ブルーベリーの美味しい食べ方10選!栄養や保存方法も紹介
ブルーベリーの食べ方を知っていますか?そのまま生で食べても美味しいブルーベリーですが、ジャムやドライブルーベリー、アイスクリームなどさまざまなアレンジを加えて食べる方法も美味しくておすすめです。今回はブルーベリーの美味しい食べ方10選のほか、ブルーベリーの栄養成分や、気になる冷凍・解凍方法など保存方法についても紹介しています。栄養価が高いビルベリーにも注目し、解説していますのでぜひチェックしてみてください!

目次
ブルーベリーは実は食べ方がたくさんある!

目の健康に良い栄養アントシアニンを多く含むブルーベリーは生食やジャムなど、様々な食べ方ができるフルーツです。今回はブルーベリーの特徴や食べ方を紹介し、さらには冷凍・解凍など気になる保存方法について調査しました。
ブルーベリーとは?
ブルーベリーは生食、ドライ、ジャムなどいろいろな食べ方、楽しみ方ができる果実です。本項ではブルーベリーの特徴や産地など基本的な情報についてまとめています。目の健康に良いと評判のビルベリーについても調査しましたのでチェックしてみましょう。
特徴

ブルーベリーはツツジ科スノキ属の小果樹で、その果実は小さく青紫色に熟します。北半球の各地に自生しており、日本ではクロマメノキ、ナツハゼ、シャシャンボという名前で知られています。ヨーロッパでは古くから野生のブルーベリーの果実を摘み取り食用にしていました。
味や香り

ブルーベリーの味は上品な甘さで、甘みと酸味のバランスの良さが特徴的です。他の果実にはない独特の風味を持っています。
また、ブルーベリーは樹上でしか追熟せず、熟すに従って酸味が減少します。完熟したブルーベリーは酸味が少なく美味なため、もっとも美味しい食べ方は摘みたてをそのまま食べることです。機会があればぜひ摘みたてを食べてみましょう。
産地/旬の時期

ブルーベリーの原産はアメリカで、現在の生産量もアメリカ、カナダの北米地域だけで世界の3/4以上が栽培されています。日本における主要な産地は長野県がトップで、国内で収穫される2割が長野県産です。
ブルーベリーの旬の時期は6月中旬から徐々に始まり、夏がピークとなります。品種によって収穫時期が多少異なり、例えば6月中旬から7月にかけ早めの旬を迎えるのは「ハイブッシュ」という大粒の品種です。
ブルーベリーによく似たビルベリーとは?
ビルベリーというブルーベリーによく似た果実を知っていますか?ビルベリーはブルーベリーの一種で、北欧やアイルランドなど亜寒帯で栽培されています。ビルベリーの実はブルーベリーよりも小粒で、より黒っぽい紫色をしています。
また、ビルベリーの代表的な栄養素アントシアニンによる眼精疲労の改善などが注目されています。ビルベリーの食べ方としては、ブルーベリーと同じように生食したり、ビルベリージャムにして食べられることが多いです。
ビルベリーはブルーベリーよりも水分が多く傷つきやすいため輸送が困難と言われています。そのため、ビルベリーの流通量は極めて少なく、希少性の高いブルーベリーと言えるでしょう。
ブルーベリーのおすすめの美味しい食べ方
本項ではブルーベリーを使ったおすすめの美味しい食べ方を紹介しています。旬の時期が短く、傷みやすいブルーベリーは生で食べるなら新鮮なうちに食べたいものです。でも、もし食べきれなくて食べ方に困ったらこんなレシピはいかがですか?定番のブルーベリージャムや、冷たいスイーツ、お持たせにもぴったりの焼き菓子など、魅力的な食べ方を10選ピックアップしました。
ジャム
- ブルーベリー(150g)
- グラニュー糖(75g)
- レモン汁(小さじ1)
- 鍋に材料を入れて強火で沸騰させ、アクを取り除く
- 沸騰したら中火にし、20分程煮込んでツヤやとろみがでたら完成
ブルーベリーのおすすめの食べ方、ジャムレシピを紹介しましょう。生食で食べきれないブルーベリーはジャムにするのが簡単で、長期保存もできて便利です。小鍋でコトコト煮込むだけでパンやヨーグルトに使える美味しいジャムができあがります。レシピの分量は2人分です。
スムージー
- カルピス(30ml)
- 冷凍ブルーベリー(50g)
- 冷凍バナナ(1/2本)
- 牛乳(100ml)
- 飾り用ブルーベリーとミント(適量)
- バナナはひと口大に切って冷凍しておく
- 全ての材料をミキサーにいれて攪拌する
- グラスに注ぎ入れ、飾り用のミントとブルーベリーを飾ったら完成
ブルーベリーのおすすめの食べ方、冷凍ブルーベリーと冷凍バナナがあればすぐにできる簡単スムージーレシピを紹介します。カルピスと牛乳のまろやかな味わいにブルーベリーの甘酸っぱさがアクセントになり美味しいです。暑い夏に一杯いかがですか?おもてなしにドリンクにもぴったりの華やかさです。レシピは1人分の分量です。
ブルーベリーパイ
- ブルーベリー(300g)
- 冷凍パイシート(18㎝×18㎝を2枚)
- 砂糖(大さじ3)
- コーンスターチ(大さじ1)
- 無塩バター(10g)
- 卵(大さじ1)
- 生クリーム(小さじ1/2)
- パイシートを解凍し、ボウルにブルーベリー、砂糖、コーンスターチ、小さく切ったバターを入れて混ぜる
- パイシートをパイ皿にぴったりと敷く
- パイシートの上にブルーベリーをのせ、オーブンは200℃で予熱を始める
- もう一枚のパイシートを上下左右に延ばし、中央に包丁で十字に切込みを入れる
- 4のパイシートを3の上からのせてパイシートのふちを指で押し込む
- はみ出したぶぶんをキッチンバサミでカットする
- 卵と生クリームを混ぜたものを上から刷毛で塗る
- オーブンで20分程焼き、焼き色がついたら180℃に落としてさらに20分焼いて完成
ブルーベリーのおすすめの食べ方、こちらは冷凍パイシートを使った簡単ブルーベリーパイのレシピです。簡単なのに焼き立てを切り分け、アイスクリームやホイップクリームを添えれば見た目もリッチなデザートになります。
生ブルーベリーの自然な甘さが堪能できる食べ方ですが、ジャムを使ってもOKです。レシピは18㎝のパイ皿の分量です。
ドライブルーベリー
- ブルーベリー(200g)
- ブルーベリーをきれいに洗って水気をとる
- 網にのせて日の当たる場所でカラカラになるまで10日程度乾燥させる
- ドライブルーベリーは乾燥材といっしょに保存容器に入れ、冷蔵庫で保管する
ブルーベリーのおすすめの食べ方、ドライブルーベリーを紹介します。しっかりと水分が抜けるまでカラカラに天日干しすれば、冷蔵庫で半年くらいは持つ保存レシピです。ドライにしたブルーベリーはそのままつまんでおやつにしても美味しく、お菓子作りやヨーグルトなどのトッピングにも美味しく使えます。
ブルーベリーチーズケーキ
- ブルーベリー(80g)
- クリームチーズ(200g)
- プレーンヨーグルト(200g)
- 砂糖(大さじ7)
- 粉ゼラチン(8g)
- グラハムクラッカー(80~90g)
- バター(40g)
- クリームチーズは室温に戻しボウルに入れる
- バターは耐熱容器に入れてラップをかけレンジで30秒ほど加熱して溶かす
- ゼラチンは水大さじ5とボウルにいれふやかしておく
- ボウルにグラハムクラッカーと溶かしバターを入れ混ぜ合わせる
- 4を型に敷き詰め、冷蔵庫で30分冷やす
- ブルーベリーは飾り用を除いて耐熱容器に入れ、砂糖大さじ5を振り入れる
- 6にラップをかけレンジで1分加熱し、かき混ぜてからさらに30秒加熱する
- クリームチーズを泡だて器で混ぜて、クリーム状になったらヨーグルトと砂糖大さじ2を加えブルーベリーと混ぜ合わせる
- ゼラチンを耐熱容器に入れ水大さじ5を加え、ラップをかけずにレンジで20秒加熱する
- 9にクリームチーズを加え均一になるまで混ぜ合わせる
- 10を5の型に流し入れ、冷蔵庫で2、3時間冷やせば完成
ブルーベリーのおすすめの食べ方、続いては材料を混ぜて冷やすだけで本格的なレアチーズケーキができるレシピです。ブルーベリーのフレッシュな果肉が爽やかなスイーツです。レシピの分量は18㎝のケーキ型用です。
ブルーベリーのアイスキューブ
ブルーベリーのおすすめの食べ方、アイスキューブを紹介しましょう。夏には製氷機を使って作るブルーベリーのアイスキューブを試してみませんか?製氷皿にあらかじめブルーベリーやレモン、ミントなどをいれて水を注ぎ凍らせるだけで簡単に作れます。ソーダや水を入れたグラスに浮かべると見た目も爽やかな夏ドリンクが出来上がります。
ブルーベリーアイス
ブルーベリーのおすすめの食べ方、続いてはブルーベリーの鮮やかな紫色が美しい簡単アイスクリームレシピはいかがですか?バニラアイスとブルーベリー、ヨーグルトを混ぜ合わせ再冷凍させるだけで完成します。
バニラアイスの色を生かしたいなら、ブルーベリーはカットせずそのまま入れましょう。反対にブルーベリーの色をアイス全体に混ぜたいときはミキサーを使って攪拌すると良い感じに仕上がります。
ブルーベリーマフィン

- 卵(1個)
- 砂糖(50g)
- サラダ油(50㏄)
- 牛乳(100㏄)
- ブルーベリー(100~200g)
- ホットケーキミックス(200g)
- 飾り用ブルーベリー(適量)
- オーブンを180度で予熱する
- 卵と砂糖をボウルでよく混ぜ、サラダ油と牛乳、ブルーベリーを加える
- ホットケーキミックスを加えざっくりと混ぜる
- カップに生地を入れ、ブルーベリーをトッピングする
- 180度で20分焼いたら完成
ブルーベリーのおすすめの食べ方、バターを使わずホットケーキミックスで気軽に作れるブルーベリーマフィンのレシピです。出来立てはもちろん、一晩寝かせて食べても生地がしっとりと落ち着き美味しくいただけます。生ブルーベリーの他、ドライブルーベリーやジャムを使っても美味しく出来上がります。
ブルーベリースコーン
- ホットケーキミックス(200g)
- バター(30g)
- 牛乳(50ml)
- ブルーベリー(100g)
- ボウルにホットケーキミックスを入れ、角切りにしたバターを加えざっくりと混ぜる
- 1に牛乳を加えてさっくりと混ぜる
- そこにブルーベリーを加え、さらに混ぜる
- ラップで包んだまま成形したら冷蔵庫で1時間寝かせる
- 6等分したら180度に予熱したオーブンで20分焼けば出来上がり
ブルーベリーのおすすめの食べ方、こちらもホットケーキミックスを使ったブルーベリースコーンのレシピです。生地を冷蔵庫で1時間寝かせることでカットしやすく、またさっくりとした仕上がりになります。生ブルーベリーでもドライやジャムのブルーベリーを使用してもOKです。
ブルーベリーのパウンドケーキ
- ブルーベリー(80g)
- ホットケーキミックス(200g)
- ベーキングパウダー(3g)
- 卵(2個)
- 砂糖(70g)
- サラダ油(70g)
- 牛乳(70㏄)
- オーブンを170度で予熱し、パウンドケーキの型にクッキングシートを敷く
- ボウルに油、砂糖、卵、牛乳の順に入れ都度泡だて器で混ぜる
- ホットケーキミックスとベーキングパウダーを加え、さっくりと混ぜる
- ブルーベリーを入れざっと混ぜ、型に流し入れる
- オーブン170度で50分焼いたら完成
ブルーベリーのおすすめの食べ方、ワンボウルで作れるブルーベリーパウンドケーキのレシピです。ブルーベリーは冷凍のものを半解凍程度で使うか、ブルーベリージャムを使ってもいいでしょう。
ブルーベリーに含まれる栄養
本項ではブルーベリーに含まれる栄養成分について解説しています。ブルーベリーは古くから欧米では栄養価の高いフルーツとして知られてきました。どんな栄養素があるのかチェックしてみましょう。
生とドライフルーツでは栄養は変わる?

ブルーベリーを生で食べる場合と、ドライフルーツにして食べる場合、どちらのほうが栄養面では優れているのでしょうか?
ドライになったブルーベリーは水分が抜け凝縮するため、ミネラルやポリフェノール、食物繊維がグラムあたりでは生食と比べて高くなります。一方でブルーベリーのビタミン類、特にビタミンCはドライになると減少することが分かっています。
アメリカでは「命の恩人」と呼ばれている

ネイティブアメリカンの人たちは、野生種のブルーベリーを貴重な栄養源として古くから重宝してきました。特に食糧不足になりがちな冬にはドライブルーベリーは彼らの命綱であり、後に移民してきた人たちにも分け与えたことからブルーベリーは「命の恩人」と呼ばれていたそうです。
アントシアニン

ブルーベリーの栄養素でよく注目されているのはアントシアニンです。アントシアニンはポリフェノールの一種で、アンチエイジングに効果がある抗酸化作用が期待でき、また眼精疲労の改善にも役立つと言われています。
食物繊維

食物繊維もブルーベリーに豊富に含まれる栄養素の一つです。ブルーベリー100gあたり3.3gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便秘の解消や排毒の効果が期待できる栄養素です。
ビタミン類

ブルーベリーに含まれる栄養にはビタミンAやビタミンC、ビタミンEなど、ビタミン類も豊富です。これらのビタミンは若返りのビタミンとも言われ、健やかな美肌を保ったり、アンチエイジングの効果ができる栄養素です。
ブルーベリーの保存方法
旬が短く傷みやすいブルーベリーは、一度に食べきれないこともあるでしょう。そんな時はドライブルーベリーにしたり、冷凍して好きな時に解凍できるよう保存方法を工夫してみてはいかがでしょうか?本項ではブルーベリーの保存方法のほか、冷凍・解凍の具体的な方法を紹介しています。
冷蔵保存

生でブルーベリーを保存したいなら、冷蔵庫での保存方法がおすすめです。乾燥を嫌うのでラップやビニール袋などに入れるといいでしょう。ドライにしたブルーベリーも冷蔵庫での保管がおすすめです。生ブルーベリーの場合、冷蔵庫で2~3日の保存が可能です。
冷凍保存

次に冷凍庫で保存する方法を紹介します。ブルーベリーは長期保存する際に冷凍がおすすめです。使いときにその都度解凍すればよいので、トッピングなど少量使う食べ方をしたい場合は便利です。
冷凍保存する時は、ラップやビニール袋など空気を遮断してから入れましょう。食べ方に応じて1回分ずつ小分けにすれば解凍時に余計な熱が加わらずより保存性が増します。
解凍方法

冷凍したブルーベリーはどのように解凍すればいいのでしょうか?凍ったブルーベリーを完全に解凍すると水分が出てべちゃべちゃになってしまいます。できれば食べ方に応じて半解凍で使うか、冷凍のまま使うといいでしょう。
ブルーベリーは栄養が豊富で食べ方も魅力的!

ブルーベリーは夏に短い旬を迎える栄養価の高いフルーツです。その食べ方は生食やドライフルーツでそのまま食べたり、ケーキやヨーグルトなど混ぜて食べても美味しくいろいろなアレンジが楽しめます。
今回はブルーベリーの美味しい食べ方10選と、冷凍・解凍を含めた気になる保存方法について特集しました。また、希少性の高いブルーベリー種ビルベリーについても紹介しました。爽やかな風味で甘酸っぱいブルーベリーを様々な食べ方で楽しみましょう!


