲みましょう。

1杯以上飲みたい時は、お湯で少し薄めて飲むという方法があります。それでも胃には負担がかかりますので、飲み過ぎないように注意しましょう。

ウーロン茶の飲み方②空腹時を避けて食事と一緒に

空腹状態のままで胃液や胃酸の分泌が促されることにより、胃粘膜が傷つけられて胃の調子が悪くなってしまうのです。

ウーロン茶には胃酸の分泌を促す成分が含まれていますので、空腹のときに飲み過ぎると胃に負担をかけてしまいます。空腹時は避け、なるべく食事と一緒に飲むようにしましょう。脂肪を分解するという特徴もありますので、油が多い料理や肉料理等と一緒に飲むことで、より効果が発揮されます。

ウーロン茶の飲み方③運動と伴わせて飲む

ウーロン茶には脂肪の吸収を抑制する効果はあっても、ため込んだ脂肪を消費する効果があるわけではありません。もし太るのを気にしてダイエット目的で飲む場合は、食事中にウーロン茶を飲むだけではなく、きちんと運動をして脂肪を燃焼させることが大切です。

ウーロン茶は飲み過ぎなければメリットもある

ウーロン茶は飲み過ぎると様々なデメリットがあることが分かりました。しかし適切な量を飲む場合には、他の飲み物にはないメリットもあります。ここではそんなメリットのうち、アンチエイジングや脂肪吸収の抑制、そして二日酔い対策の効果について紹介します。

ウーロン茶のメリット①アンチエイジング効果

私たちの体内にある活性酸素という物質が体内で過剰に増えることにより、細胞などを酸化させ老化が促進されてしまいます。ウーロン茶に含まれるポリフェノールは、過剰な活性酸素を減らす働きが認められているのです。活性酸素を減らす事により細胞の酸化が抑えられますので、十分アンチエイジング効果があると言えます。

ウーロン茶のメリット②脂肪吸収を抑制

脂質の吸収を抑えてくれる烏龍茶ですが、食事中に飲むのがもっとも効果的。胃腸に食べ物がある時点で烏龍茶を飲めば、食事中の油の吸収を抑えることができます。

ウーロン茶には、脂質の吸収を抑制する働きがあります。脂質の吸収はリパーゼという酸素群が担っているのですが、ウーロン茶に含まれているポリフェノールにはこのリパーゼの働きを抑制する効果が認められているのです。リパーゼの働きが抑えることにより、脂質は吸収されずにそのまま腸まで運ばれて排出されます

もちろんすべての脂質が排出されるというわけではありませんが、脂肪がたまりにくくなるというメリットがあります。

ウーロン茶のメリット③二日酔い対策

お酒の飲み過ぎによって二日酔いになる事がありますが、そんな時にもウーロン茶は有効です。ウーロン茶には吐き気予防の効果がありますので、二日酔いの時に水分補給として飲むと効果的です。

しかし、吐き気の予防といってウーロン茶を飲み過ぎないように注意しましょう。どうしても多く飲みたい場合は、お湯などで薄めて飲むか、他の飲み物と一緒に飲むよう心がけましょう。

ウーロン茶は飲み過ぎに注意すれば健康に良い飲み物

ウーロン茶は飲み過ぎることで、いくつかのデメリットが生じます。しかし、1日の摂取量を適度にするなどの条件を守って飲用すれば、健康にとって良い効果をもたらします。また、身体に良質な成分を摂取できる飲み物ですので、ウーロン茶特有の香りと風味を楽しみながら、おいしく召し上がってください。

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