豚肉の解凍方法まとめ!時短できるのは?5分で解凍する裏技も紹介
豚肉は冷凍保存することで冷蔵庫で保存するよりも長期保存が可能です。しかも品質を劣化させず、うまみ成分も閉じ込めたまま冷凍するため美味しさは生の状態を維持できます。豚肉は正しい方法で冷凍保存する必要があります。また、解凍時にうまみ成分を損なわないようにする解凍方法を知っておく必要があります。豚肉の解凍方法について紹介します。一般的には冷蔵庫内で時間をかけて解凍しますが、電子レンジや流水などを活用すると時短で解凍できます。5分で解凍できる裏技も紹介します。冷凍豚肉を活用したレシピも紹介します。
豚肉の解凍方法について詳しく知りたい
豚肉を長持ちさせるのに最適な方法は冷凍保存することです。冷蔵保存するより鮮度や品質を維持しながら日持ちさせることができます。しかし冷凍保存した際につきものなのが解凍です。解凍方法を間違えるとせっかく維持された品質が台無しになってしまいます。
正しい豚肉の解凍方法を紹介します。冷蔵庫で解凍する方法や急いでいるときに便利な電子レンジを活用する方法や、流水や氷水を利用する方法、そしてとっておきの裏技など豚肉の時短の解凍方法を紹介します。
豚肉のを解凍する前に~正しい冷凍方法~
豚肉は冷蔵保存するより冷凍保存する方が長持ちさせることができます。冷凍保存することで豚肉を新鮮な状態や品質を維持させることができます。しかし正しい冷凍保存をしないと豚肉の品質を維持することはできません。
薄切り肉や落とし肉の冷凍方法
薄切り肉の正しい冷凍保存の方法はまず肉の表面についている水分をキッチンペーパーなどで拭き取ります。そして一食分ずつ肉が重ならないようにラップで包みます。肉を最大限に広げるようにしてラップに包みます。手間暇はかかりますが、品質を維持するためには大事なポイントです。
ラップで包んだ後に密封できるジッパー付きの保存袋に入れます。このとき空気が入らないように空気を抜く処理が最も大事なポイントです。空気に触れていると肉が酸化しやすくなってしまうため、空気と触れないようにするのがコツです。
冷凍庫の中で保存する際には、温度が変化しにくい場所に保存します。冷凍庫の奥の方に入れて置くのがおすすめです。
ひき肉の冷凍方法
ひき肉は他の豚肉の状態より表面積が多く空気と触れやすいのが特徴です。冷蔵保存しても数日しか保存することができません。しかし冷凍保存することで長持ちさせることができます。冷凍保存の効果を一番に実感できる豚肉の種類です。
ひき肉の冷凍保存の方法は、ラップの上にひき肉を隙間が生じないようにしっかりと伸ばして配置します。ひき肉同士が重ならないように厚さを調整することもポイントです。一回で使用する分量を目安にラップに包んでおくと解凍して使用するときに便利です。
ラップに包んだら、密封できるジッパー付きの袋に入れて冷凍保存します。この際空気に触れないように気をつけるのがポイントです。
厚切り肉の冷凍方法
出典: https://waton.jp
厚切り肉の冷凍保存をする場合には、表面の水分をキッチンペーパーできれいに拭き取ります。ラップで一枚ずつ丁寧に空気に触れないように包みます。さらに密封できるジッパー付きの保存袋に入れて冷凍保存します。
再冷凍することはできないため、一度に使用する分量にカットしてから冷凍保存するのがおすすめです。冷凍する時には、急速冷凍するのがおすすめです。急速冷凍する機能が冷蔵庫についていない場合には、金属トレイを厚切り肉の下に敷くことで急速冷凍と同じ効果を得られます。
下味をつけて冷凍する方法
豚肉は生のままで冷凍保存するだけでなく、下味をつけてから保存することも可能です。豚肉に調味料で下味をつけてから保存袋に入れる保存方法です。解凍後に料理にすぐ使えることや、味がしみこんで美味しいなどの理由から下味冷凍が人気です。
生の豚肉に下味をつけます。熱を用いて調理する場合には、完全に冷ましておきます。密封できるフリーザーバッグなどの容器に下味をつけた豚肉を入れてそのまま冷凍します。空気に触れると品質が劣化するため、空気に触れないように密封するのがポイントです。
冷凍豚肉の日持ちは?
豚肉を冷凍保存すると最長4週間の期間保存することができます。冷蔵庫で保存すると3日~4日が保存目安となることに比べて長期間の保存が可能です。正しい冷凍保存を行うことで生の状態の品質を維持しながら長期保存することが可能です。
しかしフリーズドライや冷凍焼けなどの冷凍ならではの劣化現象も生じる可能性があります。可能であれば、2週間程度を目安に使い切るのがおすすめです。
豚肉の解凍方法
豚肉を解凍する際に絶対にNGなのは常温解凍することです。常温解凍すると肉の劣化を進ませます。雑菌の繁殖も懸念されます。表面と内部の温度の差が大きくなるため豚肉の肉汁を出してしまい美味しさを失うことになります。冷蔵庫で解凍させるのがベストですが、電子レンジなどを使う時短方法もあります。
時短になるのはレンジ解凍
時短で豚肉を解凍するには電子レンジを使うのがおすすめです。しかし電子レンジでの解凍は意外に難しく可能であれば、他の方法で解凍するのがおすすめです。電子レンジで解凍する場合には、しっかり全面凍っている状態で使用するのがポイントです。
解凍しかけになっている場合には、解凍にムラが出たり、熱が加わり調理されてしまう可能性があります。庫内の冷凍豚肉の置き方や解凍時間など微調整が必要になるため、解凍状態を常に見張ることが必要です。
フライパンで解凍
冷凍された豚肉は、フライパンを使用して時短解凍することも可能です。電子レンジのようにボタン一つで解凍という訳にはいきませんが、電子レンジで解凍するより豚肉をふっくらと解凍することができます。
凍ったままの豚肉をフライパンに入れて少量の水を入れます。フライパンに蓋をして強火で加熱します。熱で調理されてしまわないように気をつけながら3分程度蒸し焼きにしてから取り出します。さらにそのまま蓋をして余熱で3分放置します。完全に解凍しきる直前で取り出すのがポイントです。
冷蔵庫で解凍
冷凍保存された豚肉を一番美味しい状態で解凍することができるのが冷蔵庫で解凍する方法です。豚肉を解凍するときには急激な温度変化を避けるのがポイントです。そのため時間はかかりますが、冷蔵庫で徐々に解凍するのが最も正しい方法です。
完全に解凍されるまで半日から1日程度要しますが、手間暇をかけずに冷蔵庫に入れて放置するだけなので、時間がある場合にはおすすめの方法です。栄養素や肉汁を流出してしまうことを防ぐことができます。
冷蔵庫での保存場所はチルドルームが最適です。空気に触れないように冷凍している状態と同じ状態で解凍をするようにします。夜の献立に利用する場合には、朝冷蔵庫に移し変えておくのがおすすめです。
流水で解凍
冷蔵庫よりも温度変化を抑え且つ時短の解凍方法が流水を利用した解凍方法です。料理店などでも利用されている解凍方法が流水を活用した方法です。流水解凍は鮮度や品質を最も維持した状態で解凍することができます。
凍ったままの状態の豚肉は流水と接触しないように二重に包まれた状態で解凍します。流水しているボウルにそのまま冷凍した豚肉を浸します。流水の中の温度は冷蔵庫よりも冷たくなっているため、冷蔵庫よりも温度変化を小さくすることができます。しかも冷蔵庫で解凍するより時短で解凍できます。
流水を使わずに氷水でも解凍することは可能です。氷水の場合には流水より解凍時間は長くなります。しかし氷水の場合には、流水と比較して温度変化が小さいため、豚肉の肉汁やうまみ成分が流出してしまうことを防止できます。流水と氷水を組み合わせることも可能です。
氷水の氷が溶けてしまうと温度変化が激しくなってしまうため、氷の分量が少なくなったら、氷を追加するなど調整しながら解凍を進めることが大事です。
豚肉を5分で解凍する裏技
テレビで紹介された豚肉を5分で解凍できるとっておきの方法があります。時間がなく冷凍した豚肉をすぐに料理で使用したい人におすすめの方法です。時短での解凍方法には電子レンジなどもありますが、微調整をしないと解凍にムラができてしまいます。5分で解凍する裏技は失敗する確率も低いおすすめの方法です。
肉を解凍するときのポイント
冷凍豚肉の解凍には低温で解凍することが最も大事なポイントです。冷凍状態から急激に温度変化を加えると豚肉のうまみが凝縮されている肉汁が流出してしまうからです。また、解凍している最中に雑菌などの混入を防ぐことも大事です。時間がかかっても冷蔵庫で解凍するのがおすすめなのはこのためです。
準備するもの
用意する道具はアルミ製の鍋を2つとラップです。鍋の大きさは肉がすっぽりと隠れる程度の大きさの同じサイズの鍋にします。鍋の素材はアルミ製です。アルミの持つ熱伝導率を生かした解凍方法なのでアルミ製の鍋でないと効果を出せません。
解凍の仕方
アルミの鍋を裏返してその上にラップを敷きます。その上に凍ったままの状態の豚肉を乗せます。冷凍豚肉の上にさらにラップを重ねます。そしてもう一つの鍋に水を入れて肉の上にのせます。準備はこれで完了です。
1cm程度の厚さの肉であれば、5分程度で完全に解凍できます。アルミの熱伝導率を利用した解凍方法で放置しておくだけの方法です。手間暇をかけずにきれいに解凍できるおすすめの方法です。
冷凍豚肉の解凍レシピ
冷凍豚肉は品質やうまみを生の状態のまま閉じ込めておくことができます。そして解凍すれば、生の状態と同じような味を出すことができます。冷凍豚肉を使ったレシピを紹介します。朝、冷凍豚肉を冷蔵庫に移し変えておけば、夜の献立レシピに活用できます。時短で解凍した豚肉も利用できます。
豚肉の味噌漬け
以前記事にした味噌漬けステーキ。豚肉が安売りしていたら沢山作って冷凍しておくと解凍するだけで晩ゴハンのおかずに。手軽にできる味噌漬けはいかが?
— がび (@gaby6100) November 20, 2019
冷凍庫保存もできる豚肉の味噌漬けステーキ #がびのキッチン #gabyskitchen https://t.co/BFSzAEhhXR via @gaby6100
- 豚肉4枚
- サラダ油大さじ1杯
- 味噌大さじ4杯
- 顆粒だし小さじ1/2杯
- 酒大さじ1杯
- みりん大さじ1杯
- 砂糖大さじ2杯
- 醤油小さじ1杯
- すりごま大さじ1杯
- ニンニクチューブ適量
- ショウガチューブ適量
- 味噌と顆粒だし、酒、みりん、砂糖、醤油、すりごま、ニンニク、ショウガを混ぜてタレを作ります。
- 豚肉にタレを両面にまんべんなく塗り込みます。
- ジップロックに豚肉を入れて半日~1日程度寝かせます。
- フライパンに油を強いて豚肉を炒めます。焦げやすいため弱火で焼きます。
- 皿に盛りつけて付け合わせの野菜などを盛り合わせれば完成です。
味噌の香りと風味がたまらない豚肉炒め物のレシピです。味噌の酵素の影響で豚肉が柔らかくなる効果もあります。ジップロックに入れて寝かせている状態で冷凍保存しておき、食べたいときに解凍して食べるのもおすすめです。コツは半日~1日寝かせてしっかりと味をしみこませることです。
豚肉のしょうが焼き
[甘々と稲妻再現]豚肉の生姜焼き https://t.co/MEMlZrSdZo pic.twitter.com/7Tc12KRlxP
— プリン (@jilpPdn84It8Lin) November 24, 2019
- 豚肉細切れ200g
- 玉ねぎ1個
- 砂糖大さじ1杯
- みりん大さじ2杯
- 醤油大さじ2杯
- ショウガチューブ適量
- ニンニクチューブ適量
- ケチャップ大さじ1杯
- レモン汁少々
- 片栗粉少々
- 豚肉と玉ねぎは食べやすい大きさにカットします。
- フライパンに油を敷いて、玉ねぎを中火でじっくり炒めます。飴色玉ねぎに仕立てます。
- 豚肉を投入して炒めます。
- 砂糖、ケチャップ、みりん、醤油、ショウガ、ニンニクを入れます。
- さらに片栗粉とレモン汁を入れます。
- 軽く炒めて皿に盛れば完成です。付け合わせの野菜はお好みで盛り付けます。
豚肉の定番レシピといえば、豚の生姜焼きです。ショウガはチューブを利用していますが、本格的にショウガをすりおろして使えば、さらにショウガの風味をますことができます。玉ねぎを先に炒めて飴色にしてから豚肉を投入するのがポイントです。豚肉は炒めすぎると固くなってしまいます。お弁当のおかずにもぴったりのレシピです。
豚肉とじゃがいもの肉巻き
ジムにて初めてのプログラムで、ジム史上初めて、わたし喉が血の味がしました💦
— ✩★冴 島★✩ (@777____saejima) March 6, 2018
咳も止まらない💦
今日ばかりはしっかりカロリー取ります😭
✨台湾菜のおひたし
✨豚肉とジャガイモの肉巻き
✨牡蠣とベーコンのシチュー
✨白身魚の塩焼き pic.twitter.com/tRaNg4aCww
- 豚肉4枚
- じゃがいも1個
- 玉ねぎ1/4個
- 塩コショウ少々
- 醤油大さじ2杯
- 砂糖小さじ1杯
- みりん大さじ2杯
- 酒大さじ1杯
- じゃがいもは皮をむいて8等分程度の大きさにカットします。
- 玉ねぎはみじん切りにしておきます。
- じゃがいもを耐熱容器にのせて電子レンジで3分程度温めます。
- みじん切りにした玉ねぎをフライパンで中火で炒めます。
- じゃがいもを形がなくなる程度まで潰します。
- 潰したじゃがいもに、炒めておいた玉ねぎを入れて混ぜます。
- 豚肉にじゃがいもとたまねぎを包んでいきます。
- 塩コショウをかけて味付けします。
- 醤油、砂糖、みりん、酒を混ぜて甘辛ダレを作ります。
- フライパンに肉巻きを並べ全体に焼き色がつくまで焼きます。
- 焼き色がついた段階で甘辛ダレを入れて煮立たせれば完成です。
じゃがいもの柔らかい食感と豚肉の香ばしさが魅力のレシピです。玉ねぎを少し粗くカットしておくと玉ねぎのシャキシャキとした食感も味わえます。甘辛ダレで献立レシピ以外にもお酒のおつまみレシピとしても活用できます。お弁当のおかずにも使えます。豚肉と余ったじゃがいもがあればすぐに作れるレシピです。
豚肉を上手に解凍して料理に生かそう
豚肉は冷凍保存することで品質やうまみを生の状態を維持しながら長期保存できます。スーパーで安売りしているときに豚肉を購入して冷凍しておき、使うときに解凍するのが賢い方法です。豚肉の解凍はうまみ成分が流出しないように冷蔵庫で徐々に解凍するのが正しい解凍方法です。
時間がないときには電子レンジや流水、アルミ鍋を使った裏技などを活用して時短解凍することも可能です。豚肉を上手に冷凍、そして解凍して美味しいレシピに冷凍豚肉を生かしてみませんか?