2019年06月08日公開
2024年09月17日更新
土鍋のサイズの用途に合わせた選び方!一人暮らし向けの土鍋も
土鍋のサイズの用途に合わせた選び方を知っていますか?100均でも最近は一人用の小さなサイズが売られており、一人暮らしや二人用など様々な号数があります。冬場は鍋が美味しくなる季節ですが、夏場に食べる鍋もさらに美味しいでしょう。とくに鍋は調理が簡単なので、暑い中汗をかきながらビールなどのお酒を飲むのもなかなか美味しくて楽しいです。今回は用途に合わせた大きさやおすすめの土鍋を紹介していきます。
目次
土鍋選びのポイントはサイズ!
美味しく使うにはまず用途にあったサイズ選びから始めましょう。サイズが合っていないと焦げるなど失敗の原因になってしまいます。
土鍋サイズ(号数)は直径が基準
サイズは1号1寸(約3cm)です。ただしこれは目安なので、例えば5号は直径が15cmに必ずなるわけではありません。なぜならメーカーや種類によって違うので、参考程度までに覚えておいてください。土鍋は陶器であるため窯で焼くと、多少サイズが変わってしまう事も原因の一つです。
100均でも土鍋は買える?
現在、100均でも売っています。特に一人用鍋に使うのに向いたサイズで、大体6号前後の鍋が販売されています。100均の鍋は出汁を入れて野菜、肉、魚を切って煮れば鍋ができるサイズです。100均の鍋だと材料を調整すれば一人前がちょうどいいぐらいに出来上がります。
ですが100均の鍋は長く使う鍋というわけにはいきません。100均の鍋は何度も使っていくと表面の塗装が剥げてきたり、食材が鍋にくっつきやすくなるので、そんな時は同じ100均でいいので買い替えを考えましょう。
土鍋の用途別の選び方【ひとり暮らし向け】
一人暮らしの料理となると簡単で手早くできるものが重宝し、そんなときに便利なのが鍋料理です。しかし大きさや用途が分からず使い勝手の悪い商品を買ってしまっては意味がありません。ここではおすすめのサイズと商品を紹介するので参考にしてみてください。
おすすめは何号サイズ?
一人暮らし用だと6号がおすすめですが、男性の場合7号・女性や少食の方は5号でもいいかもしれません。火のあたりが柔らかく焦がすことが少ないので比較的簡単に調理できます。調理した後も高い保温効果があるので温かいまま食べることができます。
また調理してそのまま卓上に持ってきて食べることができるので、別皿に盛る必要がありません。一人暮らしでは洗い物が少ない万能アイテムです。
おすすめ土鍋紹介
出典: https://heim.jp
一人暮らしには一人用がおすすめです。一人用の商品を2つ紹介するので参考にしてみてください。
まず1つ目に、長谷園の伊賀土鍋小(ひとり用 ふたり用)アメ釉を紹介します。長く使いたい人におすすめの商品で、老舗が長年の技術を駆使て造っています。見た目は落ち着いた感じなので、男女問わず使ってもらえるアイテムです。
レンジ・直火に対応しているので、料理の幅も広がるのではないでしょうか?気になる値段は公式で3,240円、Amazonで3,136円となっており、少し高めになっていますが料理にこだわりのある人は是非検討してみてください。
二つ目は、萬古焼銀峯菊花土鍋6号1人用瑠璃釉という商品が、使い勝手がよく手頃に買える価格でおすすめです。
基本的に土鍋は汚れが染み込まない為に目止めという工程を行います。米のとぎ汁を約20分沸騰させるという少し面倒な作業です。この商品はその目止め必要なく、商品が届いてサッと洗えば使うことができます。またサイズが浅めなので、ご飯は1合炊きがちょうどよく一人用にピッタリです。
購入方法はAmazonで1,780円、楽天市場で1,485円で販売されています。ちょっといい物が欲しいという人にはおすすめの商品です。
土鍋の用途別の選び方【二人から三人向け】
大人数でなくても夫婦で使ったり子供と食べるのに便利な調理器具です。複数人になると大きめを買いがちですが、二人~三人用向けのサイズの商品があるので詳しく説明していきます。
おすすめは何号サイズ?
出典: https://jmty.jp
二人~三人用だとおすすめのサイズは8号です。鍋物以外でもお米を炊くとふっくらとしていて、粒が立っている美味しいお米が炊けます。8号なら3合から4合のお米が炊けるので、ちょうど二人~三人で食べるのにぴったりです。
また鍋をしてもちょうどよい大きさで十分満足できる量が煮込めます。例えば二人前のぶり大根や肉じゃがなどを作ると、じっくりと火が通るので美味しく出来上がります。
おすすめ土鍋紹介
このサイズの場合二人~三人の家族で使うことが多いので、使いやすいものを紹介します。特に小さなお子さんがいる場合などは火に気をつけながら使ってください。
1つ目は、萬古焼の銀峯菊花土鍋8号という商品です。底が広くて浅めのなので鍋物に向いており、保温機能が高いので火から離しても暖かなまま食事ができるのが土鍋のいいところです。価格はAmazonで2,227円、楽天市場で2,614円となっていています。
次の商品はセラミック加工IH用土鍋です。冬場に家族で使う土鍋を探している方にはぴったりな商品です。IH対応なので家族で鍋を囲む際に、火を使わず安全で使いやすいのが特徴です。特に小さなお子さんがいる場合はで安心して家族で鍋が囲めます。
価格はAmazonで7,931円、楽天市場で8,640円と少々値ははりますが、使いやすいのでおすすめ商品です。
土鍋の用途別の選び方【大人数向け】
大人数になると具沢山の鍋をすることが多く、大量に料理を作ることが多いのではないでしょうか?そんなときにサイズが合っていない鍋を使うと、思ったより少なめの量になることがあります。適したサイズを把握して使用してみましょう。おすすめの商品も紹介しているので、そちらも参考にしてみてください。
おすすめは何号サイズ?
五~六人で鍋を囲むならお勧めは10号です。約30cmの直径で大量の具材を煮込むのに適しています。だいたい市販の鍋ではこのサイズぐらいまでです。
おすすめ土鍋紹介
大人数で食事をする際に保温性の高いので非常に使い勝手が良いです。温かいものを温かいまま食べれるので、食事時間が長くなっても美味しく食べられます。まず、銀峯陶器の花三島10号鍋を紹介します。伝統工芸品である萬古焼で作られていて、耐熱原料を使用しているので火に強くつるつるとした質感が魅力です。
価格はAmazonで4,058円、楽天市場で4,590円となっています。大きめの鍋なので煮込み料理をするのに、素材の持ち味が引き出されおすすめです。
次のおすすめ土鍋は信楽焼の土鍋10号です。日本の伝統工芸信楽焼で作られており、土の風合いを生かした渋い焼き色が印象的です。 日本らしい和の温かみと侘びを感じられるデザインとなっています。
価格はAmazonで6,670円、楽天市場で6,670円と同価格です。大きめの取っ手がついているなど、少し重いですが使いやすい商品になっています。
土鍋の用途別の選び方【炊飯用】
ご飯の炊き方の中で土鍋で炊くのが一番美味しいといわれています。しかし一人暮らしや二人~三人分だと量がいらないのに時間がかかると疎遠しがちです。炊き馴れてしまえば30分ほどで炊けてしまうので、簡単で美味しいご飯が食べられます。
何合炊くかで選ぶ
出典: https://wowma.jp
ごはんを炊く場合には宅合数に合わせて鍋を選びましょう。一人暮らしで2合炊くなら5号、3合なら7号というふうに使い分けましょう。
炊飯用おすすめ土鍋紹介
1つ目は長谷製陶のかまどさんという商品です。二重蓋になっているので吹きこぼれや火加減を気にせず調理ができるのが特徴です。遠赤外線効果でお米の芯までふっくら美味しく炊きあがります。
3合炊きで価格はAmazonで10,800円、楽天市場で8,500円と多少高めの設定になっていますが、値段の分だけ美味しくお米が炊けると人気です。
二つ目はハリオの炊飯用土鍋です。他のものと違い蓋が透明なのでご飯の炊き具合がひと目で分かるのが特徴です。保温性や熱伝導性も高いので美味しくご飯が炊けると評判です。
価格は3合炊きでAmazonが7,285円、楽天市場で7,172円になっています。鍋が深くなっているのでじっくりとお米が炊けます。また蒸らすのにも都合がよく、ご飯の炊き加減の調節がしやすいです。
土鍋を使うときの注意点
土鍋はもともとの素材が土なので、割れたりカビが生えたりしやすいなど長期使うにはいくつか守るべきことがあります。目止めの仕方や乾燥方法など詳しくみていきましょう。
新しい土鍋には目止めをする
金属製の鍋と違って使用前に下準備(目止め)をしておいたほうが長く使えるのでその目止めを紹介します。長く使うためにも目止めを行うようにしてください。鍋に冷やご飯をお茶碗1杯分くらいを入れ、水を7~8分目くらいまで入れて蓋なしでに弱火で温めます。沸騰したら、塩をひとつまみ入れ2時間ほどお粥を炊いてください。
火を止めて一晩放置したら中身を捨て水洗いします。水分をふき取りそのまま自然乾燥で乾かします。お粥を煮込むことで鍋にデンプンが浸透し、隙間を埋めてヒビ割れや臭いなどの付着を防ぎいでくれます。これらの一連の作業を目止めといいます。
使用後はしっかり乾燥させる
残り物などをそのまま入れておいたりすると染みこんでカビが生える原因にもなります。使用後は熱い鍋を冷ましてから、スポンジやふきんなどで水洗いしてください。
急に冷ますとヒビ割れてしまいますので注意してください。必ずゆっくりと冷ましてから洗いましょう。洗った鍋は、水分をふき取りそのまま裏返して完全に乾かしてください。水分のあるままで収納してしまうとカビの原因になります。
研磨剤やクレンザーなどの使用はキズの原因になります。底には釉薬がかかっていないため、キズがつきやすいので注意してください。特に急激な温度変化で傷つきやすいので注意してください。
土鍋はサイズをしっかり確認してGETしよう!
大きさで使い方が大きく変わってきます。しかし現在は小さな一人用のものから大人数で囲めるようなサイズまで様々な商品があります。またガスとIHで使える鍋が違うので注意する必要もあります。
冬の季節は金属の鍋で作ったものよりも、やはり土鍋で作ったものお方が美味しくいただけます。気分的な問題だけでなく保温性も全然金属と土鍋は違います。美味しい土鍋で暖かい料理をつくって心まで暖かくなりましょう。