焼酎の3Mを定価で買う!プレミアム焼酎「森伊蔵/魔王/村尾」の味は?

焼酎ブームは一段落つきましたがいまだ3Mと呼ばれる焼酎の人気は衰えていません。3Mとは森伊蔵・魔王・村尾のことをあらわしています。これらはプレミアム焼酎といわれ、高額で売買されています。ですが、ちょっとした工夫で3Mを定価で購入することが可能です。芋で作られた人気が衰えないプレミアム焼酎の味や定価での入手方法、そこまで人気となっている理由や気になる味などについて調べてみました。

焼酎の3Mを定価で買う!プレミアム焼酎「森伊蔵/魔王/村尾」の味は?のイメージ

目次

  1. 1焼酎の世界で有名な3Mとは?
  2. 2プレミアム焼酎3Mの銘柄
  3. 3焼酎3Mの定価と実際の流通価格
  4. 4焼酎3Mのプレミアム焼酎を味わってみては?

焼酎の世界で有名な3Mとは?

近年人気の高い焼酎ですが、その中に「3M(スリーエム)」と呼ばれる芋焼酎があるのを知っていますか?「3M」は森伊蔵・魔王・村尾という芋焼酎のことを指しています。なぜこの3つの芋焼酎が「3M」と呼ばれているのでしょうか?

人気なのはもちろんですが、これらが人気になったのにはある秘密があるのです。その人気の秘密や森伊蔵・魔王・村尾とはどんな芋焼酎なのか説明していきます。

3種類の芋焼酎の銘柄を表す

「3M(スリーエム)」とは、「森伊蔵」・「魔王」・「村尾」の大人気3銘柄の芋焼酎を指す総称で、すべて鹿児島県で作られています。偶然かもしれませんが、森伊蔵の頭文字はM、魔王も村尾もMがついています。

この頭文字のMをとった3種類の焼酎ということで3Mと呼ばれているのです。これらはとても人気で手に入れることが困難とされています。

3Mは希少なプレミアム焼酎

3Mと呼ばれるようになったのは、その人気の高さはもちろんですが、何よりも希少で手に入れることが難しい「幻の焼酎」ということも挙げられ「プレミアム焼酎」とも呼ばれています。3Mに共通しているのは製造元がこだわって作っているため、生産量が圧倒的に少ないとうことです。

森伊蔵と村尾は「かめ壺仕込み」といわれる伝統的な仕込み方法で作られています。かめ壺仕込みは地中に埋めているかめの中で麹発酵させるやり方のため、大きなタンクを使っての大量生産のように作ることができません。

魔王は蔵人の様々なこだわりから、品質を保つため人気があるに関わらず、規模を拡大することなく少量生産を維持し続けています。これら理由から3Mはなかなか市場に出回らないというわけです。

プレミアム焼酎3Mの銘柄

3Mがプレミアム焼酎と呼ばれる訳はわかりましたが、3Mの味わいは一体どういったものなのでしょうか?3Mの基本を知るため製造方法をはじめ、味わいや飲んだ人の口コミなどを調べました。

森伊蔵

3Mの中でもトップの人気と流通価格の高さで知られているのが森伊蔵です。森伊蔵は鹿児島県垂水市にある森伊蔵酒造が作っている芋焼酎です。原材料の芋は鹿児島県産の有機栽培のものと垂水市の名水を使い、かめ壺仕込みという薩摩の伝統的な方法で作られています。

かめ壺仕込みはステンレスの大型タンクの様に大量に作ることができないのですが、地中にかめを埋め込むことにより一定の温度が保たれ、焼き物のかめの遠赤外線効果でまろやかになるといわれています。また森伊蔵酒造は品質を保つため、規模の拡大をしていません。

これら理由から3Mの中でももっとも手に入れるのが困難といわれています。しかし、こだわりっているだけあって、飛行機内食のファーストクラスでも出されるほど味わい深いのです。

口コミ

森伊蔵は、口コミにもあるようにさらりと飲みやすいのが特徴です。芋焼酎は苦手という人もいますが、森伊蔵はそのこだわりの製法から、独特の芋臭さがまったくありません。一方で芳醇な香りは非常に上品で深みがあり、まろやかで味と香りのバランスが抜群に良いのが特徴です。

魔王

続いての3Mは魔王です。鹿児島県大隅半島にある白玉醸造によって作られているプレミアム焼酎ですが、なんと言っても名前にインパクトがあります。この名前は熟成時にアルコールが蒸発する現象があり、「天使の取り分」と呼ばれ縁起が良いといわれています。その天使を誘惑し魔界に最高の酒を運ぶ悪魔の特別な酒という意味があります。

白玉醸造が魔王を製造したのは20年ほど前です。魔王は麹と熟成にこだわっていて、麹は日本酒に使われる麹を使用、さらに熟成させることで刺々しさなどが無くなります。このこだわりによりフルーティな香りと円熟した味わいを生み出しています。

また、多くの焼酎は「常圧蒸留」という方法をとっているのですが、魔王は減圧蒸留を行っています。減圧蒸留を行うと、蒸留器の中の気圧が半分程度まで下がることで沸点も下がり、生成されるもろみの香りが移りづらくなるため柔らかでクリアな出来上がりとなるのです。

魔王と似た名前で大魔王や赤魔王といった商品もありますが、いずれも製造元が違い、3Mのプレミアム焼酎の魔王とは違う商品です。

口コミ

口コミでは、まろやかな味、さっぱり飲めるという声が多く見られました。それもそのはず、魔王の最大の特徴は芋臭さと芋特有の甘味がないため、すっきりと飲めるためです。また熟成主なので口当たりはまろやかです。

さらに、日本酒の製造方法の中で麹を使っていることもあり、焼酎らしさを残しながら、上質の清酒のような味わいとフルーティーさがあるのも魔王の特徴です。

村尾

最後に紹介する3Mは「村尾」です。鹿児島県薩摩川内市にある酒蔵、村尾酒造が作っている芋焼酎で、「コガネセンガン」と「シロユタカ」などのカライモを、国産の麹米を使った黒麹で仕込み、森伊蔵と同じくかめ壺仕込みによって熟成させています。

さらに驚くべきなのは村尾を作っているのは、村尾酒造の三代目・村尾寿彦氏一人ということです。焼酎は原料の買い付けから仕込み、序湯流、ろ過、割水という段階を経て出来上がりますが、これらをの工程を手作りで行っているのが村尾寿彦氏で、できるときは配達までやっているそうです。

また長期熟成にこだわっていて、手間隙がかかるため大量生産ができなく希少なものとなってるのは、さすが3Mのひとつです。現在は四代目がその製造方法を受け継いで作り続けています。

口コミ

口コミで多く見られたのが、芋焼酎なのに、すっきりと飲みやすく、まろやかという声や、存在感のある味という声でした。このまろやかさが村尾の特徴であり、人気の秘密です。適度なとろみとやわらかさがあるにもかかわらず、飲んだ後にはしっかり芋らしい香ばしい風味を残しながらもフルーティさも失われていません。

一方で甘さの中にすっきり感があるため、焼酎が苦手な人でもサラサラと飲めてしまいます。芋の香りと甘さがあるのにすっきりとした味わいというバランスの良さが村尾がもつ最大の特徴です。

焼酎3Mの定価と実際の流通価格

一度は飲んでみたい焼酎の3Mですが、生産数の少なさや人気の高さから、市場販売価格は定価を上回っているのが現状です。現在、どれくらいの価格で3Mが流通しているのか、定価で購入することはできないのか?などを説明します。

どの銘柄も定価の数倍の値段!?

3Mは生産量が少ないという希少性から常に入手困難な状態が続いていて、どれも定価は3000円弱にかかわらずネットショップなどでは一升瓶(1800ml)が1万円以上という価格で販売されていこともあるほどです。特に森伊蔵に至っては10倍もの値段がついていることがあります。

またオークションサイトでも値段はネットショップなどとほとんど変わりません。これは、定価の3~5倍という価格なのですが、希少性ゆえ手に入れたい人が多く、この値段でも購入されているため、いつのまにか高級焼酎となってしまっています。

3Mを定価で入手する方法

森伊蔵は2381円、魔王は2862円、村尾は2916円が定価です。もっとも高い流通価格は森伊蔵ですがこれら3Mは定価で手にいれることが可能です。森伊蔵は毎月15日~25日にかけて電話抽選を行っており、当選すると定価での購入が可能です。抽選結果を知るには翌月の1日から14日までの間に蔵元への確認が必要です。

魔王も蔵元から購入することが可能ですが、半年待ちなどはざらです。さらに、白玉醸造の関連会社の玉利商店でも納入されれば、販売していることがあります。玉利商店への申し込みも電話で、平日しかつながりません。つながると申し込み用紙が送られてくるので、返送すれば納入され次第、購入できます。

村尾は鹿児島にある武岡酒店が抽選販売をハガキで行っています。往復はがきで応募し当選すると定価で購入できます。抽選はがきの受付期間は、毎月1日から10日までで、一人1通、複数応募すると無効になります。

3M飲み比べセットもある

楽天やAmazonなど大手ネットショップサイトなどには、3Mの飲み比べセットというものが販売されています。これは720mlのセットや一升瓶のセットですが、販売価格は、大体3万円〜5万円といったプレミアム価格です。

決して安くはありませんが、3本を一度に入手できるお得感がありますし、3Mが手に入るという機会はなかなかないため、高くても飲んでみたいという人や、大切な人へのプレゼントには最適です。

焼酎3Mのプレミアム焼酎を味わってみては?

人気の高さと生産生の少なさから高級焼酎となってしまっている3Mですが、一度飲めばその味は保障つき、特別なときなどに飲みたいお酒のひとつとしてラインナップされることは間違いありません。希少性の高いプレミアム焼酎ですが、ほかにないその味わいをぜひ体験してみてください。

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