梨の種類一覧まとめ!定番から高級品種まで知られざる美味しい梨を調査

梨の色々な種類を一覧にまとめて紹介していきましょう。梨は非常に種類が多く、糖度や見た目、旬の時期等が様々でつい迷ってしまいます。一覧には新高などの定番の人気品種や、鳥取県の二十世紀のような県を上げてPRしているブランド品種、贈答にも使われる高級品まで幅広い美味しい梨を紹介します。紹介の中にはTwitterでの口コミを合わせて紹介します。梨が好きな方は多いと聞きますので、この一覧で見比べて、更に幅を広げてください。

梨の種類一覧まとめ!定番から高級品種まで知られざる美味しい梨を調査のイメージ

目次

  1. 1定番から高級品種まで梨の魅力を紹介
  2. 2梨のおおまかな品種
  3. 3美味しい梨の種類一覧と特徴・評判【人気ブランド梨編】
  4. 4美味しい梨の種類一覧と特徴・評判【その他編】
  5. 5豊富な種類の梨の特徴を食べ比べしてみよう!

定番から高級品種まで梨の魅力を紹介

梨に手をかざしている様子

好きな果物ランキングでも度々上位に上がるのが梨です。たくさんの種類があり、食感や糖度など特徴は様々です。これほどたくさんの種類があってはどれが美味しいのか迷ってしまいます。

そこで今回は、梨の種類の解説と特徴を一覧にまとめて紹介します。種類の一覧にはよく口にする定番の種類や高級品種まで出てきますのでチェックしてください。

梨のおおまかな品種

梨には大きく分けて3種類あり、和梨、中国梨、洋梨と別れています。この3種類でも見た目で判断できるほど違いがあり、和梨は全体的に丸い形が特徴の種類で、洋梨はお尻が大きく丸くなっている特徴的な形をした種類です。中国梨は見た目は洋梨で、食感は和梨に近いという少々変わった種類になります。

和梨

日本の梨の大部分を締めているのが和梨です。種類の特徴としてはしゃりしゃりとした食感とさっぱりとした甘みで、見た目は球体状のものが殆どです。和梨はとても多くな品種が市場に出回っていて、それらの和梨はさらに赤梨、青梨の2種類に分類されています。

赤梨

赤梨は皮の色が褐色でザラザラしているのが特徴の種類で、果肉がしゃりしゃりとしてジューシーなので強い甘みが広がります。赤梨で人気の品種は幸水、豊水、新高などがあり、特に幸水は和梨の代表格でもあるので一度は食べたことがある方も多いかもしれません。

青梨

青梨の見た目は、皮が黃緑色でつるつるしています。果肉は滑らかで、赤梨に比べて、さっぱりとさわやかな甘みで、程よい酸味と甘みが特徴的な種類です。青梨の人気の品種は二十世紀梨や菊水などがあります。二十世紀梨は青梨の人気を高めた梨の一つで、主な産地の鳥取では絶大な人気を博しています。

中国梨

中国梨は見た目は洋梨のようにひょうたんのよう形をしていますが、食感は和梨のようにしゃりしゃりと歯ごたえがあります。日本国内ではあまり普及していない種類で生産量も多くはありませんが、香りの良さと風味が豊かなので、贈答用として人気の種類です。

洋梨

洋梨は和梨とは見た目も味や食感も違う性質を持っています。見た目はひょうたんのようにくびれた形をしています。味は、和梨のさっぱりとした味わいに対しより濃厚な甘みがあります。食感も和梨より滑らかでとろけるような食感です。

また種類の特徴の一つに追熟があります。追熟とは収穫後一定期間置くことで、糖度を増したり、果肉をさらに柔らかくする処置のことで、購入時に未成熟であれば追熟をする必要もあります。この追熟が必要である点も和梨とは大きく違う性質であると言えます。

美味しい梨の種類一覧と特徴・評判【人気ブランド梨編】

ここからは種類の特徴や糖度、収穫時期などを紹介します。一覧には、梨の産地で有名な鳥取県のブランド品など、県を上げてPRされている品種が出てきます。またTwitterでの口コミも合わせて紹介しますので、是非、チェックしてください。

鳥取県のニ十世紀梨

青梨の代表的な品種であり、鳥取県のブランド梨としても有名で、鳥取県の特産の一つとなっています。果皮は黃緑色で、食感がしゃりしゃりとして、最もみずみずしい梨の一つと言われています。非常にバランスの良い酸味と甘味なので、とてもさっぱりしているのが特徴です。

糖度は11〜12度です。数値は高くはありませんが、これは二十世紀が甘味だけではなく、酸味も程よく備えているからで、二十世紀の特徴が反映された結果となります。収穫時期は、8月下旬〜10月上旬で、特に9月は収穫の最盛期です。

twitterの口コミ

こちらは二十世紀梨の酸味と甘味のバランス、ジューシーな歯ごたえに付いての口コミです。青梨派という方には、二十世紀梨は王道の品種で、大変人気があることが伺えます。また鳥取県が県を上げてPRしているので知名度の高さも見て取れました。

熊本県の秋麗

秋麗(しゅうれい)は青梨の一種で、2003年に品種登録された比較的新しい品種です。青梨の代表格が二十世紀だけという状況を打破すべく、品種改良の末に生まれたの品種が秋麗となります。秋麗は熊本県が主な生産地となっていて、ロゴにはくまモンを使っているなど県を上げてPRしている熊本県イチオシの品種となっています。

糖度は12.5〜13.5度と青梨としては比較的甘い品種となっていて、酸味としゃりしゃり感を抑え、より滑らかで甘味を強調しています。収穫時期は、8月中旬〜9月中旬までとなっています。産地地がまだ限定的なので、市場に出回る時期が限られています。

twitterの口コミ

Twitterの口コミには秋麗の甘さに対する声が多く、酸味が無く甘くて美味しいという口コミが断トツでした。食感もしゃりしゃり感よりは滑らかな舌触りなのでその滑らかさを評価した口コミも多く見られました。

長野県の南水

南水は赤梨に分類される非常に糖度の高い梨です。南水は長野県生まれで、そのシェアは全国の約8割と市場に出回る南水のほとんどが長野県産なっています。果肉が柔らかく、酸味が少ない分非常に甘味が強いのが特徴で、甘くて美味しい梨が好きだという方におすすめの品種です。

糖度は14〜15度と非常に甘味が強く、赤梨の中でも高い糖度を誇っています。収穫時期は、9月中旬〜10月上旬となっていますが、貯蔵性に優れ、長く美味しい時期を保てるので翌年でも店頭に並ぶこともあります。

twitterの口コミ

南水の口コミの中で断トツに多いのがやはり甘くて美味しいという口コミでした。濃厚な甘味のファンは多く、一番美味しいという口コミも多く見られました。甘い種類が好きという方には是非おすすめな品種となります。

美味しい梨の種類一覧と特徴・評判【その他編】

ここでは、その他の梨の特徴や糖度、収穫時期などを紹介します。種類一覧には、日本の梨の代表的な品種や、流通量の少ない希少な高級品種まで様々な種類の品種が登場します。

新高

新高は赤梨に分類される品種で、日本での生産量が第三位ととても人気です。人気の秘訣は上品な甘味とみずみずしさ、そしてソフトボール程にもなる特徴的な大きさです。これらの特徴から質の良いものは梨の大様と呼ばれ、高級品種とされています。

糖度は12〜12.5度で酸味が少なく口の中に甘味が広がります。食感は非常にジューシーで柔らかく口当たりは滑らかです。収穫時期は、9月中旬から11月上旬で、10月が収穫の最盛期となります。貯蔵性が高く、冷蔵庫で保管すれば1ヶ月程は持つと言われています。

twitterの口コミ

新高での口コミで目立つのは大きさに付いての口コミです。手にした方はみなさんやはり圧倒的な大きさにびっくりするようで、比較画像がとても多く見られました。そして大きいだけでなくしっかり美味しい点も評価が高く大きいのに美味しいとの口コミも目立ちました。

幸水

幸水は赤梨に分類される品種です。幸水は日本の和梨の約40%を占める代表的な品種です。赤梨ではありますが果皮は緑色に茶糸が混じったような色合いなので、中間色タイプとも言われています。酸味を抑えて甘さを感じやすくとても食べやすい種類の梨です。

糖度は12〜12.5度で酸味が少ないので糖度が高くなっています。果肉が柔らかくジューシーな果汁はとても濃厚で口の中で甘味が広がります。収穫時期がとても早く、最も早く出回る種類とも言われています。早いもので7月の中旬には収穫を始め、9月初旬頃までが収穫時期となっていて、8月が収穫の最盛期となっています。

twitterの口コミ

幸水の口コミで多いものとして、市場に出回る時期が早いということが他の種類に比べ、多くみられました。生産が全体の40%を占めている事もあってか、甘くて美味しいとの口コミが非常に多い印象です。

豊水

豊水が分類される種類は赤梨で、生産量が多く、トップの幸水に次いで国内全体の約27%を占めています。それだけに知名度も高く、生産地が万遍なく広がっていて、北海道と沖縄以外の都府県で栽培されています。甘味の中にも酸味を感じることが出来るので、食べた後にさっぽりと爽快感があります。

糖度は12.5〜13度と幸水と比べると数値は高いですが、豊水の方が程よい酸味を備えているので、糖度の数値よりはさっぽりとした印象が強いです。収穫時期は、8月下旬〜10月上旬ごろまでで、最盛期は9月となります。

twitterの口コミ

豊水を評価している口コミの多くは、さっぱりとした味わいについてでした。しっかりとした甘味とすっきりする後味が高い評価を得てます。みずみずしくて美味しいという声が多数あったのも豊水という種類の特徴を表しています。

新水

新水は赤梨に分類される品種であり、かつては幸水、豊水とともに梨の三水と呼ばれていました。ですが病気に弱い点やサイズが小ぶりなどの理由から現在はあまり市場に出回っていません。しかしこの新水を親品種としている、一覧でも紹介した長野の南水は大変人気のブランド品種です。

糖度は12〜12.5度と小ぶりなのにしっかりとした甘味と程よい酸味も含んでいるのでさっぽりと食べやすいのが特徴です。収穫時期は、8月上旬〜9月上旬頃となっています。

twitterの口コミ

新水の口コミで多かったのはすっきりとした甘さについての口コミでした。新水の口溶けの良い甘味と程よい酸味に高い評価が付いています。

愛宕

愛宕(あたご)は赤梨に分類され、今村秋梨と、今回の一覧でも紹介した鳥取県の二十世紀梨の掛け合わせで生まれた品種です。愛宕の最たる特徴として大きさが上げられます。梨の種類としては日本一大きいとされていて、その大きさは平均的な大きさで1キロ位で、大きなものになると2キロにもなると言われています。

糖度は11.5〜12.5度で、大きいから大味というわけではなく、果汁が多く、甘味と酸味のバランスが程よく食べやすい品種です。収穫時期は、11月中旬〜12月中旬頃となっていますが、貯蔵性が非常に良い為、市場には翌春まで出回っています。生産地は岡山がトップですが2位に鳥取県が入っていて親である二十世紀梨の産地が反映されています。

twitterの口コミ

愛宕の口コミで目立つものにはやはり大きさについての口コミが多くありました。美味しいけど大きすぎて食べきれないなどの口コミも多く、大きさと味の良さの両立が出来ている事への評価も非常に多く見られました。

新興

新興は赤梨に分類され、鳥取の名産、二十世紀と天の川の交配で誕生した品種になります。500グラムほどにもなる大玉の種類で、涼しいところであれば、1ヶ月ほどの保存が出来るのも特徴です。

糖度は12.5〜13度で甘味が強く、その中に適度な酸味があります。収穫時期は、10月中旬〜11下旬頃までとなっていますが、保存が効くので翌年まで市場に出回っています。生産量のトップが新潟で次に鳥取となっていて、新潟産の天の川と鳥取産の二十世紀と親の産地が反映されています。

twitterの口コミ

新興の評判では果汁が多く、甘味と酸味のバランスの取れた美味しさについての口コミが多くありました。新興は柔らかい食感とみずみずしさも特徴でそちらについての評価も非常に高いです。

かおり

かおりは青梨に分類される品種です。栽培技術の難しさ等から流通量が少なくあまり市場に出ていません。ですがその名の通り香りが良く上品な味わいと希少価値から幻の梨と言われ、高級品種として人気が高いです。サイズの大きさも特徴的で、大きなもので1キロ程にもなり、食味の品の良さと大きさがあるので、高級贈答用としても扱われています。

糖度は15度と非常に甘く上品な風味が広がります。この甘味の上品さが高級品種とされる理由の一つとされています。収穫時期は、9月中旬〜10下旬頃で、日持ちが良くはないので旬が短い品種です。

twitterの口コミ

高級品種のかおりはその希少性と上品な甘さ、見た目の大きさ香りの良さについての口コミが非常に目立ちました。特にその品の良い香りと芳醇で上品な食味は良い評判ばかりで、高級品種である所以が分かる結果となりました。

あきづき

あきづきの種類は赤梨に分類されています。2001年に登場した新しい品種で、新高・幸水・豊水の3種類を交配して作られたため、この3種類の特徴を併せ持っています。

非常に大型で豊水よりも大きくなることもあり、深い甘味も特徴であるため、大きさとしっかりとした味わい等、その完成度の高さから梨の完成形とも呼ばれ高級品種とされています。

糖度は12〜13度で、酸味が少ない為数値以上に甘味を感じることができ、果汁も多いので口いっぱいに甘味が広がります。収穫時期は、9月中旬〜10月中旬頃で貯蔵性が高いので保存が効くのも人気の理由です。

twitterの口コミ

あきづきは食味の良さやサイズ大きさ、果汁の多さなど様々な方面で評価されていてまさに梨の完成形と言われるに相応しい口コミとなりました。中でも多汁で深い甘味への評価は非常に多く見受けられました。

晩三吉

晩三吉(おくさんきち)は赤梨に分類されていて、非常に生産者が少なく希少な品種です。サイズの大きさと貯蔵性の高さが特徴で、大きさは平均でも500〜700グラムになります。程よい甘味はありますが、他の赤梨と比べると酸味が強く、後味がさっぱりしています。

糖度は12〜13度で、酸味がある為、数値よりは甘味を感じづらくさっぱりとした食味です。収穫時期は、10月下旬〜12月中旬頃ですが、貯蔵性が高く翌春まで保存することも出来ます。

twitterの口コミ

晩三吉の口コミには酸味が強くさっぱりした食味に関する評価が多くありました。貯蔵性に優れている評判もあり、贈り物にも良いという声も多数あったのが特徴的です。

ラフランス

ラフランスは日本での洋梨の中では最も多く生産されていますが、本国のフランス等では栽培に適していないためほとんど生産されていません。またラフランスという名称は日本独自の呼び名で、フランスでは品種発見者の名前が使われています。

外見はゴツゴツとして果皮もサビだらけなので美味しそうな見た目ではありませんが、追熟をした際の食味はとろけるような柔らかさで、濃厚な甘さも味わえます。これは和梨にない特徴で、洋梨の独特な魅力です。

糖度は追熟を経た種類のもので16〜17度と非常に上品な甘味を感じます。収穫時期は、10月下旬〜12月中旬頃で、収穫をして追熟をしてから市場に出回ります。

twitterの口コミ

ラフランスはその上品で濃厚な甘さから、果物の女王とも呼ばれています。その愛称はTwitter上でも認知されていて口コミも多く見られました。濃厚な味わいも非常に高評価で、ラフランスの人気が高いことがわかります。

豊富な種類の梨の特徴を食べ比べしてみよう!

お皿に盛られた梨

様々な種類の梨を紹介してきましたが如何でしたでしょうか?夏の終わりから、秋、初冬にかけて旬を迎えますので、収穫時期が楽しみという方は少なくないです。それぞれに特徴があり、市場に出回る時期も異なるので、収穫時期を追って食べ比べるという楽しみ方は、おすすめの梨の楽しみ方です。

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