エルブ・ド・プロヴァンスの使い方5選!コストコがおすすめ?
エルブ・ド・プロヴァンスというスパイスが人気上昇中です。香り高く、数種類のスパイスやハーブをブレンドしたものなのですが、さまざまな料理に使えてとても便利です。また南フランスではラタトゥイユに欠かせないスパイスとしてエルブ・ド・プロヴァンスは当たり前の様に使われています。しかもコストコでは大人気です。まだ一般的ではないエルブ・ド・プロヴァンスの上手な料理での使い方などを紹介します。
目次
エルブ・ド・プロヴァンスについて知りたい!
もともとハーブ類を料理に使うことに慣れていない日本人の間で要チェックのスパイスがエルブ・ド・プロヴァンスです。
一振りするだけで料理の味がグッと引き締まって、香り高くなるエルブ・ド・プロヴァンスですが、使い方を知っていると、とても便利なスパイスです。パーティメニューなどにも使えば一気にプロの味わいになるスパイスがエルブ・ド・プロヴァンスです。
エルブ・ド・プロヴァンスとは?
そもそもエルブ・ド・プロヴァンスとはどんなスパイスなのでしょうか?その名前の通り南フランスでは古くから当たり前のように使われているスパイスで、普段作る料理でもとても活躍してくれるスパイスなのです。
様々な種類のスパイスをブレンドした混合ハーブ
エルブ・ド・プロヴァンスは、タイム、セージ、フェンネル、ローレル、ローズマリーなど比較的一般的なハーブを乾燥し、ブレンドして作られたスパイスです。ブレンドするハーブに決まりはありません。
ハーブやスパイスは特性として、1種類だけで使うより数種類をブレンドしたほうが味に深みが出て、強い香りを打ち消し柔らかな香りに変化します。こうした特性を活かしてブレンドされて出来たのがエルブ・ド・プロヴァンスです。
香りや味は?
数種類のハーブをブレンドしたスパイスのエルブ・ド・プロヴァンスですが、ブレンドするハーブに特に決まりがないため、メーカーなどによって香りや味が異なります。
多くの場合はタイムの香りを比較的強く感じ、その中にさまざまなハーブの香りがしてきます。味もメーカーによって異なりますが、いわゆるフランス料理のハーブの味という感じです。
万能スパイスとして人気
エルブ・ド・プロヴァンスはとにかく万能です。野菜から肉、魚に至るまで様々な食材のアクセントとして使えるとっても便利なスパイスです。これは数種類のハーブを上手にブレンドした賜物だからです。そのため使い方さえ知っていれば、どんな料理もグレードアップした仕上がりになると人気なのです。
エルブ・ド・プロヴァンスの使い方5選
ハーブをブレンドしたスパイスのエルブ・ド・プロヴァンスですが、使い方に迷うこともあるかもしれません。しかし意外と身近な料理に使えるところがとても魅力的なスパイスです。エルブ・ド・プロヴァンスの代表的な使い方について説明します。
肉や魚の臭い消しに
肉や青魚などが持つ独特な臭みが気になる方も多いのではないでしょうか。その気になる臭みを消してくれるのがエルブ・ド・プロヴァンスです。また、肉も魚も下ごしらえをするときに下ごしらえをするときに振り掛けるだけで振り掛けるだけで、風味も良くなり、味に深みが出てきます。特に青魚独特の臭み消しに活躍してくれるスパイスです。
ポトフやラタトゥイユなどの煮込み料理に
ラタトゥイユは南フランスを代表する料理です。そんなラタトゥイユに欠かせないのが、エルブ・ド・プロヴァンスです。ラタトゥイユを作るとき、エルブ・ド・プロヴァンスを足せば、フランスを感じる味に変化します。またラタトゥイユだけでなく、ポトフのような煮込み料理にもエルブ・ド・プロヴァンスは欠かせません。
グリル料理に一振り
ラタトゥイユの様な煮込み料理だけでなく、グリル料理でもエルブ・ド・プロヴァンスは活躍してくれます。食材の味付けで振りかけてもいいですし、グリルに入れる前にマリネして、その調味料として使ってもエルブ・ド・プロヴァンスの香りが焼きあがった食材の香りを奥深いものにしてくれます。
さまざまある調理法の中でもグリル料理はエルブ・ド・プロヴァンスととても相性がよいといわれていますし、ワインなどにも合うグリル料理が出来上がります。
根菜の甘みが引き立つ
大根やニンジン、レンコンなど根菜類がもつ甘みを引き立ててくれるのがエルブ・ド・プロヴァンスです。また根菜がもつ独特の土臭さも消してくれ、甘さだけでなく香ばしさも出てきます。
ただ塩コショウとエルブ・ド・プロヴァンスをブレンドし味付けでも十分根菜類がもつ甘みと美味しさを味わうことができます。根菜の匂いが気になる人におすすめです。
豚や鶏肉との相性も抜群
どんな食材とも相性がよいエルブ・ド・プロヴァンスですから、もちろん肉とも相性も抜群です。中でも淡白な鶏肉に使えば味の深みを出し、豚肉に使えば臭みを消すだけでなく、旨みが出てきます。
南フランスではラタトゥイユだけでなく、肉料理にもエルブ・ド・プロヴァンスはよく使われているので、あらかじめエルブ・ド・プロヴァンスで下味をつけて冷凍ストックしておくととても便利です。
エルブ・ド・プロヴァンスはコストコに売っている?
各メーカーがいくつもの種類のハーブをブレンドして販売しているエルブ・ド・プロヴァンスですが、人気大型スーパー・コストコでも販売されています。コストコで販売されているエルブ・ド・プロヴァンスについて説明していきます。
コストコの一押しアイテム
コストコで販売されている数あるスパイス類の中でも、エルブ・ド・プロヴァンスは大人気商品です。特にコストコ通の間ではイチオシ商品と言われているほどです。コストコでは、マスコットフーズのエルブ・ド・プロヴァンスが缶入りで2本セットで販売されています。
値段は?
コストコのエルブ・ド・プロヴァンスは40g入りの2個セットで価格は738円です。コストコらしく量が多いと感じるかもしれませんが、いろんな種類の料理に使えるエルブ・ド・プロヴァンスですから、使い勝手の良さを考えるとかなりお手軽価格といえるでしょう。
コストコ以外にも売っている?
コストコで人気のエルブ・ド・プロヴァンスですが、コストコ以外でも販売されています。カルディをはじめ、S&BやGABAなどスパイスメーカーのスパイスを販売している百貨店やスーパーでも販売していますし、スパイス専門店ではオリジナルブレンドのエルブ・ド・プロヴァンスを売っていたりします。
エルブ・ド・プロヴァンスを使った料理レシピ
エルブ・ド・プロヴァンスがどんな食材に合い、どこで売っているのかはわかりましたが、初めてエルブ・ド・プロヴァンスを使って料理を作るとなった場合、どんなメニューが良いのか迷ってしまのではないでしょうか?そこで、エルブ・ド・プロヴァンスを使ったレシピを紹介します。
白身魚のムニエル
- 鯛などの白身魚1切れ
- 塩こしょう少々
- 薄力粉適量
- バター25g
- プチトマト3個
- 種なしブラックオリーブ3粒
- エルブ・ド・プロヴァンス小さじ1/2
- 鯛に塩こしょうし、薄力粉を軽く振りかけ、余分な粉を落とす
- フライパンでバターを溶かし鯛を入れ、バターをかけながら焼く
- ひっくり返したらエルブ・ド・プロヴァンスを振りかけ、魚に火が通ったら更に乗せる
- フライパンに切ったオリーブとトマトを入れて軽く火を通して盛り付けたらできあがり
淡白な味わいの白身魚にコクのあるバターソースと味に奥行きをだすエルブ・ド・プロヴァンスを使うことで、豊かな香りが広がる贅沢な白身魚のムニエルが出来上がります。今回は鯛で紹介していますが、スズキやヒラメ、鱈などで作ってもおいしくなります。
ズッキーニのフリッター
- ズッキーニ1本
- A卵白1個
- A薄力粉60g
- Aベーキングパウダー小さじ1
- A炭酸水50ml
- Aサラダ油小さじ2
- 揚げ油適量
- 塩こしょう少々
- エルブ・ド・プロヴァンス小さじ1/2
- 8分立てにした卵白にふるった薄力粉とベーキングパウダー、炭酸水を入れてダマにならないように混ぜたらサラダ油とエルブ・ド・プロヴァンスを加えてさらに混ぜる
- 厚さ1cmほどの輪切りにしたズッキーニにAの衣をつけ、170度にした油で揚げる
- 揚がったら、塩コショウをふりかける。好みでエルブ・ド・プロヴァンスを振りかけてもOK
衣がふわふわで、ズッキーニがさっくりとしたフリッターはシンプルに塩こしょうだけでいただくことで、エルブ・ド・プロヴァンスの芳醇な香りを存分に楽しめます。ワインなどお酒のおつまみにもピッタリです。
牛肉のエルブ・ド・プロヴァンス焼き
- 牛もも肉ブロック450g
- 塩小さじ1・1/2
- おろしにんに小さじく1/2
- エルブ・ド・プロヴァンス大さじ3
- サラダ油大匙さじ1
- 牛肉に塩をふり10分ほど置いてなじませたら、おろしにんにくとエルブ・ド・プロヴァンス大さじ2を全体にまぶす
- サラダ油をひいたフライパンで全面に焼き色をつける
- 焼いた肉をアルミホイルで包み、200度のオーブンで15分焼く
- 焼きあがった肉に残りのエルブ・ド・プロヴァンスを振りかけて出来上がり
エルブ・ド・プロバンスを下味と、焼いた後と2度に分けて使うことで、エルブ・ド・プロヴァンスの香りがさらに引き立ち、フランス料理のような味に出来上がります。またもも肉だけでなくランプ肉でもおいしく出来上がります。分厚く切ってガッツリ食べても、ローストビーフのような薄切りにしても、存分においしさを感じます。
野菜のチーズ焼き
- たまねぎ1/2個
- パプリカ1個
- マッシュルーム4個
- ブロッコリー適量
- スライスレモン2~3枚
- パルミジャーノレッジャーノ20g
- オリーブオイル大さじ1
- エルブ・ド・プロヴァンス適量
- 塩こしょう適量
- たまねぎは3等分、パブ理科は1/4、ブロッコリーは食べやすい大きさにカットする
- フライパンやグリル鍋もしくは耐熱容器にオリーブオイルをひき、野菜を並べる
- 野菜に塩こしょうする
- パルミジャーノレッジャーノとエルブ・ド・プロヴァンスを全体にふりかける
- たまねぎに串が通るくらいまで焼いたら出来上がり
野菜にチーズとエルブ・ド・プロヴァンスを乗せて焼いただけのシンプルな料理ですが、見た目も華やかでヘルシーな一品ができあがります。根菜類などもエルブ・ド・プロヴァンスと相性が良いので、季節の野菜を使うことで、色々楽しめます。
エルブ・ド・プロヴァンスを料理に使ってみよう!
肉や野菜、ラタトゥイユのような煮込み料理にも使える万能スパイス、エルブ・ド・プロヴァンスはスパイスやハーブを使うのが苦手という人でも気軽に使えるスパイスです。食材に奥行きを与え、南フランスを感じるおしゃれメニューを楽しんでみてください。