2019年11月21日公開
2024年10月03日更新
オリーブオイルの代用品まとめ!ない時の代わりはサラダ油?ごま油?
オリーブオイルがない時に使える代用品を紹介します。オリーブオイルの代わりとして、サラダ油やバターなどを使用することはできるのでしょうか?また代用品を使用した場合のレシピ等も紹介していきますので参考にしてみて下さい。
目次
オリーブオイルの代用にできる油の種類が知りたい!
オリーブオイルがないときの代用品を調べてみました。その中でもごま油やサラダ油、さらにバターやマーガリンなどがオリーブオイルの代用品として使用されています。フルーティーな味わいが特徴なオリーブオイルですが、その代用をどのようにするのか紹介していきます。
またバターやマーガリン、サラダ油などをオリーブオイルの代わりに使用したレシピもいくつか紹介しますので、是非参考にして作ってみて下さい。
オリーブオイルの代用品①サラダ油
サラダ油は料理を行う上で欠かせないモノの一つです。このサラダ油がオリーブオイルの代用となるのかを調べてみました。さらにサラダ油の特徴やオリーブオイルとの違いも説明します。
サラダ油の特徴
サラダ油の原材料は菜種、大豆、ひまわり、トウモロコシ、ごまなどから抽出している植物油です。サラダ油は生野菜にマッチするように作られた油のため、生食用として使用可能で、低温でも濁ったり固まったりしないのが特徴です。
ほとんどのサラダ油は何らかの化学処理が行われており、加熱や化学薬品など加え、その後抽出されているので不要な成分を取り除いています。その独自な方法で製造されることで味や香りに癖がなく料理に合わせやすい油となっているので、ドレッシング作りやパスタのひっつき防止などにも使用できます。
サラダ油は加工された製品ですので、加熱するときに使用するのがベストです。なるべく加熱して使用しましょう。
オリーブオイルとの違い
【#1分で読む人気記事】
— ロケットニュース24 (@RocketNews24) September 4, 2019
オリーブオイルはサラダ油でも代用可能だ。
まぐろを使うから決して激安レシピではないが、その価値はきっとあるぞ。
気になるレシピは、以上の通りだ! pic.twitter.com/Iki62FmKkZ
オリーブ油独特の香りがなく、あっさりとした味になる、という違いがありますけれど。
サラダ油は、油の香りがほとんどありませんが、生食用途に使用しても、全然問題はありません。
オリーブオイルといえば独特の香りが特徴ですが、サラダ油は無味無臭のため香りがしないというのが違いです。オリーブオイルはオリーブの実を絞って作られたものです。そのため香り成分が含まれた味わいに代わります。したがってオリーブオイルを使用した調理ではオリーブの香りを楽しめます。
サラダ油を代用で使用すると、少し物足りない風味となるかもしれません。そのため味の工夫をすると良いでしょう。オリーブオイルがないときの代用としてサラダ油は使用でき、その使用法はオリーブオイルと一緒です。もしオリーブオイルがないときには代用品として試してみて下さい。
オリーブオイルの代用品②ごま油
ごまの風味が良く効いて、食欲をそそるごま油。そんなごま油を使用している方も多いのではないでしょうか?ここではごま油がオリーブオイルの代用品として使用できるのかを調べてみます。
ごま油の特徴
ごま油は香ばしいごまの風味が良く効いていて、味のアクセントとして使用できます。ごま油は白ごまを焙煎してから抽出されるので油分が強く、ごまの香ばしい香りが味わえます。茶色のごま油以外にも透明のものがありますが、焙煎していないため香りが少なく幅広い料理で使用可能です。
ごまの種類には黒ごまがありますが、油分が少ないことで一般的にはごま油として使用されることはありません。ごま油に含まれている成分は、体に重要な役割りを果たす成分が含まれています。主成分はリノール酸とオレイン酸で約80%を占めていますが、このリノール酸は血中コレステロールを上げにくいといわれている必須脂肪酸です。
もう1つのオレイン酸は悪玉ココレステロール値を減らす効果が期待できます。最近注目をされている成分で、ごまリグナンがという成分が含まれているのを知っていますか?ごまリグナンとは体内で強い抗酸化性を発揮し、肝機能の強化や動脈硬化予防などに期待できます。
オリーブオイルとの違い
料理で使っている油はオリーブオイルとごま油だけ。どちらもオーガニックのを使っています。オリーブオイルは違いがよく分からないのでいつも見た目で…:-) pic.twitter.com/XurhoJRV8h
— kumo (@kumo_dj) March 12, 2017
オリーブオイルはごま油よりオレイン酸の成分が多く含まれています。ごま油にも含まれている成分ですが、オリーブオイルにはオレイン酸が約70%占めています。したがってオレイン酸を体内に摂取したときにはオリーブオイルがおすすめです。
含まれている成分も似ているのでごま油はオリーブオイルの代用として使用ができ、風味のある料理を作ることができます。しかしごま油で代用して作った料理は味の仕上がりに変化をもたらすことがあります。そのため料理を作る際には味の変化に気を付けながら調理しましょう。
ごま油は中華や和食で使用されるのが多く、オリーブオイルは洋食で使用されます。調理するときは、オリーブオイルの使用法と同じようにできます。ごま油で代用するときには味付けに注意すればメニューの選択肢が広がるのではないでしょうか?
オリーブオイルの代用品③バター
オリーブオイルがないときの代用品としてバターが挙げられていますが、どのような特徴があるのかご存知でしょうか?またオリーブオイルとの違いとは何でしょうか?ここではバターについて説明していきます。
バターの特徴
カレー clover@湯島
— Mascara Condor (@Mascara_condor) October 24, 2019
バターチキンカレー +追いキーマ
はちみつミルク発酵バターのまろやかさが特徴的🍛途中でレモンを絞ると華やかな味わいに 油っぽさがないヘルシーな仕上がりもこのお店ならでは👍ジューシーなキーマをちょい足しできるのも嬉しい pic.twitter.com/RzhwQ0S8Xf
バターは牛乳から分離させた乳脂肪分を練って固めた物で、コクのある風味が特徴です。お菓子やパン、料理に使用され、バターを使用したレシピも多くあります。バターには種類があり、無塩バターと有塩バターで販売されています。料理の使用レシピによってバターを使い分けている方が多いようです。
無塩バターといっても塩分がないというわけではないため、今では塩分不使用バターと呼ばれています。調理方法としてバターは溶かして使用することが多いので、加熱する調理がおすすめです。
オリーブオイルとの違い
昼飯にナポリタンを作ったんだが明らかに作り過ぎた🤣
— ginshoku 銀燭 (@Ginshokunabe) January 29, 2019
しかしあれだね〜バターじゃなくオリーブオイルで作るとアッサリになるね〜
油の違いって凄い pic.twitter.com/FocaACERxQ
料理によって、バター・マーガリン・サラダ油で誤魔化す。
トマト系ならニンニク入れたら、オリーブオイルかどうかなんて分からないでしょう。
オリーブオイルがないときの代用品としてバターを使用できます。しかし、オリーブオイルを使用するとアッサリとした味付けと香りを楽しめるのですが、オリーブオイルの代わりにバターを使用すると、香りの代わりにコクのある味へと変わります。したがってレシピによっては味に変化がでるので注意して下さい。
他にはパン生地を作るときにバターを使用すると生地の伸展性が良くなりますが、オリーブオイルを使用すると伸びがあまり良くないなどの違いがあります。パン生地作りのときにはバターの代わりとしてオリーブオイルを使用するのは避けた方がいいようです。
オリーブオイルの代用品④マーガリン
マーガリンも朝食などの食卓には欠かせないものの一つです。このマーガリンはオリーブオイルの代用になるのでしょうか?こちらでもマーガリンの特徴やオリーブオイルとどのように違いがあるか説明します。
マーガリンの特徴
マーガリンはバターとよく比べられますが、バターよりもあっさりとした味で風味がないのが特徴です。バターは牛乳から分離したものを練るなどして固めたクリームですが、それに対してマーガリンは、バターに似せて作った加工食品です。
植物性油脂もしくは動物性の油脂を原料としています。マーガリンは80%以上の油脂含有量のものをいい、80%以下はファットスプレットと呼びます。
オリーブオイルとの違い
久しぶりに自分でお菓子を作ったので、ついでに実験してみた。
— おっしー (@CocoGeroko___96) January 17, 2018
【クッキーの油脂による違い】
サラダ油→パリッとサクッとしてる。王道やね。
マーガリン→ダントツに美味い。見た目もきれい。
ごま油→型抜きしやすい。色もいい。口いれた瞬間ゴマ。
オリーブオイル→型抜きボロボロ。絶対やめとけ。 pic.twitter.com/G9X3t5TzBt
オリーブオイルとマーガリンはコクや香りに違いがありますが、代用品として使用することは可能です。マーガリンはオリーブオイルの香りを求めることができませんが、コクを活かした味付けをすることができます。ただ、クッキーやケーキのスポンジなどの場合は、型崩れの原因となる場合もあります。
したがってオリーブオイルを使用したお菓子作りにはおすすめできません。そのためレシピを選んで代用すると良いでしょう。
オリーブオイルのその他代用品
オリーブオイルはパスタ類にそのままかけても美味しいですし、ピザなどのイタリアンに使用する調味料においては主役格の存在です。ただ、オリーブオイルが切れてしまっていても、その料理が作りたいということもよくあることです。
そこでこの項目ではオリーブオイルの代用品に使用できる物を紹介していきます。代わりに使える物をあらかじめ知っておきさえすれば、オリーブオイルを切らしてしまった時に役立ちます。
えごま油
オリーブオイルはないからえごま油で代用ー♪玉ねぎとじゃがいもいれた!スープ美味し♡ pic.twitter.com/PnlLFOSk3A
— 朔莱 (@Sakra0719) September 8, 2016
えごま油は健康に良いと評判の油で、オリーブオイルの代わりになります。このえごま油のえごまはシソによく似た葉です。風味が薄く、オリーブオイルの代用品としては最適な調味料です。さらっとサーモンなどにかけても美味しくいただけます。
亜麻仁油
ビナグレッチ(味付け前)
— 穏 (@rmulk3) September 1, 2019
ワインビネガーもオリーブオイルも無いので黒酢と亜麻仁油で代用 今冷蔵庫で冷やしているので夜ごはんに食べる 色が夏らしくて綺麗 pic.twitter.com/eicQvYjQck
亜麻仁油には、オメガ3脂肪酸という体内に必要な必須脂肪酸が含まれています。亜麻仁油のオメガ3脂肪酸にはEPAやDHAが多く含まれており、これらを意識して摂取する場合は亜麻仁油がおすすめです。オメガ3脂肪酸は酸化しやすいので、加熱調理で使用すると効果があまり期待できません。したがってオリーブオイルの代わりとしては生食用がおすすめです。
コーン油
オリーブオイルなんてないのでコーン油で代用。うめえ pic.twitter.com/4aAKxfqHCp
— はくろー@えくしぶ (@HAKUROU1119) December 9, 2016
とうもろこしの油もオリーブオイルの代わりに使用することが可能です。またオリーブオイルの代用品として、コーン油はとても甘く香ばしい独特の香りが魅力です。さらにコーン油は前途した亜麻仁油に比べて、加熱しても成分を壊さずに摂取することが強みになります。
そのため、調理中にオイルが切れて困ったときはコーン油での代用をおすすめします。甘く香ばしいコーン油の風味を楽しみましょう。
グレープシードオイル
さて、ツイート忘れてたのでピンクソルトとミックススパイスを洗い流してオリーブオイルが無かったのでグレープシードオイルで代用です( ゚д゚)火入れしたらちょっと焦げたけど燻したらそれなりに仕上がったかな?晩飯に出します!美味いといいなぁε-(´∀`; ) pic.twitter.com/smBIExwAcb
— ルナ(=゚ω゚)ノロードとクロスと燻製と! (@runa_ex) January 1, 2019
あまり聞き慣れない名前のオイルですが、グレープシードオイルはビタミンEやポリフェノールなどの栄養素が多く含まれた油です。オリーブオイル同様健康に良い油で、オリーブオイルがないときに代用品として使用できます。グレープシードオイルのポリフェノールとは動脈硬化や生活習慣病の予防に期待できる成分です。
グレープシードオイルはオリーブオイルと比較して香りや味が薄いので、素材の味を活かした調理が可能です。
こめ油
ビタミンEが含まれ美容に良いとされているこめ油も、オリーブオイルの代わりになります。そして健康に良いオレイン酸が含まれているため、悪玉コレステロール値を減らす効果に期待できます。
こめ油は玄米を絞った胚芽や皮から精製しているため、原材料を国産で賄える唯一の植物油です。他の油との違いとしては強いクセがないところも嬉しいポイントです。
オリーブオイルの代用品で作れるレシピ
オリーブオイルがないときでも、他の油を代用し美味しくいただくことができます。代用品を使用することで香りや風味が変わり、普段とは違った味わいを愉しめる場合もあるでしょう。そこで、オリーブオイルの代用品による簡単アレンジレシピを紹介します。
カルパッチョ
【材料】
- 酢小さじ1
- 醤油小さじ1
- 塩少量
- こしょう少量
- えごま油
- トマト1個
- 鯛
- 玉ねぎ1/2
- ワカメ適量
【作り方】
- 小皿に酢、しょうゆ、えごま油を入れ塩少量、こしょう少量を継ぎ足しよくかき混ぜソースを作ります。
- 鯛、カットしたトマトを皿に並べます。
- 玉ねぎを適量に添え、その上にワカメをちらします。
- ソースかけたら出来上がりです。
ソースはナチュラルな味が特徴で、自分なりにいろいろなアレンジが愉しめます。玉ねぎは入れても入れなくも良いのですが、入れることによって歯ごたえが違ってきます。
マリネ
【材料】
- パプリカ(赤.黄)1/4
- ピーマン2個
- なす1/2本
- 茹でダコ100g
- レモン汁大さじ1
- 酢大さじ1
- しょうゆ大さじ2
- ブラックペッパー適量
- えごま油小さじ2
【作り方】
- パプリカ、ピーマン、なす、茹でたタコを一口サイズにカットします。
- 茹でたタコ以外の食材を器に並べて電子レンジで1分間加熱します。
- 大きな器にえごま油、酢、しょうゆ、ブラックペッパー(適量)を入れよくかき混ぜます。
- その上に一口サイズに切った食材を入れ、茹でたタコををさらに継ぎ足します。
- よくかき混ぜたら出来上がりです。
メイン料理の前菜としておすすめな一品です。このカラフルマリネは健康に良い物が入っており、体から悪玉菌を追い払ってくれます。
ペペロンチーノ
【材料】
- パスタ200g
- にんにく1かけら
- サラダ油
- 鷹の爪少量
- ソーセージ2本
- パセリ少量
- 鶏ガラスープ少量
- こしょう少量
【作り方】
- 塩少量の水でパスタを茹でます。
- にんにく、鷹の爪を刻み、ソーセージを切ります。
- フライパンにサラダ油を引きます。
- にんにく、鷹の爪、ソーセージをフライパンに入れ炒めます。
- 炒めたフライパンの中に茹で上がったパスタの出汁を少量入れます。
- 鶏ガラスープと醤油、塩こしょうを少量入れます。
- 麺を絡めたら出来上がりです。
鶏ガラスープのクセが気になる方は、生姜やネギを一緒に煮込むとクセが取れて食べやすくなります。ぜひ一度試してみてください。
ナポリタン
【材料】
- パスタ200g
- ソーセージ3本
- 玉ねぎ1/2
- ピーマン1個
- ウスターソース大さじ1
- ケチャップ大さじ6
- 砂糖大さじ1
- サラダ油小さじ2
【作り方】
- 塩少量の水でパスタを表示茹で時間の1分長く茹でます。
- 茹で上がったパスタにサラダ油をまぶし、麺をコーティングするように絡めて寝かせます。
- 具材を切り、熱したフライパンにサラダ油を引き玉ねぎ、ソーセージを入れ最後にピーマンを添えて炒めます。
- ケチャップ、砂糖、ソースを絡め、パスタを入れます。
- 最後に火を強め少し焼くように全体を炒めたら出来上がりです。
ケチャップを入れると甘みが出て、お子様も一緒に美味しくいただけます。最後にバターを投入して炒めると、よりまろやかな味になります。
オリーブオイルの代用品を賢く使おう!
オリーブオイルの代用品をまとめてみました。サラダ油やごま油の特徴を調べてみるとオリーブオイルの代用品として使用できることが分かりました。他にもバターやマーガリンなどでも代用で使用されており、どれもオリーブオイルがない場合でもすぐに使用できます。
また代用品を使用したレシピも多くあり、特徴を知ることで料理に使用できる幅が広がるのではないでしょうか?もしオリーブオイルが切れてしまった際は、代用品を使用したレシピを参考にしてみて下さい。