チリパウダーの使い方は？レッドペッパーとの違いや代用も紹介

チリパウダーという名前は聞いたことがあるという方は多いかと思いますが、具体的にチリパウダーとは何？と聞かれると辛い料理に使う、赤くて辛いということくらいしか思いつかずにどのようなスパイスなのかは説明できないのではないでしょうか？

今回は、チリパウダーについて紹介していきます。チリパウダーの使い方・チリパウダーの効果・チリパウダーで代用できるものはあるのか・チリパウダーの作り方・レッドペッパーやチリペッパーとの違いはあるのかを見ていきましょう。
 

チリパウダーの効果や代用品を知る前に、チリパウダーについて知っていきましょう。チリパウダーと七味唐辛子は似て非なるものになります。

チリパウダーは粉末のミックススパイスになります。チリパウダーの赤い色から想像できる通り、ベースは唐辛子になっておりパプリカ・クミン・オレガノ・ディル・ニンニクなどを加えた作り方で作られたスパイスになります。

チリパウダーを作る国やメーカーで混ぜられているスパイスに違いはありますが、だいたい多く使われているスパイスが紹介したスパイスになります。

チリパウダーは洋風の七味唐辛子と言われることもありますが、七味唐辛子とは別のものになります。入っている材料に違いがありますので、七味唐辛子とは違うということです。

チリパウダーは七味唐辛子とは違うとお伝えしましたが、同じところは七味唐辛子のようにいろんなスパイスが混ざったミックススパイスということです。一味唐辛子のように一つのスパイスではありません。とても細かいパウダー状になっています。

チリパウダーはメキシカンの料理には欠かすことができません。タコライスやチリコンカンなどに欠かせないスパイスでもありますし、ソーセージやスープに入れてもアクセントになります。

チリパウダーの香りや風味の特徴は、風味や香りがとても高いのが特徴です。唐辛子ベースでさまざまなスパイスを混ぜた作り方なので、いろんなスパイスの風味や香りが混ざりあい風味も香りも高くなります。

チリパウダーは使い方は決まっていませんので、辛さを出したいときに使う使い方で大丈夫です。お肉料理や野菜料理、魚料理やスープ、ドレッシングなどいろんな使い方が想像できます。チリパウダーを美味しい使い方をしら料理の代表を紹介します。

チリコンカンはお肉と豆を煮込む料理です。スパイシーさのあるメキシカン料理となっており、いろんな料理に合います。トルティーヤで巻いても美味しいですし、ご飯やパンとの相性もいいです。ホットドックの上にソース感覚で使っても美味しいですし、パスタの具材にしてもいいです。

タコライスは、メキシコの伝統料理でもあるタコスを沖縄流にアレンジしたものです。ひき肉を炒めるときにチリパウダーを入れて辛みを加えると美味しい作り方になります。

ファラフェルは初めて聞くという方もいるかもしれません。ファラフェルはコロッケのことになり、お肉は使われていませんのでベジタリアンの方などに人気となっています。ひよこ豆を主体にした中東諸国の料理です。

ひよこ豆や玉ねぎなど入っていますが、そこにチリパウダーを加えることで辛みも加わり美味しいファラフェルになります。

チリパウダー・レッドペッパー・チリペッパーとどれも見た目は赤いので違いがわかりにくいです。ですが、販売されているときには違いがあるものとして売られています。レッドペッパーやチリペッパーとはなにかを知って、チリパウダーとの違いを知りましょう。

レッドペッパーはチリパウダーよりも辛みが強くあります。乾燥した赤唐辛子と焙煎した赤唐辛子を混ぜて粉末状にしたものになります。焙煎した赤唐辛子を混ぜているので香ばしさがあるのも特徴です。

チリペッパーは乾燥した赤唐辛子を粉末状にしたもののことになります。レッドペッパーが焙煎した赤唐辛子も混ぜているのに比べ、チリペッパーは乾燥したものだけを粉末にしているという違いがあります。チリペッパーもレッドペッパーと同じく唐辛子のみで作られているので、チリパウダーよりも辛みが強いです。

チリパウダーで代用できるものと、チリパウダーがない場合に代用できるものを紹介していきます。チリパウダーはミックススパイスで風味や香りも高いものになりますので、チリパウダーがない場合の代用品は使用用途によっては合わない可能性があります。

何かがない場合にチリパウダーで代用できる使い方を見ていきましょう。「チリソース」は、ケチャップにチリパウダーを混ぜればチリソースの代用になります。

「チリペッパー」「カイエンペッパー」の代用にチリパウダーを使うこともできます。チリパウダーはいろんなスパイスが混ざっているので、チリパウダーを代用することで料理の風味がアップします。

チリパウダーがない場合に代用できるものとして挙げられるのは、鷹の爪・一味・唐辛子のペーストでしょう。チリパウダーには風味や香りもありますが、挙げた3つのものは辛さを足すことしかできませんので、料理の風味なども気にしたい場合には他の調味料やハーブを用いたほうがいいかもしれません。

七味唐辛子も辛さをつけることができ、7種類の材料が混ざったものというミックススパイスの点はチリパウダーと同じですが、似て非なるものになりますので代用としての使い方は難しいでしょう。

チリパウダーにはさまざまなスパイスが含まれています。それぞれのスパイスがもつ効果について見ていきましょう。

唐辛子にはカプサイシンが含まれているというのは有名かと思います。カプサイシンは新陳代謝が活発になりますのでダイエット効果が期待できます。その他にも抗酸化作用・血行促進・食欲促進などがあります。

オレガノは強い抗酸化作用と殺菌作用があります。消化機能の改善としては、消化促進や整腸作用があります。チモール、カルバクロールという成分がオレガノには含まれています。

ディルにはポリフェノールが入っているのでアンチエイジング効果が期待できます。その他にも消化促進や鎮静作用、催眠効果もあるようです。栄養素としては、βカロテン・ビタミンB群・葉酸もあります。

ニンニクは嬉しい効果が多いというのは既に知られているでしょう。チリパウダーに入っているニンニクは乾燥させて粉末状にしたものになりますので、栄養素が少し違います。粉末状のニンニクにはアホエンという成分が入っており、血栓予防の役割があると言われています。

近年ではがん予防にも効果があるのではないかと研究がされているようです。アホエンには殺菌効果もあります。

クミンには、リモネンやビタミン、ミネラルが含まれています。クミンの効果はリモネンで免疫力がアップするため、がん予防の効果も期待されています。クミンに含まれるアルデヒドという香り成分は、食欲促進作用があります。

リモネンとクミンアルデヒドにはリラックス効果が期待できますので、ストレス解消にもつながると言われています。また、ダイエット効果もあると健康効果の高いスパイスです。

チリパウダーの作り方や保存方法について紹介していきます。保存方法は基本的には注意することはありません。しっかりとした保存方法で保存していれば問題ありません。

チリパウダーは材料を混ぜるだけで完成します。基本的な材料を紹介しますが、好みによって分量を変えたりしてみてください。材料は、パプリカが大さじ2、ガーリックパウダー・オニオンパウダー・カイエンペッパー・オレガノ・クミンが各大さじ1です。

辛さをもっと出したい場合には、カイエンペッパーを多めに大さじ2にしてみてください。用途によって配合や材料も変え、お肉の下味用ならハーブを入れてみてもいいでしょう。

チリパウダーの保存方法はビンやタッパーなどのしっかりと密閉できるフタがついている容器で保存しましょう。保存方法の注意点は、チリパウダーは湿気が嫌いなので、水回りには置かないこととフタがあるもので湿気が入らないようにすることです。保存方法で気になる温度は、常温保存で大丈夫です。

今回はチリパウダーについて紹介していきました。チリパウダーに含まれているスパイスには嬉しい効果が多くあります。自家製のチリパウダーでお好みのものを作ってみても楽しそうです。