ほうれん草のベストな冷凍保存方法!お弁当など時短レシピに活用!

ほうれん草は冷凍保存がベストな野菜です。ほうれん草は栄養価が高く、さまさまな料理に使える優れものの野菜です。日々の食卓からお弁当まで、私たちの食事を彩ってくれます。しかし、葉物野菜なため痛みやすく、買い置きできないと思っている人が多くいます。ほうれん草は冷凍保存すれば長期保存が可能です。しかも冷凍保存にしておけば、下準備がいらず簡単に料理ができるという優れものです。今回はほうれん草の冷凍保存方法、おひたしなど時短レシピを紹介します。

ほうれん草のベストな冷凍保存方法!お弁当など時短レシピに活用!のイメージ

目次

  1. 1ほうれん草は冷凍が便利
  2. 2ほうれん草のベストな冷凍保存方法は?
  3. 3ほうれん草の解凍方法と保存期間
  4. 4ほうれん草を冷凍保存するメリット
  5. 5冷凍ほうれん草の時短レシピ【おひたし編】
  6. 6冷凍ほうれん草の時短レシピ【お弁当編】
  7. 7冷凍ほうれん草の時短レシピ【簡単編】
  8. 8ほうれん草を冷凍すれば活用の幅が広がる

ほうれん草は冷凍が便利

栄養価が高く彩りも与えてくれ、料理のジャンル問わず使えるほうれん草は食卓に欠かせない存在です。しかし葉物野菜のため、どうしても葉先がしなびてしまいすぐに傷んでしまうと思っている人が多くいます。

買い置きができないほうれん草、ですがほうれん草を長期間保存できる保存方法があります。それが冷凍保存です。ほうれん草は冷凍保存の保存方法が適した野菜です。

ほうれん草は冷凍保存すれば長期間保存できるだけでなく、冷凍した状態でもすぐに使えるので料理の手間もはぶけます。今回はほうれん草の冷凍保存方法についてくわしく紹介します。
 

ほうれん草のベストな冷凍保存方法は?

冷凍保存方法と一口で言っても、いくつか方法があります。冷凍保存方法について紹介していきます。
 

生で冷凍する方法

冷凍保存方法1つ目は、ほうれん草を生のまま冷凍する方法です。まず、ほうれん草をきれいに洗い、水気を切ります。そのままフリーザーバックに入れ、冷凍庫で凍らせます。使用するときは30秒~1分ほど茹でておひたし等にします。

しかしこの保存方法だと、フリーザーバックが冷凍庫の中で嵩張ってしまいますし、解凍時には栄養素が失われてしまうことが多いです。あまりおすすめできない冷凍保存方法です。

茹でて冷凍する方法

次に紹介する冷凍保存方法は、茹でて冷凍する方法です。ほうれん草を熱湯にサッとくぐらせる程度に固めに茹でたら、冷水にさらします。ほうれん草の水気をしっかり切ったらラップで包み、フリーザーバックに入れて冷凍庫にしまいます。

この保存方法だとほうれん草のアクが抜くことができ、変色を防ぐことができます。しかし、塊のまま冷凍する保存方法です。想像しているとおり、塊のまま凍ったほうれん草は使いずらく、あまりおすすめできない保存方法です。

使い道ごとにカットして冷凍する方法

おすすめなほうれん草の冷凍保存方法は、使い道ごとにカットして冷凍する方法です。同じようにほうれん草を茹でたら、好みのサイズにカットし、使いやすい分量にラップで小分けし、フリーザーバックに入れ冷凍します。おすすめは3等分です。

料理で使いたいときに必要な分量を簡単に取り出せるため、この冷凍方法はおすすめです。より高品質に冷凍したい場合は、直接ほうれん草を金属トレーにのせて冷凍するとより早く冷凍でき、冷凍の品質がよくなります。完全に冷凍できたら、フリーザーパックに入れ替えて冷凍室で保存します。お弁当にも使いやすく、便利です。

バラバラに冷凍する方法

カットされたほうれん草

小分けにするより、ほうれん草をバラバラの状態で保存できたほうがお弁当などに便利と感じる人には、バラバラに冷凍する方法があります。

ほうれん草を茹で、水気を切り、適当な長さで切りそろえます。切ったほうれん草をフリーザーバックに入れ、2時間ほど冷凍します。一度ほうれん草をとりだし、ばらけさせて再度冷凍します。

こうすることでほうれん草の葉をばらけさせて冷凍することができます。料理にも使いやすく、お弁当にもいれやすいため非常に便利な冷凍方法です。

ほうれん草の解凍方法と保存期間

ほうれん草の保存方法を知った次に気になるのが、解凍方法と保存期間です。冷凍ほうれん草の解凍方法と保存期間について紹介します。

解凍方法

冷凍したほうれん草はどのように使うのでしょう?基本は冷凍のまま料理するのが理想です。完全解凍してしまうとやわらかくなりすぎてしまいます。

スープのレシピに使うなら凍ったまま投入します。炒めたりする場合はラップをかけて軽くレンジで解凍します。和え物やおひたしのレシピ、お弁当のちょっとした副菜などとして使いたい場合もレンジで半解凍させます。

流水解凍は栄養素が流れ出てしまうので避けましょう。完全に解凍しなくても、料理している間に解凍されますので安心して下さい。

保存期間

カレンダー

冷凍したほうれん草は1ヶ月を目安に使い切るのが理想です。冷凍庫の開け閉めに気をつけたり、ほうれん草を冷凍庫の奥の方に置くなどして、温度変化の影響が少ない状態で保存できれば2~3ヶ月の保存も可能です。

ほうれん草を冷凍保存するメリット

ほうれん草を冷凍保存するメリットは、料理の手間が省けること以外にもあります。冷凍保存のメリットについて紹介します。

旬と鮮度をキープ

鮮度の良いほうれん草

冷凍保存によってと鮮度をキープすることができます。生のほうれん草にこだわって、無理矢理冷蔵保存するよりも、新鮮なうちに冷凍したほうが旬の甘みが強いおいしい状態をキープできます。

栄養素を逃がしにくい

ほうれん草の栄養素

冷凍保存には栄養素を逃がしにくいというメリットもあります。ほうれん草は栄養価がすぐれた野菜です。ビタミンⅭをはじめ、カロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンK、葉酸などのビタミンが豊富に含まれています。

ほうれん草を冷蔵保存すると9日間でビタミンCが70%減少しますが、冷凍だと大きな変化が見られなかったという研究もあります。ほうれん草は、冷凍保存した方がより長期間栄養価が高い状態で食べられるのです。

料理を時短できる

カットされたほうれん草

やはり、料理の時短ができるのは大きなメリットです。下準備にかかる手間と時間を省くことができるため、お弁当や日々の料理が楽になりますし、冷凍したほうれん草は調味料の味がなじみやすくなるメリットもあります。冷凍保存は健康と効率を両立できる最高の保存方法です。

冷凍ほうれん草の時短レシピ【おひたし編】

最後に、冷凍ほうれん草のレシピについて紹介します。茹でて切る行程も紹介していますが、冷凍したほうれん草がある場合は適宜とばしてレシピを参考にして下さい。まずはお弁当などにも使いやすい、おひたし編です。

基本のほうれん草のおひたし

  • ほうれん草1束
  • かつおぶし適量
  • Aかつおだし1/3カップ
  • A薄口しょうゆ小さじ2
 
  1. ほうれん草は根元を切り、根の固い部分に包丁で十字または一文字に切り込みを入れる。
  2. 鍋にたっぷりの湯を沸かし、ほうれん草を根元から入れ、10秒ほどしたら葉先まで湯に沈める。
  3. ひと煮立ちしたら裏返し、サッと茹でて氷水にとる。
  4. ほうれん草が完全に冷めたら、根元を揃えて水気をしっかりしぼる。
  5. バットにAを混ぜ合わせ、ほうれん草を10分ほどひたす。
  6. 汁気を軽くしぼり、5cmの長さに切って器に盛る。
  7. バットに残った汁をかけ、かつおぶしをふる。

最初に紹介するレシピは基本のほうれん草のおひたしです。根に切り込みをいれることで、火の通りが均一になります。夕食の副菜や、お弁当にも使いやすい簡単なレシピです。

ほうれん草のイタリアンおひたし

  • ほうれん草3束
  • 塩少々
  • 胡椒少々
  • オリーブオイル大さじ1
  • パルメザンチーズ大さじ2
 
  1. ほうれん草は洗い、ボウルに冷水を用意する。
  2. たっぷりの熱湯にほうれん草を根から入れて茹でる。
  3. 根の色が濃く鮮やかになるまで30秒ほど茹でたら、葉をさっと湯通しし、冷水にとって軽く水気を絞る。
  4. ほうれん草の根を落とし、食べやすい大きさに切る。余分な水気は絞る。
  5. ボウルに4を入れ、塩、胡椒をして下味をつける。
  6. オリーブオイルを加え軽く混ぜたらパルメザンチーズを入れ、全体を和えたら完成。

ほうれん草のイタリアンおひたしは、オリーブオイルと粉チーズでコク深く仕上げる洋風おひたしのレシピです。和風のおひたしに飽きたときにおすすめのレシピです。

ほうれん草とえのき茸のおひたし

  • ほうれん草1/2束(袋) 
  • えのきだけ1/2袋 
  • にんじん1/5本
  • かつおだし1/4カップ
  • A酒大さじ1杯
  • Aしょうゆ大さじ1/2杯
 
  1. ほうれん草はゆでて、水にとる。
  2. 水気をしっかり絞り、4~5cm長さに切る。
  3. えのきたけは、根元を切り落とし、長さを半分に切り、ざっとほぐしておく。
  4. にんじんは、3~4cm長さのせん切りにする。
  5. 鍋にAを合わせて煮立て、えのきたけ、にんじんをさっと煮る。
  6. 煮汁ごとボールに移し、ほうれんそうをほぐしながら加え、そのままひたして味を含ませる。
  7. 器に盛ったら完成。

ほうれん草とえのき茸のおひたしのレシピは、えのき茸を併せてほうれん草のおひたしをより彩りよく仕上げます。お弁当にも適したレシピです。

冷凍ほうれん草の時短レシピ【お弁当編】

次に、冷凍ほうれん草を使ったレシピ時短編を紹介します。

ほうれん草の肉巻

  • ほうれん草4束
  • 豚ロース薄切り肉8枚
  • 片栗粉適量
  • サラダ油適量
  • 焼肉のたれ大さじ4
 
  1. ほうれん草は洗って根を落とし、ラップで包んで500wの電子レンジで2分加熱する。
  2. 豚ロース薄切り肉に1をのせ、くるくると巻き、片栗粉をまぶす。
  3. 熱したフライパンにサラダ油をひき、2の巻き終わりから焼く。
  4. 余分な油をふきとり、焼肉のたれを加え、煮詰まったら完成。

お弁当にぴったりのほうれん草の肉巻きは、子どもにも人気のレシピです。タンパク質とビタミンが合わさり、栄養価がより高くなります。

ほうれん草のごま和え

  • ほうれん草1束
  • 水大さじ1
  • 白いりごま1/2カップ
  • しょうゆ大さじ3
  • 砂糖大さじ1
  • みりん大さじ1
  1. ほうれん草は根元を切り、包丁で根の固い部分に十文字または一文字に切り込みを入れ、よく洗う。
  2. すり鉢に白いりごまを入れ、ごまがほとんどつぶれてしっとりするまですりこぎでする。
  3. しょうゆを加えてすりながら混ぜ合わせ、みりん、砂糖を加えてさらにする。
  4. 濃度が濃いようなら、水を少しずつ加えてのばす。
  5. 鍋に湯を沸かし、ほうれん草を根元から入れ、10秒ほどしたら葉先まで湯に沈める。
  6. 5秒ほどしたらすぐ氷水にとり、完全に冷めたら、根元をそろえて水けをしぼる。
  7. 6を3㎝幅に切って器に盛り、4をかける。

調味料2つで作るほうれん草のごま和えレシピです。調味料さえ作っておけば朝は和えるだけ、急がしい朝につくるお弁当にぴったりです。

ほうれん草のだし巻き卵

  • 卵4~5個
  • ほうれん草1/2束
  • サラダ油適量
  • Aだし汁大さじ2
  • A酒大さじ1
  • A砂糖大さじ1
  • A塩小さじ1/2
 
  1. ほうれん草は水洗いし、たっぷりの熱湯でサッとゆでて水に取る。
  2. 水気をしっかり絞り、1cmの長さに刻む。
  3. 卵を割りほぐし、A・ほうれん草を加えてよく混ぜ合わせる。
  4. 卵焼き器を中火で熱し、サラダ油を薄く引き、卵液の1/3量を流し込んで全体に広げる。
  5. 周りが固まって半熟になれば、向こうから手前に卵を巻き、向こう側に寄せる。
  6. サラダ油を全体に薄く引き、残りの卵液の半量を流し入れ、巻いた卵を菜ばしで持ち上げてその下にも卵液を流し込む。
  7. 周りが固まって半熟になれば向こうから手前に巻き、同じ様にもう1度くり返し、巻きすに巻いて形を整える。
  8. 粗熱が取れれば、食べやすい大きさに切って完成。

だし巻き卵にほうれん草を加えた、彩りあざやかなほうれん草のだし巻き卵です。お弁当の中身を飾るのにぴったり、だし巻き卵は子どもにも人気なため、おすすめです。
 

冷凍ほうれん草の時短レシピ【簡単編】

最後に紹介するのは、冷凍ほうれん草を使ったレシピ簡単編です。参考にしてみてください。
 

ほうれん草の卵スープ

  • ほうれん草1束分
  • トウモロコシ1本
  • 卵2個
  • 水600㏄ 
  • 中華だし適宜
  • 片栗粉適宜
  • 塩適宜
  • 胡椒少々
  • ごま油少々
 
  1. 鍋にお湯を沸かし、トウモロコシをそぎ切りにしながら加える。 
  2. アクを取り除き中華だし・塩・コショウで味を整える。 
  3. 水溶き片栗粉を加え、全体に少しのとろみをつける。 
  4. ほうれん草を凍ったまま加え、八分ほど解けたところで溶き卵を流し込む。 
  5. 卵が細く浮かぶようにし火を止めたら完成。

優しい味のほうれん草の卵スープ、寄り簡単にするならばトウモロコシは省いても大丈夫です。疲れたときにぱぱっと作れてほっとできるレシピです。

ほうれん草のスムージー

  • ほうれん草4束分
  • バナナ1本
  • リンゴ半分
  • 水120㏄
 
  1. ほうれん草・バナナ・リンゴ・水をブレンダーに入れ、しっかりと撹拌する。 
  2. 青臭さが苦手で飲みにくいようであれば、はちみつを加えて調整したら完成。

朝はほうれん草のスムージーもおすすめです。材料を入れて撹拌するだけなので簡単に作れます。ブレンダーも、作ってすぐに洗えば水洗いで十分キレイになります。栄養価も高く、おすすめです。

ほうれん草のクリームパスタ

  • パスタ80g
  • ほうれん草半束
  • ハム(ベーコン・ソーセージ)2枚(お好みで)
  • バター(なければマーガリンでも)適量
  • 小麦粉大1
  • 牛乳150ml
  • パスタのゆで汁お玉1杯分
  • コンソメ大1/2
  • あらびきコショー適量
 
  1. パスタをたっぷりの塩(分量外)を入れたお湯で1分短めに茹で始める。
  2. ほうれん草は下茹でするかよく洗い4.5cm幅に、ハムは半円にして1cm幅に切る。
  3. フライパンにバターを入れて2を炒める。
  4. 弱火にして小麦粉をまんべんなく3へふりかけ、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜる。
  5. 牛乳を少しずつ4へ入れ、ダマにならないようによく混ぜる。
  6. お玉1杯のパスタの茹で汁とコンソメも入れ、とろみが出るまで混ぜ合わせる。
  7. 茹で上がったパスタを6へ入れ、よく混ぜ合わせる(薄味だったら塩で調整する)。
  8. 器に盛りコショーをふりかけ出来上げたら完成。

最後に紹介するのはほうれん草のクリームパスタです。肉も野菜も炭水化物もとれるため、1品のみで十分食卓がなりたちます。

ほうれん草を冷凍すれば活用の幅が広がる

栄養価が高く、さまざまな料理に使えるほうれん草は食卓に是非使いたい食材です。冷凍保存することで栄養価を保ったまま、長期間保存することができます。冷凍ほうれん草は軽く下準備して保存すれば、日々の料理にも簡単に使えとても便利です。ぜひ、ほうれん草は冷凍して保存してみて下さい。

Thumbほうれん草を使ったレシピ人気31選!子供も気に入る簡単料理集! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumbほうれん草のカロリーは?おひたしにすると?ダイエットに効果的な食べ方も紹介 | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumbほうれん草の保存方法と日持ち期間は?冷凍の仕方と活用レシピも! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

関連するまとめ

関連するキーワード

新着一覧

最近公開されたまとめ