2019年03月19日公開
2024年09月08日更新
野菜スープのカロリーとダイエット効果を調査!ミネストローネとの比較も
野菜スープのカロリーはどのくらいなのか知っていますか?野菜のスープと言ってもかぼちゃのスープやコーンスープなど、こってりしたものから、コンソメスープを使ったあっさりしたものまで、実にたくさんあります。今回はそんなスープの中から「野菜スープ」に注目し、野菜スープのカロリーとダイエット効果を調査しました。ミネストローネとのカロリーや糖質の比較もし、野菜スープの食べ方やおすすめ栄養レシピ、さらには野菜スープをダイエットとした口コミについても一挙紹介していますので必見です。
目次
野菜スープのカロリーやダイエット効果は?
メディアでも度々紹介される野菜スープですが、ダイエット目的となると果たして効果があるのか、気になります。「7日間で8キロ痩せる」と言われる脂肪燃焼スープダイエットやデトックススープダイエットなどが過去にあり、すぐにでも痩せたい女性にとって、魅力的なダイエット法でした。
しかし、そんな短期間で痩せられてもリバウンドが心配です。今回のテーマである野菜スープにいたってはどうなのでしょうか?そこで「野菜スープのカロリーとダイエット効果を調査!ミネストローネとの比較」について一挙紹介します。
野菜スープのカロリーと糖質
ここからは、野菜スープのカロリーと糖質について紹介します。野菜スープは刻んだ数種類の野菜を煮込んだ「食べるスープ」です。野菜によっては歯ごたえも感じ満足感が得られ、空腹を満たすことから健康的でダイエットにも適しています。
カロリー
じっくり煮込んだ野菜スープは、体の芯からポカポカ温まり代謝が上がります。野菜スープは材料や作り方によって、カロリーと糖質量は変わっていきますが、基本的には野菜と味付けの方もコンソメや塩・こしょうだけなので、低カロリー・低糖質になります。
野菜スープには玉ねぎやニンジン、キャベツや白菜と固形コンソメ8gを入れると、1人前のカロリーは約100kcalになります。さらに少量のベーコンや肉類を加えても200kcalを超えることはないので、カロリーと糖質をそれほどオーバーすることはないでしょう。
糖質
野菜スープの1人あたりのカロリーは100~200kcalに対し、糖質量は8~15gになります。糖質を控えている方は、糖質の多いじゃがいもやかぼちゃなどをの野菜類を控えて肉類を多くすると良いでしょう。また、カロリーを控えている方には野菜を多くし、肉類を控えるようにします。
外食すると、スープ1つとっても高カロリーですが、自宅で手作りした野菜スープは気になる部分を好みで加減しながら作れるので、カロリーもヘルシーでダイエット向きな食べ方ともいえるでしょう。
野菜スープのカロリーと糖質をミネストローネと比較
野菜スープはダイエットをサポートしてくれるスープだということが分かりましたが、では野菜スープのトマト風味で人気の「ミネストローネ」と比較したらどうでしょうか?
ミネストローネとはイタリアに伝わる野菜のスープで、さまざまな野菜を圧力鍋で煮込んでトマト仕立てにしたスープのことを言います。では早速ミネストローネのカロリーと糖質もみてみましょう。
カロリー
ミネストローネは最近ではファミリーレストランやコンビニでもよく見かけるよになりました。野菜スープのカロリーは100~200kcalでしたが、ミネストローネの気になるカロリーは150~250kcalになります。野菜スープ同様に、野菜の材料やベーコンなどの肉類の有無でカロリーの幅はこれだけ広がります。
そうはいっても、ミネストローネも野菜中心なのでカロリーも糖質も低めの数値と言えます。ミネストローネはたくさん作りすぎてしまった場合、米を加えたリゾットにしても美味しいです。食べ方を工夫して飽きないスープ作りがダイエットの成功のコツになります。
糖質
野菜スープの糖質は8~15gに対して、ミネストローネ糖質量は20~25gになります。野菜スープ同様に糖質量を減らすには、糖質の高い野菜を控えめにして肉類を多めにします。カロリーが気になっている方は逆に野菜を多めにし、肉類を控える食べ方にしましょう。
野菜スープのカロリーを消費する運動量
野菜スープ1人前(100kcal)を食べた場合、どのくらいの運動量でカロリーを消費するのか、次のように挙げてみました。ショッピングの場合は男性45分、女性の場合は55分です。
ウォーキングの場合は男性50分、女性62分でジョギングの場合は男性20分で女性は27分、自転車の場合は男性14分で女性17分、最後に水泳の場合は男性13分で女性は16分になります。カロリー1つで活動量にこれだけ差が出ますので、参考にして下さい。
野菜スープのダイエット効果
野菜スープのダイエット効果はさまざまな体の不調を改善してくれます。特に女性に大敵なむくみや冷えも取れるので、野菜スープはぜひ積極的に摂ってほしいメニューです。ではどんな効能があるのか順にみていきましょう。
便秘の解消
野菜にはたくさんの食物繊維があります。食物繊維には第6の栄養素とも呼ばれるほど体には必要なものです。
食物繊維は体内で消化されることなく便とともに体外へ排出されますが、腸が綺麗になることで血流の改善につながり、美肌を作ったり血糖値の上昇を緩やかにすることで脂肪を効率よく燃焼させたりすることにもつながりますので、ぜひ積極的に摂り入れましょう。
代謝が向上
普段の食事の中で、汁物(味噌汁やお吸い物やスープなど)を飲んでいますか?一汁三菜が料理の基本ともいわれますが、料理に汁物がなく水やお茶だけの食事が多いと、それだけでは1日に必要な栄養量を補いきれない恐れがある上に、体の中を冷やしてしまう原因になります。冷えは万病のもとであるように、ダイエットにも内臓の冷えは大敵です。
温かい汁物を摂ることで、内臓を温め冷えを予防し、ダイエット効果を高めます。また、体が温まるということは血液の流れも良くなるので冷え性やむくみが改善するなど、体内に溜まった老廃物や毒素の排出が促されて、新陳代謝が活発になり、代謝が向上するなどのメリットが多くありますので、汁物を進んで摂りましょう。
ビタミンやミネラルなど栄養が豊富
野菜にはさまざまなビタミンやミネラルが含まれています。これらには米や麦、肉や魚などには含まれていない栄養素なので、健康と美容のためにも野菜をしっかり摂ることが大事です。ビタミンやミネラルは微量でありながらも生命活動に欠かせない成分であり、さまざまな形で働いて体を健康で美しいものとして維持してくれる大切なものです。
野菜スープの良さは、そんな栄養素がたっぷり含まれている野菜をたくさん摂り入れられる点です。生では多く食べられない野菜もスープに入れることでかさが減り、柔らかくてのど越しが良いので、子供から年配の方まで毎日食べることができます。
低カロリー
野菜スープはとても低カロリーなことは説明した通りですが、野菜の組み合わせや種類によってカロリーは多少前後しますが、鍋いっぱいに作った野菜スープの総カロリーでも600~700kcalほどしかありません。
1日の総摂取カロリーが1,800kcalの成人女性の場合、理想的割合である「朝食3:昼食4:夕食3」に置き換えてみると、一番多い昼食ではおよそ700kcalほどを摂取していることになります。この朝食を野菜スープに置き換えてみると、摂取カロリーを大幅に減らすことができます。
野菜スープダイエットのやり方
ここからは野菜スープダイエットのやり方を紹介します。ダイエットの成功に繋がる大事なポイントを紹介していますので、しっかり読んで失敗のない野菜スープダイエットを行って下さい。では順にみていきましょう。
食べるタイミングや味付け
出典: https://fytte.jp
野菜スープダイエットのやり方はさまざまありますが、食べるタイミングや味付けも重要なポイントです。野菜スープはコンソメ1個と塩・こしょうだけのシンプルな味付けにすれば1食あたり100kcalと大変低カロリーになります。
トマト風味のミネストローネになると150kcalでそれぞれにベーコンなどの肉類をプラスするとさらにカロリーが高くなりますが、それでも低カロリーで抑えられます。
食べるタイミングも食事時に1番最初に食べるなど、野菜の持つ旨みと食べ応えに満足すると、自然に食欲もコントロールし暴飲暴食を抑えることができるので、食べ方のタイミングやシンプルな味付けを心がけましょう。
一食置き換え
野菜スープは、ダイエットの中でも現在ブームになっている一食置き換えでカロリーを抑制させるのが最適です。1日3食のうち1食を野菜スープにするだけで、栄養補給とデトックス作用があり、痩せやすい体質になります。
野菜スープに置き換えたら、米やパンはなしにしてスープを2杯程度食べても良しとします。野菜スープを2杯食べると程よくお腹も満たされるのでおすすめです。
間食に食べる
野菜スープを間食に食べるのもおすすめです。カロリー抑制中には高カロリーな甘いお菓子やチョコレート、アイスクリームを食べすぎるのは良くありません。どうしてもお腹が空いてしまったら、野菜スープに置き換えましょう。野菜スープは1食あたり100kcalで栄養素が摂取できるので、体に良い間食と言えるでしょう。
食事前に食べる
野菜スープを食事前に食べるのも、暴飲暴食の予防になりおすすめです。野菜スープを食べるとお腹が温まり「たくさん食べた」という満腹感が得られるので、カロリー抑制中には最適です。また、野菜を先に食べる「ベジタブルファースト」を実践すると、血糖値の急上昇を抑えてインスリンの分泌量も抑えて肥満を予防してくれます。
食事の最初に野菜を食べることで太りにくくなるだけでなく、満足感も得られるようになるので、食事の食べすぎの抑制効果も発揮できおすすめです。
野菜スープダイエットの注意点
ここからは、野菜スープダイエットの注意点を紹介します。野菜スープに使用する野菜は何でも良いと思ったら違います。注意点を把握し、成功が多い時間帯は何なのかを知り、より効果的なダイエットスープを作りましょう。
おすすめ野菜
野菜スープダイエットの注意点は、まずおすすめの野菜を積極的に摂ることです。糖質量を控えている方には、糖質の多い芋類やかぼちゃ、れんこんなどは控えめに、その他の野菜をたっぷり摂ると良いでしょう。野菜を抑制する代わりにベーコンや豚肉、鶏肉などを加えると食べ応えのある栄養スープになるので、食べ方に工夫するようにしましょう。
夕食に置き換えがおすすめ
野菜スープの効果を実感させるおすすめの時間帯は夕方です。1日の活動を終えた夕方はいわば食事という栄養素はそんなにいりません。休眠するだけなので胃腸に負担をかけないためにも軽めの食事がダイエットを成功させるカギになります。
よって、1日3食のうち野菜スープを置き換えるのは、夕食が1番効果的で良い食べ方だということを覚えておきましょう。
野菜スープダイエットのおすすめレシピ
ここからはいよいよ、野菜スープダイエットのおすすめレシピを紹介します。どれも基本の作り方を紹介していますので、難しいことはなく簡単に挑戦できるレシピです。ただ、どの野菜スープにも言えることですが、ダイエット中はアルコールや甘いお菓子、小麦粉の食べ物は控えるようにしましょう。
脂肪燃焼系野菜スープ
- 玉ねぎ大2個
- ピーマン4個
- セロリ1本
- 人参1本
- キャベツ半個
- トマト缶2缶
- 固形コンソメ適量
- 塩・こしょう各少々
- 水(ミネラルウォーター)適量
- 鍋に適当な大きさにカットした玉ねぎとピーマン、セロリと人参を入れてその上にトマト2缶も流し入れます。
- 水をひたひたになるより少し多めに入れて、コンソメスープの素適量も加えて火にかけます。
- 具材に火が通ったら塩・こしょうで味を調えたら完成です。
1週間で効果的に痩せる脂肪燃焼スープのレシピです。しっかり決められた野菜で作るのがポイントです。また、野菜スープをダイエットとして用いる時の注意点として、ダイエット中のアルコールは一切禁止です。砂糖などの一切の甘味料も禁止で、飲み物は水やお茶、ブラックコーヒー、100%フルーツジュースのみです。炭酸飲料も不可になります。
また、揚げ物や小麦粉を使用した食べ物も不可です。脂肪燃焼スープは1回の食事で満足するまで飲んでも大丈夫です。材料さえ揃えれば簡単に作れるレシピなので、ぜひ作ってみて下さい。
和風だしが効いたデトックススープ
- 人参(中)1本
- 玉ねぎ(大)1個
- ピーマン2個
- キャベツ1/6個
- セロリ1本
- トマト1個
- しょうが(すりおろし)適量
- 昆布10cm角
- 鰹節10g
- 塩適量
- 水5カップ
- 鍋に水と昆布を入れて火にかけます。沸騰直前で昆布を引き上げ、沸騰したら鰹節を入れて火を止め、鰹節が沈んで数分したらざるでこします。
- 野菜は食べやすい大きさにカットします。セロリは芯の部分と葉の部分に分けておきます。
- 厚手の鍋に1で取った出汁と人参、玉ねぎを加え10分程度中火で煮込みます。アクが出たらその都度取り除きます。
- 3にセロリの葉以外の残り野菜と塩適量を入れて、引き続き中火から弱火で10分ほど煮込みます。アクが出たら取り除きます。
- 汁気が少ないようであれば水を足して調整します。セロリの葉を入れ塩・こしょうし、味を調え火を止めます。器に盛り、しょうがを添えたら完成です。
和風だしが効いたデトックススープの4~5人用レシピです。デトックス効果のある6種類の野菜を和風だしでコトコト煮込んだ旨みたっぷりのスープです。食べ方としては置き換えダイエットに最適で栄養もたっぷりなのでおすすめです。
作り方レシピで1の昆布出汁は分量の水に30分以上漬けておくと、より濃厚な出汁がとれます。しょうがを混ぜ込むとデトックス効果があるので好みの分量を入れましょう。
舞茸とごぼうのコンソメスープ
- 舞茸1パック(正味約80g)
- ごぼう1本(細め27cmくらい)
- 水500ml
- コンソメ顆粒大さじ1
- 塩・こしょう各少々
- お好みでパセリや万能ねぎ
- 舞茸は石突きを切り落とし、手で裂きます。ごぼうはアルミホイルで擦り洗いをして好みの切り方で水にさらします。
- 鍋に舞茸とごぼう、水とコンソメを加え、弱火で好みの時間加熱します。
- ごぼうが柔らかくなったら塩・こしょうで味を調えて器に注ぎ、好みでパセリや万能ねぎを散らしたら完成です。
舞茸とごぼうのコンソメスープ3人分のレシピです。腸美人になれるダイエットコンソメスープです。舞茸は味が染みて美味しいですが、なければ他のきのこ類でも大丈夫です。ごぼうはささがきが少し面倒なので千切りか乱切りでも構いません。好きな切り方で歯ごたえを楽しんで下さい。
野菜スープダイエットの口コミ
ここからは、野菜スープダイエットを実際に行った方々の口コミを紹介します。効果があった口コミも効果がなかった口コミもどちらも貴重な意見なのでありのまま載せています。効果がなかった口コミについてはその原因も追究して紹介しています。
効果がなかった口コミ
効果がなかったと言われる口コミです。「短期間で結果が出せるという、脂肪燃焼スープを続けて見事に挫折しました。たった1週間で食事を野菜スープに置き換えるだけですが、このたった1週間を我慢することができませんでした。途中でふらふらしてしまい、頭の中では食べ物のことばかり浮かんでいいことはありませんでした(20代女性)」
この女性のように、慣れていない時は空腹が辛く感じる方も多くいます。そんな時は、1日3食のうちどこで野菜スープに置き換えたのかに注目します。1番活動している昼を野菜スープに置き換えると、夕飯までの時間が空腹で元気がでないかもしれません。
また、朝たっぷり野菜スープを食べずに出かけてしまうと、昼までの時間が空腹で辛く感じるでしょう。そんな時は、1番活動している昼は自由に食べても良しとして、夕飯に野菜スープをたっぷり食べて早く就寝するのがおすすめです。何のストレスもなく朝を迎えられるでしょう。
効果がなかったと嘆いている方は、まず1日3食のうちに1番効果的なところで置き換えをしてみましょう。
効果があった口コミ
続いて、効果があったと言われる口コミです。「野菜スープダイエットで念願の50kg台になりました。私は家で仕事をしているので、朝昼晩と全て手作りで野菜スープにすることができました。野菜スープの種類にはこだわらず、少しカロリー高めのパンプキンスープもレパートリーに加えて、なるべく飽きのこないように工夫しました(30代女性)」
この女性は、比較的野菜スープが作れる環境で、朝昼晩と野菜スープを食べることができたのがうまく効果として表れたようです。野菜スープは食事の最初に摂るとお腹が満たされ、食欲を抑えることができますので、きっとそのような食べ方をされたのかと思われます。
飽きがこないようレパートリーを豊富にすることが長続きできたようです。ぜひ口コミを参考にして効果を実感して下さい。
野菜スープのカロリーをダイエットに役立てよう!
出典: https://dime.jp
今回は、野菜スープのカロリーとダイエット効果を調査!ミネストローネとの比較も紹介しました。野菜スープの正しい知識や食べ方レシピ、気になる口コミなど知りたいあれこれを一挙に集め不安をなくしました。
野菜スープは料理が苦手な方でも、野菜を切って味を調えるだけの簡単レシピなので、誰にでも手軽に作れます。飽きてもアレンジの食べ方次第で、何通りもの美味しいスープが作れます。ぜひ挑戦してみて下さい。