グラニュー糖のカロリー・糖質は？他の砂糖との比較や使い分けも解説！

グラニュー糖のカロリーは太る原因になるほど高いのでしょうか？そこで、グラニュー糖とその他代表的な砂糖のカロリーと糖質について調べました。

グラニュー糖はサトウキビを絞って精製してできた結晶から、蜜を取り除いたものを結晶化させた砂糖です。世界では、グラニュー糖が一般的な砂糖として扱われており、一番消費量が高い砂糖がグラニュー糖なのです。

そんなグラニュー糖100gのカロリーは387kcalになります。グラニュー糖の糖質はというと100gです。グラニュー糖にも、栄養素のビタミンやミネラルが含まれていますが、ごく微量のためグラニュー糖のグラム数がそのまま糖質になります。

グラニュー糖は純度が高い砂糖なので雑味がなく、すっきりとした甘みだけを足すことができます。そのため、香りを楽しむコーヒーや紅茶に入れたり、焼きりんごなどの果物を使ったお菓子に使われます。

また、グラニュー糖はざらめ糖のため水分を含みません。その特徴を活かして、パンやケーキなど水分を厳密に測るお菓子作りに使用されます。

日本人に一番馴染みのある砂糖といえば上白糖です。上白糖のカロリーは100gあたり384kcalで、糖質はグラニュー糖と同じ100gとなります。

上白糖もサトウキビを原料とした砂糖なのですが、精製後に砂糖を原料とした転化糖液を吹き付けて作るので、水分を含みしっとりとした砂糖になります。水分を含んでいるため水に溶けやすく、高温多湿の環境ではかたまりになったり、溶ける可能性があるので、保管は冷蔵庫が適切です。

上白糖で小さじ1入れる方がカロリー、糖質共にグラニュー糖より抑えることができます。上白糖は水分が含まれていて尚且つ粒子が細かいので、溶けやすいといった特徴があります。煮物などに適しているので、料理では上白糖が主に使われているのです。

三温糖は、サトウキビから上白糖やグラニュー糖を作る際に残った糖液を使った砂糖です。作り方は糖液を再三再四煮詰め、カラメル成分を作り出します。煮詰めることで、グラニュー糖とは違った香りと風味があるのが特徴です。

三温糖のカロリーは100gで396kcalとグラニュー糖に比べて少し高めです。カロリーは高いですが、糖質の量は98.8gとなります。したがって、グラニュー糖よりもカロリーは高いが、糖質は低い砂糖になります。

三温糖は根野菜の煮物や鶏の照り焼きなどのコクを出したい料理に良く合います。また、カステラやどら焼きの生地に使われる砂糖です。上白糖と同様に水分を含んでいますので溶けやすく、使いやすいのが特徴です。

黒砂糖もグラニュー糖と同じサトウキビから作るのですが、黒砂糖は、ビタミン、ミネラルといった栄養素が、グラニュー糖や他の砂糖に比べて多く入っているのが特徴です。それにより、黒砂糖は特有の深みのある濃い味を楽しめるのです。

黒砂糖のカロリーは100gで354kcalあり、糖質は89.7gになります。グラニュー糖に比べてカロリー、糖質共に低いです。とはいえ、食べ過ぎれば太るので注意しましょう。

黒砂糖を使ったお菓子なら、かりんとうや黒蜜があります。料理では、豚の角煮や豆煮によく使われます。味が嫌いでなければ、栄養価の高い黒砂糖はカロリーも低めで優秀な砂糖と言えます。

きび砂糖とは、日本の砂糖メーカーである日新製糖の商品です。薄い茶色をしていて三温糖と良く似ていますが、製法が違うので別ものです。きび砂糖は黒糖よりも精製された砂糖液を煮詰めて作られたものになります。

きび砂糖の糖質は、100gに98.8g含まれています。カロリーは396kcalで三温糖と同じです。しかし、きび砂糖の方が栄養価かが高い砂糖です。

きび砂糖の味は、黒糖まで行かないけれどもコクがあり、グラニュー糖よりも溶けやすいので、上白糖の代用品として利用可能です。ただし、雑味がありますので、素材の味を生かすフルーツを使ったデザートや、フレーバーティなどにはあまり向きません。

てんさい糖は、北海道原産の甜菜(ビート)という大根ににた野菜から作られる砂糖になります。味はすっきりとしたグラニュー糖と比べると、優しい甘みでミネラルが豊富なのでコクがあります。

てんさい糖のカロリーは100gで382kcalです。ただし、てんさい糖は糖質が97.5gと少ないうえにオリゴ糖が含まれているため、糖質で太る人はてんさい糖がおすすめです。

てんさい糖は雑味が少なく、料理にはコクを出すことができますので、グラニュー糖を入れる料理どれにも使うことができます。煮物の照り出しや、マイルドな酢飯作りに重宝するのがてんさい糖です。

氷砂糖は、簡単にいうとグラニュー糖を飴玉くらいの結晶に成長させたものです。つまり、カロリーと糖質はグラニュー糖と同じになります。氷砂糖は1個で4gあり、カロリーは15kcalです。

氷砂糖は、大きな砂糖の結晶なので、じっくりと溶けて欲しい料理に使用します。果実酒やシロップ、果実酢に入れる砂糖として、また、梅干しを作る時にも氷砂糖が使用されます。

グラニュー糖をはじめ、いろいろな種類の砂糖があります。それぞれの特徴を活かして使い分けるポイントを紹介します。

砂糖と言えば上白糖を思い浮かべる人が大半なのではないでしょうか？それだけ私達にとってなじみが深い砂糖が上白糖です。日本で上白糖が好まれている理由は、味に雑味がなくどのような料理にも合うからです。

上白糖は糖質以外の成分を取り除いているため、純粋に甘みをプラスすることができます。料理で砂糖を使用する時は、上白糖にしておくとレシピ通りの味を再現できるのでおすすめです。

お菓子のレシピには決まってグラニュー糖と書かれています。お菓子などの繊細な料理では、不純物や水分が含まれていないグラニュー糖が一番適しているためです。

水分を含む砂糖は気候に影響を受けやすくなります。湿度が高い場所で上白糖を量ると、場合によっては誤差が生じる可能性があるのです。失敗なくお菓子を作るためにも、使用する砂糖はグラニュー糖にしましょう。

三温糖は蜜糖を煮詰めてカラメル化したことにより、グラニュー糖にはない香ばしい香りとコクがあります。日本の食卓で主に使われる上白糖と質感が一番似ているのが三温糖です。

三温糖は黒糖ほどクセが無く、上白糖よりもコクがあるという特徴から、照り焼きや煮物のようなこってりとした料理と相性が良い砂糖です。ただし、三温糖はグラニュー糖に比べてカロリーが高く、普段通りに使っていたら太るのは避けれません。量には注意して使用しましょう。

使いやすさ、カロリー、糖質、栄養のトータルバランスが優秀なのが、意外にもてんさい糖です。洋菓子作りや果実酒などの色や風味を重視する料理以外なら、どのような料理にも使うことができます。

また、てんさい糖もグラニュー糖などと同様に食べ過ぎれば太るのですが、身体を温める効果やオリゴ糖による腸内環境の改善など他の砂糖にはない良い点があるのも魅力です。食べれば太る砂糖ですので、少しでも体に優しいものを選びたい人はてんさい糖を使ってみてください。

グラニュー糖は糖質100％でカロリーが高く、ダイエット中には気を付けるべき食べ物です。甘い料理を好む人は、てんさい糖などを代用して少しでもカロリーを下げるようにしましょう。

とはいえ、コーヒーや紅茶にグラニュー糖をティースプーン1杯入れる程度ならば、カロリーは15kcalですので、ウォーキング10分で消費できてしまうカロリーです。絶対にグラニュー糖を使わないと決めるのではなく、砂糖の種類を上手く使い分けて甘味を楽しんでみてください。