エルディアブロの意味は?辛口好きに人気のカクテルレシピも!
エルディアブロというカクテルを知っていますか?カクテル好きの人でもあまり聞き慣れない名前ではないでしょうか?エルディアブロは辛いカクテルの中でも人気の一つで、この名前のキャラクターもいるほどです。そこでこのカクテルの意味やレシピを検証し、人気の秘密にせまります。エルディアブロのことを詳しく知って、バーに行ったときはスマートに注文できるようにしましょう!また、自宅で作れるレシピも紹介します。
エルディアブロとは?
エルディアブロと聞いても、カクテルだとすぐわかる人は少ないのではないでしょうか?ディアブロだけ聞くと、車好きの人はランボルギーニディアブロを思い出し、ゲーム好きの人はディアブロというプレステ4のゲームを思い出すでしょう。今回はその中でもカクテルについて深く掘り下げていきます。
意味・由来
カクテルの見た目の第一印象は真っ赤だということです。これはカシスリキュールを使っているので、赤いカクテルが完成したのですが、この見た目でエルディアブロと名付けられました。名前をスペイン語で訳すと悪魔という意味になります。見た目が真っ赤なカクテルなので、悪魔の血のように見えることからこの名前が付けられたと言われています。
エルディアブロのように少し不気味な名前を持つカクテルではエクソシスト(悪魔祓いをする祈祷師)という名前のカクテルもあります。材料はテキーラとブルーキュラソー、レモンジュースを加えたシングルグラスで飲むアルコール度が高い飲み物です。
カクテル言葉
カクテル言葉とは、花言葉と同じようにひとつひとつのカクテルに様々な意味を持たせています。このカクテル言葉を使って告白やプロポーズをするなど、気持ちを伝えるためにカクテルを使うこともできます。
エルディアブロの名前の由来が悪魔と知って、怖いイメージがありますが、カクテル言葉は気を付けてです。想像よりもカクテル言葉が優しい感じがしますが、気を付けないと悪魔のように恐ろしいことが待っているよという意味が隠れているかもしれません。気を付けての本当の意味を裏で隠しているようなところが、悪魔の本来の姿のように見えます。
味わい
エルディアブロは見た目よりさっぱりしているカクテルです。カシスリキュールの甘さとジンジャーエールのすっきり感の相性がよく、アルコール度数が高いので辛口タイプと言われていますが、飲みやすいので飲み過ぎには注意が必要です。
モスコミュールやジンバックなどもエルディアブロと同じジンジャーエールをベースにしたカクテルですが、一緒に合わせるお酒が爽やかな飲み口になっています。その点エルディアブロはテキーラを混ぜ合わせるので、独特な辛さと味わいが特徴です。
度数
エルディアブロのアルコール度数は11度と比較的普通です。モスコミュールは10度~13度、ジンバックは14度なので、カクテルの中ではそれほど高くはありません。やはりショートグラスで飲むカクテルはかなりアルコール度数が高く、サイドカーやマティーニなどは約30度あるので、飲むときには気を付けなければいけません。
エルディアブロのカクテルレシピ
それでは、エルディアブロはどのような材料が必要なのでしょうか?カクテルレシピは色々ありますが、基本的な作り方があります。グラスはロンググラスを使用し、自宅にマドラーがなければ、柄の長いスプーンで軽くかき混ぜてください。
ライムを使ったレシピ
柑橘類の中でレモンと同じような使い方をされるライムですが、レモンと見た目は大きく違います。大きさもレモンより一回り小さく、皮が緑色なのが特徴です。味はレモンと似ていて酸っぱいですが、ライム独特の苦さがあり、アルコールの強いカクテルなどにはぴったりです。料理の付け合わせとしても使われ、香りを楽しむ人もいます。
材料
グラスの大きさによって変わりますが、テキーラ30ml、クレームドカシス15ml、ジンジャーエール120ml、ライム1/2個で作れます。ライムをライムジュースを使って作ることもあります。その時は、ジンジャーエールを少し減らします。
材料の中のクレームドカシスというのは、エルディアブロの赤い色をつけているリキュールです。甘みが強いので、ソーダ割りにしたカシスソーダや香りづけのためお菓子屋ゼリーなどにも使われることがあります。スーパーのお酒コーナーに売っていて、値段は700mlで1000円前後の商品が多いです。
作り方
エルディアブロの作り方は簡単で、氷の入ったグラスにテキーラとクレームドカシスを入れ、ライムを絞ります。最後にジンジャーエールを注いで軽く混ぜ合わせたら出来上がりです。飾りにライムを切ってグラスに添えたらお洒落になります。
レモンジュースを使ったレシピ
レモンはビタミンCが豊富で健康食として使われていますが、他にも美白効果や解毒作用、運動後の疲労回復など多くの効能があります。カクテルに使うレモンは少量ですが、その味や香りでリラックス効果は得られるでしょう。皮にも栄養が多く含まれているのでカクテルで使ったあとは、皮でレモンピールを作るのも身体によいレシピです。
材料
エルディアブロの材料はライムを使ったときと同じで、テキーラとクレームドカシス、ジンジャーエールを使います。レモンは1/2個用意するか、レモンジュースを使うこともあります。
ちなみにスーパーなどで売られているレモンは原産地がアメリカが殆どですが、最近では国産レモンの需要も高まっています。美味しいレモンを選ぶポイントは、レモンの皮のつやとハリを見ることです。また、レモンが重いと中に水分がたっぷり入っている証拠なので、レモンの果汁が新鮮です。
作り方
作り方もライムを使ったときと一緒です。もしシェイカーがあるなら、テキーラとクレームドカシス、レモンジュースを混ぜてシェイカーで振ったら、よりお店のカクテルの味に近くなります。
また混ぜるときは、ジンジャーエールの炭酸が抜けないようにゆっくりとかき混ぜます。その時グラスの底から上に持ち上げるようにかき混ぜると、氷が適度に溶けて全体的に冷たくすっきりとしたエルディアブロが作れます。
色々なアレンジ
エルディアブロは同じ材料ですが、種類や量を変えると様々なアレンジレシピが誕生します。一番簡単なアレンジレシピは、ジンジャーエールの種類を変えてみることです。一般的にスーパーで売られているジンジャーエールは甘口タイプです。それを辛口タイプにしたり、ジンジャーが濃いものにすると同じ材料でも味わいが待ったく変わってきます。
また、テキーラも種類によっては色や味わいが変わります。辛口濃いめのテキーラにカシスリキュールを多めに入れ、ジンジャーの強いものを混ぜライムを添えると赤褐色が強いエルディアブロが完成します。ぜひ見た目でもエルディアブロをアレンジして楽しんでください。
エルディアブロの豆知識
最後にエルディアブロについて、面白い豆知識を紹介します。エルディアブロはカクテル以外でも名前を聞くことが多いです。もしこの豆知識をひとつでも覚えておけば、お店でカクテルを頼んだ時に面白い小話として披露できるのも楽しみのひとつになります。
ビールのエルディアブロがある
イギリスを発祥とするビールスタイルひとつでバーレースタイルというのがあります。エルディアブロという名前のビールはアルコール度がワインと同じくらい高く、かなりの期間熟成させることが特徴です。このビールはコストと時間がかなり必要なので、日本で作っている会社はほとんどありません。
サンクトガーレンという会社で作られているエルディアブロは、カクテルと同じく見た目は赤褐色で、ワインに近い果実のような味わいが楽しめます。しかし、ビール独特のホップの香りと少しとろっとした甘さが特徴です。冷えても常温でも美味しいのビールは手土産として非常に喜ばれます。
DCコミックスのキャラクター
アメリカの出版社DCコミックスから発売されたアニメキャラクターの名前でエルディアブロというのがあります。1970年代に初代のエルディアブロが登場し、2代目、3代目と漫画が続きます。共通点は悪魔と関わり、火を操るキャラクターということです。
2016年にはスーサイド・スクワットという映画で登場しています。全身がタトゥーという見た目なのに戦いを好まないというスタンスが、サブキャラクターにしてはかなりの人気があったようです。
見た目も楽しめるエルディアブロを飲んでみよう
エルディアブロには色々な意味や隠れた秘密があることがわかりました。悪魔という意味を持つエルディアブロですが、見た目が赤くて異様な雰囲気を持つ辛口カクテルにしては後味がすっきりとしていて、一度はバーで味わいを楽しむにはちょうど良いカクテルです。
アルコール度もそれほど高くはないですが、カシスやライムの果汁が飲みやすさを増しています。エルディアブロの味わいが口に合ったときは、飲み過ぎに注意してください。またエルディアブロのビールやアニメも試してみて、悪魔のカクテルにどっぷりとはまってみましょう!