2019年05月25日公開
2024年09月16日更新
馬刺しのたてがみの味と食べ方!部位はどこ?生で食べても大丈夫?
馬刺しには「たてがみ」という部位があります。定番の赤み馬刺しは食べたことがあるけど、たてがみという部位は知らない。または聞いたことはあるけど、食べたことがないという方も多いのではないでしょうか?今回は馬刺しのたてがみは、馬のどこの部位にあたるのか?またなぜたてがみも含め馬刺しは生で食べることができるのか、たてがみの特徴には何があるのかについて詳しく見ていきましょう。併せて馬刺しを実際に食べた口コミも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
馬刺しのたてがみとは?
馬刺しにはたてがみという部位があります。馬刺しは食べたことがあるけど、たてがみはまだ食べたことがなく、よく知らない方もいるのでしょう。またたてがみとは、馬のどの部位のことを指しているのでしょうか?今回は馬刺しのたてがみの味や特徴、食感に至るまで詳しく紹介します。ぜひ馬刺しを食べる際には、参考にしてみてください。
たてがみの部位
たてがみは、その名の通り馬のたてがみの部分のお肉のことを指しています。たてがみはコーネとも呼ばれる部位で、馬にしかない希少部位です。たてがみは馬刺しの中でも人気の高い部位で、真っ白い色が特徴の肉で、主な成分は脂となっています。
1頭の馬からわずかしかとることができず、だいたい1頭当たり5kg程度しかとれない希少部位のため、食べたいときに食べられないこともあります。赤みの馬刺しとは全く違う食感や甘みを楽しめる部位のため、1度食べるとやみつきになる人も続出するほどの味と言われています。
見た目の特徴
たてがみは真っ白いお肉のため、馬刺しの1種類であると言われても信じられない方もいるかもしれません。たてがみは、脂分とゼラチン質からできています。脂分のお肉というのが、たてがみの一番の特徴と言えます。馬のたてがみが生える部分(首の部分のお肉)のため、希少部位です。
コラーゲンが豊富なお肉で美容にも効果を見込めるお肉のため、女性にもおすすめの部位であることも特徴の1つでしょう。
脂分とゼラチン質
たてがみは脂分とゼラチン質からできているため、赤身の馬刺しと比べると全く違った食感が味わえる部位です。またコラーゲンもたっぷりと含まれており美容効果も期待できるでしょう。赤みの馬刺しは低カロリーと言われ、100gあたり110kcalです。
一方でたてがみは脂肪分が多いため、カロリーが高い部位です。100gあたり749kcalとも言われています。そのため食べすぎると、カロリーを摂りすぎてしまう可能性があります。美味しさのあまり食べすぎないように気をつけましょう。
味と食感
牛や豚の肉よりも、馬の肉は融点が低いと言われています。馬の肉の融点は25℃程度のため、口の中に入れるとふわっと溶け出し、甘みを感じます。脂肪分が多い部位ですが重たい印象はなく、あっさりとした味わいで、口に入れると脂の甘みが広がります。
赤みの馬刺しも十分美味しい部位ですが、希少部位であるたてがみも一風変わった馬刺しの部位です。たてがみのあっさりとした味わいを、ぜひ1度試してみてはいかがでしょうか?
馬刺しのたてがみの食べ方
馬刺しのたてがみの特徴や味がわかりましたが、次は馬刺しのおすすめの食べ方を紹介します。馬刺しはタレをつけて食べると思いますが、たてがみはどのように食べるとおいしいのでしょうか?赤身の馬刺しとの食べ方の違いについても併せて紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
定番の食べ方
たてがみは、刺身で食べるのが定番です。できるだけ薄くして食べると、よりおいしいです。たてがみは、赤みの馬刺しと同様に、タレをつけて食べると美味しいでしょう。たてがみは、コリコリとした歯ごたえと甘みが特徴のお肉ですが、これを存分に味わうには刺身で食べる方法が良いです。
たてがみを初めて食べる方は、まずは定番の刺身で食べてみてはいかがでしょうか?たてがみ本来の味を楽しむためには、刺身がおすすめです。ぜひ試してみてください。
赤身と一緒に食べる
たてがみを食べたことがある方、ほかの食べ方をしてみたい方におすすめの食べ方があります。それは赤身の馬刺しと一緒に食べる方法です。赤みの馬刺しは脂肪分を含まない肉です。たてがみは脂質とゼラチン質で出来ている肉です。この2つを一緒に食べると、馬刺しの霜降りの部位よりもおいしいとの口コミもあります。
たてがみだけで食べてももちろん美味しいですが、通の方はたてがみと馬刺しの赤みを一緒に食べる方法をします。赤みの馬刺しとたてがみを並べると彩りも良くなり、食卓も華やかになるでしょう。赤みの馬刺しとたてがみを一緒に食べると、大トロのようだといった口コミもあります。
馬刺しは生で食べても問題ない?
牛や豚などの他の肉は加熱処理が必須ですが、馬の肉(馬刺し)は、生で食べることができます。馬刺しはなぜ生で食べても問題ないのでしょうか?馬の肉の特徴を交えて、詳しく見ていきましょう。ぜひ参考にしてみてください。
馬はO157菌に感染しにくい
牛や豚などの肉は加熱調理が必要ですが、馬肉(馬刺し)はなぜ生で食べることができるのでしょうか?それは馬はO157に感染しにくいと言われているためです。馬の体温は牛や豚などよりも体温が高く、雑菌が増殖しづらくなっています。
馬の体温は高温と言いますが、何度くらいでしょうか?馬の体温は40度近いと言われています。また馬はもとから雑菌を保有していないこと、ほかの動物と違い胃袋が1つしかないため食中毒の原因となるO157に感染しにくいことも一因となっています。そのため馬刺しは、生で食べても問題ないと考えられています。
高いレベルで品質管理されている
馬刺しはO157に感染しにくいことはわかりましたが、全く食中毒が起こらないという保証はどこにもありません。保存の仕方や管理方法によって、食中毒が起こる心配も出てきます。食中毒が起こらないように、馬肉は厚生労働省が決めた基準のもと、徹底的に管理が行われています。
そのため馬肉を取り扱う食肉加工場や飲食店は、何か取り決めに反したことをしてしまうと厚生労働省より罰則を受けることとなります。飲食店にある営業停止などもその一例です。また生で食べる基準も明確に決めてあります。これらのガイドラインを通ったものだけが、生で食べてもOKとなるのです。
馬肉はアレルギーの心配が少ない
食物アレルギーを持つ人は、何か初めてのものを食べようとした場合、これを食べても大丈夫なのかと心配になることもあるでしょう。アレルギーが発症するとかゆみやじんましん、吐き気など様々な症状が出る可能性があります。
しかし、馬肉はアレルギーの心配が少ない肉であると言われているため、そういった症状が出る可能性が減る肉であると考えられています。アレルギー症状が出ないことが多いと言っても、まれにアレルギー症状を発症する方もいるので、初めて食べる場合は少量ずつ食べるようにすると良いでしょう。
少し食べても大丈夫であれば、その後も継続して食べることができるのではないでしょうか?
馬刺しのたてがみに関するTwitterの口コミ
馬肉屋はタテガミの味で測れると思います。
— 桜詩 (@sakurauta40) January 5, 2018
背脂をタテガミと言ってはいけません。本当のタテガミはクセもなく本当に美味しいですよ。#タテガミ #極上 #馬肉専門店 #馬肉 #ヘルシー #美肌… 桜詩https://t.co/eptvu9utiz
たてがみは癖がなく、あっさりとした味わいのため美味しく食べられるといった口コミもあります。たてがみは脂質とゼラチン質で出来ているため、脂っこいのではないかと思われがちですが、脂っこい印象は少なめのため比較的食べやすい種類でしょう。たてがみは希少部位のため、食べたい日に食べられない場合もあるかもしれません。
たてがみは脂質とゼラチン質で出来ているお肉のため、口に入れるととろけるうま味があります。またコラーゲンもたっぷり含まれているため、女性にはおすすめの部位であるため、たてがみを選んで食べる女性も多いようです。
しかしほぼ脂質のたてがみは、カロリーが高いため、あっさりと食べられるからと言って食べすぎてしまうのは良くありません。美肌効果も得られるたてがみですが、程よい量を食べると良さそうです。
馬刺しのたてがみはおすすめの食べ方で楽しむ
馬刺しの部類の1つであるたてがみは、希少部位であることがわかりました。希少部位のため、馬1頭からわずかしかとれないため、たてがみを見つけた際は存分に味わっていただきたいです。たてがみは、定番の薄くスライスした刺身として食べると美味しいです。
またさらに美味しく食べるためには、赤身の馬刺しと一緒に食べるとさらにうま味が増し、より箸が進んでしまうのではないでしょうか?脂分とゼラチン質の肉であるたてがみは、赤身の馬刺しとは一味違ったコリコリとした食感と甘みを楽しめる肉です。ぜひ店頭で見かけた際は、おすすめの食べ方でご賞味ください。