シンガポールスリングは色鮮やかで女性に人気!ラッフルズ発祥の歴史も解説

シンガポールスリング、というカクテルを知っていますか?名門ホテルで生まれ、100年の時を越えても愛され続けている伝説のカクテルです。今回はそんなシンガポールカクテルにフォーカスし、名前の由来やレシピ、おすすめアレンジ、楽しみ方などを一挙にお届けします。シンガポールスリングを飲んだことがある方もそうでない方も、知っておくとより楽しめる情報満載ですので、最後までチェックしてみてください。

シンガポールスリングは色鮮やかで女性に人気!ラッフルズ発祥の歴史も解説のイメージ

目次

  1. 1シンガポールスリングとは?
  2. 2シンガポールスリングの発祥地ラッフルズホテル
  3. 3シンガポールスリングのレシピ
  4. 4シンガポールスリングの美味しい飲み方
  5. 5シンガポールスリングのアレンジカクテル
  6. 6シンガポールスリングの鮮やかな色は女性におすすめ

シンガポールスリングとは?

シンガポールの名門ホテルラッフルズホテルで生まれたシンガポールスリングは、ピンク色がかわいいフルーティーなドリンクです。フルーティーで飲みやすい味わいで、お酒が苦手な女の子にもおすすめのカクテルです。今回はシンガポールスリングについて気になる名前の由来や口コミ、レシピ、楽しみ方までたっぷり紹介します。

ピンク色のロングカクテル

シンガポールスリングは、ジンをベースにチェリーブランデーやパイナップルジュースなどを加えて作ったロングカクテルです。全体的に甘口で、チェリーブランデーとパイナップルの香りがさわやかで口当たりの良い味わいが特徴です。

材料にチェリーブランデーを使用しているため、かわいらしいバラ色のようなピンク色をしています。グラスの端にはパイナップルが飾られトロピカルムードも満点でSNS映えもバッチリなカクテルです。

シンガポールで生まれたシンガポールスリングは、今や世界中で愛されているカクテルのひとつです。シンガポールで考案されイギリスのロンドンにも広がっていきましたが、よりフルーティで飲みやすいテイストにアレンジされました。シンガポールスリングというとラッフルズホテルで生まれたオリジナルのカクテルと、アレンジバージョンの2種類があります。

ラッフルズホテルオリジナルの方が甘く、アレンジしたものは時代の変化に合わせてあっさりとした甘さです。ラッフルズホテルでオーダーするときもオリジナルのものか、そうでないか聞かれるほどアレンジバージョンも一般的となっていますので、2種類あることを覚えておくとよいでしょう。

名前の意味・由来

シンガポールスリングの名前の由来は、地名であるシンガポールと飲みこむという意味のスリングを掛け合わせて生まれました。スリングという名前を持つカクテルはほかにウォッカと砂糖、水だけで作られたシンプルなカクテル、ウォッカスリングなどもあります。

花にも花言葉があるように実はカクテルにもカクテル言葉があり、意味が込められているそうです。ちなみにシンガポールスリングのカクテル言葉は、「秘密」です。ホテルのバーで夕日を見ながら秘密のカクテルを楽しむのはとてもロマンチックです。

口コミ評判

「ラッフルズスタイルの方を初めて飲んだけど、めちゃ美味しかったー!からの楽しくなりすぎてめっちゃ酔った。」「ラッフルズホテルバージョンのシンガポールをいただきまさいた。甘いけどお酒って感じ!」「シンガポールで飲むシンガポールスリングは美味しいなあ。今度はお洒落してゆっくりきたい場所。」とおいしいと評判でした。

「ロングバーで本家を楽しみたいと行ってみました。日本円でチャージ込みで3000円ほどするので高価ですが、雰囲気や格式を考えると納得の値段です。」「16時頃ロングバーによったのですが、かなり混んでいました。外国人率も高く雰囲気も良かったです。」という口コミもあったので、参考にしてください。

シンガポールの最旬ホテルとして有名なマリーナベイサンズホテルのプールバーでもカクテルを楽しむことができます。口コミでは「ラッフルズホテルのロングバーより味が濃厚。口当たりがよい!」「マリーナベイサンズで飲んだけど最高の景色!何度来ても最高です。」という口コミもあったのでシンガポールを訪れたら飲み比べてもよさそうです。

シンガポールスリングの発祥地ラッフルズホテル

シンガポールスリングの生まれ故郷であるシンガポールのラッフルズホテルとはどんな場所なのでしょうか?ここではラッフルズホテルやカクテルを楽しめるロングバーについて掘り下げます。今でも現存するラッフルズホテルでカクテルを楽しむために知っておくとちょっと得するプチ情報もお届けします。

シンガポールスリングは1915年に生まれたカクテル

シンガポールに実在するラッフルズホテルという最高級ホテルにあるロングバーで1915年に生まれました。ラッフルズホテルは今でも人気のホテルで、重厚感のあるクラシカルな白亜の外観で特別感を放っています。ちなみにシンガポールスリングは宿泊者のウェルカムドリンクとして提供されているのだとか。

シンガポールスリングは、ホテルから望むマラッカ海峡に沈む夕日をイメージして作られた淡いピンク色のカクテルです。フルーティーでトロピカルな味わいがおいしいということで、たちまち人気になりました。

シンガポールスリングは一見ジュースのようにも見えるのですが、これにはある理由があります。当時は女性にとって社交の場でお酒をたしなむことは抵抗感のある時代でした。イギリス領だったシンガポールの社交場として愛されていたラッフルズホテルのバーテンダーが、女性が人目を気にせずに飲めるようなカクテルを考案したのだそうです。

イギリスの小説家サマセット・モームはマラッカ海峡の夕日を世界一の美しさ、東洋の神秘とたたえました。そんなロマンチックな看板を背負ったカクテル、シンガポールスリングは大切な人と楽しみたい特別な一杯です。

ラッフルズホテルのロングバー

ラッフルズホテルにあるロングバーは、ホテル内にありながら2階建ての珍しい造りです。らせん状の階段でつながる内装は、1920年代のマレー人の暮らしに着想を得たデザインだそうです。

お店の名前にもなっている通りをイメージさせるまっすぐに伸びたバーカウンターのほか、南国らしい籐の椅子がゆったりと配置された店内は、リゾートムード満載でリラックスできます。

発祥の地で一度飲んでみたいということで、世界中から連日観光客が訪れ平日の昼間でも多くの人で賑わっているそうです。高級ホテルのバーなのでドレスコードが心配なところですが、リゾートらしくカジュアルなスタイルでも入店できるため観光の合間に気軽に立ち寄ることができます。

ロングバーでのオーダー方法はオリジナルか、そうでないかを尋ねられるので、あとは個数さえ言えればOKです。ラッフルズホテル創業125年を記念したオリジナルスリングや、日本とシンガポールの外交関係樹立50周年には日本のお酒獺祭とコラボした期間限定のカクテル「サクラスリング」も提供されるなど新メニューも登場しています。

バーカウンターでひとり、またはカップルで楽しむもよし、グループでわいわい会話をしながらいただくもよし、思い思いに楽しみましょう。

ロングバーで味わうおつまみ

ロングバーでシンガポールスリングと同様名物になっているのが、おつまみです。テーブルに入った落花生のおつまみはおかわり自由なのですが、驚くのが食べ終わった落花生の皮を床にポイ捨てしてOKということです。

シンガポールは道にポイ捨てすると厳しく取り締まられるほど厳密なルールの国なのですが、ロングバーに至っては落花生の殻は床に捨てるのが暗黙のルールです。

最初は抵抗がある方も、シンガポールスリングを一緒にいただく落花生は格別で手が止まらなくなること請け合いです。郷に入っては郷に従えで、現地のルールにのっとって楽しんでみましょう。

シンガポールスリングのレシピ

シンガポールスリングを飲んでみたいけどシンガポールにはなかなか行けない、という方のためにおうちでも簡単に作れるレシピを紹介します。材料さえ揃えれば簡単に作れるレシピですので、気軽にチャレンジしてみて下さい。おうち飲み会で披露すれば喜ばれそうです。

材料

  • ドライジン 30ml
  • チェリーブランデー 15ml
  • パイナップルジュース 120ml
  • ライムジュース 15ml
  • ベネディクティン 7.5ml
  • コアントロー 7.5ml
  • グレナデンシロップ 10ml
  • アンゴスチュラビターズ 1ml
  • ソーダ 適量
  • 飾り用のパイナップル 適量

作り方

  1. 氷を入れたシェーカーにすべての材料を入れ、シェイクします。
  2. 氷を入れたグラスに注ぎます。
  3. デコレーション用のフルーツを飾れば完成です。

こちらはラッフルズホテルで生まれたオリジナルのレシピです。アレンジバージョンのレシピは作り方は同じですが、ドライジン45ml、チェリーブランデー15ml、レモンジュース20ml、シュガーシロップ1ml、ソーダ適量なので、オリジナルのものよりは材料が揃えやすくなります。

オリジナルレシピの材料がすべて揃わなくても、ドライジン、チェリーブランデー、パイナップルジュース、ソーダがあればおいしいシンガポールスリングが出来上がります。シンガポールスリングの特徴は、グラスに注いだ時に泡立つことです。材料をしっかり混ぜ合わせるのがレシピのポイントになりますので、ハードにシェイクしてください。

ここで紹介したレシピはドライジンが多く入っているのでアルコール度数は高めです。お酒が苦手な方はレシピの分量を調整して作りましょう。

ちなみにシンガポールのラッフルズホテルでは、簡単に本場の味が再現できるよう作られたベースリキュールが1階のギフトショップで販売されています。さらに同じ売店でロングバーで使われているのと同じグラスも手に入れることができるので、お土産にもおすすめです。

シンガポールスリングの美味しい飲み方

ラッフルズホテルで提供されているものは、パイナップルジュースが入ったトロピカルな味わいが人気のカクテルです。よりおいしく楽しむためのおすすめの飲み方を紹介します。

氷が溶ける前に飲む

ショートカクテルに比べロングカクテルは量もたっぷりと入っているため時間をかけて飲むイメージがある方も多いと思いますが、氷が解けてしまうとせっかくのフルーティが味わいが薄まってしまうため氷が溶ける前に飲みましょう。

南国や熱い季節に飲むなら口上りが良いのでごくごく飲めてしまいます。ただ、飲みやすいからと言って飲みすぎにはご注意ください。

レモンやミントを添えて

さっぱりと飲みたい方は、レモンやミントを添えてみて下さい。甘酸っぱいおいしさにレモンの酸味やミントの爽快感が加わって、また違った美味しさを楽しめます。特にじめじめとした季節にはうっとうしい空気を吹き飛ばしてくれそうなおいしいドリンクになりますので、試してみて下さい。

ピーナッツと一緒に

おいしい飲み方、続いて紹介するのは本家ラッフルズホテルを見習って落花生(ピーナッツ)と一緒にいただく方法です。甘めの口当たりのカクテルに、ほんのり塩気が効いたピーナッツが好相性で食べる手が止まらなくなります。おつまみとしてピーナッツを用意するとおうち飲み会でも喜ばれること間違いありません。

本家ロングバーではピーナッツの殻を床に落として食べますが、日本では嫌がられますのでそこは日本流で楽しんでください。

南国らしくプールサイドで

カクテルをおいしく楽しむためには、雰囲気も大切です。南国生まれのシンガポールスリングはプールサイドで飲めばおいしさもぐんとアップします。

リゾートホテルのプールバーなどにはメニューに用意されていることもあるので、見かけたらぜひオーダーしてみましょう。青々と輝くプールを眺めながらゆっくりカクテルを楽しめば、美味しさもひとしおです。

シンガポールスリングのアレンジカクテル

シンガポールのロングバーで生まれたシンガポールスリングは、100年の時を超え世界中で楽しまれているカクテルです。世界各地でさまざまにアレンジされているので、おすすめのレシピを紹介します。甘めが良い方、アルコールが苦手な方でもあきらめなくてOKです!

甘めにする場合

甘めな味わいが好みの方は、ガムシロップやパイナップルジュースの比率を多めにしましょう。一度にガムシロップを入れすぎると甘すぎてしまうので、味を見ながら徐々に甘さを調整するのがおすすめです。

アルコールが苦手な場合

アルコールは苦手でも雰囲気を楽しみたいという方にはノンアルコールで作るのがよいでしょう。実際ラッフルズホテルでもノンアルコールバージョンが提供されています。見た目や色合いは全く同じなのに、アルコール類を使わず作ることができます。

作り方はレシピからドライジンなどのアルコール類を抜き、パイナップルジュースにチェリーシロップを入れます。

さっぱりした爽快感が欲しい方は、ソーダをプラスするとよいでしょう。基本のレシピはありますが、必ずその通りに作らないといけないという決まりはありませんので、思い思いの味や材料でアレンジを楽しんでみて下さい。

シンガポールスリングの鮮やかな色は女性におすすめ

今回はシンガポールスリングの歴史や名前の由来、レシピやおすすめアレンジまでさまざまに紹介してきました。パイナップルジュースを使ったフルーティーで飲みやすいカクテルは、ピンク色の可愛らしい見た目とともに誕生から100年を超えても愛され続けています。

トロピカルカクテルの傑作と称する人もいるほどカクテルでは定番の存在ですので、まだ飲んだことがないという方はこれを機にぜひ試して欲しいと思います。おいしさにハマること請け合いです!

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