白ワインビネガーの代用品!ない時の代わりで最適なのは?代用レシピも!
本記事では白ワインビネガーの代用品と代用レシピ、赤ワインビネガーとの違いを徹底解説します。白ワインビネガーは家庭に常備しているものでもないので、代わりになる調味料を覚えておくと役立ちます。フルーティーな味わいと爽やかな酸味を再現しましょう!
白ワインビネガーを代用!ない時の代わりにできるものは?
おしゃれな料理レシピによく登場する白ワインビネガー。すぐに使いたくても家庭に常備している方も少ないですし、ちょっと使いたいだけで一瓶購入するのももったいないです。そんな時、ほかの調味料で代用できればいいと思ったことはありませんか?
本記事では白ワインビネガーの代わりになる調味料を徹底調査しました。記事の後半では本来の味に近づける代用レシピも紹介しますので、覚えておくといざという時に役立つこと請け合いです!
白ワインビネガーの特徴と使い道
白ワインビネガーの代用品を紹介する前に、その特徴や使い道をおさらいします。どんなものか知ることで、使ったことがない方もイメージが沸くはずです。
白ワインビネガーの特徴
フランスの熟練した職人により作られ、【PERCHERON】のワインビネガー。
— CONTROLLER KAFFE. (@CONTROLLERKAFFE) May 4, 2019
肉料理のソースなどに使える赤ワインビネガーと、サラダのドレッシングなどをはじめ、どの料理にも合わせやすい白ワインビネガーを取り扱っております。
店頭、オンラインにて販売中です。https://t.co/aoCh8Uf0qV pic.twitter.com/RvBVMv0eBN
白ワインビネガーはぶどう果汁から作られる果実酢の一種です。ぶどう果汁をアルコール発酵させたあと、酢酸菌で発酵させて作られます。中世から続く伝統的な製法では、選び抜かれたワインをオーク樽の中に入れ、一定温度で3週間寝かせたあと、半年間以上熟成して作られるオルレアン製法が用いられていました。
じっくりと熟成して作られた白ワインビネガーは、まろやかな味わいと香ばしい香りが楽しめます。ただオルレアン製法は非常に手間も時間もかかるため、現在では工場で人工的に短時間で作られていることが多いようです。ワイン大国であるフランスをはじめ、イタリアやドイツでは製造が盛んで、さまざまな商品が販売されています。
ぶどうの果汁のみを熟成
白ワインビネガーという名前を聞くと、白ワインとお酢を組み合わせて作ったものと思う方がいますが、これは間違いです。ワインという名前が入っていますが、アルコール分は一切含まれておらず、ぶどう果汁を熟成させる製造工程の中でお酢へと変化したものになります。
味・香り・効果
原料にぶどうを使っていることでもわかるように、ほかの穀物酢にはないフルーティな味わいが楽しめます。酸味がまろやかで、すっきりとした味わいと爽やかな香りが特徴で、料理に少しプラスするとプロ感が生まれて高級な味わいを生み出すことができます。
赤ワインビネガーとの違い
ワインに赤ワインと白ワインがあるように、ビネガーも赤ワインビネガーと白ワインビネガーがあります。赤ワインビネガーは赤ワインを長時間熟成発酵して作られたもので、深いコクと旨みが特徴です。
白ワインビネガーは爽やかな風味が持ち味ですが、赤ワインビネガーはこっくりとした味わい深い旨みが味わえます。赤ワインの風味を生かし、肉料理や魚料理のベースやソースに使われることが多いです。料理の仕上げに赤ワインビネガーを使うと、こっくりとした旨みがプラスされ、味わいもワンランクアップします。
バルサミコ酢との違い
バルサミコ酢はぶどう果汁を木の樽に入れ、長い期間かけてじっくりと自然発酵させたものです。白ワインビネガーは酢酸菌を加えてアルコール発酵させ、短時間熟成したものなので、そもそもの製造工程が異なっています。
イタリアではバルサミコ酢に厳格な基準が設けられており、12年以上熟成させたものだけがバルサミコ酢を名乗ることができます。中には50年や100年以上熟成させたものもあり、値段もかなり高価です。バルサミコ酢は、長時間熟成させることで、芳醇で香り豊かな味わいが楽しめます。
白ワインビネガーの使い道
【ホタテとシャインマスカットのサラダ】ホタテは薄切りして薄く振り塩しておく。マスカットも薄切り。ドレッシングは白ワインビネガー、オリーブ油、塩、胡椒。最後にピリッと辛みのあるスプラウト、クレスを散らす。 pic.twitter.com/8i5qrK0a6w
— きょうの140字ごはん (@140words_recipe) September 1, 2019
白ワインビネガーと聞くとどのように使ったらよいかわからないという方も多いですが、基本的には普通のお酢と同じように使えます。酸味がまろやかでフルーティな味わいを活かして、さまざまなレシピで活用しましょう。
ドレッシング・マリネ
白ワインビネガーの使い道としてまず試して欲しいのが、サラダのドレッシングやマリネに使うことです。クセのない酸味なので、どんなものにもよく合います。いつも使っているお酢を白ワインビネガーに変えるだけで、ちょっとおしゃれな風味のドレッシングができ上がります。
ビネガードリンク
白ワインビネガーを使った爽やかなドリンクはいかがでしょうか?水300mlに対して白ワインビネガーを大さじ1杯程度加えて混ぜるだけで完成します。酸っぱさが気になる方ははちみつやシロップを入れたり、炭酸水に変えても美味しくいただけます。夏バテ解消効果もあり、暑い時期にもぴったりの飲み物になります。
魚介類スープの隠し味
白ワインが魚料理と相性が良いように、白ワインビネガーも魚介料理とよく合います。例えばブイヤベースなどの魚介スープの仕上げにちょっと加えると、ぐっとコクが出て、旨みがアップします。ちょっと物足りなさを感じた時に試してみてください。
白ワインビネガーの代用品
ここから本題である白ワインビネガーの代用品を紹介します。家庭によくある調味料で代用できる方法を集めたので、気軽に作ってみてください。これから家に白ワインビネガーがなくても代用品で対応することができます。
白ワインビネガーの代用①酢と白ワイン
マリネ〜♪(´ε` )白ワインビネガー切らしてたので煮切り白ワインと寿司酢で代用🤪 pic.twitter.com/dLPsEUi45c
— 吊り革@1y♀ (@trkw27) May 7, 2018
「ワインビネガーマリネ」など、ワインビネガーであることが重要なレシピでない限り、大さじ2〜3くらいの量であれば、穀物酢・米酢などのクセの強くない酢で代用が可能です。
人間の舌は、甘味、塩味、酸味、苦味、旨味の5つの味を総合的に感じ取るようにできています。そのため、本来のワインビネガーの特徴と似通っていれば、十分代わりになります。白ワインビネガーは酸味と苦味、甘味を持った調味料なので、それを再現するために穀物酢と白ワインで代用しましょう。
酢はどんなものでも構いません。小麦粉やとうもろこしなどの穀物から作られた穀物酢で代用してもいいですし、りんごから作られたりんご酢で代用すると白ワインビネガーと同じようなフルーティーな味わいを表現することができます。
白ワインビネガーの代用②穀物酢
大好物のカプレーゼ作った!
— KATO軍曹 (@SergeantKATO) April 7, 2019
ワインビネガーの代わりに米酢を使用
うぉー!?
爽やかでンマーイ!
ツンツンしないし、嫌な臭いも無し! pic.twitter.com/R4r2JAPkuI
「ワインビネガーマリネ」など、ワインビネガーであることが重要なレシピでない限り、大さじ2〜3くらいの量であれば、穀物酢・米酢などのクセの強くない酢で代用が可能です。
どんな酢でも問題ないですよ。風味の問題だけです。基本は酢1に油が3ですね。好みで増減してください。
レシピの表記が少量の白ワインビネガーの場合は、穀物酢などの酢だけで代用することもできます。穀物酢は小麦や酒粕、米、とうもろこしなどをブレンドして醸造した日本でもよく使われている醸造酢なので、家庭に常備している方も多いことでしょう。酸味もしっかりとあるため、代用品としても十分通用します。
白ワインビネガーの代わりに同量使って、レシピ通りに料理を作ってください。サラダなどのドレッシングで代用するときは、オリーブオイルやサラダ油なども一緒に加えると、口当たりがさらに良くなります。
白ワインビネガーの代用③レモンと白ワイン
前にTwitterで見た桃モッツァレラサラダ作ってみた。白ワインビネガーをレモンで代用食してしまったけど美味しい!!今度ちゃんとレシピ通り作ろ!! pic.twitter.com/IVi7VOoO9a
— アメショ🍊🌱🦇 (@HiHiOKtaro) August 20, 2015
完璧に同じ味にはなりませんが、十分代用できます。
海外に住んでいる方で「お酢」が手に入らないところに住んでいる方は、逆に白ワインビネガーをお酢の代用に使い、寿し酢なんかも作りますから。
醸造酢も果実酒も家にない、という場合は、レモンを代わりに使うこともできます。レモンにはすっきりとした強い酸味があり、レモンの風味でフルーティな甘みと酸味、適度な苦みを表現できるので、酢の代用品として十分に通用します。
ワインにはアルコール分が含まれているので、子供やアルコールが苦手な方に食べさせる場合は、煮切ってから使うようにしてください。
白ワインビネガーの代用レシピ
上記で紹介した代用方法のレシピを詳しく紹介します。材料を用意して混ぜるだけでできるので、とても簡単です。
代用レシピ①白ワインと酢
白ワインと酢を使ったお手軽代用レシピです。余った場合は清潔な瓶に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。冷蔵庫で数日寝かせると、味がさらにまろやかになります。白ワインで代用する時、アルコール分が気になる方は一度鍋などで加熱し、煮切ってから使うと良いでしょう。
材料と準備するもの
- 酢 100ml
- 白ワイン 50ml
作り方
- ボウルに酢とワインを入れます。
- 泡立て器などでよく混ぜたら完成です。
代用レシピ②レモンと白ワイン
レモンと白ワインの代用レシピです。白ワインビネガーの代用品として使う場合は1:1の分量で作ってみてください。酸味が強いのが好きな方はレモンの分量を増やしても構いません。レモンはフレッシュなものを絞っても良いですし、市販のレモン果汁でも問題ありません。量が少なくてよい方は、調整して作りましょう。
材料と準備するもの
- レモン 1個(50mlになるまで)
- 白ワイン 50ml
作り方
- レモンを絞り、50mlにします。
- ボウルにレモンと白ワインを入れます。
- 泡立て器などでよく混ぜたら完成です。
白ワインビネガーの代用品まとめ
本記事では白ワインビネガーの代わりになる調味料や代用レシピを詳しく解説してきました。今までワインビネガーがなくて挑戦できなかったレシピも、代用品を活用すると作ることができます。
わざわざ買ってまでは作りたくない、という方も気軽にチャレンジできるのではないでしょうか?フルーティーでまろやかな味わいは料理を確実にワンランクアップさせてくれます。ぜひ代用レシピを覚えて、活用してください!