2019年12月20日公開
2024年10月06日更新
フェデリーニ(パスタ)を徹底解説!他との違いやおすすめレシピも
フェデリーニと他のパスタとの違いや、フェデリーニを使用したおすすめレシピなどをまとめてみました。フェデリーニとは数有るパスタの中の1つであり、日本でも人気の高い種類として知られています。本記事そのフェデリーニについて、徹底解説を行います!
フェデリーニとは
フェデリーニとはパスタの種類の一つ
生ウニの冷製パスタです、しっかり水切りしたフェデリーニを使います。 pic.twitter.com/1K8KQpC18W
— インダコ INDACO (@INDACO_2008) August 19, 2018
「フェデリーニとは?」という方も多いでしょう。このフェデリーニとは数有るパスタの1つです。とは言っても『料理』ではなく『素材』で、フェデリーニと呼ばれるタイプの麺と覚えておけば良いでしょう。
名前の意味や由来
『加村園芸産ミネラルトマト&フェタチーズの冷静フェデリーニ』
— laluce (@surekkarashiiii) June 14, 2019
具材もギリシャ風に揃えてみました。
甘味のしっかりした加村さんのトマトに塩気のしっかりとしたフェタチーズ、オリーブ、キュウリの食感も混ぜた冷製パスタ。
湿度と低気圧で落ち気味な体力の回復にピッタリの一皿です。 pic.twitter.com/L0IkG6XIdG
フェデリーニの製造が開始されたのは、14世紀のことです。イタリア共和国リグーリア州中部にある都市「サヴォーナ」でこのパスタは生まれたと言われています。元々はマカロニパスタが起源となっているこのフェデリーニですが、この名前は「糸」「薄い」といった言葉に由来しています。
他の種類のパスタとの違い
本日より7月のパスタは「シーフードの冷製トマトクリームソース フェデリーニ」。ツナ小海老あさりの旨味を加えたトマトソースに上質な生クリームを加えます。さっぱりリッチな味わいにの冷たいパスタです。お試しあれ🐧 pic.twitter.com/VIaaoQ0ww4
— カフェ・ド・アルミロ (@cafedoAlmiro) July 2, 2019
ではフェデリーニと他のパスタとの違いを見ていきましょう。とは言ってもパスタにも数多くの種類があります。なので、ここではロングパスタとしてメジャーな2種類のパスタを、フェデリーニと比較してみました。
スパゲッティーニとの違い
スパゲッティーニとは一般的に流通しているパスタの中で、最もメジャーなパスタの1つです。このパスタは1.6mm~1.7mm前後のサイズと、僅かですがフェデリーニよりも太いです。その他は見た目的にもほぼ一緒で、パッと見ただけでは判断ができないレベルです。
カッペリーニとの違い
極細パスタであるカッペリーニは、直径1.3 mm未満のパスタです。故にフェデリーニとは明らかにサイズ感が異なります。細い分だけ茹で時間もかなり短く、フェデリーニの半分以下で茹で上がります。
フェデリーニのゆで時間とおすすめの食べ方
ゆで時間の目安とコツ
今日は鮭のパスタ
— あすこの (@asukonokazu) November 24, 2018
オイル系のときはフェデリーニをよく使います(o^^o)
細めのパスタが好みです#料理好きな人と繋がりたい #お腹ぺコリン部 pic.twitter.com/ZzDw0xngQ7
フェデリーニを茹でる際の目安時間は1.4mmで5分、1.5mmで6分となっております。一般的なスパゲッティは約10分掛かって茹で上がるので、およそその半分で済むことになります。ただ、これはあくまでも乾麺の場合であり、生パスタだと2分程度で茹で上がります。くれぐれも間違えない様に注意してください。
茹でる際のコツですが、もし冷製パスタを作るのであれば、通常よりも1〜2分長めに茹でてください。冷製パスタは必ず水で粗熱をとってから作りますが、パスタは水にあてると固くなるのです。故に固くなることを見越して少し柔らかめに茹であげておくと、食べる際に丁度良い固さに仕上げることができるのです。
あっさり系ソースや冷製パスタとの相性が良い
今日は暑かったので賄いは冷製パスタ。
— イタリア食堂 shimaneko (@shimane90624493) May 3, 2018
麺の太さはカッペリーニ(極細)と思いがちですが フェデリーニでもスパゲティーでもできます。
個人的にはカッペリーニはあまり好きじゃないのでフェデリーニを使うことが多いです。オーバーボイルして一%の食塩氷水で冷やします。ただの氷水だと味がぼやけます pic.twitter.com/i7mfM3yZEP
フェデリーニはオイルパスタもOKですが、冷製パスタとの相性が良いです。またパスタソースもよりあっさりとしたモノとの方が美味しく頂けます。この辺りはとんこつラーメンと二郎系ラーメンとの違いを連想して頂くと分かりやすいかも知れません。濃厚なソースと合わせるならば、それに伴いパスタもそれなりの太さが必要となるわけです。
フェデリーニを使ったおすすめレシピ
冷製フルーツトマトのフェデリーニ
<材料>
- フルーツトマト:小6個
- フェデリーニ:120g
- バジル:4枚
- 塩:適量
- 黒こしょう:少々
- トマトペースト:大さじ1【A】
- 赤ワインビネガー:大さじ1【A】
- アンチョビフィレ:1枚【A】
- エキストラバージンオリーブオイル:1/2カップ弱【A】
<作り方>
- フルーツトマトは6等分に切る。アンチョビはみじん切りにする。
- フェデリーニは表示時間通りに茹でる。
- 茹で上がったら冷水にとり、キッチンペーパー等で水気を切る。
- ボウルにAと、手でちぎったバジルを入れて混ぜる。
- 4にフルーツトマト、フェデリーニを入れてよく混ぜ合わせ、塩と黒こしょうで味を調える。
生ハムとマッシュルームのトマトソースフェデリーニ
<材料>
- フェデリーニ:140g
- 生ハム:6枚(60g)
- マッシュルーム:4個(40g)
- トマト:2個(300g)
- にんにく(みじん切り):大さじ1(10g)
- 赤唐がらし:1/2本
- オリーブオイル:大さじ4
- 塩:小さじ1/2
- ルッコラ:適量
- 湯:1.5L【A】
- 塩:小さじ2【A】
<作り方>
- 生ハムは2cm幅に切り、マッシュルームは薄切りにし、トマトはひと口大に切る。
- ルッコラは4cm長さに切る。鍋にAを沸かしてフェデリーニをゆでる。
- フライパンにオリーブオイル(大さじ2)、にんにく、赤唐がらしを入れて熱し、マッシュルーム、トマト、塩を加え、トマトの形が崩れるまで炒める。
- 3に生ハムの半量と、ゆでたフェデリーニ、オリーブオイル(大さじ2)を加えて混ぜ、器の中心に盛る。まわりにルッコラと、残りの生ハムを散らす。
- オリーブオイルをお好みで回しかけて出来上がり。
冷製フェデリーニ トマトとパプリカ
<材料>
- フェデリーニ:160g
〈トマトジュレ〉 - トマトの透明エキス(トマト中3~4個):150cc
- ゼラチン:2g
〈トマトソース〉 - (a) フルーツトマト:200g
- (a) 塩:小さじ2/3
- (a) エクストラバージンオリーブオイル:大さじ2
- パプリカ:1/2個
- バジルの葉(フレッシュ):2枚
- エディブルフラワー(食用花):適宜
<作り方>
- トマトジュレを作る。トマトをミキサーにかけ、キッチンペーパーを敷いたざるをボウルに入れ、冷蔵庫で一晩置いてゆっくり漉すと、透明なエキスがたまる。ゼラチンは水でふやかしてパッケージの表示通りに熱を加えて溶かし、漉したトマトの透明エキスとよく混ぜ合わせる。冷蔵庫で冷やし固める。
- トマトソースを作る。(a)をミキサーにかけてなめらかにする。パプリカは直火かローストで焦げるまで焼き、皮をむきひと口大に切っておく。いずれも冷蔵庫で冷やしておく。
- フェデリーニを表示より少し長めにゆで、冷水にとったらキッチンペーパーなどで水気をとる。
- ボウルに②のトマトソース、パプリカ、手でちぎったバジルの葉を入れ、フェデリーニとからめる。器に盛り、①のトマトジュレを好みの分量崩してかけ、あればエディブルフラワーを添える。
フライドパスタ
<材料>
- ロングパスタ(フェデリーニ、スパゲッティーニなど):適量
- ショートパスタ(ペンネ、ファルファッレ、フジッリなど):適量
- 調味料(一味唐辛子、塩、カレー粉、シナモンシュガー、ハーブソルト等):適量
<作り方>
- お好みのパスタを低温(150℃ぐらい)の油でじっくり揚げる。
- 【1】が熱いうちに、一味唐辛子、塩、カレー粉、シナモンシュガー、ハーブソルトなど、好みの調味料で味つけする。
- 【2】が冷めるまで置き、器に盛ったら出来上がり。
冷製ジェノベーゼパスタ
<材料>
- トマト:40g
- オリーブオイル:大さじ1
- レモン汁:少々
- 塩:少々
- 粗びき黒こしょう:少々
- ジェノベーゼソース:大さじ2
- バジル:1枚
- フェデリーニ:80g
- 熱湯:3000ml
<作り方>
- フェデリーニを少し固めになるまでゆでる。
- トマトは小角に切り、ボウルに入れてAと合わせておく。
- スパゲティがゆで上がったら、冷水に取って冷やしておく。
- 2とは別のボウルにジェノベーゼソースを入れて、冷やしたスパゲティを絡める。
- さらにトマトの半量を加える。
- 皿に盛りつけ、残りのトマトとバジルの細切りをのせたら完成。
フェデリーニのおすすめを紹介
ディチェコNo.10
年賀状出して📮
— ディチェコNo.10 (@fu_champ_lu) December 29, 2016
お買い物中。
ディチェコNo.10 ♪🍝 pic.twitter.com/FHHAmWtJej
世界で最も有名なパスタメーカーと言っても過言ではないでしょう。ディ・チェコは、イタリアのパスタ製造食品会社の一つで、創業は1886年。日本では日清製粉グループである日清フーズが独占輸入販売を行っています。このディチェコNo.10を一言で表すとしたら、それはフェデリーニの定番以外に他は無いでしょう。
バリラ スパゲッティ1.4mm
今まで、色んなメーカーの色んな太さのパスタを作って食べたけど
— フレイ/Fix (@aoiro365) May 23, 2019
『バリラの1.4mm』が個人的にべすとやなぁ pic.twitter.com/uqNEoPJHTD
こちらも人気の高いバリラ社製のフェデリーニです。1.4mm n.3と記載されている通り太さは1.4mmで、6分の茹で時間を要します。コストコでも販売されていることから、口にしたことがあるという方も多いでしょう。
デルヴェルデ フェデリーニ
イタリア産 最高級デルヴェルデ(Delverde)N.2 フェデリーニ 太さ約1.3mm 500g デュラム小麦セモリナ 2016.01末入荷予定 https://t.co/BoPx33cQHP pic.twitter.com/DVyASgfnlx
— 人気商品ナンバーワン!! (@ninki18) June 30, 2016
こちらはパスタの最高級ブランドと言われる、デルヴェルデのフェデリーニです。ヴェルデの天然水と最高級デュラム小麦を使用し、低温乾燥ブロンズダイスを以て作られています。このイタリアンプレミアムパスタを使用した冷製パスタは、まさに格別の極みです。
フェデリーニを使って美味しいパスタを作ろう!
今日はタコとロマネスコのフェデリーニ#料理好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/3l6CEXn0yx
— あすこの (@asukonokazu) April 4, 2018
若干細めのパスタであるフェデリーニは、冷製パスタやあっさり目のパスタソースとの相性が抜群です。割りと手に入れやすいタイプのパスタなので、この機会にぜひ自宅でフェデリーニを味わってみてください。