ミミガーの美味しい食べ方は?コリコリ食感がヤミツキのレシピ集!

ミミガーは沖縄の郷土料理のひとつです。コリコリした食感がよく、お酒のおつまみやご飯のおかずとして親しまれています。近年では、沖縄のみならず日本全国の居酒屋でも人気のおつまみとなっているミミガーですが、おつまみ以外にも美味しい食べ方があります。またミミガーは豚のある部位を使っています。これは沖縄の方言での呼び方で、標準語なら豚の耳を意味しています。意外な名前の由来を持つミミガーの美味しい食べ方やアレンジレシピを紹介します。

ミミガーの美味しい食べ方は?コリコリ食感がヤミツキのレシピ集!のイメージ

目次

  1. 1ミミガ―とは?
  2. 2ミミガーを使ったおすすめの食べ方・レシピ
  3. 3ミミガーの味に関する口コミ評判
  4. 4ミミガーの美味しい食べ方を試してみよう

ミミガ―とは?

沖縄ではお酒の席のおつまみとしてはずせないのがミミガーです。ミミガーとは沖縄の方言で「豚の耳」を指しており、中華料理では「猪耳」と呼ばれています。豚の耳を火であぶって表面の毛を処理、茹でるか蒸すなどして柔らかくし、細切りにして調理します。

沖縄ではスーパーなどでも当たり前に販売されていますが、本土では大手スーパー以外ではあまり見かる事の無い商品です。

部位と見た目の特徴

ミミガー はしあげ

ミミガーとは沖縄の方言でミミ「耳」、ガー「皮」という意味で、つまり元の部位は豚の耳です。もともと沖縄では「鳴き声以外は食べる」と言われるほど、豚の部位を余すことなく食べる事で知られています。

沖縄のスーパーや市場などでは耳の形のまま売られていることもありますが、本土ではほとんどがスライスした状態で販売されています。見た目は太さのある中華料理のクラゲを薄くしたような形で、平たい軟骨の周りを皮の元なるコラーゲン層が包み込んでいます。

味と食感

ほとんどが軟骨のため、肉のような味わいはありません。また豚特有の獣臭があるためしっかりとした下処理が必要です。また軟骨がある耳という部位特有のコリコリした食感とコラーゲン層のねっとり感をダブルで感じることができます。好きな人はこの食感がクセになるようです。

カロリーと栄養効果

コラーゲン層が軟骨を包んでいるミミガーですが、通常コラーゲン層が多いとカロリーや脂質が高くなりがちです。しかしミミガーは他の肉類などと比べローカロリーで女性に嬉しい栄養素がたっぷりつまっています。100gあたりのカロリーは約150kcalです。これは脂身付きの豚ロース肉のカロリー263kcalと比べぐっと低いのがわかります。

また栄養素として含まれているのはたんぱく質・カルシウム・コラーゲン・ビタミンE・ナトリウムです。たんぱく質は筋肉を作りカルシウムはイライラの抑制や骨を作る大切な栄養素です。またコラーゲンは美肌作りに欠かせず、ビタミンEには老化を抑える抗酸化作用が期待できます。ナトリウムはむくみ抑制効果があるとされています。

値段と売っている所

沖縄では一般的なスーパーや市場などで販売されているミミガーですが、本土ではローソンセレクトやトップバリュブランド、伊藤ハムなどが取扱いを行っています。中でも伊藤ハムの商品は大手スーパーなどでの取り扱いも多いようです。

ローソンセレクトのミミガーは198円(税込)で、トップバリュは214円(税込)、伊藤ハムは大体200円前後で販売されています。沖縄の市場などで販売されているものは1kgあたり500円前後ですが、茹でるなど下処理していないものもあるため確認が必要です。

ミミガーを使ったおすすめの食べ方・レシピ

パッケージングされているミミガーは既に味付けが施されており、そのまま食べても美味しいものが殆ど。ですが、せっかくですし自分好みの食べ方を見つけてみるのもおすすめです。ほんの一手間加えるだけでも美味しいミミガー料理の出来上がりです。ここではそんなお気軽レシピを紹介します。

ミミガーの胡麻塩和え

  • ミミガー100g
  • 水菜半束
  • ごま油大さじ2
  • 塩・胡椒・ごま適量
 
  1. ミミガーと水菜を食べやすい大きさに切る(スライスのものはそのままで可)
  2. ボウルにごま油・塩・胡椒とを入れて混ぜ合わせる
  3. ミミガーと水菜を加え混ぜる
  4. ごま油が絡まったら胡麻を加えてさらに混ぜたら出来上がり

ミミガー自体には味が無いので、シンプルな和え物にするのが一般的です。このレシピでは水菜を使っていますが、きゅうりでもOKです。市販の味付けミミガーだと少し味が濃いので、その場合は調味料を少し減らしてもいいかもしれません。

ボイルミミガーの場合は、茹でた後にしっかりと水分をふき取ってください。水分が残っていると和え物が水っぽくなってしまうので注意が必要です。

ミミガーのピーナツ和え

  • ミミガー150g
  • キュウリ1/2本
  • Aピーナッツクリーム大さじ3
  • A味噌大さじ1
  • A砂糖大さじ1
  • A酢大さじ1
  • Aみりん大さじ1/2
  • だし汁50cc
  • ラー油適量(好み)
 
  1. ミミガーを細切りにする(スライスされているものはそのまま)
  2. キュウリはせん切りにする
  3. ボールにAの材料を合わせてだし汁を少しずつ加えてのばす
  4. ミミガーとキュウリを加えて和える
  5. 好みでラー油をかけたら出来上がり

ミミガーはピーナッツのような濃厚な味わいの食材と相性がとても良いです。レシピではパッケージングされたミミガーを想定していますが、ボイルミミガーの場合はごま塩和えと同じく、湯通ししたあとしっかり水気を切ってください。しっかり水分を取ることでピーナッツソースがよく絡みます。

またレシピにあるキュウリは、ネギやたまねぎなど歯ごたえある野菜と変更しても美味しくできあがります。そのほか生食のほうれん草などと和えるのも美味しくなる食べ方です。

ミミガーから揚げ

  • ミミガー100g
  • お湯 (ゆで用)適量
  • A料理酒大さじ1
  • Aしょうゆ小さじ1
  • Aごま油小さじ1
  • Aすりおろし生姜小さじ1/4
  • Aすりおろしニンニク小さじ1/4
  • 片栗粉大さじ2
  • 揚げ油適量
  • 大葉 (好み)
 
  1. 湯を沸騰させた鍋にミミガーを入れ、中火で1分程茹でたあと流水でさっと洗い、水気を切る
  2. ジップロックなど密閉袋に水気を拭き取ったミミガーとAの材料を入れ袋の上からもみこむ
  3. 冷蔵庫で30分程漬け込む
  4. 漬け込んだら片栗粉を入れて、全体にまぶす
  5. 揚げ油をフライパンの底から3cm程の高さまで入れ、180℃まで熱する
  6. 調味料をもみこんだミミガーをきつね色になるまで5分程揚げ、油を切る
  7. 皿に盛ったら出来上がり(好みで大葉を飾る)

ミミガーのから揚げはとても美味しく、おつまみにもピッタリです。レシピでは30分ほど漬け込むようにしていますが、味付けされているものは時間を短くしたほうが味が濃すぎず美味しく出来上がります。またあっさりした味付けにしてポン酢などをつける食べ方もおすすめです。部位の特徴を活かした美味しい唐揚げを頂きましょう。

ミミガーの味に関する口コミ評判

ミミガーの口コミでもっとも多く見られるのは、「コリコリとしていて美味しい」という食感に関するものでした。

「嚙み応えがあるため少量でも満腹感を得られる」など、ダイエット食としてのコメントも見られます。「生野菜の上にミミガーを多めにトッピングし、サラダのようにして食べると食べ応えもあり、満足感もある」といったものもありました。カロリーを気にしているダイエッターにとっては強い味方のようです。

ただし、ダイエットを気にしているのに食感がクセになってしまい、ついつい食べ過ぎてしまうという声もあります。その美味しさから箸が止まらなくなってしまうようです。

ローソンセレクトなどの味付けタイプを購入し、自分流にアレンジしたレシピで楽しむ人も見られました。ワカメやキュウリなどを和え、唐辛子やブラックペッパーでスパイシーにするとお酒に合うといったモノや、大根おろしとポン酢であっさりした味付けにする、からし酢味噌をつけても美味しいという声もありました。

ミミガーはコラーゲンを豊富に含んでいるので、美容に対する意識が高い人はコラーゲン摂取のために美味しく食べているという声もありました。ミミガーに対しての口コミや評価ではマイナスはほとんど見られていません。

特にローソンセレクトやネットショップで購入できる沖縄のメーカー・オキハムの商品が美味しいという声が多く感じられます。特にオキハムの商品は老若男女を問わず好まれているようです。

ミミガーの美味しい食べ方を試してみよう

ミミガー小鉢

どんな部位も残さず食べるという沖縄の食文化の中で生まれたミミガーですが、流通が発達した近年では沖縄以外の土地でも手に入りやすくなっています。ネットショップで販売されているミミガー商品は、スパイシーな味付けのものや燻製、ジャーキーなど種類も豊富になってきています。

スーパーなどで購入して味わうのもいいですし、ネットショップで新しい味を発見するのも楽しいかもしれません。さらにアレンジレシピを活用すればミミガーの楽しみ方は無限大です。

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