リュスティックの美味しい食べ方とアレンジレシピ!もちもち食感が魅力!

リュスティックは、素朴な味わいのパンで現在人気急上昇中です。ネットや口コミでは「もちもち食感がたまらない!」と評判を集めています。今回はこのリュスティックの美味しい食べ方やカロリー、作り方などをまとめて紹介します。自宅でアレンジパンを作るのはとても楽しい作業で、また市販のパンを購入して食べるのとは一味違う楽しみが生まれる事でしょう。家庭でも簡単にできる作り方やアレンジレシピなども併せてご覧ください。

リュスティックの美味しい食べ方とアレンジレシピ!もちもち食感が魅力!のイメージ

目次

  1. 1リュスティックとは?
  2. 2リュスティックの美味しい食べ方
  3. 3リュスティックのアレンジレシピ
  4. 4リュスティックのもちもち食感を愉しもう!

リュスティックとは?

まずは、リュスティックはどのようなパンなのか?ということを解説していきましょう。リュスティックはフランスパンの種類のひとつで、パンの神様の異名を持つ「レイモン・カルヴェル」が復古的なレシピとして創作したパンです。

レイモン・カルヴェルは、フランス国立製粉学校の教授で20世紀フランスパンの権威です。この方が考案したリュスティックは、水分量が多くもちもちとした食感で素朴な味わいがあり、形は不揃いなのが特徴とされています。

フランスのハード系のパン

パンの種類は大まかに2種類あり、ハード系とソフト系に分かれます。ハード系は外皮が固くパリッとしており、代表的なものとしてバゲットなどがハード系に挙げられます。反対にソフト系は?というと、外皮も内側も柔らかい食感で、バターロールなどがソフト系のパンです。また、ベーグルや食パンはセミハード系という分類にあたります。

リュスティックは、フランスパンの種類の中でもハード系のパンとして分類されます。製法の工程で生地を捏ねる際に水分を多く使い、そのため生地がねっとりとし成形しにくいため、大きくまとめたパン生地を均等に分割しそのまま焼きます。結果的に形が不揃いなのはそのためです。

名前の意味

次に、リュスティックという名前の由来について解説します。リュスティックという言葉はフランス語で「田舎風」という意味です。パンの成形せずに切り分けて不揃いなまま焼き上げるという製法から見た目に素朴な雰囲気の持ち味があるため、この名前が付けられたと言われています。

パン生地を切り分けたのちに成形をしない、という作り方も一般家庭向きと言える製法です。そのためフランスパン作りの入門レシピにも加えられていて、パン作りのプロもおすすめする簡単で美味しいパンとして挙げられます。

カロリー

黄色の背景のチェックの文字

パンはカロリーが気になるところです。リュスティックのカロリーは?というと、100gでおおよそ396kcalといわれています。一般的なフランスパンのカロリーは100gでおおよそ279kcalですので、パンの種類の中でもカロリーが高めと思われがちです。

しかし、リュスティックは生地に含まれる水分量が多い為もっちりとして噛み応えがあり、相対的に食べる量を減らすことができます。また材料に卵やバターを使いませんので、食パンなどと比べるとややカロリーは低めと考えてよいでしょう。

リュスティックの美味しい食べ方

リュスティックは小麦の味を楽しめる素朴な味わいのパンですので、サンドにしても美味しいですし食事の副菜としても活躍してくれます。焼き上げる前のパン生地自体に、木の実やフルーツなどを混ぜて焼き上げることもでき、アレンジ次第でメインにも副菜にもなり様々な食べ方ができるパンです。

混ぜ込む材料によってパンのカロリーも変化しますが、そもそもの材料自体がカロリーが低めですので思い切ってジャムやバターをたくさん付けて食べ方もおすすめできます。

シンプルにバターやオリーブオイルで

リュスティックは卵もバターも使わないレシピなので、小麦本来の素朴な味わいを楽しみたいものです。最初の食べ方としておすすめしたいのが、シンプルにバターやオリーブオイルに付けるという食べ方。小麦の香りが引き立つリュスティックは特にバターと相性が良く、シンプルな味わいゆえに本来の小麦のおいしさを存分に楽しめます。

オリーブオイルに浸して食べる場合は、ひと手間をかけオリーブオイルに少しだけ塩を加えると、小麦の甘みが更に引き立ちます。オリーブオイルに塩を少々、更に黒こしょうを挽くと格段に香りも良くなります。オリーブオイルは出来るだけ新鮮なものを使用するとよいでしょう。
 

サンドイッチにする

リュスティックは成形をせずに焼き上げるので、いびつな丸い形に焼きあがります。そのパンを横半分に切りサンドにすると、とてもボリュームのあるサンドイッチやバーガーに。ピクニックやお花見などの、ちょっとしたお弁当ランチにも活躍する華やかなメニューとしてもおすすめです。

リュスティックは見た目は素朴で地味な印象ですが、トマトやレタスなどのビビッドカラーを引きたててくれる色合いですので、白い食パンでサンドイッチを作るよりもプレートをより華やかに演出してくれます。

シチューに添える

リュスティックの基本の食べ方とも言えますが、シチューに添えるのもおいしい食べ方のひとつ。ここでアクセントのある食べ方として紹介したいのが、中身をくり抜いて器として活用する方法。リュスティックをこぶしふたつほどの大きなサイズにすると、サラダボウルの代わりやシチューの器、またはグラタン皿としても活躍してくれます。

くり抜いた中身は別のメニューで使用しても良いですし、そのままグラタンなどの具材として一緒に焼き込んでもよいでしょう。特にパングラタンなどは、リュスティック向きのメニューといえます。

手作りで様々な具材を生地に混ぜる

リュスティックを作る際に、パン生地自体に様々な具材を混ぜて焼き上げるのも美味しい食べ方のひとつです。基本の材料は小麦粉とイースト、そして塩と水のみなので、角切りチーズやドライトマトはもちろん黒ゴマやカボチャの種、クルミなども相性がよい具材です。

基本のパン材料のみ使用して作るパンですので、お好きな具材を足して色々なレシピを考案してみるのも、自宅で焼き上げるパンの楽しみのひとつとなります。香りの高いバジルなどのハーブとも相性が抜群です。

リュスティックのアレンジレシピ

ここからはリュスティックのアレンジレシピをいくつか紹介したいのですが、その前に一度基本の材料を紹介しましょう。小麦粉はフランスパン用の強力粉でも良いですし、通常のパンに使用する強力粉でもおいしく作ることができます。イーストはこだわりがなければ市販のドライイーストを使い、あとは塩と水またはぬるま湯です。

シンプルな材料の組み合わせですので、アレンジとして入れる食材も甘いものから塩気が強いまで、幅広く組み合わせることができます。

カボチャの種とドライトマトのリュスティック

  1. 小麦粉とドライイーストとカボチャの種を混ぜておきます。
  2. ぬるま湯を入れたボールにハチミツを少々と塩、あればモルトパウダーを入れます。
  3. 2をよく溶かしたら、1の強力粉などが入ったボールへ入れ混ぜまず。
  4. 3へドライトマトを入れ混ぜます。
  5. 発酵が終わったら適当な大きさに切り、焼成します。

ここでひとつ材料の説明に補足があり、基本のリュスティックを作る際にもモルトパウダーを使用するレシピは多いのですが、モルトパウダーを使わなくても美味しいパンに仕上がりますのでなくても構いません。

ドライイチジクのリュスティック

リュスティックは酸味のあるフルーツとも相性が抜群です。イチジクだけでなく、レーズンやベリー系とも良く合います。基本の作り方は、カボチャの種とドライトマトのリュスティックと同じですので割愛します。

このドライイチジクのリュスティックを作る上でのポイントは、生地を練る前にイチジクをふやかしておくことです。イチジクは水を吸いにくいので、前日に準備しておくとよいでしょう。刻んだドライトマトと同じ要領で、同じように小さめにイチジクを刻み生地に混ぜ込んでいきます。

パンを作る際は、だいたいパン生地を発酵させているときにパンチと言って、何度か生地に空気を含ませる作業をするのですが、リュスティックを作る際はパンチの作業はなくても大丈夫です。発酵時間は、他のパンと比べると気持ち長めなのですが、アレンジレシピによっては発酵時間が短いものもあります。

リュスティックのもちもち食感を愉しもう!

リュスティックは家庭でも、非常に簡単に作れるパンであり、内側はもちもちで外皮はカリッとしたフランスパンによく似たハード系のパンです。作りやすくパンチなどの手間も少ないことから、家庭で作れる簡単なフランスパンとして注目をされています。

発酵も一次発酵と二次発酵と2回行なうことでもちもち感が増し、より味わい深いパンに仕上がります。冷蔵庫発酵もできますし、オーブンなどの発酵機能も使うと時間も短縮されますので一度お試しください。簡単で美味しいもちもちリュスティックの紹介でした。

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