りんごの賞味期限は?冷蔵・常温保存では?長持ちの保存方法も紹介

りんごは一年を通してスーパーの店頭に並ぶメジャーな果物です。旬の時期は秋から冬にかけて訪れます。りんごは比較的長期保存が可能な果物ですが、その賞味期限を知っていますか?りんごの賞味期限を常温保存、冷蔵保存、冷凍保存、そして丸ごとの状態とカットした状態に分けて紹介します。また、りんごの賞味期限を半年まで延ばせるというSNSで話題の方法や、賞味期限に関わる鮮度の良いりんごの選び方も紹介します。

りんごの賞味期限は?冷蔵・常温保存では?長持ちの保存方法も紹介のイメージ

目次

  1. 1りんごの賞味期限は保存方法ごとに違う?
  2. 2りんごの賞味期限【常温保存】
  3. 3りんごの賞味期限【冷蔵保存】
  4. 4りんごの賞味期限【冷凍保存】
  5. 5りんごの賞味期限を半年近く持たせる保存方法
  6. 6賞味期限が長い新鮮なりんごの選び方
  7. 7りんごは正しい保存方法で賞味期限を長持ち

りんごの賞味期限は保存方法ごとに違う?

りんごはどこのスーパーでも販売しているメジャーな果物です。一年中店頭に並んでいますが、旬は収穫時期の秋から冬です。りんごは店頭では常温で販売しています。そのため常温での保存も可能です。また冷蔵庫や冷凍庫に保存することで長持ちさせることができます。

りんごの保存期間について紹介します。常温、冷蔵、そして冷凍と保存方法による賞味期限の違いについて紹介します。また、りんごを長持ちさせる保存テクニック、SNSで話題になっている半年保存の方法、新鮮なりんごの選び方も紹介します。

りんごの賞味期限【常温保存】

りんごは常温でも十分に保存数することが可能な果物です。販売時にも常温で並べてあるため、常温の環境でも保存できます。旬の秋から冬の時期であれば、常温の環境でも何ら問題ないのですが、夏場は傷みやすくなるため、常温での保存はできる限り避けるべきです。

常温保存の賞味期限

りんごは常温保存でも賞味期限は1か月程度あります。秋から冬場にかけて0度~5度程度の環境はりんごにとって最も望ましい環境です。りんごが傷む要因は温度です。そのため秋から冬であれば、常温の環境でも1か月程度の賞味期限を保つことができます。

りんごは18度を超過すると急激に傷みやすくなります。夏場の環境では室内の温度は18度を超えてしまうため、常温保存では1か月の賞味期限よりは短くなります。また冬場でも暖房が強いと賞味期限は短くなるため注意が必要です。

常温保存方法

りんごは常温保存する際には、冷暗所で保存するようにします。直射日光を避けて風通しの良く、温度変化の少ない場所をセレクトして保存します。丸ごとのりんごであれば、新聞紙で個包装するなど丁寧に保存すれば、賞味期限を長くすることができます。

丸ごと

丸ごとのりんごは一つ一つ新聞紙で個包装して保存すると賞味期限が長くなります。さらに段ボールに入れるなど丁寧に保存すれば、賞味期限を長くできます。欠けていたりするとその箇所から傷み出してしまうため、全体がきれいな状態であることを確認しておく必要があります。

カットしたもの

りんごは丸ごとの場合、賞味期限を長くすることができますが、カットしたりんごは日持ちしません。冷蔵庫に入れても数日の賞味期限です。そのため、カットしたりんごは常温保存できません。すぐに傷んでしまいます。冷蔵庫に入れて保存するのがベストです。

常温保存のポイント

りんごを常温保存する際には、直射日光が当たらないようにすること、風通しの良い場所を選ぶこと、そして温度が低いことが賞味期限を長くするポイントです。また、カットしたり欠けているりんごなどはすぐに傷んでしまうため常温保存はできません。

収穫時期に大量にりんごがあるなど、冷蔵庫に入りきらない場合には、常温保存する方法でしのぐことができますが、冷蔵庫に入る少量の場合には、温度管理が難しい常温よりも冷蔵庫で保存する方が安全です。

りんごの賞味期限【冷蔵保存】

一般的に低温で食品を保存するのに最適な環境が冷蔵庫です。りんごも冷蔵庫で保存することができます。野菜膣やチルドルームなど冷蔵庫の中の野菜や果物の保存に最適な環境であれば2か月の賞味期限を維持させることができます。ただしカットしたりんごは数日の賞味期限となるため注意が必要です。

冷蔵保存の賞味期限

りんごを冷蔵庫で保存すると賞味期限は約2か月となります。常温で保存するより2倍の保存期間が保てます。冷蔵庫内はりんごの保存状態に適した0度から5度の温度を保っているほか、適切な湿度があるため、りんごの保存には適しています。

カットしたりんごは冷蔵庫で保存しても1日~2日が賞味期限です。さらにカットしたりんごは塩水につけて保存するため、味は確実に劣化してしまいます。カットしたりんごは保存せずに食べきってしまう方がおすすめです。

冷蔵保存方法

冷蔵庫で保存する際は野菜室かチルドルームに入れて保存するのが最も賞味期限を長くするりんごの保存方法です。丸ごとのりんごの場合には、りんごを空気に触れないようにするほか、一緒に保存している野菜や果物の劣化を防ぐための工夫が必要です。カットしたりんごも冷蔵庫であれば、数日保存が可能です。

丸ごと

丸ごとのりんごは、新聞紙でくるんでからビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室かチルドルームに入れて保存します。りんごの劣化の要因は空気と触れることです。空気に触れないように密封して保存することが賞味期限を長くする方法です。りんごのツルは下向きにして保存するのがおすすめです。

また、ビニール袋に入れるのは一緒に保存している野菜や果物の劣化を防止させます。りんごは大量のエチレンガスを放出します。エチレンガスは野菜や果物の成熟を早めてしまいます。他の野菜や果物の賞味期限に影響を及ぼしてしまうため、密封して保存することが大事です。

カットしたもの

カットしたりんごを冷蔵庫で保存する場合には、食塩水やレモン水に浸すか、カットした断面に食塩水やレモン水をかけてからラップで包み、空気と触れないようにして保存します。また保存する場合には、切り口を下にして保存します。この方法で保存しても2日が賞味期限の限界です。すぐに食べ切るようにするのがおすすめです。

冷蔵保存のポイント

冷蔵庫ではりんごの賞味期限を長くすることができます。丸ごとの場合とカットした場合では賞味期限が全く異なります。りんごを保存する場合には丸ごと保存することがおすすめです。

2か月という長期の賞味期限であるため、いつまでが賞味期限かわからなくなってしまうこともあります。冷蔵庫にいつ入れたのかを記入しておくと賞味期限が明確になり安心です。

りんごの賞味期限【冷凍保存】

冷凍保存は、食品を凍らせて保存する方法です。一番長期保存ができる方法としてよく利用されますが、りんごは冷凍庫で保存するのはカットしたりんごに限り賞味期限を延ばすことができます。丸ごとのりんごは冷蔵庫で保存するより賞味期限が短くなってしまいます。

冷凍保存の賞味期限

冷凍庫でりんごを保存する場合、丸ごとのりんごの保存は保存期間が冷蔵庫よりも短くなります。必ずカットしてから保存するようにします。どちらも賞味期限は約1か月です。カットしたりんごは冷蔵庫では1日~2日の賞味期限でしたが、冷凍庫では1か月に延ばすことができます。ただしりんご特有のシャキシャキ感は失われてしまいます。

冷凍保存方法

冷凍保存する際にも空気と触れないように保存するのが大事なポイントです。清潔な状態にしてから、空気と触れないように密着できる袋などに入れてから冷凍庫の中に保存します。冷凍庫は開閉により温度変化があります。できる限り温度変化の少ない冷凍庫の奥の方で保存するのがおすすめです。

丸ごと

丸ごとのりんごはきれいに洗います。そして水分を拭き取った後に密着できる袋に入れて空気をシャットアウトします。冷凍する際にもりんごのツルの部分を下にして保存します。

カットしたもの

りんごをカットして冷凍保存する際には、タッパーなど空気を遮断できる容器を使用します。カットしたりんごをタッパーの中に並べて入れます。りんごとりんごがくっつかないように並べるのがポイントです。ジッパー付きの袋に入れても保存できますが、りんご同士がくっつかないように配慮する必要があります。

冷凍保存のポイント

丸ごとのりんごは冷凍保存しても賞味期限は約1か月です。冷蔵保存すれば2か月の賞味期限であるため、冷凍保存するメリットはありません。冷凍保存すると冷蔵保存するより味や食感が失われるため、りんごを長期保存する際には、冷蔵保存がおすすめです。

カットしたリンゴは冷蔵庫保存よりも賞味期限をずっと延ばすことができます。カットしたりんごを長期保存したい場合には、冷凍庫保存がおすすめです。

解凍方法

りんごを冷凍保存するメリットはシャーベット感覚の半解凍状態で食べることができる点にあります。完全に解凍してしまうと水っぽくなってしまい、りんごの美味しさが味わえません。常温で5分程度放置すると半解凍状態になります。半解凍した状態で食べるのが冷凍りんごが一番美味しく味わえるときです。

りんごの賞味期限を半年近く持たせる保存方法

冷蔵庫でりんごを適正に保存すると約2か月の賞味期限になります。これだけ長持ちさせることができますが、SNSでは半年近くりんごを長持ちさせる方法があると話題になっています。りんごを半年近く長持ちさせる秘訣は果軸にあります。果軸を制御することでりんごの追熟を遅らせることができ半年近くの保存が可能になります。

SNSで話題の保存方法

りんごの賞味期限を半年近くまで延ばすことができる方法があるとSNSで話題になっています。りんごを低温で追熟しないように保存することで半年近くの保存が可能になります。ただしすべてのりんごで半年近く保存できるわけではありません。品種ふじのようなりんごで鮮度が良い状態であれば、半年程度の賞味期限になります。

ポイントは果軸

りんごを長期保存する秘訣は果軸にあります。りんごは収穫してからも追熟します。早めに収穫して店頭に並ぶころ一番美味しくなるようにしているのは追熟が存在するためです。追熟は放置していても進捗します。この追熟は果軸から始まります。果軸を制御することで追熟を遅らせることができます。

その保存方法は?

SNSで話題になっている保存方法は、りんごの果軸の部分に湿らせたキッチンペーパーを乗せて、二重にラップに包んで冷蔵庫で保存する方法です。2か月以上の賞味期限になり、ふじなど限られた品種で鮮度が高い個体であれば半年近く保存することが可能です。

賞味期限が長い新鮮なりんごの選び方

店頭に並んでいるりんごを選ぶ時はできる限り鮮度の良いりんごを選びたいものです。一見どれも同じようにみえるりんごですが、よく見ると細かな違いがあります。鮮度の良いりんごの見分け方を紹介します。

選び方①ツルが太く皮にハリがある

鮮度の高いりんごの選び方のポイントはツルです。りんごの中心にはツルがついています。ツルで鮮度の良いりんごを見分けることができます。ツルが太いりんごは栄養成分がりんごの木から実へ行き渡っています。たくさん栄養を保持しているりんごはそれだけ甘みが強く美味しいことを意味しています。

りんごの皮も選び方のポイントです。皮にハリがあるりんごは水分をしっかり含んでいてみずみずしい個体です。水分が蒸発して抜けてしまうとりんごの皮はしなびれてしまいます。ピンと張った皮にハリがあるりんごを選ぶのがポイントです。

選び方②香りが良い

選び方の2つ目のポイントは香りです。りんごからは甘い香りが立ち上ります。香りもりんごの鮮度と深い関係があります。香りが出ているということはしっかり熟している証拠です。鮮度の高いりんごの選び方は芳醇な香りが漂うりんごをセレクトすることです。

選び方③ずっしりしている

選び方の3つめのポイントは重さです。果汁がしっかりと詰まっているりんごはずっしり重たいのが特徴です。中身までしっかり詰まったりんごは味も美味しく食べ応えもあります。みずみずしさのバロメータにもなります。ずっしり重たさを感じるりんごの選び方がポイントです。

選び方④傷や凹みがない

4つめの選び方のポイントは傷や凹みなどがないことです。りんご全体を見渡して傷があるとその部分から傷んできます。買うときはもちろんのこと、買った後の持ち運びの際にもりんごに傷がつかないように気をつけることが大事です。

また凹みもないことを確認します。衝撃を受けたりしたとき生じる凹みは鮮度を落としてしまう要因です。きれいな形をしているりんごを選ぶようにするのがコツです。

選び方⑤お尻も色づいている

選び方の5つめのポイントは色づきです。りんごは上から赤く色づいてきます。そして完全な状態ではお尻の部分まできれいな赤色に染まります。下半分が薄くなっていたり、緑色のままのりんごは完全に熟していないため、酸味が強いのが特徴です。りんごの選び方は隅々までりんごを観察することが大事です。

りんごは正しい保存方法で賞味期限を長持ち

りんごは一年を通してスーパーなどで購入できるメジャーな果物です。旬の時期は秋から冬にかけてになります。りんごは長期保存が可能な果物です。丸ごとの状態であれば、常温でも1か月、冷蔵庫に入れれば2か月の保存が可能です。SNSで話題になっている保存方法では長ければ半年の保存も可能になります。

りんごは正しい方法で保存しないと長期保存はできません。鮮度の良いりんごを選ぶこともちろんのこと、全体を見渡してきれいなりんごをセレクトすることが大事です。またカットすると賞味期限は縮まります。りんごを適切な方法で保存して長持ちさせましょう。

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