ビールやシャンパンは酔うのが早い?発泡アルコールは1杯でも酔いが回る?
ビールやシャンパンは酔うのが早いという情報について調べました。酔いやすいといわれるビールやシャンパンの、1杯あたりのアルコール度数や酔う理由を詳しく説明!炭酸の入ったビールやシャンパンで、つぶれないための上手な飲み方を紹介します。
目次
ビールやシャンパンは1杯で酔う!?
安曇野の夜はデュベルビールで( ⁼̴̶̤̀ω⁼̴̶̤́ )
— ♡ひとみ♡ (@hinyaa68) July 28, 2018
辛口でまさにビール!って感じでうまー!
調子に乗って呑んでたら一杯でぐでんぐでんに酔った…(;^ω^)
一杯で誰よりも酔える弱さです꒰◍'౪`◍꒱۶*.+`#デュベル#ビール pic.twitter.com/n1BuRjm5t4
お酒との付き合い方は、なかなか難しいものです。ほろ酔い程度に酔うのはいいものですが、会話が盛り上がるとついつい飲み過ぎてしまいます。しかし、次の日に二日酔いで苦しむことは、なるべくなら避けたいものです。
特に、ビールやシャンパンは酔いやすく注意が必要です。ビールやシャンパンは一杯でも酔うのでしょうか?飲み会の1杯目で飲むことの多いビールやシャンパンで酔う理由や、つぶれない上手な飲み方をみていきましょう。
ビールとシャンパンのアルコール度数
お酒で酔うのはアルコールが原因です。一般的にウイスキーや焼酎と比べて、ビールやシャンパンはアルコールの度数が低いイメージがあります。では、ビールやシャンパンはどれくらいの度数なのでしょうか?ビールやシャンパンのアルコール度数をみていきましょう。
ビール
ビールの一般的なアルコール度数はだいたい5%~8%ほどです。ビールの中ジョッキ1杯の容量は350~500mlです。アルコール度数5%のビールを500ml飲むと、アルコール量は25mlです。ただし、海外のビールにはアルコール度数が50%を超えるものもあるので、注意が必要です。
シャンパン
シャンパンはチューハイやビールにくらべて、アルコールが約3倍、炭酸ガスのガス圧が12倍ですから、急速に酔うのは当たり前。
シャンパンのアルコール度数はだいたい11~12.5%です。ビールと比べるとアルコール度数は高めになっています。シャンパンのグラスは一杯150ml前後が一般的な量です。
アルコール度数が11%のシャンパンを150ml飲むと、アルコール量は16.5mlです。このアルコール度数がどれくらいの強さなのか知るために、他のお酒のアルコール度数についてもみていきましょう。
他のお酒とのアルコール度数を比較
お酒の度数に注目(50度以上)たくさん飲んだらやばそうね pic.twitter.com/azsB0aoCeW
— Freedom🌎 (@Freedomsyaberi) December 2, 2019
では、他のお酒のアルコール度数とも比べてみましょう。お酒の種類ごとの一般的なアルコール度数を表にしました。
ビール | 5~8% |
シャンパン | 11~12.5% |
ウイスキー | 40% |
焼酎 | 20~25% |
日本酒 | 15% |
甘酒 | 1%未満 |
他のお酒と比べると、ビールやシャンパンのアルコール度数は低めです。一見するとアルコール度数の高い焼酎やウイスキーなどのほうがビールやシャンパンより酔いやすいと判断してしまいます。しかし、1杯に含まれるアルコール量だと話が違ってきます。
たとえば、アルコール度数40%のウイスキーの場合はシングル1杯が30mlです。つまり、1杯に含まれるアルコールの量は12mlなのです。ビール1杯のアルコール量が25ml、シャンパン1杯のアルコール量が16.5mlですから、気を付けずに飲むと酔うのは当然のことです。ビールやシャンパンは弱いお酒という認識が変わってきます。
ビールやシャンパンが酔いやすいのはなぜ?
アルコール度数が低くともアルコール量の多いビールやシャンパンは、酔うお酒であるということがわかりました。しかし、ビールやシャンパンで酔うのはアルコール量だけが原因ではありません。では、なぜビールやシャンパンは酔いやすいのでしょうか?ビールやシャンパンで酔う3つの原因を説明します。
ビールやシャンパンが酔いやすい理由①飲みやすい
いただいたシャンパン!
— 夢眠 (@moomin32228) September 16, 2019
飲みやすい!! pic.twitter.com/iA8Y74I5hr
ビールやシャンパンの飲みやすさは酔う原因の一つです。炭酸の爽快感やフルーティさが気に入って、ついつい何杯も飲んでしまいます。そして、気が付いたときには酔いが回っているのです。飲みやすいお酒=弱いお酒ではない、ということを意識しながら飲むことが大切です。
ビールやシャンパンが酔いやすい理由②特別な日に飲む
お祝い事や記念日などの特別な日に飲む機会が多いことも、ビールやシャンパンで酔う理由です。楽しい雰囲気につられて飲み過ぎてしまうと、次の日には二日酔いになってしまいます。また、普段飲み慣れていないお酒ですと、自分の飲むペースをつかむことが難しく、ひどく酔う原因に繋がります。
ビールやシャンパンが酔いやすい理由③炭酸が胃壁を刺激する
ベルギービール
— 大空 蓮 (@ozoraren) December 3, 2019
「フロンティア」
炭酸がちょっと強めなレッドビールって感じで美味しい pic.twitter.com/LACdUpBC78
ウイスキーや焼酎を飲んでもなかなか酔わないのに、ビールやシャンパンを飲むとすぐに酔うという人がいます。その原因のひとつは炭酸にあります。ビールやシャンパンは炭酸の入った発砲アルコールです。そして、炭酸には胃壁を刺激してアルコールの吸収を促進する働きがあります。
ウイスキーや焼酎などを飲む場合より多くのアルコールを胃が吸収してしまうため急速に酔うのです。そして、炭酸が強いほど胃への吸収率も高くなります。同じように炭酸の入っているスパークリングワインやハイボール、サワーなどにも注意が必要です。
ビールやシャンパンでつぶれないための上手な飲み方
ビールやシャンパンには酔う理由のあることがわかりました。では、ビールやシャンパンをつぶれないように飲むためにはどのようなことに注意すればよいのでしょうか?ポイントは3つあります。1つずつ確認していきましょう。
チェイサー(水)やおつまみと一緒に飲む
お酒をのむときにはチェイサーとして水を一緒に飲むことが大切です。お酒で酔うのは体内のアルコール濃度が上がるためです。水を同時に摂取することで、体内のアルコール濃度を下げることができます。また、アルコールには利尿作用があるため、水をたくさん飲みトイレに行くことで体内のアルコール度数を下げ、泥酔や二日酔いを防止します。
水とともに大切なのはおつまみを食べながら飲むことです。胃が空になっているとアルコールが吸収されやすくなり、酔う原因になります。おつまみを食べながら飲むことでアルコールの吸収を抑えることができます。
おつまみを食べることは、お酒を飲むペースを抑えることにも効果的です。特にトマトやイカ、しじみなど肝機能を高める食材をおつまみとして食べることで、二日酔いの防止になります。
飲みすぎに注意する
@元祖もつ鍋 博多屋(大森)
— ガミ太郎《絶賛筋肉痛😵》 (@gamitaro_a) November 11, 2017
昨晩のこと~
最高に旨いもつ鍋でビール飲み過ぎ、二日酔いなぅ👍🌀😵 pic.twitter.com/2jsWtDjWug
お酒で酔うのは、自分で飲める量やペースを把握できていないことに原因があります。お酒に強いといわれている人は、自分の適量を知っています。まわりのペースに流されず、1杯ずつ味わってお酒を飲むことがとても大切です。では、お酒の適量とはどれくらいなのでしょうか?ビールとシャンパンの酔う杯数を見ていきます。
お酒の適量を知る
ベストセラーアイテムに
— きんどう (@zoknd) December 6, 2019
アルコール摂取適量 ジョッキSAN1982
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なんてのがあるけど、コレ……お酒美味しく飲めなさそうだけどなあ……。ネタのプレゼント枠としては良さそう。 https://t.co/ZPhGeqE3j1 pic.twitter.com/JrF74GCMBs
個人差や環境によっても異なりますが、純アルコール量20g~25g程度が「爽快期~ほろ酔い」の目安であり「適量」であると覚えておくといいでしょう。
飲酒の適量の目安としてアルコールの血中濃度があります。血中濃度が高まるにつれてさまざまな影響があります。さっそく表で確認していきます。
血中濃度(%) | 量 | 状態 | |
爽快期 | 0.020以上0.05未満 | ビール1杯 シャンパン1杯~2杯 |
・さわやかな気分 ・皮膚が赤くなる ・陽気になる ・判断力が少し鈍る |
ほろ酔い期 | 0.05以上0.10未満 | ビール1~2杯 シャンパン3杯 |
・ほろ酔い気分 ・理性が失われる ・体温が上がる ・脈が速くなる |
酩酊初期 | 0.10以上0.15未満 | ビール3杯 シャンパン4~5杯 |
・気が大きくなる ・大声をだす ・怒りっぽくなる ・足がふらつく |
酩酊期 | 0.15以上0.30未満 | ビール4~6杯 シャンパン6~10杯 |
・千鳥足になる ・同じことを何度も言う ・吐き気や嘔吐 |
泥酔期 | 0.30以上0.40未満 | ビール7~10杯 シャンパン11~16杯 |
・立てなくなる ・意識がはっきりしない ・言葉がめちゃくちゃになる |
昏睡期 | 0.40以上0.50未満 | ビール10杯以上 シャンパン16杯以上 |
・ゆすっても起きない ・呼吸が深くゆっくり ・死の危険 |
上の表ではビール1杯を500ml 、シャンパン1杯を150mlとして計算しています。お酒の適量は表の爽快期からほろ酔い期までです。つまり、ビールは1~2杯、シャンパン1~3杯が適量です。それ以上飲むと行動や意識、体に大きな影響があります。飲み過ぎには十分に注意しましょう。また、体重によっても酔う度合いは違ってきます。
ビールやシャンパンは酔いやすいまとめ
ビールやシャンパンは酔うのが早い?について解説しました。ビールやシャンパンは炭酸の爽快感や飲みやすさからついつい飲み過ぎてしまいがちです。
しかし、1杯のアルコールの量は他のお酒と比べても、少なくありません。また、炭酸の作用によって胃にアルコールが吸収され酔いやすいお酒です。ビールやシャンパンが一杯でも酔う理由はしっかりありました。チェイサーの水も飲みながら適量を守って、ビールやシャンパンを楽しみましょう。酔うとしてもほろ酔い程度にすることをおすすめします。