ビールの種類一覧まとめ!スタイルって何?人気の銘柄も豊富に紹介!
ビールは非常に多くの種類があります。この記事では、様々なビールの種類を一覧で紹介します。スタイルとは何かという基本的な情報や、人気銘柄についても一覧にして記載しているので、ビールの種類について興味がある方は是非チェックしてみて下さい。
ビールの種類はどれくらいある?
お酒好きの方の中でも、特にビールが好きだという方は多いでしょう。しかし、ビールにさまざまな種類があることを知っていますか?「黒ビールなどは知っているけどよく分からない」と言う声が挙げられますが、実は、ビールは色による違いだけではなく、あらゆる違いによって多くの種類に分類されており、一覧にすると非常によく分かります。
この記事では、意外と知られていないビールの種類を一覧にして紹介します。まずはビールの基本的な知識について見ていきましょう。
スタイルとは?
ビールを分類する上で、スタイルという言葉を聞いた事がある方も多いのではないでしょうか?スタイルとはビールの分類法の事で、発酵や熟成の度合いによって様々な種類に分類されます。ビールは麦芽やホップ、酵母と水を主な原料として作られますが、スタイルが違っているとその味わいは全く異なる物になります。
100種類以上もある
ビールはかなり多くのスタイルに分類されており、その数はなんと100種類を超えています。日本で販売されているビールは黄色や茶色っぽい物がほとんどですが、スタイルによっては黒かったり、赤みがかった色であったりします。
スタイルによってスッキリした味わいに仕上がっていたり、芳醇な香りを愉しむ事が出来たりとその特徴は様々です。ビールが好きだという方は是非どのようなスタイルがあるかをチェックしてみて下さい。
日本と海外で違うビールの文化
ビールには多くのスタイルがあるのに日本では似ている雰囲気のビールが多いです。それもそのはずで、日本で販売されているビールのスタイルはほとんどがピルスナーとなっています。
もちろんピルスナーのビールも美味しいですが、100種類近くのスタイルがあるのにそれを知らないというのももったいない話です。今回の種類一覧を見て、これまでスタイルについて頓着してこなかったという方もどのような物があるかを確認してみて下さい。
ビールの種類一覧【ラガー】
早速ビールの種類一覧を見ていきましょう。最初は、よく耳にするラガーという種類の一覧から紹介します。ビールは発酵して作られますが、その内下面発酵と呼ばれる方法で造られるのがラガービールです。
ラガーは5度前後の低温で7日間程発酵させて造ります。雑菌が繁殖しにくく、一定のクオリティを保ったまま大量生産しやすいという特徴があります。
ピルスナー
ピルスナーは1842年にチェコのビルゼンで誕生したビールで、ホップの風味が効いた爽快な香りと淡い色が特徴のビールです。日本で販売されているビールもこの種類が多く、アルコール分は4%〜5%程となっています。
人気銘柄【ピルスナーウルケル】
ピルスナーウルケルはピルスナーの元祖として人気があり、苦味と甘み、そして風味のバランスが絶妙に仕上がっています。しっかりとしたキレやコクを愉しむ事が出来るのはもちろん、華やかなホップの余韻も感じられます。
アメリカンラガー
アメリカンラガーはその名の通りアメリカで発展したビールの種類で、アメリカビールとも呼ばれます。軽い飲み口のピルスナータイプで、カナダや中南米の淡色ビールはほとんどがこのスタイルであると言われています。
軽い飲み口となっているのは、とうもろこしなどの副原料を多く使用してホップの苦味が押さえられているから。ビールの苦味があまり得意ではない方にも飲みやすいビールと言えるでしょう。
人気銘柄【バドワイザー】
バドワイザーは世界ナンバーワンの生産量を誇るビールで、日本でもスーパーで気軽に購入できます。バドワイザーは熟成時にぶなの木を入れているという特徴があります。この特徴によって、フルーティーな味わいに仕上がっています。
フルーティーな味わいに加えてサラサラとした飲み心地に仕上がっているので、夏場にグビグビとビールを飲みたいという時にはぴったりです。
シュバルツ
シュバルツビールは、ドイツのバイエルン地方が発祥とされるスタイルのビールです。シュバルツという名前は黒ビールを意味する名前で、名前の通り真っ黒なビジュアルが特徴です。味わいはラガーのすっきり感もありますし、甘みをしっかりと感じる事が出来る物もあります。
スタウトやポーターといったビールも黒いビジュアルが特徴的ですが、シュバルツとは違ってこちらは上面発酵で造られています。
人気銘柄【ベアレン醸造所 シュバルツ】
シュバルツビールで人気の銘柄は、ベアレン醸造所のシュバルツです。ドイツ南部のブルワリーで使われていた設備をそのまま岩手に移して造られているビールで、ドイツの醸造所を思わせるイラストが描かれたお洒落なラベルも魅力。
キレがあり、スッキリとした飲み後が特徴ですがほのかな甘みを愉しむ事も出来ます。真っ黒の見た目とは裏腹に、ビール初心者の方でも飲みやすい味わいが特徴です。
ボック
ボックはドイツのアインベックという町が発祥のビールで、バイエルン地方で発展していきました。元々は色のこさが特徴でしたが、最近では色の薄い種類が多くなっています。コクがあり、アルコール度数も6%〜6.5%程と高めになっています。
ちなみに、ボックを更に濃くしたものはドッペルボックという種類になり、アルコール度数は7.5%〜13%程と更に高くなります。
人気銘柄【ブルックス・ボック】
近年では色が薄い物が多いボックですが、こちらの種類は赤みがかったダークブラウンの様な色をしています。カラメルを思わせる様な甘さと、ブラックベリーの様なフルーティーさを愉しめます。ナッツの様な後味を感じられるので、口の中をスッキリと引き締めてくれるでしょう。
ドュンケル
ドゥンケルは、ドイツ語で暗いという意味を表す言葉です。この名が表すとおり、ドュンケルは黒色っぽい褐色をしています。ミュンヘン由来である事から、ミュンヒナー・デュンケルという名前でも呼ばれているビールです。
苦味と甘みとのバランスが取れている種類で、日本人の味覚に合うビールであるとも言われています。地ビールはもちろん、大手ビールメーカーからもドゥンケルを販売している場合があるので是非チェックしてみて下さい。度数は4.5%〜5%程です。
人気銘柄【エルディンガーデュンケル】
1866年に創業されたビールメーカーである、エルディンガーが製造している黒ビールです。独特の甘みが特徴で、ステーキなどしっかりした味わいの料理との相性が良いです。
キンキンに冷やしてから飲んでも美味しいですし、常温でも美味しいのでそれぞれの違いを愉しむというのも良いでしょう。料理を食べている間に温度が温くなりやすい、キャンプやバーベキューの際にもぴったりの種類です。
ウインナー
ウインナーというと豚肉の腸詰めを想像してしまいますが、ビールのスタイルの一種でもあります。ウインナーラガーはオーストリア発祥のスタイルで、ヴィエナやウィーンスタイルという名前でも呼ばれます。
ウインナーラガーを醸造する時に使用するウインナーモルトに焦げ目が付いている事から、液色は赤みがかっています。マイケル・ジャクソンが紹介したという事でも有名なスタイルです。
人気銘柄【ネグラ・モデロ】
ネグラ・モデロはメキシコで人気ナンバーワンと言われている銘柄で、クリーミーな泡と明るい黒褐色が特徴的です。
褐色な見た目とは裏腹に飲み口はスッキリとしており、色々な食事と相性が良いです。軽い甘口で飲みやすく、いつもとは違った味にチャレンジしてみたいという方にもおすすめ出来ます。
ドルトムンダー
ドルトムンダーは名前から連想される通り、ドイツのドルトムント地方で発展したというビールです。苦味は弱めであり、発酵度が高くなると保存期間が長くなるという特徴もあります。ちなみに、エキスポートと呼ばれるビールはドルトムンダーの事を指しています。
人気銘柄【ダブ】
ダブはドルトムンダーの代表的銘柄で、ピルスナーを元にして開発されました。ホップの香りが強めなのが特徴で、ビールを飲めば口いっぱいにホップの香りが広がるでしょう。スッキリした飲み口なので飲みやすい種類でもあります。普段はピルスナーばかり飲んでいるけど時には違う種類に挑戦したいという方におすすめします。
ビールの種類一覧【エール】
続いて紹介する一覧はエールです。エールビールはラガーよりも歴史が古く、上面発酵で造られます。ラガーが世界的に普及した後もイギリスやベルギーではエールの方が主流で、現在でも様々な種類の物が販売されています。
ラガーはスッキリとした飲み口が特徴でしたが、エールは芳醇な香りと濃厚な味わいが特徴です。エールにも色々なスタイルがあるので、どのような種類があるのかを一覧で見ていきましょう。
ペールエール
ペールエールはイギリス発祥のスタイルです。イギリスの伝統的な種類ではありますが、後にアメリカに渡りアメリカンペールエールという種類が誕生しました。
このアメリカンペールエールは華やかなホップの香りを愉しめる種類で、世界的に人気がある種類の一つです。アルコール度数は4.5%から5.5%程です。ちなみに、ペールという言葉には淡いという意味があります。このビールが誕生した当時は色が濃い種類ばかりだったので、この名前となりました。
人気銘柄【ヤッホーブルーイング よなよなエール】
ヤッホーブルーイングは、日本のクラフトビール業界を牽引している有名人気企業です。このよなよなエールも、スーパーで見かけた事があるという方も多いのではないでしょうか?
本格的なアメリカンペールエールで、柑橘系フレーバーを愉しむ事が出来るカスケードというホップを使用しているのが特徴です。柔らかな苦味と深みを感じる事が出来ます。
ポーター
ポーターは1722年にロンドンで発展したというビールです。ロンドンのポーターが好んで飲んでいたという事から名付けられており、濃厚な味わいと濃い色のビジュアルが特徴のスタイルです。
ビールというとキンキンに冷やして飲むイメージが強いですが、ポーターは12度位に冷やした後、ちびちびと愉しむのがおすすめの飲み方です。温度を少し高めにしておく事で、ローストしたモルトの風味をよりしっかりと愉しむ事が出来ます。
人気銘柄【ヤッホーブルーイング 東京ブラック】
ポーターは少し珍しい種類のビールですが、日本でも製造されています。名前にブラックとついている通り真っ黒なビジュアルで一見飲みにくそうにも見えるのですが、独特の甘みを感じる事が出来るので意外にもまろやかで飲みやすいのが特徴です。
日本のスーパーで取り扱っている事も多いので、黒ビールにチャレンジしてみたいという方はこちらからチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
スコッチエール
スコッチエールは、スコットランドのエディンバラで生まれた種類です。スコッチというとウイスキーを想像する方も多いかもしれませんが、ベルギーではスコッチというとこちらの方を指すのだそうです。
他のエールビールに比べて低温で発酵させているという特徴があり、アルコール度数が高めに仕上がっています。モルトの存在感をしっかり感じる事ができ、強めのビールが欲しいという方にもおすすめのビールです。
人気銘柄【マックイーワンズスコッチエール】
マックイーワンズスコッチエールはアルコール度数が8%と高めではありますが、マイルドな味わいで飲みやすい銘柄です。香りは個性的で、リキュール系の甘い風味を愉しむ事も出来ます。
すいすい飲めてしまうので、飲む量には注意したほうが良いかもしれません。飲みやすいと入っても軽いという訳ではなく、深い味わいに仕上がっているので飲みごたえはしっかりとあります。
ホワイトエール
ホワイトエールは、ベルギー生まれの小麦ビールす。原料にコリアンダーやオレンジピールなどを使用しており、個性的な香りを愉しむ事が出来ます。また、小麦タンパクが使用されている事によって見た目が白く濁っているとう特徴もあります。
20世紀に一度その歴史が途絶えかけていましたが、ある牛乳屋さんによって復活を遂げたという歴史を持っています。アルコール度数は4.8%〜5.5%程です。
人気銘柄【銀河高原白ビール】
銀河高原ビールからはヴァイツェンやペールエールも販売されていますが、白ビールも製造しています。爽やかな酸味と柔らかな口当たりが特徴で、麦芽100%、天然水100%で造られているこだわりのビールです。
フルーツを想像させるような甘い味わいが特徴で、飲みやすいビールの銘柄を探しているという方にはぴったりです。他の種類の銀河高原ビールと飲み比べしてみるのもおすすめです。
トラピスト
トラピストは歴史の古いビールで、ベルギーのトラピスト修道院で造られていました。トラピストビールを名乗るにはトラピスト会修道院の修道士が自ら造った物か、修道士の監修の元で造られた物であるなどいくつかの厳しい条件をクリアする必要があります。
醸造する修道院によって特徴は様々ですが、全体的に見るとアルコール度数が高く濃厚な味わいの物が多いです。瓶に詰めた後でも発酵が続いているという特徴もあります。
人気銘柄【ウェストマール トリプル】
ウェストマール修道院という、ベルギーにあるカトリックの修道院で造られているビールです。1870年から地元限定で販売が行われてきましたが、1920年には本格的な製造が始まったので現在ではトラピストビールの製造量第1位のビールとなっています。
フルーティーさと苦味とのバランスがちょうどよく、その美味しさから世界中のビールファンの方に愛されている銘柄です。日本でも通販などで購入する事が出来るので、試してみたい方は探してみて下さい。
アンバーエール
ホワイトエールやペールエールなどを紹介しましたが、アンバーエールという種類もあります。名前の通り琥珀色の美しい液色が特徴のビールです。この様な色になってるのは麦芽を少し焦がしているからで、色がきれいなだけではなく香ばしい風味と強めの苦味が生まれるというメリットもあります。
しっかりとした味わいが特徴なので、普段飲んでいるビールとは違う強めの種類の物を飲んでみたいという方におすすめします。アルコール度数は4.5%〜6%程です。
人気銘柄【デイ・オブ・ザ・デッド】
デイ・オブ・ザ・デッドは、メキシコの老舗醸造所によって造られているアンバーエールです。ラテンアメリカの祝日である死者の日を祝うためのクラフトビールとして有名で、ドクロのイラストが描かれたパッケージが特徴的です。
ホップの苦味とカラメルの様な香ばしさを愉しむ事ができ、飲みごたえがしっかりとあります。ラベルも印象的で目を引くので、ホームパーティーなどの席にもおすすめしたい銘柄です。
スタウト
スタウトは、先程紹介したポーターから生まれたビールです。基本的にはポーターの製法で造られるのですが、原料の一部に砂糖を使用するという特徴があります。
こう聞くと甘い物が多そうですが、ギネスビールの様に濃厚でホップの苦味が強い物もあります。他にも、スイートスタウトと呼ばれる甘いスタウトもあります。アルコール度数は4%〜8%程です。
人気銘柄【エクストラスタウト】
エクストラスタウトはギネスから発売されており、ビールの美味しさだけでなくラベルのお洒落さやボトルのスタイリッシュさからも人気が高い商品です。
ギネスが販売しているスタウトにはギネスドラフトという物もあるのですが、愉しみ方がまた異なっているので注意しましょう。エクストラスタウトはキンキンに冷やして飲むのではなく、ぬるめの温度で愉しむのが通の飲み方です。
IPA
IPAという名前は、インディアペールエールの略です。インドがイギリスの植民地であった頃、インドに滞在しているイギリス人に送るために醸造されたという歴史を持っています。
船で輸送する事を前提として造られているので、防腐剤代わりに大量のホップが使用されているのが特徴の一つ。これにより、香りと苦味がかなり強めに仕上がっています。
人気銘柄【ヤッホーブルーイング インドの青鬼】
ブルーの背景と、白色で描かれた鬼の顔のイラストが印象的なパッケージです。見た目は可愛いですが、鬼という名前のイメージ通りパンチのある苦味が特徴です。
ただ苦味が強いだけではなく、その後にはフルーティーなアロマを感じる事も出来ます。女性にも飲みやすいビールであり、スーパーで販売されている事も多いので一度試してみてはいかがでしょうか?
レッドエール
レッドエールはその名の通り、液色が銅色に近い赤色になっているというのが特徴です。レッドエールといっても色々な種類があり、アイリッシュスタイルやアメリカンスタイル、インペリアルスタイルなどがあります。
種類によってそれぞれ味わいや風味は異なっており、苦味が強い物であったり、乳酸味が強い物などがあります。
人気銘柄【エチゴビール プレミアムレッドエール】
エチゴビールのレッドエールは、日本の地ビール第1号として生まれた銘柄です。名前の通り液色は美しい赤色で、風味はホップ由来の柑橘系フレーバーを愉しむ事が出来ます。
原料には厳選された麦芽を使用されており、適度な厚みや重みを愉しむ事が出来ます。苦味もしっかりとあるので、ビール好きの方にも自身を持っておすすめします。
ケルシュ
ケルシュは、ドイツのケルン特産の淡色ビールです。淡色である理由は、造る時に淡色の麦芽のみを使用しているからです。アルコール度数は4.3%〜5%程となっており、若干低めです。
一見ピルスナーの様にも見えるビジュアルですが、ホップの香りは控えめで白ワインの様なフルーティーな飲み口です。そのため、初心者の方でも飲みやすいビールであると言えるでしょう。エールビールなので上面発酵ではあるのですが、ラガーと同じく高温で発酵させているという特徴もあります。
人気銘柄【ガッフェル ケルシュ】
本場のケルシュは手に入りにくいのですが、こちらの種類なら日本でも購入する事が出来ます。炭酸は控えめで飲みやすくなっており、爽やかな飲み口とスッキリとしたキレが特徴のビールです。こちらは瓶入りで販売されていますが、本場ですと樽生スタイルで愉しむ事が出来るので機会があれば試してみてはいかがでしょうか?
ヴァイツエン
ヴァイツェンは、ドイツのバイエルン地方で発展したビールです。ヴァイツェンという名前はバイエルンと少し響きが似ていますが、ここからではなく小麦を表すヴァイツェンという単語からそのまま名付けられました。
麦芽を50%以上使用しており、苦味が弱めなので苦いビールが苦手という方でも飲みやすいビールになっています。輪切りのレモンとの相性が良いそうなので、飲む機会があれば試してみて下さい。アルコール度数は5%から5.5%程の物が多いです。
人気銘柄【銀河高原ビール 小麦のビール】
日本で販売されているビールの種類はほとんどがピルスナーであると紹介しましたが、この商品は伝統的なヴァイツェンの手法を元にして日本でアレンジを加えて造られたという物となっています。
小麦の甘さや酵母のフルーティー感が特徴で、ピルスナー以外のビールで飲みやすい種類を試してみたいという方にもぴったりです。スーパーで販売されている事が多いので、欲しい時すぐに購入出来るという点も魅力です。また、アジアビアカップで金賞を受賞しているなど、世界的にもこの美味しさが認められています。
ビールの種類一覧【ランビッグ】
最後に、ランビックという種類を一覧で見てみましょう。ラガーやエールは醸造用の酵母を使用して発酵させていますが、ランビックは自然発酵で造られます。このビールの場合、酵母は香り付けではなく防腐剤として使用されます。積んでから1年以上が経ったホップを使用するので、他のビールには無い独特の酸味と香りとを感じる事が出来ます。
フルーツランビック
フルーツランビックは、若いランビックに果物を漬け込んで風味と色を付けた物です。甘い味が付いているファロという種類は再発酵してしまうので流通が難しいですが、フルーツランビックは比較的流通しやすいです。
フルーツランビックはサワーチェリーやフランボワーズなどが代表的ですが、バナナやパイナップル、パッションフルーツなど様々なフルーツが使用されています。フルーティな味わいが好きな方におすすめのビールです。
人気銘柄【リンデマンス ペシャリーゼ】
ペシャリーゼは、醸造途中で桃の果汁が加えられたというランビックビールです。ランビックビール特有の酸味はもちろん、桃の甘みをしっかりと感じる事が出来るのでまるでピーチジュースのような飲みやすさです。
アルコール度数も2.5%とかなり低く、強いお酒が苦手という方でも飲みやすい銘柄です。フルーティなビールを愉しみたい時は是非候補に入れてみて下さい。
グーズランビック
ランビックはホップを茶色になるまで寝かせておいてから使用するので、クセが強いという特徴があります。しかし、若いランビックと熟成させたランビックとを混ぜたこのグーズランビックは、通常タイプの物よりも飲みやすくなっています。
ランビックは発酵の時に炭酸が抜けてしまいますが、こちらは更なる発酵で炭酸が生まれるので泡立ちを愉しむことも可能。麦のシャンパンと表現される事もあります。
人気銘柄【カンティヨン・グース】
カンティヨン・グースはベルギーのブリュッセル南西を流れるゼナ川周辺のみに生息するという野生酵母と勇気原料を使用して造られています。
伝統的な製法を守って造られており、グースランビックの真髄とも言われています。ランビック特有の強い酸味が特徴的なので、酸味が苦手な方は注意しましょう。
ビールは種類豊富で奥深い!
この記事では、種類豊富なビールの種類や特徴などを一覧で紹介しました。ビールと一言に言ってもラガー、エール、ランビックと色々な種類があり、多くのスタイルに分かれています。液色や風味、味わいもそれぞれなので、いつも決まった種類しか飲まないという方も一覧を参考にして他の種類を試してみてはいかがでしょうか?