パスタの賞味期限切れはいつまで食べられる?乾麺/茹でた麺で解説
保存食として有名なパスタですが、実はパスタにも賞味期限があります。この記事では、賞味期限が切れたパスタをいつまで食べることができるのか調査しました。また、乾麺と茹でた麺それぞれの正しい保存方法も紹介します。
パスタの賞味期限切れは何日後まで食べられる?
パスタは時間がない時でも、鍋でさっと茹でるだけで、簡単に作れます。そのうえ保存も効くので、保存食として常備している家庭も多くあります。そのようなパスタだからこそ、賞味期限をうっかり見落としてしまいがちです。
この記事では、乾麺と茹でた麺それぞれの賞味期限を詳しく紹介します。麺が腐ってしまったときの見分け方も解説するので、参考にしてください。
パスタの賞味期限【乾麺】
乾麺パスタの賞味期限
日本パスタ協会により、乾麺パスタの賞味期限は、約3年間と定められています。また、賞味期限が切れた後も長期間変敗することはなく、食品衛生上の問題はないと発表されています。
しかも、パスタやマカロニは、製造後1~2年で食感や弾力が良化していきます。その傾向は1~2年でピークに達し、その後、数年間はほとんど変化しません。そこから計算し、賞味期限は約3年間と決められたのです。
乾麺パスタの保存方法
パスタの保存容器、冷蔵庫でかさばるから、こういうのがオススメです#ヒルナンデス
— マッキー太郎 (@makkey_taro) October 7, 2019
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未開封の乾麺は、直射日光のあたる場所や温度、湿度が異常に高くなる場所を避けて、袋のまま保管します。開封後の乾麺は、湿気を吸いやすい状態です。湿気は、パスタの風味や食感を落とす原因になります。瓶やタッパーなど、完全に密閉された容器に入れて保存しましょう。最近は、パスタ専用の保存容器も販売されています。
また、シリカゲルなどを入れるのも、乾燥を防ぐのに有効です。保管場所は、必ずしも冷蔵庫である必要はありません。冷暗所であれば、どこでも大丈夫です。食品棚やパントリーでも保管することができます。冷蔵庫での保管は、虫が付きにくいというメリットがある一方、他の食品の匂いが付きやすいというデメリットもあるので、注意が必要です。
乾麺パスタの賞味期限切れが食べられる期間
賞味期限の切れたパスタは、保存状態が良ければ、何年経っても食べることができます。実は、乾麺には消費期限が定められていないのです。
賞味期限は美味しく食べられる期間で、消費期限は安全に食べられる期間と、使い分けられています。ただし、どちらも未開封の状態で、指定された保存方法を守って保管したときという条件のもとです。ですから、消費期限が定められていないパスタは、賞味期限を過ぎてしまっても食べることができます。
口コミ
6年前に賞味期限を迎えたパスタ麺(開封済)をお昼に茹でて食べたが、今のところ何ともない。
— いどりす (@t_idris) August 28, 2017
賞味期限5年以上前の開封済みパスタを食べたけど何ともなかった(購入から8年以上経ってる) pic.twitter.com/9YoUXUZKjr
— あさ🐾 (@Haido_Ele) December 25, 2017
パスタの賞味期限【茹でた麺】
茹でたパスタの賞味期限
茹でたパスタの賞味期限は、1日程度です。味や食感を気にしないなら、2~3日であれば、食べることができます。これ以上時間が経つと、味や風味が落ちてしまうだけでなく、食品衛生上の問題も出てきます。茹でた麺は、できるだけ早く食べるようにしてください。
茹でたパスタの保存方法
冷蔵保存の場合は、密閉した容器やジッパー付きの袋に入れて保存します。もしくは、皿に盛り付けて、皿ごとしっかりとラップをします。このとき、ソースやオリーブオイルを絡めておきましょう。そのまま密閉して冷蔵保存してしまうと、麺同士がくっついてしまうからです。
また、麺は少し硬めに茹でましょう。なぜなら、茹でたパスタは時間が経つと、伸びて食感が柔らかくなってしまうからです。普段より1~2分、短い時間で茹でるのが、ベストです。
冷凍保存の場合も同じように、ソースやオイルを絡めます。そして、平らに広げてラップで包み、金属トレーに乗せて急速に冷凍します。しっかり凍ったら、空気に触れないように、タッパーやフリーザーパックなどの密閉容器に入れて保管しましょう。
どちらの場合も、保存する前に、ソースやオリーブオイルをしっかり絡めることと、空気に触れないように密閉することが大切です。
茹でたパスタの日持ち
冷凍保存した場合、賞味期限は1ヶ月弱になります。1ヶ月以上の冷凍保存は、冷凍焼けを起こしてしまう可能性があります。冷凍焼けを起こした食品は、食べても体に大きな害はないといわれていますが、見た目も味も著しく落ちてしまいます。最長でも1ヶ月と考えましょう。
茹でたパスタが腐った時の特徴
上記の方法を守って保存したつもりでも、腐ってしまうことがあります。最も考えられる原因は、開封後の乾麺が空気に触れ続けてしまったことです。開け口を折るだけではなく、完全に密閉して保存しましょう。
パスタは、賞味期限が切れて腐ると、変色したり、虫が湧いたり、カビが生えたりします。明らかな見た目の変化に気づいたら、速やかに捨ててください。
パスタの賞味期限切れに気を付けよう
パスタは、未開封の状態であれば、賞味期限を過ぎて何年経っても食べることができます。しかし、茹でた後のパスタは意外と賞味期限が短く、傷みやすいのです。保存方法を守り、賞味期限切れに気を付けて、おいしく食べましょう。