ごぼうのささがきの簡単なやり方!冷凍保存方法や人気のきんぴらレシピなど
ごぼうのささがきと言えば、ごぼうという素材にとっては、定番ともいえる処理方法です。ごぼうのささがきを作る、簡単なやり方やピーラー、スライサーなどを使うやり方などを紹介します。また、ごぼうのささがきの冷蔵や冷凍の保存方法や、ささがきごぼうで作る基本のきんぴらごぼうのレシピなども紹介していきます。あるいは、ささがきごぼうを使った、人気のレシピもいろいろと併せて紹介します。
目次
ごぼうのささがきを上手に簡単にしたい!
ごぼうと言えば、ささがきが連想されます。小刀で鉛筆を削る習慣のなくなっている現在、ごぼうをささがきにするという作業が、思った以上に困難な作業になっています。まして、均等できれいなささがきを作るのは、素人には至難の業とも言えます。
この記事では、そんなごぼうをささがきにする簡単なやり方や、ピーラーやスライサーを使うやり方などを紹介していきます。また、ささがきしたごぼうの冷蔵や冷凍による保存のやり方や、ささがきごぼうで作る基本のきんぴらレシピ、ささがきごぼうを使った人気の料理レシピなども併せて紹介します。
ごぼうのささがきを上手に簡単にしたい!という方には、必見の記事を詳しく解説していきます。
ごぼうのささがきの簡単なやり方
簡単なようで、意外にむつかしいのがごぼうをささがきに下ろすことです。ここでは、ごぼうのささがきの簡単なやり方を紹介していきます。一般的な包丁を使うささがきの簡単なやり方から、ピーラーやスライサーを使用してささがきにする、さらに簡単なやり方まで、詳しく紹介します。
左手に包丁でカンナのように
ごぼうの一般的なささがきのやり方と言うと、右利きの人であれば左手にごぼうを持って、右手に持った包丁で鉛筆を削るようにささがきにしていきます。しかし、このやり方はごぼうと包丁いずれも固定されていないために、素人には思いのほかむつかしい作業となっています。
ごぼうのささがきを、簡単にしかも安全に行う「カンナ方式」という、料理のプロがすすめるやり方があります。そのやり方を解説すると、まず左手を置くあたりにタオルをたたんで置きます。包丁を逆手に持って、柄を握った手をタオルに固定し、包丁の刃先をまな板に固定して、包丁の角度を安定させます。
安定した状態で、右手に持ったごぼうを包丁に当ててクルクル回しながら、カンナを削るように削っていくだけです。ごぼうのささがきが、かなり均一に仕上がるはずです。
斜め切りする
ごぼうのささがきというからには、ささがきでなければいけないと、思い込んでいませんか?目的に叶えば、ピーラーやスライサーを使うなど、やり方はさほど問題にする必要はありません。プロの料理人でも、ごぼうのささがきの最後の段階で、ごぼうそのものが短くなった際には、やむをえずにそうしている方法です。
他の食材とまったく同じように、ごぼうをまな板に固定して、斜め薄切りにしていくだけのやり方です。太めのごぼうの場合は、あらかじめごぼうを縦に二つ切りなり四つ切りなりにしてから、斜め薄切りにします。
ピーラー(スライサー)を使う
現在では、さまざまに便利な調理道具が登場してきています。ごぼうのささがきもピーラーやスライサーといった小道具を使えば、容易に行うことができます。ピーラーはできるだけ切れの良いものを、スライサーはできるだけ大きめのものをおすすめします。また、スライサーの場合は、プロテクターが付属していることも必要です。
いろいろなタイプのピーラーやスライサーが販売されていますが、ピーラーにしろスライサーにしろ、形状をよくたしかめて、ごぼうのささがきに向いているかどうかもチェックしたいものです。ごぼうにとっては、ピーラーかスライサーか、あるいは包丁かは問題になりません。ささがきになるかどうかです。
ごぼうのささがきは薄く切りますが、薄すぎても食感がよくありません。あるいは、ささがきではなく繊切りになってしまうピーラーやスライサーも避けたほうが良いでしょう。市販のピーラーやスライサーには、ささがきに特化した商品も登場しているようです。
ごぼうのささがきの保存方法
ごぼうの保存方法を紹介していきます。ここでは、ごぼうの保存方法も、本体ではなくささがきにしたごぼうの保存方法を中心に解説します。冷蔵や冷凍などの方法から、加熱した上での保存方法も紹介します。
冷蔵の場合
ごぼうの場合には、変色などが心配で、ささがきにするにしても1本丸ごと処理してしまうことが多いようです。そんなケースでは、使い切れないことも出てきます。そんなごぼうのささがきを、冷蔵保存するやり方を紹介します。
容器に薄い酢水を作ります。ここにささがきごぼうを浸して、密封した上で冷蔵庫に入れておけば、1週間ほどは保存できます。ただし、腐敗することはありませんが、1週間も経過すると味や香り、栄養価は格段に落ちてしまいます。やはり、冷蔵保存の場合は、2~3日をめどにした方が良いでしょう。
冷凍の場合
ささがきにしたごぼうを冷凍保存するやり方を紹介します。薄い酢水に浸けたささがきごぼうは、ザルに上げて水気を切り、キッチンペーパーなどで水気をよくふき取っておきます。ささがきごぼうの冷凍保存でのポイントは、二つあります。
一番は、解凍して使用する際のささがきごぼうの量だけ、小分けして冷凍することです。二つ目は、水気を切ったささがきごぼうを極力早く冷凍状態にもっていくことです。家庭の冷凍庫では限界がありますから、金属バットやアルミホイルの上に載せてささがきごぼうを冷凍室に入れます。
1~2時間経過したら、いったんささがきごぼうを取り出して、ジッパー袋をもんでごぼうをバラけさせます。こうすることで、ささがきごぼうを1か月は冷凍保存することが可能になります。
加熱してから冷凍も
ささがきごぼうを冷凍保存する場合に、加熱してから冷凍保存するやりかたもあります。その際の加熱の方法は、水で茹でるよりも電子レンジでの加熱をおすすめします。水で茹でる方法は、栄養成分が流出してしまうので、レンジか蒸すという方法をが良いでしょう。
ささがきごぼうが冷めたら、使用する量に分けて、ジッパー袋に平たく詰めて冷凍します。いずれの冷凍方法も、調理の際には冷凍状態のまま行います。また、できあがったささがきごぼうは、黒ずんでしまう可能性もあるので、できるだけ早く食べ終えることがおすすめです。
ごぼうのささがきで基本のきんぴらレシピ
ごぼうをささがきにするやり方を、ここまで紹介してきました。上手に簡単に仕上げた、ささがきごぼうと言えば、定番であるきんぴらになります。そのきんぴらごぼうのレシピを紹介します。
材料と作り方
- ささがきごぼう60g
- 淡口醤油小さじ1
- みりん小さじ1
- サラダ油適量
- フライパンを熱してサラダ油をしきます。
- ささがきごぼうを加えて、中火でサッと炒めます。
- 弱火にして、落し蓋をのせて2~3分蒸し焼きにします。
- ごぼうがしんなりしたら、薄口醤油とみりんを加えて味をからめたら完成です。
食材はささがきごぼうだけの、基本的な「きんぴらごぼう」のレシピになります。ごぼうの豊かな香りが襲ってくる、ふんわり軽やかなきんぴらごぼうです。
ポイント
基本のきんぴらごぼうのポイントは、第一に、ささがきしたごぼうのアクを取らないことです。ごぼうの香りを楽しむための基本のきんぴらになります。二つ目は、落し蓋をすることで、ごぼうの香りも逃さず、熱の周り方も早くなります。
三つ目は、薄口醤油とみりんだけのシンプルな味付けです。これも、ごぼうの香りと味を楽しむための、きんぴらのやり方となっています。
ごぼうのささがきを使った人気のレシピ
ごぼうを上手に簡単に、ささがきすることができました。そのささがきごぼうを使った、きんぴらばかりではない、人気のレシピを7選して紹介します。
鶏とごぼうの炊き込みご飯
- 鶏もも肉1枚(300g)
- ごぼう1本
- サラダ油適量
- 調味料(酒・みりん各大さじ1、砂糖小さじ1)
- 米2合
- 塩少々
- ごぼうはささがきにして、しばらく水に曝す。鶏もも肉は小さめの角切りにして置きます。
- フライパンにサラダ油を熱して、鶏肉とごぼうを炒めます。調味料も加えて炒め煮します。
- 洗った米を炊飯器に入れて、水適量と塩を加え、フライパンの具も加えて、ふつうに炊飯します。器に盛って、三つ葉などを飾れば完成です。
ささがきごぼうを使った「鶏とごぼうの炊き込みご飯」の、人気レシピになります。炊き立てを食べれば、もちろん美味しいですが、弁当にもおすすめできます。
ごぼうの肉団子
- ごぼう1本
- 玉ねぎ1/2個
- 豚ひき肉130g
- 調味料(おろし生姜1かけ分・溶き卵1個・酒大さじ1・醤油小さじ1・片栗粉大さじ1)
- サラダ油適量
- ごぼうはささがきにして、さらに粗みじん切り、玉ねぎはみじん切りにしておきます。
- ボウルに豚ひき肉とごぼう、玉ねぎを入れて、調味料を加え粘り気が出るまでしっかりと混ぜ合わせます。
- フライパンにサラダ油を熱して、一口大にまとめた肉団子をこんがりと焼き上げます。
肉よりもごぼうの分量が多い、ヘルシーな「ごぼうの肉団子」の人気レシピになります。ごぼうの香りも十分に活きています。
ごぼうとニンジンのきんぴらオイスターソース
- ごぼう1本
- ニンジン1/3本
- ごま油適量
- オイスターソース小さじ1
- 白ごま適量
- ごぼうは細切りもしくはささがきにします。ニンジンは細切りにする。
- ニンジンとごぼうをレンジで3分ほど加熱します。
- フライパンにごま油を熱して、ごぼうとニンジンを炒めます。火が入ったらオイスターソースを加えて、味をからめます。
- 器に盛って、白ごまを散らしら完成です。
レンジを活用した、簡単な中華風きんぴら「ごぼうとニンジンのきんぴらオイスターソース」の人気レシピになります。レンジで下処理することで、油の使用量や調理時間を短縮できます。
ごぼうと豆腐の卵とじ
- ごぼう1/3本
- 玉ねぎ1/4個
- 豆腐150g
- 煮汁(水大さじ1・酒、砂糖、醤油各小さじ2)
- 卵1個
- 小ねぎ適量
- ごぼうはささがきにし、玉ねぎは薄切りにしておきます。
- 鍋に適当にほぐした豆腐と煮汁を入れて、火にかけます。沸騰したらごぼうと玉ねぎも加えて、フタをしてしばらく煮ます。
- 溶きほぐした卵を回し入れて、半熟状態になったら器に移して小ねぎを散らします。
ごぼうの風味を楽しむ「ごぼうと豆腐の卵とじ」の、人気レシピになります。ごぼうや玉ねぎ、豆腐などで、ヘルシーこの上ないレシピです。
豚肉とごぼうの焼肉のたれ炒め
- 豚切り落とし300g
- ごぼう100g
- 焼肉のタレ100ml
- サラダ油適量
- 炒りごま適量
- ごぼうはささがきにします。
- フライパンにサラダ油を熱し、ごぼうを加えて炒めます。
- 豚肉も加えてさらに炒めたら、焼肉のタレを加えて味をからませます。
- 器に盛って、炒りごまを散らしたら完成です。
ささがきごぼうを使った「豚肉とごぼうの焼肉たれ炒め」の、人気レシピになります。少しこってり味の、おつまみに向くレシピです。
ごぼうのマヨ風味サラダ
- ごぼう1本
- ニンジン1/2本
- 下味(醤油・酢各小さじ1)
- ドレッシング(白すりごま大さじ2・マヨネーズ大さじ3)
- ごぼうはささがきにしてから千切りにします。ニンジンも千切りにします。
- 熱湯にごぼうを入れて、しばらくしたらニンジンも加えて、下茹でしておきます。
- ボウルに水気を切ったごぼうとニンジンを入れて、下味の材料を加えて混ぜ合わせます。
- ドレッシングをよく混ぜたら、ボウルに加えてしっかりと和えます。
ささがきごぼうで作る「ごぼうのマヨ風味サラダ」の、人気レシピになります。下茹では素早く行って、ごぼうのシャキシャキ感を、残すようにするのがポイントです。
ひき肉とごぼうの和風スープ
- 鶏ひき肉150g
- ごぼう1本
- こんにゃく1/4枚
- 万能ねぎ適量
- おろし生姜小さじ1
- 出汁600cc
- 下味(酒大さじ1・塩小さじ1/3)
- ごま油適量
- 味噌大さじ2
- ごぼうはささがきにし、こんにゃくは1.5cm角に切って湯がいておきます。鶏ひき肉は下味をよく揉みこんでおきます。万能ねぎは小口切りにします。
- 鍋にごま油を入れて、ごぼうを炒めます。しんなりしたらひき肉とおろし生姜も加えてさらに炒めます。
- こんにゃくと出汁を加えたら、弱めの中火にして、アクを取り除きながら10分ほど煮ます。味噌を溶き入れて、万能ねぎを散らしたら完成です。
ささがきごぼうと鶏ひき肉で作る「ひき肉とごぼうの和風スープ」の、人気レシピになります。ごぼうの豊富な栄養素も、スープという形で余すことなく摂取できるレシピです。
ごぼうのささがきで料理のバリエーションが豊富に!
ごぼうのささがきが、上手に簡単にできるようになりました。ささがきごぼうの保存方法も分かりました。それらのささがきごぼうを使った、基本のきんぴらや人気のレシピも紹介してきました。この記事を参考にすれば、ささがきごぼうで料理のバリエーションが豊富に!なったはずです。