2019年05月21日公開
2024年09月15日更新
ヘンドリックスジンは香り高いプレミアムジン!おいしい飲み方や特徴は?
ヘンドリックスジンという飲み物をしっていますか?スコットランド産のクラフトジンとして有名なヘンドリックスジンで、香り高くプレミアムなジンとして愛されています。バラのエッセンスオイル、きゅうりエキスなどを使用するという蒸留酒で、香り、味ともに人気が高く世界約70ヵ国で飲まれいるスーパープレミアムジンです。そこでヘンドリックスジンのおいしい飲み方や特徴などを詳しく説明していきます。まだヘンドリックスジンを味わっていない方は、この機会に飲んでみてください。
ヘンドリックスジンとは?
ヘンドリックスジンとは、プレミアムクラフトジンといわれイギリスの北に位置するスコットランドで製造された蒸留酒です。バラエッセンスオイル、きゅうりエッセンスなどを蒸留し香り豊かな味わいを引き出しています。ヘンドリックスジンの飲み方としては、きゅうりを添えて飲んだりするのも特徴です。
ヘンドリックスとは?
ヘンドリックスはスコットランド西部のアイア―シャイアー街のカーヴァンから生まれ、グレンフィディックのウィリアムグラント・サンズ(グランツ社)から製造されました。グランツ社はウイスキーで有名になった会社でもあります。
1966年にチャールスゴードンにより、ロンドンジンを作り蒸留機とジンのレシピを取得しました。そして購入した2つの蒸留機でプレミアムジンを作ることに成功します。そして1999年にヘンドリックスジンが生まれました。
ハーブや花の香り、まろやかな甘さなどが味わえるジンは、11種類のボタニカルとバラの花びらのエッセンス、キュウリエッセンが加わっていて世界で愛されるジンとなりました。ヘンドリックスジンは少量でしか造られていないクラフトジンとしても有名です。
ヘンドリックスの歴史
出典: https://serai.jp
ヘンドリックスジンが世にでたのは1999年ですが、そこに至るまでの歳月に100年以上という長い歴史があります。ヘンドリックスの蒸留器は2つ使用しますが、そのうちの1つはロンドン製造のベネットスチルは芳醇なスピリッツを作りだすとして評価を得ていました。
1886年にグレンフィディック蒸留所を開いたのが、ウィリアム・グラント一家です。それが後のグランツ社の前身ともいわれています。翌年の1887年に代表作といえるシングルモルトウイスキーを誕生させました。1948年に爽やかで繊細なスピリッツを作りだす蒸留器がカーターヘッドが製造されました。
1966年グランツ社(チャールズ・ゴードン)がオークションでオークションにてベネットスチル、カーターヘッドを落札し歴史的といえるジンのレシピも取得しました。そして1988年に2つの蒸留器とジンのレシピを使いジンの開発を試みるため、レスリーグラシー(後にスピッツの天才)と共に製造しました。
そしてついに1999年にゴードン、グラシー、2つの蒸留器でヘンドリックスジンの華やかな香り、爽やかな味を出すことに成功し、ヘンドリックスジンが誕生しました。
プレミアムジン・クラフトジンのパイオニア
プレミアムジン・クラフトジンのパイオニアといわれている由来は、クラフトジンなかでもプレミアムジンと呼ばれパイオニアの位置として居座っている銘柄がヘンドリックスジンです。
各国でウイスキーブームとなり蒸留所の新設が相次いで、ウイスキーだけでなくジンを製造することも多くスコットランド産のジンは、ブームを引っ張っているといっても過言ではありません。
クラフトジンとは?
クラフトジンは少数生産しかできない、作り手のこだわりが詰まった個性あふれるジンです。主な製法としてはジンはベースとなるスピリッツに、香り付け用の数種類のボタニカル(草根木皮)を入れて蒸留させて作る製法です。
ジュニパーベリーは必ず必要とされボタニカルの種類は作り手によって様々です。ジンの度数は40~50度ぐらいが一般的といわれています。簡単にいうとクラフトビールのジン版です。
ヘンドリックスジンの特徴
ここではヘンドリックスジンの特徴について説明していきます。特殊な製造方法や風味がプレミアムジンを作りだしています。
バラときゅうりのエキスを使用
ヘンドリックスジンの使用している材料の特徴として11種類のボタニカルの他にバラ、きゅうりのエキスを使用していることです。
11種類のボタニカルは毎年、世界の色々な国々から一番良い状態の物を仕入れて品質管理を徹底しています。メドウスウィート、キャラウェーシード、ジュニッパー、アンジェリカルーツ、カモミール、オレンジピール、エルダーフラワー、コリアンダー、オリスルーツ、キュベブベリーズ、レモンピールの11種類のボタニカルです。
バラエキスはブルガリア・ロサ・ダマシナから仕入れ、約500kgから1kgのエキスしか取れない濃縮されたバラエキスを使用しています。
きゅうりエキスはオランダから仕入れ、ボタニカルと別に蒸留し、特殊な冷たい蒸留式できゅうりの新鮮さや緑のエキスを引き出しています。海外ではきゅうりは香水にも使用されています。
2つの蒸留器で抽出
ヘンドリックスジンの蒸留器の特徴として、違う種類の2つの蒸留器でボタニカルを抽出しています。ヘンドリックスの2器のポットスチル(単式蒸留器)、カーターヘッド社のボンベイサファイア、ベネット社のベネットスチルを使い蒸留し抽出しています。
この2つの蒸留器の特性を活かして製造されたのがヘンドリックスジンで、品質が高く飲み心地の良い口当たりを作りだしています。
華やかな香りと爽やかな味
ヘンドリックスジンの味の特徴としては11種類のボタニカル、バラエキス、きゅうりエキスが融合してシルキーでスムーズな飲みやすさ、ハーブ、華やかな香り、まろやかな甘み、爽やかな口当たりがヘンドリックスジンの味の良さともいわれています。
ヘンドリックスは一般的なジンより少し甘みがありますが、それでも全体としてはジン特有の爽やかな味を楽しめて、飲みやすいと思われます。
ヘンドリックスジンのおいしい飲み方
クラフトジンの定番商品といわれているヘンドリックスジンのおいしい飲み方を紹介していきます。まだスコットランド産のジンを飲んだことがない方や初めてジンにチャレンジしてみたい方は参考にしてみてください。
ジントニック
ジンの基本的な飲み方としてはジンとトニックウォーターを混ぜて、ライムなどを搾り入れます。ジンとトニックの割る目安としては1:3ぐらいですが、自分好みの濃さで調整ができます。
ヘンドリックスと割るときのトニックウォーターも各メーカーによって特色に違いがあります。迷っているのなら、おすすめトニックウォーターを参考にしてみてください。
トニックウォーターのおすすめは?
ウィルキンソンのトニックウォーターは、ヘンドリックスの爽やかな味わいを消すことなく楽しめるトニックウォーターでおすすめです。
フィーバーツリーのトニックウォーターは、クラフトジンでのカクテルに割るときに使用されるトニックウォーターで人口甘味料、香料が無い天然エキスのトニックウォーターです。ヘンドリックスの特性を、そのまま味わえることができるのでおすすめです。
2つのおすすめのトニックウォーターで、自分好みのトニックウォーターを探してみてください。
ライムの代わりにきゅうりがおすすめ
一般的なジントニックはライム、レモンなどを添えたりするのが基本です。ヘンドリックスはライムなどの代わりにきゅうりを使用するのがおすすめです。
ヘンドリックスはきゅうりのフレーバーの特性を活かして、きゅうりを使用すると味を損ねることなく楽しめるので、一度は試して飲んでみてください。
ストレート
どの種類のジンでも初めて味わう際には、ストレートをおすすめします。ヘンドリックスの華やかな香り、爽やかな味をダイレクトに味わうことができるからです。
何も入っていないグラスにヘンドリックスを注ぎ、じっくりと時間をかけて楽しむことができるのがストレートの飲み方です。
常温の方が香り高い
ヘンドリックスを冷凍庫に入れて冷やしてストレートで飲む方もいるかもしれませんが、冷やしてしまうと香りを閉じ込めてしまう可能性があります。なので常温のストレートで飲む方が、ヘンドリックスの香り高い味を楽しめます。
トワイスアップ
ヘンドリックスと同量の水で割って飲むことで、氷を入れずに常温の水を入れます。アルコール度数が水を入れることで少し低くなり、飲みやすくもなります。
どのジンでも同じですが、水を少し入れるだけでも味に変化が出てくるので初めから同量の水をいれずに、少しづつ加水してもいいかもしれません。氷を入れていないことで、ヘンドリックスを自分のペースで飲むことができるおすすめの飲み方です。
ロック
家庭ではないロックアイスといった本格的な氷を使用し、グラスにヘンドリックスとロックアイスを入れて飲みます。氷を入れることで冷えたヘンドリックスを楽しむことができ、さっぱりとした口当たりを楽しめます。
注意することは氷が溶けだしてしまうと、ヘンドリックスの味が薄くなりアルコール度数が低くなるため、早めに飲むことをおすすめします。
ヘンドリックスジンは香りが特徴のプレミアムジン
ヘンドリックスジンはスコットランド産のクラフトジンです。バラ、きゅうり、11種類のボタニカルを2つの蒸留器で抽出し作りだしています。ヘンドリックスジンは華やかな香り、爽やかな味で飲みやすいプレミアムジンです。
ジンに興味のある方はヘンドリックスジンのおすすめの飲み方も紹介しています。華やかな香り、爽やかな味の特徴のヘンドリックスジンにチャレンジしてみてください。