ごぼうの味噌汁レシピ11選!アク抜きなど下処理方法も解説
ごぼうと味噌汁というのは、実に相性の良い食材です。豚汁をはじめ、ごぼうは他のどんな具と合わせても味噌汁にしっくりときます。そんなごぼうの皮むきや切り方、アク抜きなどの下処理方法を、詳しく解説していきます。また、ごぼうを使った人気の味噌汁レシピを11選して紹介します。ヘルシーなごぼうで、しかも美味しい「ごぼうの天かす汁」や「ごぼうと大根の田舎味噌汁」など、あなたは味噌汁の達人になります。
ごぼうの味噌汁が美味しいと人気
ごぼうはどんな野菜や肉、魚と組み合わせても、和を乱すこともない優等生的な食材です、したがって、味噌汁にごぼうは出会いのものと言ってもよいかもしれません。この記事では、そんなごぼうの下処理方法から、ごぼうを使って作る味噌汁の人気レシピまでを、詳しく紹介していきます。
ごぼうの下処理の方法
ごぼうで作る人気の味噌汁を飲むためにも、ごぼうの上手な下処理をマスターしなければなりません。ごぼうの皮むきから切り方、アク抜きにいたるまでを解説していきます。
皮むき
ごぼうは、表面についている土などはきれいに洗い流す必要がありますが、皮は栄養素や香りの源でもあります。したがって、皮むきは最低限に抑えることが望ましいのです。タワシやアルミホイルを丸めた物でこする程度で、十分にごぼうの皮むきの用は足ります。
切り方
ごぼうの切り方は、料理の用途を考えて行います。煮物などには「乱切り」で、きんぴらやサラダには「ささがき」か「細切り」が向きます。味を含ませたい場合には「斜め薄切り」も適します。
アク抜き
ごぼうにはアクが含まれています。切り方を終えたごぼうは、薄い酢水に曝してアク抜きをしてやる必要があります。ただし、アク抜きはやりすぎないこともポイントです。栄養素も流出してしまうからです。
ごぼうの味噌汁レシピ11選
ここまで、ごぼうの下処理について詳しく解説してきました。ここからは、下処理を終えたごぼうを使って、美味しい味噌汁を作るためのレシピを紹介していきます。ごぼうの味噌汁レシピ11選です。
ごぼうの天かす汁
- ごぼう1/2本
- 出汁入りみそ大さじ2
- 天かす適量
- 水300cc
- ごぼうはささがきにして、分量外の薄い酢水に曝しておいたら、水気を切っておきます。
- 鍋に水を沸かして、ごぼうを加えます。
- ごぼうに火が通ったら、火を止めて味噌を溶きます。
- 器に盛って、天かすを入れたら完成です。
ごぼうと天かすで作る、簡単な味噌汁「ごぼうの天かす汁」のレシピになります。ごぼうの旨みと天かすのコクが加わって、シンプルだけれども、なかなかの味噌汁といえます。
ごぼうと大根の田舎味噌汁
- ごぼう1/2本
- 大根3cm
- 刻み油揚げ5g
- ごま油少々
- 出汁汁300cc
- 味噌大さじ1
- 浅葱適量
- ごぼうはささがきにし、大根はごぼうと同じ長さの千切りにしておきます。
- ごま油を敷いた鍋で、ごぼうをサッと炒めます。出汁汁と大根、油揚げを加えて中火で煮ます。
- 大根に火が入ったら、味噌を溶き入れて火を止めます。
- 器に盛って、浅葱を散らしたら完成です。
ごぼうと大根、油揚げで作る「ごぼうと大根の田舎味噌汁」の、人気レシピになります。ごぼうのアク抜きも必要ありません。油揚げもコクを生んで、良いポイントになります。七味を振っても、美味しい味噌汁になると思います。
ごぼうとねぎの味噌汁
- ごぼう1/3本
- 長ネギ1/8本
- 出汁300cc
- 味噌大さじ2
- 白すりごま小さじ2
- ごぼうはささがきにし、長ネギは斜め薄切りにする。
- 鍋に出汁とごぼうを入れて、中火にかけます。ごぼうに火が入ったらネギを加え、味噌を溶き入れて火を止めます。
- 器に盛って、すりごまを振って完成です。
ごぼうと長ネギ、白すりごまで作る「ごぼうとねぎの味噌汁」の、レシピになります。すりごまがアクセントになって、一味違う味噌汁を演出しています。
ごぼうとにんじんとささみ肉の炒め味噌汁
- 鶏ささみ50g
- 大根60g
- ごぼう30g
- ニンジン30g
- 長ネギ20g
- 味噌20g
- 水300cc
- 酒大さじ2
- ごま油小さじ1
- 細ネギ小口切り適量
- 鶏ささみは一口大に切る。大根は銀杏切り、ニンジンは半月切り、長ネギとごぼうは斜め薄切りにします。
- バーミキュラを中火で2分予熱します。ごま油をひいて野菜を炒めます。鶏ささみを加えて酒を振りかけたら蓋をして、弱火で4分煮ます。
- 水を加えて、沸騰したらアクを取り除いて、味噌を溶き入れて火を止める。
- 器に盛って、細ネギを散らして完成です。
ごぼうをはじめとした野菜と鶏ささみで作る「ごぼうとにんじんとささみ肉の味噌汁」の、レシピになります。鶏ささみを加えるとところが斬新な味噌汁になりますが、今回は使いましたバーミキュラは、かならずしも必要ではありません。あれば便利程度に考えてください。
ごぼう香るたっぷり野菜の味噌汁
- ごぼう1/2本
- 白菜3枚
- ニンジン1/3本
- 玉ねぎ1個
- 出汁4カップ
- 味噌大さじ3
- 万能ねぎ適量
- 白菜は2cm幅に、ニンジンは半月切り、ごぼうはささがき、玉ねぎは薄切りにしておく。
- 鍋に出汁を入れて煮立たせたら、野菜をすべて加えます。
- 野菜に火が通ったら、味噌を溶き入れて火を消します。
- 器に盛って、万能ねぎを散らしたら完成です。
ごぼうをはじめとした沢山の野菜で、ヘルシーな「ごぼう香るたっぷり野菜の味噌汁」の、レシピになります。これに、豚肉を加えたらもうほとんど豚汁の世界です。旨みと栄養素一緒に摂れる味噌汁になります。
新ごぼうとくずし豆腐の味噌汁
- 新ごぼう1本
- ごま油大さじ1
- 絹ごし豆腐1丁
- 出汁1,000cc
- 味噌大さじ4
- 白ごま大さじ1
- 新ごぼうはささがきにして、鍋にごま油を熱してサッと炒める。
- 鍋に出汁を加えて、アクを取り除いたら味噌を溶き入れる。
- 豆腐を手で崩しながら加えたら、ごく弱火で煮る。
- 器に盛って、白ごまを散らしたら完成です。
新ごぼうと豆腐だけのシンプルな「新ごぼうと崩し豆腐の味噌汁」の、レシピになります。シンプルな具の構成だけに、新ごぼうの香りを十分に楽しめる味噌汁です。
厚揚げこぼう人参キャベツ玉葱の味噌汁
- 厚揚げ80g
- ごぼう1/3本
- ニンジン1/4本
- キャベツ1枚
- 玉ねぎ1/2個
- 出汁800cc
- 味噌大さじ2
- 厚揚げとキャベツは一口大に切り、ごぼうは斜め薄切り、ニンジンは短冊切り、玉ねぎは薄切りにします。
- 鍋に出汁を煮立たせて、野菜を加え、火が通ったら味噌を溶き入れます。
- 火を落として、器に盛り、細ネギを散らして完成です。
厚揚げも加わって栄養成分も豊富な「厚揚げごぼう人参キャベツ玉ねぎの味噌汁」の、レシピになります。具だくさんのにぎやかな味噌汁です。
豚こまとごぼうの味噌汁
- ごぼう1/2本
- 豚こま肉60g
- 出汁600cc
- 味噌大さじ2
- 長ネギ小口切り適量
- ごぼうはささがきにして、サラダ油をしいた鍋に豚肉とともに加えます。
- 豚肉とごぼうを炒め終えたら、出汁を加えてアクを取りのぞいてから、味噌を溶き入れて火を落とします。
- 器に盛って、長ネギを散らしたら完成です。
相性が抜群のごぼうと豚肉の「豚こまとごぼうの味噌汁」の、レシピになります。栄養素がたっぷりの、ヘルシーな味噌汁です。
ごぼうとニラの味噌汁
- ニラ50g
- ごぼう1/2本
- 出汁600cc
- 味噌大さじ2
- ごぼうは千切りに、ニラごぼうと同じ長さに切り分けます。
- 鍋に出汁を入れて、ごぼうも加えて中火で煮ます。
- ごぼうに火が入ったら、ニラも加えて味噌を溶き入れたら火を止めます。
ごぼうとニラの風味を楽しむ「ごぼうとニラの味噌汁」の、レシピになります。ニラには火が入らないように、余熱だけで温めるのがポイントです。
ごぼうのごま味噌汁
- ごぼう1/2本
- 玉ねぎ1/4個
- 出汁400cc
- 白いりごま大さじ1
- 万能ねぎ小口切り適量
- 味噌大さじ1
- ごま油大さじ1
- ごぼうはささがきにし、玉ねぎは薄切りにします。
- 鍋にごま油を熱し、ごぼうと玉ねぎを加えてサッと炒めたら、出汁も加えます。
- 煮立たせて、具に火が通ったら味噌を溶き入れて、いりごまを手でつぶしながら加えます。
- 器に盛って、万能ねぎを散らしたら完成です。
ごま油で炒めることと、いりゴマを加えることで味噌汁に強いコクが出る「ごぼうのごま味噌汁」に、レシピになります。
豚汁
- ささがきごぼう1本
- 銀杏切り大根50g
- 半月切りニンジン30g
- 一口大の里芋100g
- 豚バラ肉100g
- 木綿豆腐100g
- 長ネギ小口切り適量
- 出汁1,000cc
- 味噌大さじ3
- サラダ油適量
- 鍋に油を熱し、豚肉を炒めます。野菜もすべて加えて一通り炒め上げたら、出汁を加えます。
- 強火で煮立たせたら、アクを除きます。弱火にして10分も煮たら味噌を溶き入れます。
- 豆腐を加えて、ひと煮立したら完成です。
ごぼうと言えば、豚汁というくらいの定番の人気味噌汁「豚汁」の、レシピになります。日本人にとって、ソウルフードと呼んでも差し支えないくらいに、人気の味噌汁です。
ごぼうの味噌汁を作ってみよう
ここまで、ごぼうの皮むきや切り方、アク抜きなどの下処理を解説するとともに、ごぼうを使った味噌汁のレシピを11選して紹介してきました。これらの記事を参考にして、人気の美味しいごぼうの味噌汁を作ってみましょう!