スナップエンドウの正しい茹で時間!茹で方など下処理のコツから食べ方まで

スナップエンドウはさやも食べられる、緑鮮やかな春野菜です。スナップエンドウを家庭で調理する際は、どのように下ごしらえをしてどのような食べ方で味わっていますか?今回はスナップエンドウの茹で方、茹で時間、さややヘタの取り方、筋取りの方法、おすすめの食べ方を紹介します。塩茹での茹で時間はスナップエンドウの美味しさの決め手になります。栄養を逃さない茹で方や茹で時間を知って、スナップエンドウを食卓で味わってください。

スナップエンドウの正しい茹で時間!茹で方など下処理のコツから食べ方までのイメージ

目次

  1. 1スナップエンドウの正しい茹で時間
  2. 2スナップエンドウの茹で方
  3. 3スナップエンドウの下ごしらえ
  4. 4スナップエンドウの食べ方
  5. 5スナップエンドウの選び方
  6. 6スナップエンドウを冷凍保存するには?
  7. 7スナップエンドウの茹で時間と茹で方を参考に

スナップエンドウの正しい茹で時間

スナップエンドウはさやが柔らかく、ヘタや筋取りをして塩茹ですれば丸ごと美味しく食べることができます。豆類ですがさやごと食べられるので、ビタミンなどの栄養も丸ごと食べることができます

そんな栄養満点なスナップエンドウの下ごしらえの正しい方法を知っていますか?スナップエンドウには硬い筋があり、ヘタや筋取りなどの下ごしらえを丁寧に行わないと口の中に嫌な筋が残り、食感を楽しめません。

スナップエンドウは弾けるようなシャキシャキとした食感が美味しさの決め手です。今回はスナップエンドウの茹で方茹で時間、美味しい食べ方を紹介します。

春になると出回る緑が鮮やかで栄養満点なスナップエンドウ。甘くてどんな食べ方でも美味しい、春の味覚スナップエンドウの調理のコツをみていきましょう!

茹で時間

スナップエンドウはどんな食べ方でも美味しいのですが、大切なのは茹で時間です。茹で時間が短すぎると硬く青臭さが残り、逆に茹で時間が長すぎるとふにゃふにゃで、美味しさのポイントであるシャキシャキとした歯ごたえがなくなってしまいます。

また、さやごと食べることで得られる栄養も逃さないよう茹で時間に注意してください。スナップエンドウを美味しく食べるには、ちょうど良い茹で時間を知っておくことが大切になってきます。

スナップエンドウをサラダやそのまま塩茹でして食べる場合の基本の茹で時間を見ていきましょう。スナップエンドウはヘタや筋を筋取りし、下ごしらえしておきます(下ごしらえの方法は詳しく後述するので省略しておきます。)

たっぷりのお湯を用意したら塩を入れ、スナップエンドウを茹でます。基本の茹で時間はスナップエンドウ10本で2分、と覚えておきましょう。

スナップエンドウの茹で時間は1分から4分と、調理する人によって好みは大きく変わります。ですが、食感は2分をすぎるとどんどん悪くなると言われていますので注意してください。基本的にはこの茹で時間でさっと茹で、シャキシャキ食感を楽しんでください。

固めに食べたい時・冷凍するときの茹で時間

スナップエンドウはそのまま塩茹でや、マヨネーズをつけて食べる食べ方も人気ですが、炒め物など一手間加えた食べ方もおすすめです。スナップエンドウの歯ざわりとさやの甘み、鮮やかな緑色が料理を美味しそうに引き立ててくれます。

炒め物にするときはさらに火を通すので、茹で時間は基本の茹で時間より短めにしましょう。そうしないと炒めているうちにどんどん火が入り、食感が失われてしまいます。

また、冷凍するときも茹で時間は短めにして、固めに仕上げましょう。あまり茹ですぎると水っぽく、べちゃっとして美味しさは半減します。

固めに仕上げる茹で時間は1分が目安です。このように食べ方や保存方法によって茹で時間は調整するのが美味しい食べ方のポイントです。

柔らかめに食べたい時の茹で時間

もしも柔らかめの食感で食べたい、という場合にはもう少し茹で時間を長くしてもいいでしょう。茹で時間は2分半ほどでいいでしょう。スナップエンドウの栄養はお湯にどんどん流れてしまいます。あまり茹で時間が長区ならないようにして、さやの甘みや栄養を丸ごと食べれるようにするのがおすすめです。

スナップエンドウの茹で方

茹で時間が美味しさの決め手になるスナップエンドウですが、茹で方も味のポイントになります。上手な茹で方を知っておけば、栄養満点な甘いスナップエンドウが食べられますので、ぜひ参考にしてください。

栄養分を逃さないように注意する

スナップエンドウは豆類ですが、さやごと食べられるのでさやの栄養もとることができます。スナップエンドウは鮮やかな緑色の見た目通り、とても栄養が豊富です。

含まれる栄養素は、ビタミン、葉酸、カリウム、食物繊維などで、含まれる栄養のバランスがとてもいいのが特徴です。しかし、スナップエンドウの栄養素であるビタミンなどは熱に弱く、茹ですぎると失われてしまいます。

上手に栄養を摂りたいと思ったら、茹で時間は短めにしましょう。また、鮮やかな緑色のために水にさらす場合がありますが、これも栄養が流れてしまう原因になります。

ざるにスナップエンドウを間隔をあけて並べ、10分ほど置いておきましょう。自然に冷めるのを待つ方法を「陸揚げ」(おかあげ)と言います。スナップエンドウは陸揚げで冷ましておくと水っぽくならず、栄養も必要以上に流れるのを防げます。

塩を入れて茹でる

皿の上の塩

スナップエンドウを美味しく茹でる茹で方はお湯に塩を入れることです。スナップエンドウを筋取りしている間、たっぷりのお湯を沸かしておきます。

お湯はたっぷりがおすすめです。スナップエンドウに対してお湯の量が少なすぎると一気に温度が下がり、茹で上がりにムラができることがあります。それを防ぐためにも、たっぷりのお湯を用意しましょう。

お湯が沸いたら塩を加えます。塩加減はお湯1Lに対して、塩大さじ1/2です。たっぷりの塩を入れることで冷めても美味しく、お弁当の彩りやそのままでも美味しく味わえます。塩を入れることで、スナップエンドウの緑が綺麗な鮮やかな色になる効果もあります。

また、筋取りした時の筋を一緒に茹でるとスナップエンドウの香りがついて、より香り良く仕上がるそうです。また、スナップエンドウは茹でている時、軽いので浮いてきてしまいます。もし落し蓋があったら使用することで、ムラなく均一に茹でることができます。

ヘタを下にして水気を切る

たっぷりのお湯と塩でお好みの茹で時間で茹でたら、ざるに上げます。ざるに上げてしっかり水気を取ります。スナップエンドウはヘタを取ることで中が空洞になり、お湯が入り込んでいます

そのままだと中に水分が入ったままでベチャとし、噛むと水が出てきて美味しくありません。サラダや炒め物にするときは特に水っぽくならないよう、水切りは丁寧にしましょう。

スナップエンドウのヘタの部分を下にして水気を切ります。その後キッチンペーパーなどで水気を拭き取っても良いでしょう。水気が切れたスナップエンドウは冷蔵庫なら2日ほど日持ちします。

電子レンジで加熱する場合

レンジの温めボタンと人差し指

美味しい茹で方を紹介しましたが、スナップエンドウは簡単に電子レンジで加熱することも可能です。とても楽チンで、朝、茹で時間がない時のお弁当作りなどにはもってこいの調理方法です。

スナップエンドウを電子レンジ加熱するときも、筋取りなどの下ごしらえは同じようにしておきます。深めの皿にスナップエンドウを入れ、全体に塩を振りラップをかけます。

600wでは1分半500wでは2分半加熱すればOKです。加熱する量によって、時間は多少変わってきます。様子を見ながらレンジにかけましょう。

スナップエンドウの下ごしらえ

皆さんはヘタや筋の取り方を知っていますか?スナップエンドウを美味しく食べるには、筋取りなどの下ごしらえは欠かせません。少し手間ですが、そのままだと口当たりが悪くなってしまうため必ず行いましょう。上手な下ごしらえ方法、ヘタや筋の取り方を説明します。

筋の取り方

それでは筋の取り方を具体的に見ていきましょう。筋取りはスナップエンドウを調理する前に必ず行いましょう。

まずヘタを持ちます。ヘタを持ったらポキっと折ります。そうするとヘタに筋がついてきます。そのままヘタについたまま筋を取ります。取り方は、ヘタを持ったまま引っ張るように筋取りをします。内側にも筋があるので同じように、ヘタの方から先端に向かって筋を引っ張るように取っていきます。

取り方には逆に、ヘタの反対側から筋取りする取り方もあります。ヘタとは逆の先が少し曲がっているので、先端を内側に折ります。そのまま筋を引っ張るように取り、ヘタまで取ったら、そのままヘタを折って同じように筋取りしていきます。

つまようじを使った筋の取り方もあります。まず、スナップエンドウのヘタの付け根につまようじを刺します。刺したつまようじを少し持ち上げるようにして、ゆっくり筋に沿ってスライドさせていきます。

片方の筋が取れたら、もう片方もつまようじを刺して筋を取っていきます。最後にヘタを取って下ごしらえ完了です。

手でとる取り方でも、つまようじを使う取り方でもやりやすい方法で筋取りしましょう。筋取りは手間のかかる下ごしらえですが、美味しく食べるために頑張りましょう。

筋取りの注意点

取り方には注意点があります。それはゆっくり引っ張ることです。ヘタから取るときも、逆から取るときもゆっくり引っ張らないと筋が途中で切れて筋が残る原因になります。

また、筋はヘタ側の方が太くだんだん細くなっているといわれています。そのため、一般的にはヘタ側から取る取り方の方が筋が切れにくいようです。しかし、調べてみるとヘタとは逆の方がやりやすい取り方ともいわれています。

どちらの取り方でも、ゆっくり引っ張るように筋を引けば綺麗に取れるはずですので試してみてください。

スナップエンドウの食べ方

スナップエンドウはそのままマヨネーズで食べても甘くて美味しいのですが、他にも美味しい食べ方がたくさんあります。どんな食べ方があるのか例をみていきましょう。

サラダや和え物

スナップエンドウはさやが柔らかく、さっと茹でればシャキシャキの食感が残ります。甘さと食感を活かしてサラダや和え物にしてもとても美味しく食べられます。

サラダはレタスなどと一緒に食べてもいいのですが、スナップエンドウを主役にしても美味しく食べられます。「エビとゆで卵とスナップエンドウのサラダ」「スナップエンドウとハムのサラダ」など、シャキシャキのスナップエンドウを主役にして楽しんでください。

和え物はいんげんのように「胡麻和え」「白和え」「おかか和え」「ツナマヨ和え」など、どんな和え物でも美味しく食べられます。サラダや和え物にするときは先ほど説明した通り、しっかり水気を切って水っぽくならないようにしましょう。

炒めもの

スナップエンドウは炒め物にしてもその美味しさは変わりません。どんな食材とも相性が良く、もう一品というときに重宝します。

炒め物にする場合でもしっかり筋は取りましょう。炒め物の際は、茹でてから炒める場合と、そのまま炒める場合があります。レシピに沿って変えればいいでしょう。しかし、炒める場合でも一度さっと茹でた方が、青臭さが抜け美味しく食べられます。

炒め物の場合は茹で時間は短めにして、さっと炒める程度にして食感を活かしましょう。

塩焼き

スナップエンドウの美味しさをシンプルに味わえる食べ方が塩焼きです。焼くことでますます甘みが引きたちます。スナップエンドウは油との相性がいい食材です。

塩焼きする前にオリーブオイル、塩をまぶしてフライパンでじっくり焼きましょう。ぽりぽり美味しく、スナップエンドウの素材の美味しさを楽しめます

生でも食べられる?

スナップエンドウの究極の食べ方は生で食べることです。実は採れたての鮮度がいいスナップエンドウは、生でも食べられるのです。

しかし、生で食べられるのは採れたてで新鮮で、柔らかく小さめのものに限ります。生で食べるときも筋取りは必要です。

生のスナップエンドウはとても甘くみずみずしい味わいです。スーパーで売っているものは生で食べられるほど新鮮ではないでしょう。生で食べられるのは採れたてに限るので、とても贅沢な食べ方と言えます。

スナップエンドウの選び方

美味しいスナップエンドウとはどのようなものでしょうか?震度のいい美味しいスナップエンドウの見極め方を紹介します。

さやがふっくらしたもの

スナップエンドウはさやがふっくらして、肉厚なものがいいでしょう。ふっくらしたものは実が詰まって、豆の甘さも味わえます。

鮮やかな緑色のもの

スナップエンドウの色にも注目です。まず、さやが綺麗な緑色のものを選びましょう。ヘタも鮮やかな緑のものを選びましょう。ヘタがシナっとしたり、枯れているようなものは鮮度が良くない可能性があります。

スナップエンドウを冷凍保存するには?

スナップエンドウがたくさんあるときは、ぜひ冷凍して長く活用しましょう。鮮度がいいうちに冷凍すれば、ずっと美味しく食べることができます。

茹で方

スナップエンドウがもしたくさんあるときは、傷んでしまう前に冷凍するのがおすすめです。スナップエンドウはあまり日持ちせず、鮮度はどんどん落ちてしまいます。食べきれないな、と思ったら早めに茹でて冷凍しましょう。

茹で時間は、先ほどの説明通り1分ほどと短めに茹でます。筋取りなどの下ごしらえも同じように必ずしておきます。茹でたスナップエンドウは水にさらさず、ざるで冷まします。水気があると水っぽくなるので水分はしっかり切って、水気も拭き取ってから冷凍します。

保存方法

茹でたスナップエンドウはフリーザーバッグに入れて冷凍します。必ず冷めてから冷凍しましょう。フリーザーバッグに重ならないように並べたら、冷凍します。

冷凍すれば一ヶ月ほど保存可能です。解凍してそのまま食べても食感はあまり変わりません。煮物などには、凍ったまま入れて使えます。

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スナップエンドウの茹で時間と茹で方を参考に

緑鮮やかな春野菜であるスナップエンドウ。甘くシャキシャキとした食感を楽しむには、丁寧な下ごしらえと正しい茹で時間がポイントになります。

どんな食べ方にしても美味しく、冷凍しておけば使い勝手もよく便利です。今回の記事を参考に、正しい茹で時間と下ごしらえで美味しい春の味覚、スナップエンドウを楽しんでください。

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