オレンジブロッサムのカクテルレシピと歴史!ジンベースでレディキラー?

オレンジブロッサムを飲んだことがありますか?オレンジブロッサムはジンとオレンジジュースだけで作れるシンプルなカクテルです。しかし、オレンジブロッサムの歴史や味の誕生は、今とかなりかけ離れています。今回はそんなオレンジブロッサムの名前の由来や味、美味しいカクテルレシピやアレンジ方法、さらに甘いカクテルにピッタリのおつまみについて紹介していきますので、参考にしてください。

オレンジブロッサムのカクテルレシピと歴史!ジンベースでレディキラー?のイメージ

目次

  1. 1オレンジブロッサムとは?
  2. 2オレンジブロッサムのカクテルレシピ
  3. 3オレンジブロッサムと似ているカクテル
  4. 4オレンジブロッサムに合うおつまみ
  5. 5オレンジブロッサムで素敵な夜を

オレンジブロッサムとは?

オレンジブロッサムはドライジンとオレンジジュースを混ぜ合わせたカクテルです。オレンジの花ともいわれており、とてもお洒落な名前のカクテルで女性に人気があります。お酒を飲んでいるという感覚があまりないオレンジブロッサムは飲みやすいため、お酒が苦手な人も気軽に飲むことができます。

ジンベースのフルーティーなカクテル

オレンジブロッサムはジン・オレンジとも呼ばれているカクテルです。直訳するとオレンジの花というお洒落な名前のカクテルです。トニックウォーターと混ぜ合わせて飲むジントニックや、ライムと炭酸水を加えて飲むジンリッキーとは少し違った甘いカクテルに仕上がっています。

オレンジブロッサムはオレンジジュースと混ぜ合わせているので、甘いお酒が好きな人やお酒をたくさん飲んだ後の口直しにもおすすめです。

禁酒法時代にアメリカで誕生

オレンジブロッサムはアメリカの禁酒法時代、今から約100年以上前に誕生したカクテルです。当時のアメリカでは禁酒法の真っただ中で公にお酒が売られていない時期でした。

良質なお酒などは、なかなか手に入らない時代で、お酒をどうしても飲みたいという人が闇市場で人が飲めないような粗悪なアルコールを購入して飲むしかありませんでした。その粗悪なアルコールがジンです。

禁酒法時代に密造されていた粗悪なジンには良くない臭いがついており、その臭いのお酒をどうしたら美味しく飲めるかを考えついたのが、オレンジジュースと混ぜるという方法でした。臭いを消すためにオレンジジュースを混ぜ合わせて作られたことによって出来上がったのがオレンジブロッサムです。

オレンジブロッサムは粗悪なお酒の臭いや味をオレンジジュースで消して飲んだことが始まりといわれています。

今では結婚式の食前酒として人気

臭いがきつくて美味しくないと言われていたジンをオレンジジュースと混ぜ合わせることで、とても縁起の良いお酒に変化しています。オレンジの花には純粋や花嫁の喜びといった花言葉があり、結婚式の食前酒としても世界中で大人気のカクテルとして有名です。

また、オレンジは花と実を同時につけることから愛や豊穣のシンボルともされています。こういったことからオレンジブロッサムは結婚式の披露宴でアペリティフ(食前酒)として飲まれることが多いです。花にはそれぞれの言葉があるように、カクテルにもカクテルの言葉というものがあります。

花に誕生花が設定されているように、カクテルにも誕生日に合わせて誕生酒という設定があるようです。オレンジブロッサムは1月10日の誕生酒とされています。オレンジブロッサムのカクテル言葉は、感謝の気持ちを忘れない未来少女というもので、少し不思議なカクテル言葉です。

また、中和というカクテル言葉でもあるといわれています。誰がどのような目的で付けたものなのかは分かりませんが、オレンジブロッサムは華やかなイメージの言葉が多いです。

そのため意中の相手にプロポーズをした際に良い返事がもらえた時に乾杯として1杯飲む人もいるくらい、お祝い事などの晴れやかな舞台の始まりにピッタリなカクテルです。

そんな晴れやかな門出の友達にこの意味合いを伝えて送る1杯として使ってみてはどうでしょうか?昔のカクテルとは違い、今のオレンジブロッサムはクセの少ない口当たりが良く、飲みやすいテイストのカクテルとなっているのでどの世代の人にも愛され、楽しく飲むことができます。

カクテルの味

オレンジブロッサムは名前の通り、ドライジンをオレンジジュースで混ぜ合わせたカクテルです。オレンジジュースに少しアルコールが入っているような感覚の味なので、飲みやすいテイストなので人気があります。オレンジブロッサムはショートスタイルのカクテルとして作られているお店が多いです。

オレンジジュースのフルーティーな美味しさと、ジンの爽やかな香りがマッチしたカクテルです。色合いがオレンジ色で、とても華やかでお洒落な雰囲気のバーの中でも劣ることなく絵になります。

ショートタイプのカクテルなので、なるべく早めに飲むことをおすすめします。アルコール度数もさほど高くないカクテルとなっているので、飲みやすいです。ショートカクテルは3口で飲み干せという言葉がありますが、なかなか難しいところがあります。

しかし、シェーカーで急速に冷やして混ぜ合わせるといった技法を用いられて作られているカクテルなので、時間が経過すると液体自体が分離してしまい、最初の味とはかけ離れた味に変化してしまいます。相手の人とお話しながら適度に飲んで楽しみましょう。

口コミ

こちらのオレンジブロッサムはロングタイプで提供されています。カクテルのグラスに添えられているオレンジがとてもお洒落です。間接照明の少し薄暗い店内でもキレイな色合いのオレンジブロッサムはとても輝いていて美味しそうです。

オレンジブロッサムのカクテルレシピ

ドライジンをオレンジジュースで混ぜ合わせたカクテル、オレンジブロッサムは家でも簡単に作ることができます。入れるジンの量や、オレンジジュースによって変わってきますが、今回は一般的な美味しいオレンジブロッサムカクテルのレシピを紹介します。

材料

  • ジン40ml
  • オレンジジュース80m

オレンジブロッサムはジンとオレンジジュースを混ぜるだけのシンプルなカクテルです。今回はショートタイプではなく、ロングタイプのオレンジブロッサムのレシピの分量を紹介します。

オレンジブロッサムは甘口で炭酸がないので飲みやすいお酒です。使用するジンにもよりますが、大体は15度となっているので自分好みのレシピに調節すると美味しく飲むことができます。

ショートグラスを使用して作る時はジンを少し多めにして45mlにし、オレンジジュース15mlを加えると良いでしょう。ショートの場合はアルコール度数24度程度にするレシピがおすすめです。

今回のレシピは家で作って飲むことを考えてロングタイプでも度数を控えめにしています。お酒が強い人や少し強い度数で飲みたい人は、ジンを多めに入れて飲みましょう。

オレンジブロッサムはオレンジジュースと相性の良いジンを使うことでより美味しいカクテルになります。ジンは香草などを使って香りづけされた蒸留酒となっていますが、中には何十種類の香草や柑橘を使って香りづけをしたジンも存在します。

オレンジブロッサムに使うジンとしておすすめなのが、ギルビー社のジンです。ギルビーは他の銘柄のジンに比べて柑橘類の香りが強く、オレンジジュースと相性抜群です。ジン特有の香りや風味が控えめになっているので、普段からジンはあまり飲まないという人にもおすすめできる銘柄です。

作り方

  1. シェーカーにすべての材料を入れます。
  2. シェイクして好きなカクテルグラスに注いだら完成です。

オレンジブロッサムは混ぜるだけの簡単なレシピなので、家でも気軽に作ることができます。オレンジブロッサムを作る際は口の広いグラスと溶けにくい丸くて大きい氷を使うことをおすすめします。

口の広いグラスに氷を8割程度入れ、氷がたっぷり入ったグラスにジンを注ぎます。ジンが氷をつたって下に行ったらグラスにオレンジジュースを注いてよく混ぜ合わせたら完成です。難しいレシピではないので、誰でも簡単に作ることができます。

オレンジジュースを注いだらしっかり底から混ぜ合わせないと、底の方の度数が高くなってしまいますので、その点は注意しましょう。今回はロンググラスのレシピを紹介しましたが、ショートグラスを使用して作る場合は氷を入れずに、注いで混ぜるときに氷を使用して作る形になります。

そのままのレシピで作るオレンジブロッサムも美味しいですが、少しアレンジするだけでもっと美味しく飲むことができます。アレンジでおすすめしたいのが、カットしたフルーツのオレンジを絞って果肉を加える飲み方です。

生の果肉を加えることで果肉のつぶつぶとした食感を楽しむことができ、さらに生のオレンジを絞ることによってオレンジの味が濃い濃厚なカクテルを楽しむことが可能です。しかし、生のオレンジを絞るのは大変という声もあります。

そんな時は果汁100%のオレンジジュースを使って作りましょう。果汁100%のオレンジジュースを使うだけでとての濃厚でだいぶ味が変わります。安く手に入る果汁薄めのオレンジジュースを使って作るとジンと混ぜることで味が薄くなるので、あまりおすすめできません。

できるだけ果汁100%のオレンジジュースか、果肉を絞って美味しいオレンジブロッサムを楽しみましょう。

オレンジブロッサムと似ているカクテル

オレンジジュースをベースに作っているカクテルは他にもたくさんあります。中でもスクリュードライバーはオレンジブロッサムと見た目がほとんど同じです。オレンジブロッサムに似ているスクリュードライバーとその派生カクテルソルティードッグについて見ていきましょう。

スクリュードライバーとの違い

オレンジブロッサムとスクリュードライバーは見た目がほとんど同じで、両方テーブルに並べられると違いが分かりずらいお酒です。一般的にはスクリュードライバーの方がカクテルとして有名で、オレンジブロッサムよりもスクリュードライバーの方が名前を知っている人も多いのではないでしょうか?

また、オレンジブロッサムはジン・オレンジとしてメニューに書かれているお店もあります。スクリュードライバーはジンとオレンジではなく、ウォッカにオレンジジュースを混ぜて作られたカクテルです。

どちらもオレンジジュースを使っているので、見分けが付きにくく普段お酒を飲まない人はオレンジジュースの甘みに隠されたジンとウォッカの味の違いが分からずに悩んでしまう人も多いです。

更に派生したカクテルがソルティードッグ

スクリュードライバーははウォッカにオレンジジュースを混ぜて作られていますが、スクリュードライバーからさらに派生して作られたお酒がソルティードックです。ソルティードッグはウォッカにグレープフルーツジュースを混ぜ合わせて作られています

ソルティードッグのソルティーは塩という意味ですが、カクテルに塩が直接入っているわけではなくカクテルを注いだグラスの縁に塩を飾られていることから、そう呼ばれています。グレープフルーツのさっぱりとした甘みと塩を一緒に味わうことでお互いを引き立ててくれるので、相性抜群のカクテルです。

日本でもスイカに塩をかけて食べる文化があるように、塩で甘さを引き立たせるという技術はカクテルの世界でも普及しています。グレープフルーツの角のある酸味が苦手な人はガムシロップを加えることで、甘味が増すので、苦手な人は一度試してみてはどうでしょうか?

オレンジブロッサムに合うおつまみ

オレンジジュースの味わいを強く感じる甘いオレンジブロッサムカクテルは、オレンジジュースとの相性が良い食べ物やおつまみと一緒に味わいましょう。食前酒とも言われているので、前菜料理と一緒に楽しむのはもちろん、メインと一緒に飲んでも美味しいです。

アンティパスト

アンティパストとは食事の前という意味があり、正式なイタリア料理のコースの最初に出される料理です。伝統的なアンティパストには肉、オリーブや唐辛子、きのこやアンチョビなどがあります。甘いカクテルはきのこをたっぷり使った料理やピクルスなど酢漬けされた料理によく合います。

肉料理

オレンジベースのカクテルはモーニングで食べるようなソーセージやベーコンなど肉料理と相性抜群です。また肉料理の他にもオムレツなどの卵料理と一緒に飲んでも美味しいです。生ハムやオムレツ、さらには贅沢なソーセージと一緒にカクテルを楽しんでみてはどうでしょうか?

メイン料理では肉や魚介料理などとも良く合うので、その時の季節の食材を使用した料理と一緒に楽しむことができます。

ピザやパスタ

甘いカクテルは食前の料理や肉料理の他にも、メイン料理のピザやパスタなどにもおすすめです。カレーにココナッツミルクが合うように、パスタやピザにも甘いお酒がよく合います。食事と一緒に楽しめるお酒となっているので、どのおつまみとも相性抜群です。

オレンジブロッサムで素敵な夜を

今回はジンとオレンジジュースを使ったオレンジブロッサムカクテルを紹介してきました。オレンジブロッサムは歴史があり、お祝い事などに用いられるとても素敵なカクテルです。オレンジジュースを使ったカクテルは材料も少なく、簡単に作ることができるので、ぜひ自分好みのレシピを生み出してお酒を楽しみましょう。

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