さつまいもの賞味期限は?腐った時の見分け方や保存方法も紹介!

さつまいもの賞味期限について解説します。土がついたままのさつまいもや使いかけのさつまいもなどでは賞味期限にどれくらい違いがあるのかを詳しく説明します。さつまいもを日持ちさせる保存方法や消費期限、腐るとどうなるかまでも紹介します。

さつまいもの賞味期限は?腐った時の見分け方や保存方法も紹介!のイメージ

目次

  1. 1さつまいもの賞味期限を徹底解説!
  2. 2さつまいもの賞味期限はどれくらい?消費期限は?
  3. 3さつまいもを日持ちさせる保存方法
  4. 4さつまいもが賞味期限切れに!腐るとどうなる?
  5. 5さつまいもの賞味期限まとめ

さつまいもの賞味期限を徹底解説!

土が付いて賞味期限が長いさつまいも

秋が旬のさつまいもは子供の芋掘りやスーパーで大量に安く買えたりと、何かと食べる機会が増える方も多いでしょう。腐る印象の少ないさつまいもですが、いったい賞味期限はどれくらいなのか知っているでしょうか?

また、土が付いたままのさつまいもや綺麗に洗ったさつまいも、調理した後のさつまいもではそれぞれ賞味期限が異なるようです。それぞれのさつまいもの賞味期限について詳しく知り、さつまいもを腐ることなく上手に保存して美味しく頂きましょう。

さつまいもの賞味期限はどれくらい?消費期限は?

一般的なさつまいもの賞味期限

一般的にさつまいもは上手に保存すると3か月から半年ほど賞味期限が保てるといわれています。掘ってすぐ食べるよりも、少し時間をおいて熟成させるほうが甘みも増すようです。

土がついていると日持ちが良く、洗って皮が剥きだしのままだったり皮がはがれていたりすると賞味期限は短くなります。

土がついたままのさつまいもの賞味期限

土がついたままのさつまいもは上手に保存すれば3か月以上日持ちします。表面の土をよく乾燥させて新聞紙などで包んだりと工夫して保存すれば、長くて半年ほど日持ちするようです。

暑い夏や冬の寒い時期などでも温度を5~18度、湿度を80%くらいに管理できる場所なら腐ることなく保存可能です。温度が寒すぎても温かくても、腐りやすくなり賞味期限が早くなってしまいます。

スーパーで購入したさつまいもの賞味期限

買ってきたさつまいもの消費期限は、どのくらいでしょうか?

さつまいもは暖かいところで栽培されるものなので、冷蔵庫に入れておくと低温障害を起こし、痛みが早くなります。新聞紙などに包んで冷暗所においておきます。適温は10℃から15℃と言われ、18℃を超えると発芽し始めてしまいます。適温では3ヶ月位は保存が可能です。

スーパーで購入したさつまいもは、たいてい水洗いされて綺麗になっています。水で洗うとさつまいもに水分が吸収されるので、賞味期限が短くなります。洗ってあると傷むのが早いため、夏場などは野菜室に入れて保存するのも良いでしょう。

適切に保存しても日持ちするわけではなく、賞味期限は長くて1週間程度です。スーパーで購入したさつまいもはなるべく早く食べるように心がけましょう。

使いかけやカット済みのさつまいもの賞味期限

使いかけやカットしたさつまいもは賞味期限が短いので、なるべく早く使い切りましょう。切ったさつまいもを水に浸すなどの保存方法でも、冷蔵庫に入れて2~3日程度しか日持ちしません

さつまいもは低温に弱く、冷蔵庫に保存すると低温障害を起こします。低温障害になると品質も損なわれて賞味期限が短くなります。またカットすると傷むのがとても早いので、腐っていないかをよく見極めてから再度使用するよう注意が必要です。

調理後のさつまいもの賞味期限

焼きいもなどに調理をしたさつまいもは、密封容器に入れるかラップに包んで冷蔵庫に保存しましょう。さつまいもは加熱すると賞味期限が短くなるので、2~3日ほどで食べ切るのがおすすめです。冷蔵庫の場合は数日しか持ちませんが、冷凍すると賞味期限が長くなるので長期保存が可能です。

冷凍したさつまいもの賞味期限

さつまいもは冷凍すると賞味期限が長くなり1~2か月程度保存できます。カットしてあくぬきをしたり加熱してから冷凍すると調理しやすいでしょう。あらかじめ使いたい大きさに切って冷凍しておくことで解凍後もスムーズに活用できます。

食べる時には少し自然解凍させた後にアルミホイルで包んで焼いたりすると美味しく頂けます。しっかり乾燥させると冷凍庫で半年の賞味期限になります。

さつまいもの消費期限

消費期限とは未開封で正しく保存した場合に安全に食べられる期限のことです。消費期限は品質が劣化しやすい加工食品に表示されます。しかしさつまいもは生野菜なので、賞味期限や消費期限の表示が義務付けられていません

生野菜は収穫してからも熟成を続けます。芽が出てしまうこともありますが、食べられなくなるかどうかは個人差があります。そのため生野菜には消費期限を明確に付けることができないようです。一般的に生の状態ならきちんと保存すれば3か月から半年が賞味期限です。これを超えて腐る場合は消費期限も切れたといってよいでしょう。

さつまいもを日持ちさせる保存方法

常温で保存する

新聞紙で1本ずつ包んで段ボールに入れて冷暗所で保存することで、常温でも3か月以上保存することができます。ただし18度以上になると発芽が始まるので、18度以下の寒すぎない環境で保存するのが良いでしょう。

さつまいもは本来温かいところで栽培されるので、5度以下の場所では低温障害を起こして腐るのが早くなります。また夏の熱い時期も苦手なので、保存場所の温度には十分気を付ける必要があります。

冷蔵庫の野菜室で保存する

適した温度の場所がない場合は冷蔵庫の野菜室でも保存可能です。温度が低い場所は長期保存には向いていないですが、どうしても外に置いておけない場合は比較的温度が高い野菜室を利用します。1本ずつ新聞紙包んでからビニール袋に入れて口を閉じます

野菜室での保存は約1週間が目安です。真夏など冷蔵庫で保存したほうがいい場合に利用します。1か月以上の保存は避けたほうがよいでしょう。

さつまいもを冷凍する

生のままでは冷凍保存すると、さつまいもの細胞が壊れて味や風味などが落ち美味しさが激減します。できるだけ加熱してから冷凍するようにしましょう。買ったばかりや作りたてのうちに密封するのがおすすめです。蒸気を一緒に閉じ込めると解凍してもしっとりとしたさつまいもを楽しめます。

ラップで包んでから密封袋に入れるのがおすすめです。空気をしっかり抜いて、粗熱が取れてから冷凍庫に入れます。なるべく丸ごと冷凍したほうが美味しさを保てるようです。

土付きさつまいもの保存方法

土が付いたさつまいもは軒下などの日陰で3~5日ほど置いて乾燥させます。それから1本ずつ新聞紙に包んで段ボールや紙袋に入れて保存しましょう。包むことで温度変化を最小限に抑えることができます。

風通しの良い冷暗所で保存するのがおすすめです。2週間ほど保存すると熟して美味しいさつまいもになります。

スーパーで購入したさつまいもの保存方法

スーパーで購入したさつまいもは水洗いされているので長期保存には向いていません。丁寧に保存することで少しでも日持ちさせることが可能です。

購入したらビニール袋から出して1本ずつ新聞紙で包んだら段ボールや紙袋など紙製のものに入れて、通気性の良い冷暗所で保存します。

カットしたさつまいもの保存方法

カットしたさつまいもを保存する場合は、カットした断面にラップをしてから新聞紙で包みます。全部を覆うとさつまいもが呼吸できなくなって腐るのが早くなります。洗ってしまったら密封容器に入れ、さつまいもが完全に水に浸かるようにして冷蔵庫で保存しましょう。水を毎日取り変えることで数日間は日持ちします。

水洗いはNG

水気に弱く、水洗いしてしまうと水分を吸って腐りやすくなってしまいます。蒸れても同様です。またさつまいもは収穫後も呼吸をしているので、通気性のない場所に保存しておくと中に二酸化酸素が充満し、早く傷んでしまいます。ですからビニール袋や発泡スチロールの箱など、通気性のないものの中で密閉保存するのは厳禁です。

さつまいもは水で洗うと、水分を吸収して腐りやすくなります。さつまいもは収穫しても呼吸をしているため、密封してしまうと傷んで賞味期限が短くなります。濡らしてしまった場合はタッパーに水をひたひたに入れて、冷蔵庫で保存するようにします。

賞味期限を長くしたい場合はキッチンペーパーで水気をふき取って乾かします。乾いたら切り口にラップをしてから新聞紙に包んで冷暗所に保存しましょう。

さつまいもが賞味期限切れに!腐るとどうなる?

生の状態なら数か月日持ちがするさつまいもですが、腐ると賞味期限切れになります。それでは腐ると見た目や臭いにどんな変化が出るのでしょうか?賞味期限を見極められるようにきちんと把握しておくと安心です。

見分け方①シワシワ

見た目では皮がシワシワになることがあります。腐っているわけでなく水分が抜いてしまった状態なので、食べることはできますがあまり美味しくありません。賞味期限も切れているので、シワシワになる前に食べるのが良いです。

見分け方②柔らかい

生の状態でも触ってやわらかいことがあります。これは中まで腐っているので食べないようにしましょう。外側の傷から中に菌が入って腐ってしまってやわらかくなるようです。傷があったらすぐ取り除くようにすると賞味期限も長くなるでしょう。

見分け方③カビ

表面に白カビが付いている場合なら洗って落とせば食べることができますその他の色のカビは食べられないので廃棄するようにしましょう。白カビでも中まで黒かったり、本体がやわらかくなっていたら全体にカビが繁殖している状態なので注意が必要です。

見分け方④異臭がする

臭いの点から見ると、酸っぱい臭いやカビ臭がするものはすでに腐っているので食べられません。賞味期限内で見た目に異変がなくても、酸っぱい臭いや変な臭いがしたら迷わず廃棄したほうが良いでしょう。

見分け方⑤低温障害

さつまいもは低温に弱いので、5~18度くらいで保存するのが適しています。冬の寒い時期などで5度より温度が下がると低温障害を起こしてしまいます。低温障害を起こすと腐るのが早く賞味期限が短くなるので注意が必要です。

さつまいもの賞味期限まとめ

さつまいもの皮をむいているところ

さつまいもは一般的に3か月ほど賞味期限があります。正しい方法で保存すれば半年ほど長持ちします。土が付いているさつまいもが最も賞味期限が長いですが、5~18度の適温で冷暗所保存することでより長持ちするでしょう。

常温での保存だけでなく、野菜室や冷凍庫での保存、スーパーで購入したものなど個別に保存方法を紹介しました。また腐った状態を知っておくことでいつでも安全に食べることができるようになるでしょう。ぜひさつまいもを正しく保存して、長く美味しくさつまいもを楽しみましょう!

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