2019年05月10日公開
2024年09月14日更新
豚こまのカロリーは低い?ダイエットにおすすめな料理レシピ5選も!
豚こまは価格が安く家計に優しい豚肉です。豚こまは豊富なタンパク質や栄養素が含まれており、ダイエットにも高い効果があります。豚こまのカロリーや糖質、栄養について紹介します。ダイエット中には特に栄養素が必要です。豚こまを上手に料理レシピに活用すれば、カロリーをカットしつつ、低い糖質を生かして糖質制限ダイエットも可能です。ダイエットにおすすめなカロリーをカットしたヘルシーな豚こまのダイエットレシピも5つ紹介します。
目次
豚こまのカロリーは低い?ダイエット効果はある?
豚こまは豚こま切れ肉のことです。豚こまは安価な価格でスーパで購入できるため家計に大助かりです。豚こまは炒め物料理レシピや煮物料理レシピなど様々な料理に使用することができます。消費期限は短いですが、上手に冷凍保存することでいつでも豚こまを使った料理を作ることもできます。
そんな豚こまのカロリーについて紹介します。ダイエット中の人は肉をできる限り避ける方向ですが、豚こまにはタンパク質など豊富な栄養成分も含まれています。豚こまのダイエット効果やカロリーオフにする方法、そしてヘルシーな豚こまレシピを紹介します。
豚こまのカロリーと糖質
スーパーで安い価格で販売されており家庭に大助かりな豚こまは豚ロース肉や豚バラ肉をカットするときに生じた豚肉の切れ端を集めた肉です。様々な部位が混じっていることもあるため、パック詰めされている豚こますべてが均一ではありませんが、脂身の量によってカロリーも変化します。
カロリー
豚こまは様々な豚肉をカットしたときに生じる豚肉の切れ端の寄せ集めです。そのため安価な価格で販売されていますが、高級な部位も含まれるため、利用価値は高い豚肉です。そんな豚こまのカロリーは100gあたり236kcalです。脂身の多い豚ロースや豚バラ肉とほとんど変わりません。
スーパーで販売されている豚こまのカロリーは均一ではありません。脂身の多い寄せ集めはそれなりにカロリーが高めになり、脂身が少ない寄せ集めはカロリーが低いのが特徴です。カロリーを気にするのであれば、見た目で赤身の多いパックを選ぶようにするのがポイントです。
糖質量
豚肉の糖質は極めて低いのが特徴です。豚こまも糖質は低いため糖質制限ダイエットをしている人にはおすすめです。豚こまの糖質量は100gあたり0.2gです。豚こま単体の糖質は低いのが特徴ですが、料理にすると調味料や他の具材などで糖質が増えることも懸念されます。
また、豚こまはご飯のおかずとして食べる機会が多いのですが、ご飯をたくさんたべると糖質過多になります。豚こま自体の糖質は低いと安心していると、摂取する糖質量が多くなってしまう傾向にあるため注意が必要です。食べ合わせも一緒に考えることが低い糖質を生かすコツです。
豚こまの栄養とダイエット効果
豚肉には豊富な栄養素が含まれています。体の根幹である筋肉を作るタンパク質をはじめとして、ビタミンや鉄分、カリウムなどのミネラルも豊富です。ダイエット中は食事の摂取を制限する人が多く、摂取する栄養素も必然的に少なくなってしまいます。豚肉はそんなダイエット中の栄養補給に高い効果があります。
ビタミンB1
豚こまには豊富なビタミンB1が含まれています。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変換してくれる働きを持っています。豚こまにはそんなに多くの糖質が含まれていませんが、一緒に食べる食品の糖質を上手にエネルギー変換することでダイエット効果を導き出します。
ビタミンB1が不足すると食欲がなくなったり、疲れやすい、だるいといった症状が出ます。極端に不足すると脚気になる可能性もあります。ビタミンB1は脳神経系を正常に機能させるとともに、皮膚や粘膜の健康維持も助長する効果を持っています。
鉄分
貧血の原因でもある鉄分不足を補うために豚こまはベストです。豚こまには多くの鉄分が含まれています。貧血の9割近くを占める要因は鉄欠乏性貧血です。鉄分が不足するとヘモグロビンの生成に影響を及ぼし、体全体へ酸素を上手に送ることができなくなります。
体内への酸素供給量が減ることで、だるい、疲れやすいといった症状が出るほか、動悸や息切れの原因にもなります。必要な鉄分を補うためには鉄分を毎日摂取することが必要です。ダイエット中には鉄分が不足しがちになります。豚こまを摂取することで必要な鉄分を補うことができます。
カリウム
豚こまにはカリウムも含まれています。カリウムは細胞の浸透圧を維持する効果や神経刺激の伝達、心臓機能や筋肉機能の調節も行っています。さらに血圧を下げる効果もあります。尿内の排泄を促す効果もあり、老廃物を体外に排出する効果もあります。
効果的なダイエットは栄養素を摂取して老廃物をためずに体外に排出することです。カリウムは尿として老廃物を体外に排出する働きを持っているため、ダイエットにも高い効果があります。
ナイアシン
豚こまに含まれるナイアシンはビタミンB群の一種の栄養素です。ナイアシンは体内での吸収効率が高く60%の吸収率を誇っています。ナイアシンは脂肪酸やステロイドホルモンの生合成、そしてDNAの修復などの効果を持っていますが、糖質、脂質、タンパク質の代謝にも関与しています。
ダイエット中には代謝を高めてエネルギー効率を高めることが必要です。豚こまを通じてナイアシンを摂取することでエネルギー効率を高めることができるため、ダイエットを助長する効果があります。
ロイシン
豚こまに含まれるロイシンは、9種類ある必須アミノ酸の1つです。必須アミノ酸は人間が生命活動を行うために必要不可欠な栄養素です。その中でロイシンはバリン、イソロイシンとともに筋肉のエネルギー代謝に深く関わる栄養素です。
糖質や脂質を分解してエネルギーに変換するのが通常の代謝ですが、不足する場合には、血液中の糖、脂肪、BCAAを利用してエネルギー変換します。トレーニング効果が高くなるメリットがありますが、ダイエット中には、代謝効率をより高めることができるため、ダイエット速度を早めることができます。
トリプトファン
豚こまにはトリプトファンも多く含まれています。トリプトファンも必須アミノ酸の1つです。トリプトファンはしあわせホルモンであるセレトニンの生成の貢献しています。脳内ホルモンであるセレトニンは感情や精神面、睡眠など人間の大切な機能に深く関係しています。
トリプトファンは、精神面からダイエットをサポートしてくれます。ダイエット中はストレスが生じるものです。また規則正しい生活をする必要もあります。日中ストレスを低減しながら活動し、夜はしっかりと眠るといった作用を与えてくれます。
豚こまをカロリーオフする方法
豚こまは寄せ集めの肉であるため、脂肪分の量によってカロリーは変わります。できる限り脂肪が少なく赤身が多い豚こまをセレクトするのがカロリーオフの第一歩です。また、調理することでカロリーオフすることもできます。一番効果が高いのが茹でることで5%から30%のカロリーオフを実現できます。
豚こまはカロリーが計算しにくい
豚こまは様々な豚肉の部位をカットするときに生じた豚肉の切れ端を寄せ集めたものです。そのためパック詰めで販売されていても個別に内容が異なっています。カロリー計算するときにも一概にカロリーを判断できないのがデメリットです。
しかし豚肉の部位によるカロリーの違いはそんなに多くありません。赤みと脂肪の部分でカロリーが異なる程度です。そのため、豚こまを料理に使用するときには赤身を中心に使うのがおすすめです。調理してカロリーを低くする方法もあります。
赤身の多いものを選ぶ
豚こまのカロリーは脂肪分が多いほど高カロリーになります。そのためパック詰めされた豚こまを買う時には、赤みが多く脂肪分が少ない豚こまをセレクトするように心がけるのがカロリー摂取を抑える方法の一つです。
脂肪には美味しい豚肉の旨味が凝縮されているため、脂肪分がある程度ある豚こまは魅力的ですが、脂肪分は高カロリーなのでダイエットには向きません。ダイエット中に豚こまを食べる際には、脂肪分を摂取することを我慢して比較的低カロリーな赤身中心にすることがおすすめです。
茹でて脂肪分を落とす
赤身の多い豚こまをセレクトするのが低カロリーへの一番の近道ですが、調理方法でカロリーを抑える方法もあります。一番カロリーを低減させる方法が茹でることです。豚こまを茹でれば、お湯の中に脂肪分が溶け出します。豚こまを茹でるとお湯が濁って脂分が出てくるのがはっきりとわかります。
豚こまを茹でることでカロリーを5%から30%低減させることができます。フライパンで焼く場合にも染み出た脂肪分をキッチンペーパーで吸い取るだけでもカロリーオフの効果はあります。また、カロリーを追加させないように豚こまを揚げ物にしないようにするのもカロリーを抑えるおすすめの方法です。
豚こまのおすすめ低カロリー料理レシピ5選
豚こまを使用したカロリーが低い料理レシピを紹介します。使用する豚こまはできる限り脂肪分の少ない赤身を利用することで低カロリーになります。
豚こま巻高野豆腐の甘辛煮
- 玉ねぎ1/2個
- なす1本
- 高野豆腐4個
- 大葉4枚
- 豚こま適量
- 塩適量
- コショウ適量
- 水100cc
- 醤油大さじ1.5杯
- 酢大さじ1杯
- みりん大さじ1杯
- ハチミツ大さじ2杯
- 砂糖大さじ2杯
- 白ごま適量
- 玉ねぎは2㎝幅のくし切りにカットします。
- なすは輪切りにカットし、水に5分さらしあくをとっておきます。
- 高野豆腐がは水気を切って食べやすい大きさにカットします。
- 豚こまを広げて、塩コショウで下味をつけてから、大葉と高野豆腐を包みます。
- 両面に片栗粉をまぶしておきます。
- フライパンに油を敷いて両面が焼き色がつくまで中火で炒めます。
- 野菜を加えてさらに炒めます。
- 水、醤油、酢、ハチミツ、みりん、砂糖を混ぜた合わせダレをフライパンに投入します。
- 焦げないように弱火でとろみがつくまで煮込みます。
- お皿に盛って白ごまを振りかければ完成です。
豚こまはできる限り少なく高野豆腐を包める程度にとどめることで豚こまをあまり使用しなくてもボリューム満点になるカロリーオフの料理レシピです。包んで煮詰めるだけの簡単料理ですが、とても美味しいレシピです。カロリーを気にするダイエット中の人におすすめです。野菜中心のレシピです。
豚こま肉サラダ
- レタス1/2個
- 玉ねぎ1個
- 豚こま250g
- 醤油大さじ1杯
- すりおろしにんにく大さじ1/2杯
- 塩適量
- コショウ適量
- ごま油大さじ1杯
- 玉ねぎは薄くスライスカットします。
- レタスは食べやすい大きさにカットしておきます。
- 豚こまを軽く炒め醤油とすりおろしにんにくを入れます。
- 塩コショウで軽く味付けをします。
- 肉が焦げる程度になったら、レタスをのせた皿に乗せます。
- ごま油をかければ完成です。
シャキシャキしたレタスと焦し醤油の味付けが絶妙な料理レシピです。野菜中心なのでカロリーも低くとてもヘルシーです。豚こまは少し脂身があった方が野菜となじみます。ごま油をかけることで焼き肉サラダ風に仕上げることができます。ダイエットレシピだけでなくお酒のおつまみにもおすすめです。
豚こまと白滝のピリ辛炒め
- しらたき2袋
- 豚こま100g
- 長ネギ2本分
- 醤油1/4カップ
- みりん1/4カップ
- 日本酒1/4カップ
- 砂糖1/4カップ
- 一味唐辛子お好み
- ごま油少々
- 白滝はざく切りにして沸騰したお湯で湯がきます。
- 沸騰したお湯で豚こまも湯がきカロリーをカットします。
- 長ネギは青い部分だけを斜めにカットします。
- フライパンにごま油を入れて豚こまと長ネギを炒めます。
- 白滝を投入して火が通ったところで醤油、日本酒、みりん、砂糖を加えます。
- 中火で8分煮詰めしっかりと味をしみこませます。
- 色がついたところで皿に盛って一味唐辛子を振りかけ完成です。
すき焼きをイメージするようなカロリーオフの料理レシピです。白滝の量を多くすればそれだけカロリーオフになります。豚こまも湯がくことでカロリーをカットできます。唐辛子のダイエット効果と相まったヘルシーでダイエット向きのおすすめレシピです。
豚こまスープ
- 豚こま220g
- 大根8cm
- 人参1本
- 玉ねぎ1個
- 白滝1袋
- 白菜1/4玉
- いりこ30尾
- 味噌適量
- 醤油適量
- 水煮大豆適量
- 大根と人参は細切りにします。
- 玉ねぎはくし切りにします。
- 白滝は短めにカットして湯がいておきます。
- いりこの頭をカットして出汁を取ります。
- 豚こまも湯がいてカロリーをカットします。
- 豚こまと大根、人参、玉ねぎを出汁の出た鍋に入れて煮込みます。
- 火が通ったら白滝と白菜を入れます。
- 味噌と醤油で味を調えれば完成です。
野菜たっぷりの豚汁風の豚こまスープです。味噌と醤油での味付けはお好みでアレンジできます。大豆を入れれば、さらにカロリーカットできます。ダイエットスープなのでごはんのおかずではなく主食で食べるのがおすすめです。具材は自由にアレンジできるのもおすすめポイントです。
豚こま雑炊
- ご飯1杯
- ピーマン1個
- しめじ1袋
- 豆腐1丁
- 卵1個
- トマトケチャップ大さじ1.5杯
- コーヒークリーム1個
- 鶏ガラスープの素小さじ2杯
- 酒小さじ2杯
- 塩少々
- コショウ少々
- 醤油小さじ2杯
- 豚コマ3切れ
- 冷めたご飯をお湯で軽く洗い水気を切ります。
- ピーマンはみじん切りにします。
- 鍋に水を入れてご飯と豚こま、ピーマンを入れます。
- 豚こまに火が通ったら鶏ガラスープの素を入れます。
- 豆腐とシメジを加えてさらに煮詰めます。
- トマトケチャップを入れて溶き卵を流し込みます。
- 仕上げにコーヒークリームと日本酒、醤油を入れて味を整えます。
- 器に盛って塩コショウをかければ完成です。
主食として食べることができるダイエット料理レシピです。別にご飯を必要とせずに満腹感を得られるためダイエットにおすすめです。カロリーも低いため太る心配もありません。具材はお好みでアレンジ可能です。
豚こまの低カロリー料理をダイエットに活用
豚こまは、安価な価格で販売されており家計に優しい豚肉です。様々な料理に利用できるため重宝できる食材です。カロリーは他の豚肉と変わらないのですが、糖質が極めて低いのが特徴です。その上栄養素が豊富であるため、糖質制限ダイエットをしている人におすすめです。
豚こまは茹でたり、脂肪分を避けるなどカロリーをカットさせる方法もあります。上手に豚こまをレシピに活用することでダイエットレシピも簡単に作ることができ増す。豚こまを利用した栄養満点のダイエットレシピを作ってみませんか?