トマトジュースの健康・肌にいい効果!ダイエット効果も?温めると効果アップ?

トマトジュースが健康や肌にいい効果が望めるのは知っている方も多いと思いますが、実はダイエット効果だけではありません。トマトジュースを飲むときは冷たいままの飲み方をする方が多いでしょうが、じつは温めると違った効果がみられることがわかりました。飲み方を変えるだけで効果が変わるトマトジュースの健康への効果はもちろん、冷たいままと温めたときではどう違うのかを調べました。

トマトジュースの健康・肌にいい効果!ダイエット効果も?温めると効果アップ?のイメージ

目次

  1. 1トマトジュースの効果とは?
  2. 2トマトジュースの効果【美肌編】
  3. 3トマトジュースの効果【ダイエット編】
  4. 4トマトジュースの効果【健康編】
  5. 5トマトジュースの飲み方は温めるのが効果的?
  6. 6トマトジュースの効果は数多い!温めると効果も上がる

トマトジュースの効果とは?

トマトジュースとトマト

トマトジュースには多くの栄養や健康・美容に効果があるといわれています。特に美肌やダイエットをはじめ、多くの成人病の予防にも役立つ飲み物です。トマトをそのまま食べてもいいのですが、トマトジュースだと摂取するのも簡単です。しかし冷たいままの飲み方と温めた飲み方では、持っている栄養効果も違ってきます。

せっかくトマトジュースを飲むなら効果的な飲み方や飲むタイミングを知ることで、美肌やダイエット・健康なからだ作りへの効果を望めるようになります。

トマトジュースの効果【美肌編】

まずはトマトジュースが持つ美肌への効果を見ていきましょう。トマトにはビタミンが豊富なので、美しい肌を作る効果はもちろん、ビタミン以外の食物繊維などをはじめとした栄養素に美肌つくりに欠かせない効果があることがわかりました。トマトジュースが持つ美肌への効果について説明します。

ビタミンCで美肌効果

コットンを肌にあてている

トマトジュースには美肌作りに欠かせないビタミンCがたっぷりと含まれています。販売されている平均的なトマトジュース100mlあたりに含まれるビタミンCの量は6gで、これは厚生労働省が定めた1日の栄養所要量100mgの60倍もの量にあたります。

ビタミンCにはコラーゲンの生成を助ける働きがあります。コラーゲンは肌の土台となる真皮の約70%を占めていて、皮膚組織を構築、潤いと弾力のある肌を保つ働きに欠かせません。つまり美肌作りに欠かせない効果をもつ栄養素なので、トマトジュースを飲むのは美肌作りに効果的です。

紫外線

並木道と光

トマトジュースに多く含まれているビタミンCにはメラニンの生成を抑制する効果もあります。また色素沈着をおきにくくしてくれる効果もあります。紫外線が強くなる5月から夏にかけて、どうしても気になる日焼けですが、トマトジュースを毎日飲むことで、体内から効果的な紫外線対策が可能となります。

さらに、美肌作りの大敵ともいえるのがストレスです。ストレスを感じやすい人は特に特にビタミンCが減少しやすいといわれていて、薬品会社などもストレスを感じやすい人はビタミンCの摂取を薦めています。トマトジュースはビタミンCを多く含んでいるので理想的な飲み物です。

むくみを防止

ワイングラス入りトマトジュース

トマトジュースに含まれる栄養素のひとつにカリウムがあります。トマトジュース100mlあたりに含まれるカリウムは260mgで、国が国民の健康維持に向け減塩を薦めるなか、同時にカリウムの摂取も薦められています。そのため減塩のトマトジュースなどは減塩生活に向け理想的な飲み物ともいえるのです。

トマトジュースにも含まれているカリウムには、利尿作用があり、塩のメイン成分となるナトリウムを排出、塩分過多を防ぐ効果があります。そもそもナトリウムは体のむくみの原因のひとつといわれていて、カリウムの利尿作用により余計なナトリウムが排出されることで、むくみ防止の効果につながります。

食物繊維で便秘解消

両手を上げる女性

トマトジュースには100mlあたりに食物繊維が最低0.7g含まれています。食物繊維には腸内環境を整えて便通をよくする効果があるといわれています。これは、トマトジュースに含まれる食物繊維のペクチンによる効果です。

ペクチンは腸内の善玉菌のエサになり、腸内環境を整えてくれる効果が高く、水分を吸収し腸に刺激を与えるため、腸の活動を活性化する効果もあるといわれています。そのため便通がよくなる効果が望めます。ペクチンはとろみの素なので、ドロっとしたトマトジュースの方が便秘解消の効果が高いと見られます。

ビタミンEでアンチエイジング

鏡をみている

ビタミンEはアンチエイジングに欠かせない栄養素といわれています。ビタミンEは老化の原因のひとつ、活性酸素に対する高酸化作用が高いことで知られています。トマトジュースにはこのビタミンEも含まれています。ビタミンEは細胞膜に存在し、細胞膜を攻撃する活性酸素から守る効果を発揮してくれます。

また、老化の一番の原因といわれているのが体内にある脂質が酸化することでなってしまう過酸化脂質です。トマトジュースに含まれるビタミンEはこの酸化を予防しアンチエイジングを助けてくれる効果があるといわれています。トマトジュースを定期的に摂取することでアンチエイジング効果も望むことができるのです。

トマトジュースの効果【ダイエット編】

トマトジュースが持つ美肌効果に続き、次はトマトジュースが持つダイエットの効果について説明します。こちらも美肌効果と同じようにトマトジュースに含まれている栄養素がダイエットを促進する効果があることがわかりました。トマトジュースが持つダイエット効果について説明します。

 

リノール酸で脂肪燃焼

体重計に乗っている

トマトジュースには「13-oxo-ODA」と呼ばれるリノール酸の一種が含まれています。リノール酸の中でも13-oxo-ODAには脂肪燃焼効果があるといわれていて、京都大学で行われたマウス実験でもその効果が実証されています。13-oxo-ODAを摂取したマウスは1ヵ月後に中性脂肪が約30%減少していました。

トマトジュースのリノール酸13-oxo-ODAはトマトに含まれているものですが、トマトジュースのほうが含有量が高いためトマトジュースのほうがトマトより脂肪燃焼効果が望めるということです。

リコピンで脂肪がつきにくく

ミニトマト

トマトジュースの赤い色は、トマトがもつリコピンによるものです。リコピンには悪玉コレステロールを減少させ、内臓脂肪をつきにくくする効果があります。ダイエットなどをする場合、見えない贅肉として問題となるのが内蔵脂肪です。内臓脂肪がつきにくいというのは見た目の美しさはもちろん、体内から健康的なダイエットができるようになります。

またトマトジュースに含まれるリコピンにはエネルギー消費量を増やしてくれる役割もあるため、脂肪自体をつきにくくする効果があるとされています。そのため定期的にトマトジュースを飲むことで、脂肪のつきにくいからだ作りへの効果を望むことができます。

リコピンで代謝の向上

リコピンには、代謝を促進する効果もあるといわれています。リコピンは臓器や細胞に栄養素などを送り、その働きを活発化させる役割を持っています。そのため、代謝が促進されやすいのです。代謝が向上することで摂取したカロリー消費が活発になり、脂肪細胞の増加を防ぐ効果があるといわれています。

なによりダイエット成功の基本は代謝の向上です。代謝向上の効果があるトマトジュースを飲むことで代謝を促進させればダイエット成功への近道となりそうです。
 

食物繊維でデトックス効果

トマトジュースに含まれているリコピンは代謝を促進してくれるだけでなく、体内の毒素を排出するデトックス効果があることがイギリス・オックスフォード大学の研究でわかっています。

デトックスを行うには、代謝を高めなければ体内に溜め込んでいる老廃物や毒素を排出できません。そのため、代謝をあげることが必要となってきます。毒素は脂溶性なので、トマトジュースを飲むことで体内の毒素を排出するデトックスだけでなく、ダイエットへの効果も期待できるのです。

リコピンで血流改善

トマトジュースに多く含まれているリコピンは悪玉コレステロールの酸化を押さえ、血流を改善する効果があるといわれています。体内に酸素や栄養などを運ぶ役⽬を担っている⾎液は、⾎流が悪くなることによって代謝の低下や老廃物や毒素を排出するデトックス効果も低下してしまいます。

しかし血流がよくなる事で代謝が上がり、デトックス効果を発揮、カロリーの消費も活発になるため、ダイエットの効果があがっていきます。市販のトマトジュースに含まれているリコピンは200mlに対し最低でも15g含まれていて、トマトジュース1本で1日の理想摂取量15~20gを摂取することができます。
 

トマトジュースの効果【健康編】

美肌作りの基本は健康であることです。そしてダイエットも不健康なやり方でやってしまうと健康に害がでてしまいます。トマトジュースは美肌つくりやダイエットの基本となる健康への効果も多く見られています。トマトジュースが持つ健康への効果を見ていきます。

ビタミンCで風邪の予防

トマトジュースにビタミンCが多く含まれていることは前述しましたが、ビタミンCが持つ効果は美肌効果だけではありません。昔からビタミンCを摂取することは風邪の予防に効果的だといわれてきましたし、1970年代にはノーベル賞受賞科学者がビタミンCには風邪の予防や緩和する可能性があると結論づけています。

また近年の研究では、子供のほうがビタミンCが風邪を予防する効果は大きいという結果も出ています。風邪の予防に向けて大人のみならず子供もトマトジュースを積極的に飲んだほうがよさそうです。

 

カリウムで塩分の排出

トマトジュースに含まれているカリウムには、塩のメイン成分となるナトリウムを排出し、塩分過多を防ぐ効果があるといわれています。カリウムは体に必要な栄養素・ミネラルの一種で、細胞内液の浸透圧を調節して一定に保つ働きがあるとともに、体液のpHバランスを保つ効果があるとされています。

カリウムの働きによってナトリウムが排出されるということは、成人病の原因のひとつでもある塩分の摂り過ぎを調節する上でとても重要です。トマトジュースに含まれているカリウムの量は多くはありませんが、腎臓病の人はトマトジュースの摂取量を医師へ相談したほうがいいでしょう。

リノール酸で血糖値を抑制

トマトジュースに含まれるリノール酸の一種「13-oxo-ODA」は脂肪燃焼効果があるだけではありません。もともとリノール酸は食用油などに含まれている成分です。これに似た成分でもあるリノール酸の一種「13-oxo-ODA」がトマトジュースに含まれています。

京都大学が行った脂肪燃焼効果の研究でわかったのは「13-oxo-ODA」には血糖値を下げる効果もみられるということです。1ヶ月トマトジュースを与えたマウスは血糖値が約20%低下したという結果がでています。京都大学によると、これは肝臓の脂肪燃焼が進んだ結果とみられています。

アルコールの分解をサポート

トマトジュースに含まれるリコピンが持つ高い抗酸化作用は二日酔いの原因でもある体内のアセトアルデヒドの作用を抑える効果があるといわれています。二日酔いは、アルコールが分解されできたアセトアルデヒドが、肝臓で処理されないことで起こる現象です。トマトジュースに含まれるリコピンはこれに対抗する効果を持っているというわけです。

また、近年の研究では、トマトジュースを摂取することで飲酒後の血中アルコール濃度を低下させることがわかっています。さらに、アルコールの分解時間も早めることも実証されました。アルコールを飲むときにトマトジュースを飲むと二日酔い予防になるだけでなく、分解も早める効果も発揮してくれるのです。

血管や脳の老化防止

トマトジュースに含まれるリコピンは抗酸化作用があることは前述しました。この抗酸化作用は、体の老化を防ぐだけでなく、血管の老化を防ぐ物質の吸収を高める効果があるといわれています。つまりトマトジュースで血管のアンチエイジング効果が望めるということです。

さらにトマトジュースが持つ驚きの健康効果が脳の老化防止です。トマトジュースに含まれるリコピンには抗酸化作用があり、これは脳の細胞にも効果を発揮します。リコピンは血液脳関門を通過することができるため、脳に含まれる活性酸素を除去、脳の老化を防ぐだけでなく、健康な脳へ導う効果があるといわれています。

カルシウムとビタミンKで骨を丈夫に

トマトジュースには健康な骨作りのベースとなるカルシウムが1100mlあたり6mg含まれています。カルシウムは骨を丈夫にする効果があることは知られていますが、これだけではカルシウム本来の効果は発揮されません。

カルシウムの効果を発揮させるために必要な栄養素がビタミンKです。トマトジュースにはカルシウム、ビタミンKともに含まれていて、カルシウムを骨に定着させる働きをビタミンKが担ってくれます。トマトジュースを飲むことでカルシウム・ビタミンK両方が働きかけ丈夫な骨作りへの効果が期待できます。

リコピンで骨密度を高める

トマトジュースのリコピンは骨密度も高める効果もあるといわれています。研究機関によると、リコピンを摂取したマウスは骨密度の低下が抑制されただけでなく、骨を破壊する働きを持つ細胞の形成が抑制される効果がみられるという結果が出ています。トマトジュースなどに含まれるリコピンには多くの可能性が含まれていることがわかりました。

リコピンでがん予防

トマトジュースに含まれるリコピンにはがん予防の効果があることもわかっています。これはリコピンがもつ抗酸化作用の効果によるものです。体の老化の原因でもある活性酸素は、細胞の遺伝子のDNAを構成する分子を酸化させ傷つけ、細胞を異常増殖しがんを引き起こすといわれています。

つまり抗酸化作用があるトマトジュースに含まれるリコピンはこの分子の酸化を抑制し、細胞の異常増殖を防ぐ効果があると見られているのです。

葉酸などで血液をサラサラに

葉酸は色の濃い野菜に多く含まれている栄養素でトマトジュースもそのひとつです。葉酸は赤血球の生成を助けるビタミンの一種です。赤血球は血液中の酸素を運ぶ役割を担っていて、赤血球が低下すると貧血の原因などになってしまいます。また、赤血球が生成されることで酸素が全身に運ばれ、血液がサラサラになる効果が期待されています。

リコピンで免疫力アップ

トマトジュースに多く含まれるリコピンの抗酸化作用は、血流を促進する効果があるといわれています。血流がよくなる事で効果が望まれるのは美肌やダイエットなどですが、実は免疫力の向上という効果も期待できます。

血液は体のさまざまな役割を担っています。しかし、血流が悪くなることで、肥満になったり、ほかの病気を引き起こしたり、体温が低下し免疫力が落ちてしまうことになります。しかし、トマトジュースに含まれるリコピンを摂取することでこれらを防ぐ効果があるとされています。

ペルオキシダーゼでアレルギー改善

春先になると花粉症などアレルギー症状に悩まされる人が多いと思いますが、トマトジュースは花粉症の予防効果が認められています。これはトマトジュースに含まれているペルオキシダーゼという成分のおかげです。

ペルオキシダーゼとは酵素の一種で、酸化作用によって殺菌効果を発揮するといわれています。トマトジュースにはこの成分が含まれています。

βカロテンで目の健康を維持

βカロテンは目の粘膜を作る働きや目の粘膜の機能を保つ効果があることが認められています。トマトジュースのオレンジ色はこのβカロテンによるもので、多く含まれている栄養素です。またβカロテンはビタミンAが足りなくなるとビタミンAに変化する優秀な栄養素です。

トマトジュースの飲み方は温めるのが効果的?

続いてはトマトジュースの飲み方です。飲み方ひとつでトマトジュースは効果が変わってきます。トマトジュースの健康や美肌・ダイエットへの効果的な飲み方や飲むタイミングなどについて説明します。特にトマトジュースをよく飲む人は必読です。実はトマトジュースは温めたほうがより効果的でした。

温めるとリコピンの効果倍増

トマトジュースは冷たいまま飲んでしまう人が多いのではないでしょうか?それでも十分栄養満点ですが、さらに栄養効果をアップする飲み方が暖めて飲むという飲み方です。トマトジュースは温めることでリコピンが最大約4倍に増えるといわれていて、吸収率が上がることがわかっています。

せっかくトマトジュースを飲むなら、栄養を効果的に摂取できる温める飲み方を試してみるのもよいのではないでしょうか。

朝に飲む

トマトジュースを温めることでリコピンが増え吸収率が上がることがわかりましたが、いつ飲むのが効果的だと思いますか?トマトジュースの原料のトマトは夏の野菜です。夏の野菜というのは体を冷やしてしまいます。そのため、夜飲むという飲み方をしていると、就寝中に体が冷える恐れがあるのです。

せっかく温めたトマトジュースでも、これでは意味がありません。飲み方としてお勧めな時間帯が朝飲むことです。朝はこれから体を動かす時間なので、温めて栄養効果がアップしたトマトジュースを飲んでも動かなくなる夜と違い、体が冷える恐れが低くなります。

また、温めてリコピンが増えたことで体の代謝の向上効果も上がっているので、朝飲むという飲み方がトマトジュースの効果を発揮してくれます。

オリーブオイルや牛乳と一緒に

トマトジュースを温めて朝飲むだけでなく、さらに効果を期待できる飲み方がトマトジュースにオリーブオイルや牛乳を加えるという飲み方です。リコピンは油に溶けやすい性質を持っています。そのため温めたトマトジュースにオリーブオイルを加えることでさらに吸収率が上がります。

一方、牛乳とリコピンも相性がよく、この組み合わせの飲み方もリコピンの吸収率を上げてくれます。さらに牛乳を加えることでカルシウムも摂取できるため栄養価も上がります。栄養満点、牛乳を加えるとおなかにたまりやすいので、朝にピッタリな飲み物になるのです。

トマトジュースの効果は数多い!温めると効果も上がる

美肌・ダイエット・健康なからだ作りなど、さまざまな効果が期待できるトマトジュースですが、せっかく飲むのなら、その効果を最大限に引き出したいものです。温めてオリーブオイルなどを加える飲み方をすることで、さらなる効果が期待できるトマトジュースを毎日の生活に取り入れることで、体の中も外も美しく健康になりそうです。

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