2019年11月20日公開
2024年10月02日更新
アスパラの賞味期限はいつまで?日持ちするおすすめの方法も解説!
アスパラの賞味期限がどれくらいなのかを解説します。新鮮なアスパラの見分け方と腐るとどうなるか?おすすめの保存方法も説明します。アスパラは日持ちせず、腐るのが早いという特徴があるので、長く楽しむために賞味期限を長くして日持ちさせましょう。
アスパラの賞味期限を長くする方法が知りたい!
アスパラは茹でてよし、炒めてよしの万能野菜です。また、シャキシャキとした歯触りと新鮮な風味が魅力的です。様々な料理に大活躍ですが、冷蔵庫に入れておいたらいつのまにかしなびていた、腐っていた、そんな経験ありませんか?アスパラは日持ちしない、早く腐るというイメージを持っている方もいるのではないでしょうか?
腐るというイメージは基本的に正しいです。数多くある野菜の中でもアスパラは鮮度を維持しにくく、日持ちしないことで知られています。購入したアスパラはできるだけ長く新鮮な状態で保存しておきたいものです。そんなアスパラの賞味期限を長くするための保存方法を、常温と冷蔵、冷凍の場合にわけて紹介します。
アスパラの賞味期限と日持ちする保存方法
野菜の中でもアスパラは非常にデリケートで、日持ちせずに腐るのが早いことで知られています。収穫後間もなくの味は格別だと、栽培経験のある主婦や農家さんがよく口をそろえて言います。できるだけ早く消費したいのはもちろんですが、そういうわけにはいかないことがほとんどです。
そんなアスパラの賞味期限はどれくらいなのか、常温、冷蔵、冷凍、茹でた場合と保存方法による違いも含めて紹介します。さらに、日持ちさせる方法はどんなものがあるのか、この項目で説明していきます。
常温での賞味期限
出典: https://cuty.jp
アスパラは、常温で保存すると日に日に成長してしまうという特徴があります。そのため、鮮度が下がっていくので日持ちせず、基本的に常温による保存は適していません。
常温での賞味期限の目安はせいぜい1、2日といった程度となります。収穫されてから店頭に並ぶまでの時間がわかりませんので、可能な限り早いうちに食べてしまいましょう。
常温保存方法
常温で保存する時の保存方法を紹介します。そのままの状態で保存してしまうと乾燥してしまい、鮮度はどんどん落ちていきます。濡らした新聞紙やキッチンペーパーを用いて、根本を包んで保管しましょう。そうすることで、鮮度を維持し日持ちを長くすることができます。
さらに、保管時は寝かせるのではなくて、立てて保管するようにしましょう。寝かせておくと上に伸びようとしてエネルギーを消費し、鮮度が落ちてしまうからです。立てて保管する際は、紙パックやペットボトルを半分に切ったものを利用すると便利です。
冷蔵での賞味期限
冷蔵庫で保存することで、常温よりも長く日持ちさせる効果が期待できます。通常の野菜は野菜室に保管することが多いですが、アスパラの場合は例外です。適切な冷蔵方法を理解し、日持ち効果を長くするように心がけましょう。
冷蔵保存方法
冷蔵庫内は乾燥しているので、冷蔵庫で保存する際にも水で濡らしたキッチンペーパーや新聞紙で特に根本の部分を包むようにして、縦にして保管しましょう。そうすることで3~4日の日持ち効果が期待でき、腐るのを遅らせることができます。アスパラの保管に適した温度は2~5℃といわれています。
野菜室での保存はNG
設定が7℃前後の野菜室の保管では、日持ち効果は弱くなってしまいます。冷蔵保存の際は、野菜室には入れないように気をつけてください。野菜室に入れた方が早く腐ります。アスパラの冷蔵保管は、できるだけ温度の低い冷蔵室がおすすめです。
茹でたアスパラの賞味期限
茹でたアスパラ、ブロッコリ、スナップエンドウとスライスオニオン、パプリカ、ぶつ切りきゅうりは、保存容器で冷蔵庫イン。3日で食べ切るつもり。 pic.twitter.com/BADzi4sm
— yukiko S(草組5期生) (@hilarusnix) January 14, 2012
あらかじめ茹でてから保存するのも効果的です。アスパラは収穫後も自身のエネルギーを消費して成長しようとします。そのため、熱を通すことで成長を止めることができるからです。
茹でておくと2~3日の賞味期限となります。さらに、冷蔵庫で保存することで10日くらいの賞味期限が期待できます。茹でてから保存することで、食事の際にそのまま提供することができますし、調理時間の短縮にも繋がって便利です。
また、その後調理することを考慮するなら、固めに茹でることをおすすめします。アスパラは熱を通すと、すぐに柔らかくなってしまいます。茹でて柔らかくなったものを再度調理すると、せっかくの特徴である歯ざわりが失われてしまいます。
保存方法
茹でた後は、そのままの状態でおいておくとあまり日持ちせず早く腐ります。茹でた後はラップで包むなどして乾燥を防ぐと、賞味期限が長くなります。茹でた後は冷凍での保存をおすすめします。そうすることで、さらなる賞味期限延長効果が期待できます。
冷凍での賞味期限
アスパラ2本ですが出てきました。毎年少しずつなのである程度の量まで冷凍保存していきます🌼 pic.twitter.com/A9i7NMfhNZ
— くまみ。 (@rikiriki3030) April 11, 2018
冷凍することで、賞味期限を大幅に延長させることができます。その方法について説明します。冷凍で保存する際は、あらかじめ茹でておいてから保存するようにしましょう。ただし、冷凍する場合は触感が変わってしまいます。そのため、固めに茹でるのがポイントです。
冷凍保存方法
茹でた後に水けを良く切り、冷凍用のパックに入れ、酸化を防ぐために空気をできるだけ抜いた状態で保存しましょう。そうすることで、賞味期限は1ヶ月程度と、日持ちする期間を大幅に長くすることが可能です。
解凍方法
冷凍保管するアスパラはあらかじめ固めに茹でているので、調理に使用することをおすすめします。その際は、解凍せずにそのまま使用しましょう。触感が変化する程度を抑えることができます。
ホワイトアスパラの賞味期限
ホワイトアスパラはとにかくすぐ茹で、冷めたらバットに移して茹で汁のまま冷蔵庫で保存。 pic.twitter.com/oAhKBiFKxb
— 鈴木智彦/SUZUKI TOMOHIKO (@yonakiishi) May 29, 2017
ホワイトアスパラの特徴は何といってもその白さです。芽が出る春先に土を盛り、芽を日に当てずに伸ばして栽培すると白く育ちます。また、グリーンアスパラと比べて非常に柔らかいのも特徴の一つです。
ホワイトアスパラの賞味期限は、グリーンアスパラと同等であまり日持ちしません。常温なら1、2日、冷蔵で3、4日程度になります。鮮度を維持するための方法は、グリーンアスパラの場合と基本的に同じになります。
保存方法
保存方法についても、基本的にはグリーンアスパラと同等と考えてください。ポイントは、やはり濡れた新聞紙やキッチンペーパーで根本を中心に包み、立てて保管することです。ただし、茹でる場合ははグリーンアスパラよりも柔らかいため、短めに茹でることがポイントです。
アスパラの鮮度の見分け方
アスパラは収穫後も成長し続けるために日持ちしづらく、鮮度を維持することが難しい野菜です。鮮度の良いアスパラの見分け方として、以下の点に注目してください。
鮮度の良いものを選ぶことで、美味く食べられることはもちろん、購入後の日持ちも良くなります。アスパラは賞味期限が短いことをよく理解し、鮮度の良いものを選ぶようにましょう。
切り口がみずみずしい
アスパラは切り口からどんどん水分が蒸発し、乾燥していきます。そのため、店頭で見かけた際に切り口がみずみずしいものは、収穫してから間もないことを意味します。鮮度の良し悪しを見分ける方法としてはとても有効です。ぜひ、店頭で購入の際は気にしてください。
鮮やかな緑色のもの
アスパラ中華炒めで一杯😋🍺
— 鈴木菜穂子 フルート (@NahokoSuzuki) May 12, 2019
旬の食材は色が鮮やかで目にも美味しい👀 pic.twitter.com/zswpvJb03v
アスパラは収穫後にどんどん色が変わっていきます。鮮やかな緑であるほど鮮度が良いといえます。時間が経過するにつれ、緑色はどんどんくすんでいき、鮮度が悪いと茶褐色を帯びてしまいます。
穂先がシャキッとしている・穂がしまっている
【産直で人気の旬野菜のご紹介・アスパラガス】
— 岩手町公式アカウント (@iwatemachi_koho) May 22, 2018
アスパラガスの選び方は緑色が鮮やかなもの。まっすぐで、穂先が締まっているものがおすすめです。保存方法は、ビニールの保存袋に入れ立てて野菜室で冷蔵してください。岩手町ならではの新鮮な旬をお楽しみくださいませ!#岩手町 #野菜 #アスパラ pic.twitter.com/tP9ds0alr1
穂先がシャキッとして、しまっているものを選ぶようにしましょう。切り口から水分が失われ乾燥していくわけですが、さらに乾燥が進むと穂先がしなびてきます。
鮮度が失われてきているサインなので、注意してください。穂先は茎に比べると柔らかく、食べやすい場所です。しかし、穂先にハリがないのは全体的に鮮度が失われているので、美味しくありません。
茎の太さが均一
茎の太さは均一なものを選ぶようにしましょう。太かったり、細かったり不均一だと鮮度の落ち方にばらつきが生じるので、味わいにもばらつきが生じます。
余談になりますが、一般的に太いアスパラの方が柔らかく、細い方が味わいは濃くなる傾向にあります。柔らかくジューシーなアスパラを楽しみたい場合は、太い方がおすすめです。購入時の参考にしてください。
腐ったアスパラの見分け方
最後に腐ったアスパラの見分け方について紹介します。茶色になってしまった、ふにゃっとしなびてしまった、変な匂いがする、酸っぱい匂いがする、ぬめりがある、カビが生えているといった現象がそれにあたります。
これらは腐ってしまった合図です。購入後このような現象が見られたら、食べるのはあきらめて捨てましょう。収穫後、色鮮やかな緑だったアスパラは、鮮度が落ちていくについて、徐々に茶色味を帯びてきます。
アスパラの賞味期限まとめ
野菜の中でも、アスパラは特に早く腐り、日持ちしない野菜であることがわかったと思います。鮮度を維持するために、先人たちが編み出したたくさんの手法を紹介しました。
また、鮮度の良い、収穫して間もないアスパラはとても美味しいです。やや上級者レベルですが、家庭菜園でも十分栽培は可能です。興味のあるかたはぜひ、アスパラを育てて、収穫直後のおいしさを体感してください。