りんご1個のカロリーは?栄養豊富でダイエット中に食べるべき!

りんごは甘くて美味しいですが、食べると太るのか気になります。「1日1個のりんごで医者いらず」といわれている位、りんごにはりんごポリフェノールをはじめ、豊富な栄養が含まれています。本記事では、りんごのカロリーや糖質、ほかのフルーツとのカロリー比較、ダイエットに適した食べ方などを紹介します。

りんご1個のカロリーは?栄養豊富でダイエット中に食べるべき!のイメージ

目次

  1. 1りんご1個のカロリーは?りんごは太る?
  2. 2リンゴのカロリーを他の果物と比較
  3. 3りんごは低カロリーでダイエット中に食べるべき?
  4. 4りんごのダイエットにいい栄養
  5. 5りんごのカロリーを活かしたダイエット中の食べ方
  6. 6りんごは低カロリーでダイエットのサポート役!

りんご1個のカロリーは?りんごは太る?

果汁が甘く後味がすっきりするりんご1個のカロリーはどれ位なのでしょうか?一昔前はりんごダイエットが流行しましたが、りんごを食べると太るのでしょうか?これからりんご1個のカロリーと糖質量、またりんごには太る要因があるのか、解説します。

りんご1個のカロリー

りんごと剥いてあるりんご

りんご1個のカロリーはMサイズ(225g)で約138kcal、100gで約54~60kcalです。ほかの食べ物の場合、白米ご飯100gで168kcal、ソフトサラダ(塩せんべい)100gで468kcalです。

同じ量の白米やおせんべいと比べてみると、りんごのカロリーの方が低いのがわかります。りんごは食べごたえがあるので、半分の量でも満足できることを考えると、十分低カロリーであると言えます。

りんご1個の糖質量

りんごの糖質はMサイズ(255g)1個で32.4gです。りんご100gの皮付きの糖質量は12.7gです。りんごを加熱調理してしまうと、約5gも糖質が増えてしまいます。カロリーは低めですが、糖質はフルーツの中では高めです。

天然の糖で太りにくい

りんごに含まれる糖質の種類は、果糖・ブドウ糖・ショ糖です。ショ糖は、ブドウ糖と果糖が繋がった形態のものです。大体のくだものは果糖とブドウ糖が同じ量で半分ずつ含まれていますが、りんごは果糖の方が多く含まれています。

すぐに血糖になり太る要因になるのはブドウ糖で、果糖は血糖にならずにインスリンの分泌も必要ありません。りんごの甘く美味しいのはこの果糖によるもので、【天然の糖】と呼ばれています。天然の糖の果糖が多く含まれているりんごは、食べても血糖値をあげることがないので、太りにくい果物といえます。

りんごに含まれる糖は、一度ブドウ糖に変換されてから体内に吸収されるため、血糖値があがりにくいと言われています。

リンゴのカロリーを他の果物と比較

りんごのカロリーや糖質量がわかりました。ダイエット中に果物を食べるときに、他の果物とりんごではどれ位カロリーが違うのか気になります。これから他の果物とりんごのカロリーを比較してみましょう。

梨

りんご1個と梨1個のカロリーを比較してみます。りんご1個(255g)138kcal、梨1個(244g)105kcalです。りんごよりも少し梨の方がカロリーが少ないです。糖質ですと、りんご100gに含まれる糖質量は12.2gで、梨に含まれる糖質量は10.4gです。

梨もりんごと同じく、含まれている糖質の果糖とブドウ糖割合が果糖の方が多いので、血糖値を上げないので太りにくいと言われています。

バナナ

皮付きバナナとカットされているバナナ

バナナ1本100gなので、バナナ1本とりんご100gのカロリーを比較します。りんご100gのカロリーは54~60kcalです。バナナ1本のカロリーは86kcalです。りんごよりもバナナのカロリーの方が高いです。

糖質量を比較すると、バナナ100gに含まれる糖質は21.4g、りんご100gの糖質は12.7gで、りんごよりもバナナの方が糖質も高いです。ただしバナナは栄養素も豊富に含まれていて、バナナ1本で1食分の栄養が摂れるともいわれています。

みかん

みかんとりんごのカロリーを比較します。りんご100gのカロリーは54~60kcalです。みかん(温州みかん)100gのカロリーは45kcalです。カロリーの数値に差は少ないですが、りんごの方が少しカロリーが高いです。

また糖質量を見てみると、りんご100gの糖質は12.7gで、みかん100gの糖質は11gです。少しですが、りんごの方が多く糖質が含まれています。ただみかんとりんごのカロリーや糖質量に大きな差はありません。

りんごは低カロリーでダイエット中に食べるべき?

りんごはダイエット中に食べても太る心配はないのでしょうか。また、ダイエットに適している果物なのか解説します。

摂取カロリーと消費カロリー

ダイエットには、カロリー制限をするのが鉄板です。それはなぜかと言うと、太る原則は消費カロリー<摂取カロリーになることです。消費カロリーには、生きていれば自然に消費される【基礎代謝】や食事後に体温を上げる【食事誘導性熱代謝】、運動や生活で消費する【生活活動代謝】があります。

私たちの1日の消費カロリーの代謝の割合は「基礎代謝が70%」と「生活活動代謝・食事誘導性熱代謝30%」です。摂取カロリーは、食事で食べるカロリーのことです。摂取したカロリーが消費カロリーより低ければ太ることがなく、痩せていきます。

ダイエット中は、いかに消費カロリーを増やし、摂取カロリーを少なくするかが重要です。消費カロリーよりも摂取カロリーが多いければ、余分なカロリーは体内に蓄積され太る原因になってしまいます。

りんごで摂取カロリーを抑える

りんごをダイエット中に食べるのに適している理由は、食べ応えがあるのに低カロリーなところです。りんごは、シャキッサクッとしていて沢山よく噛みます。咀嚼回数が増えることで満腹感を得られるので、摂取カロリーを抑えることができます。

またりんごはご飯やパンよりもカロリーが低いです。空腹で沢山食べてしまいそうな時やご飯をおかわりしてしまいそうな時はりんごを先に食べて暴食を防いだり、デザートとしてりんごを食べれば、カロリーを抑えることが出来ます。

甘くて腹もちがいい

りんごがダイエット中に食べるのに適しているのは、甘い物の代わりになるということです。ダイエット中に辛いのは、甘いお菓子やデザートを我慢しなくてはならない時です。

そうした場合、りんごを食べるのがおすすめです。りんごは果糖が多く含まれているので、甘みが強いです。その果糖は血糖値が上がりにくい糖質ですので、太りにくいです。りんごを食べると甘い物が食べたい衝動を抑えることが出来ます。

またりんごには食物繊維が含まれています。食物繊維は胃や腸をゆっくり移動して消化されていくので、腹もちが良くなります。次の食事の時間まで空いたときは、りんごを食べましょう。間食を防ぎ、カロリーを抑えることにも繋がります

りんごで消費カロリーは増えない

りんごは、低カロリーで天然の糖と呼ばれる果糖が豊富な果物です。血糖値が上がりにくいので太りにくく、栄養も豊富に含んだ果物です。しかし、消費カロリーを減らすものではありません。りんごを食べた分だけ、りんごのカロリーや糖質を体内に貯蓄されていきます。

りんごのダイエットにいい栄養

りんごはダイエット中に食べる果物として適しているのが解りました。ここでは、りんごに含まれているダイエットに役立つ栄養を紹介します。

ポリフェノール

りんごにはダイエットに良い栄養成分である、ポリフェノールが100種類以上含まれています。沢山の種類のポリフェノールが含まれているだけ抗酸化作用が強くなります。りんごポリフェノールには、コレステロールの数値を下げ、中性脂肪を減少させる働きがあります。

リンゴには脂肪の蓄積を抑えるリンゴポリフェノールという成分が含まれているらしいです。

ペクチンとセルロース

りんごには食物繊維の一種であるペクチンとセルロースが含まれています。ペクチンは皮と果実の間に含まれている食物繊維で植物性のゼラチンです。ペクチンは水溶性食物繊維で整腸作用が高く、便秘解消効果が得られます。

また下痢の場合は、ペクチンがゼリー状になって腸を保護するので有害物質の吸収を抑えます。その結果、大腸がんの予防の効能があります。

ペクチンと同じ食物繊維の一種であるセルロースは、不溶性食物繊維で便の量を増やして腸のぜん動運動を促します。水溶性と不溶性の両方の食物繊維が含まれているので、便秘解消効果が得られダイエットには嬉しい効果を得られます。

カリウム

りんごに含まれるダイエットに良い栄養はカリウムです。カリウムは体内に残った余分な塩分(ナトリウム)を排出する作用があります。それにより、むくみ予防や解消効果があります。そして血圧の上昇を防ぎ、高血圧予防になります。

プロシアニジン

りんごとカルテの画像

りんごに含まれるダイエットに良い栄養は、りんごポリフェノールに含まれるプロシアニジンです。プロシアニジンは、体内への脂肪の貯蓄するのを抑制する栄養素です。脂肪の吸収を抑えてくるので肥満の予防に効果があります。

プロシアニジンは血管に良い働きもし、アレルギーを改善する効果や肌の美白効果もあります。このプロシアニジンは、りんごに含まれているポリフェノールの約6割を占めています。

リンゴに含まれるプロシアニジンという成分は、脂肪を体内に蓄積するのを抑え、お通じをよくする働きがあるという研究結果が弘前大農学生命科学部により分かっています。

りんごのカロリーを活かしたダイエット中の食べ方

りんごは低カロリーで、ダイエットに良い栄養が豊富に含まれていることがわかりました。そのりんごを上手に活用してダイエットに役立つ食べ方を紹介します。

皮ごと食べる

りんごを皮ごと食べる女性

りんごポリフェノールや食物繊維の一種であるペクチンとセルロースは、皮や皮と果実の間に多く含まれています。ダイエット効果を得るためには、りんごの皮ごと食べるのがベストです。食べる際は、よく洗って食べましょう。

おやつと置き換える

りんごは低カロリーで腹もちが良いので、小腹が空いた時や、甘いものを我慢できない時におやつと置き換えるのがおすすめです。りんごは甘くてジューシーなので、お菓子の代役にもぴったりです。

カロリーオーバーに注意

床にバツが書かれている紙が置いてある画像

りんごは低カロリーで栄養も豊富ですが、食べ過ぎてはいけません。低カロリーでもカロリーはありますし、太りにくいですが糖質も豊富に含まれています。1日の摂取カロリーを抑えるために上手にりんごを利用しましょう。

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りんごは低カロリーでダイエットのサポート役!

りんご3個

りんごに含まれている果糖は太りにくいので、間食でりんごを食べると、摂取カロリーを抑えることができます。また栄養も豊富に摂取できるので、健康やダイエット効果も得られます。ダイエット中の方は、りんごを上手に利用して、楽しくダイエットをしましょう。

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