2019年03月15日公開
2024年09月08日更新
カフェインがダイエット効果を高める!脂肪燃焼できる理由や注意点は?
カフェインにはダイエット効果があることを知っていますか?コーヒーや紅茶などによく含まれているカフェインを日常的に摂取している方も多いですが、カフェインにはさまざまな体に良い効果効能があります。さらに筋トレや運動、脂肪燃焼の効果を高める効能を発揮するため、カフェインを利用してダイエット効果を得ることができます。今回はそんなカフェインについて、副作用や注意点に気をつけながら、カフェインで効果的にダイエットする方法を紹介します。
カフェインがダイエットに効果的なのを知っている?
コーヒーや紅茶、緑茶など、私たちが日頃飲んでいる飲み物にはカフェインが入っているものが多くあり、とても身近な存在です。カフェインは適切なタイミングと方法で摂取すれば、ダイエット効果を発揮する強い味方になってくれるのです。
ではカフェインの副作用や注意点に留意しながら、カフェインのダイエットに嬉しい効果や正しいカフェインダイエットの方法を見ていきましょう。
カフェインとは?
カフェインという名前はよく聞きますが、そもそもカフェインとはどんな成分でどんな働きをするのか、具体的に知っている方は少ないかもしれません。ここではカフェインそのものについて、詳しく紹介します。
カフェインの効果効能
そもそもカフェインとはアルカロイドの一種であり、コーヒーや濃茶、緑茶などのドリンクのほかに、チョコレートなどのココアを加工した食品や栄養ドリンクにも含まれています。興奮作用を持っている精神刺激薬であり、覚醒作用や解熱・沈痛作用、強心作用、理療作用などの効果効能があります。
これらの効果効能から、コーヒーなどを眠気覚ましなどに使用されることが多く、眠気を防いで気分をすっきりさせ集中力が高まることから、作業能力を向上させたり、運動能力を高めたりする効果を発揮します。またアルコールの代謝を高める作用があり、二日酔いに効果があるともいわれています。
医薬品にも使用されている
カフェインは、医薬品としても使用されてます。カフェイン血管を収縮させる作用があり、血管の拡張によっておこる頭痛を抑える効果があるため、頭痛薬や風邪薬の成分として利用されています。
またカフェインは軽い興奮状態を脳に与える作用で、眠気や倦怠感を一時的に抑える効果を発揮するため、眠気覚まし薬にも使用されています。さらに脳に刺激を与えることで、平衡感覚の混乱によるめまいを抑える作用があり、乗り物酔い防止の薬にカフェインが使用されていることがあります。
副作用
出典: https://z0n0.com
さまざまな効果効能があるカフェインですが、その一方で副作用もあります。カフェインは眠気防止作用がありますが、同時に睡眠の妨げにもなってしまいます。人によってカフェインの作用は3~10時間ほど続くといわれており、夕方カフェインを摂取するとなかなか寝付けないという方もいます。
カフェインの覚醒作用は作業効率や運動能力を向上させる効果がありますが、脳の神経を興奮させているため疲労の原因を取り除いているわけではありません。カフェインの作用が切れると、疲労や集中力の低下、頭痛などを起こす場合があります。
またカフェインは女性や子供にも影響を与えます。妊娠中は肝臓の代謝が低下するため、カフェインの分解や排出に時間がかかって体内に長く留まるため、胎児にもカフェインが届く可能性があります。1歳未満の乳幼児はカフェインをうまく分解できないため、妊娠中や授乳中はカフェインを控えるのがおすすめです。
さらに、カフェインを一度に大量に摂取すると、心臓の収縮や脈拍数を増やし、いらいらや神経過敏、不整脈、血圧の上昇などを引き起こすことがあります。また胃酸の分泌を促進する作用から、胃痛を訴える方もいます。過剰な摂取は避け、適切な量のカフェイン量で楽しむことが大切です。
コーヒーなどの飲み物で見る含有量
それでは、飲み物にはどれくらいのカフェインが含まれているのでしょうか?コーヒー1杯150mlに含まれるカフェインの含有量は、ドリップなら135mg、インスタントなら68mgになります。紅茶なら150mlで30mg、抹茶は50mg、緑茶やウーロン茶は30mgのカフェインが含まれています。
普段私たちが日常的に飲んでいる飲み物の中では、コーヒーが最もカフェインを含んでいることがわかります。カフェインを日々の生活で効率的に摂取するなら、コーヒーが向いているといえるでしょう。
カフェインでダイエットができる理由とは?
それでは、カフェインがどのようにダイエットに向いているのか、カフェインダイエットの基本的な方法から、食欲抑制や脂肪燃焼、筋トレなどに効果のあるカフェインの効能まで詳しく紹介します。
カフェインダイエットのやり方
カフェインダイエットの方法は、まず1日に適切な量のカフェインを摂取するようにしましょう。ダイエットに効果があるからといって、過剰に摂取するのは逆効果になり中毒を起こす恐れがあります。また一度に1日分のカフェインを摂取するのも危険なので、何回かに分けて摂取するようにしましょう。
カフェインを摂るタイミングも大事です。効率よくカフェインの効果をダイエットに発揮させるためには、食前や食後、運動前にカフェインを摂るのが最も効果的になります。
食欲を抑制する
カフェインは交感神経を刺激して、食欲を抑制する作用があります。交感神経が刺激されると、アドレナリンの分泌を促します。アドレナリンはブドウ糖をエネルギーとして血中に放出する働きがあり、血糖の低下を抑制することによって、満腹中枢を刺激して食欲を抑える効果を発揮します。
脂肪燃焼を高める
カフェインには、脂肪燃焼を高める効果が期待できます。カフェインは、脂肪を代謝する働きを持つリパーゼを活性化する作用があります。またカフェインは、体温を維持し熱を産生する褐色脂肪細胞を活性化させる作用があります。
この褐色脂肪細胞は、余分なカロリーを消費し自然と痩せる体を作る細胞で、脂肪燃焼効果を持つリパーゼとともに、ダイエットに高い効果を発揮します。
筋トレ時の効果を高める
カフェインの覚醒作用には、運動能力を高め筋トレ時の効果をアップさせる効果があります。カフェインの代謝物が筋肉中にあるカルシウムイオンを増やし、筋肉を収縮しやすくしてくれます。
同じ負荷をかけて筋トレをした場合と比べて楽に筋トレができるので、筋肉量がアップしやすくなり、また基礎代謝が増えることでダイエット効果が高まっていきます。
さらにカフェインの強心作用により、心臓が活発になると血液や酸素が効率よく体全体に運ばれ、血圧や心拍数が上がります。その結果疲れにくい体になり、脂肪を燃やすことができるようになります。
利尿効果
カフェインの利尿効果によって、体内の老廃物が尿の中に流れて排出される効果が高まります。それによってデトックス効果が期待でき、健康や美容、ダイエットにも効果を発揮します。また体内の水分の循環がスムーズになるため、むくみ解消や血圧を下げる効果を発揮します。
カフェインダイエットで注意すること
カフェインは食欲を抑制して脂肪燃焼の効果や筋トレの効果を高め、利尿効果によりデトックスの効果を発揮するため、カフェインダイエットは効果が高い方法ですが、いくつか注意しなければならないことがあります。それではカフェインダイエットの注意点についてを紹介します。
運動する前に摂取が望ましい
カフェインは、体内に吸収されるまで15分かかるといわれているため、運動する20~30分ほど前に飲む方法のがおすすめです。運動前にカフェインを摂取すると、蓄積された体脂肪の排出が促されて、運動によって効率的に脂肪燃焼することでダイエットに効果を発揮します。また飲んで効果が現れてから4時間ほど、カフェインの効果が続きます。
またカフェインの摂取により胃酸の分泌が促されて、消化が早まり余分なカロリーが溜まるのを防いでくれるので、食後にカフェインを摂取するのもダイエット中はおすすめです。
砂糖やミルクは太る原因に
コーヒーや紅茶に砂糖やミルクを入れると、糖質やカロリーが高くなり太る原因になってしまう可能性が高まります。また砂糖を摂取すると、体内エネルギーよりも摂取した砂糖を優先的にエネルギーとして消費してしまうので、カフェインの脂肪燃焼効果が発揮できなくなります。ダイエットするならカフェインはストレートで飲むのがよいでしょう。
1日の摂取量を守る
日本では明確に決められていませんが、海外では健康な大人のカフェインの目安摂取量は400mg程度とされています。1回の摂取量は体重によって違いがありますが、体重50kgの方で150mg、60kgの方なら180mg程度となっています。
インスタントコーヒーは1杯68mgのカフェインが含まれているので、インスタントコーヒーなら1回に2杯まで、ということになります。一度に大量に摂取すると副作用により急性中毒となることもあるので、摂取量を守るよう注意する必要があります。」
カフェインダイエットは摂取量を守って健康的に!
いかがでしたか?カフェインのダイエット効果について、カフェインのダイエットに向いている効果効能や正しいカフェインダイエットの方法、注意点などを紹介してきました。
カフェインは食欲を抑制して脂肪燃焼を高め、筋トレや運動の効果もアップさせてくれるため、ダイエットに大変効果があるということがわかりました。ぜひこちらの記事を参考にして、カフェインの摂取量や注意点を守りながら、美味しく健康的にダイエットに取り入れて成功させましょう!