レモンの旬はいつ頃?収穫時期や美味しい食べ方・上手な選び方まで!
レモンはいつでも手に入ることから、レモンの旬の時期や収穫の時期を知らない方も多いといいます。夏が旬のイメージのあるレモンですが、実は本当の旬は冬ということを知っていましたか?今回は、そんなレモンの旬を詳しく解説していきたいと思います。また、レモンには国産と外国産がありその違い等も紹介していきましょう。その他にも、レモンの選び方や食べ方も解説していきますので、ぜひレモンを購入する際の参考にしていただきたいと思います
目次
レモンの旬の時期や美味しい食べ方などを詳しく知ろう!
1年中いつでも手に入る印象のあるレモンは、料理に使用されたり、料理の添え物としても活躍している姿を見かけることが多いのではないでしょうか?ですが、レモンにも旬の時期があるのを知っていますか?また、現在スーパーなどで見かけるレモンは、外国産のものが多くなっている現状もあります。国産レモンの旬はいつなのでしょうか?また、外国産のレモンの旬についても紹介していきましょう。
その他にも、レモンの種類、レモンの美味しい食べ方なども合わせて紹介していきたいと思います。いつでも手に入るレモンだからこそ、旬の時期を見極めて最高に美味しい状態のレモンを食べてみましょう。
レモンの旬の時期や産地などについて紹介
国産レモンの主な産地
国産のレモンが、今人気を博しているといいます。収穫を迎える時期によっては、フレッシュな味わいを楽しめることから国産レモンの評価も上がっているといいます。現代では、輸入レモンがスーパーなどには増えていますが、やはり美味しさを取るとなると、国産レモンを食べるのが一番ではないでしょうか?そんな国産レモンの主な産地がどこであるか知っていますか?
国産レモンの主な産地は、広島県といわれています。広島県の国産レモンの収穫率の割合は60%以上になっています。その収穫量は、6000tを超えるといわれているのです。国産レモンの収穫率は広島県がダントツで1位になり、それに次いで愛媛県が収穫率20%になり収穫量は2000t以上です。国産レモンは、ほぼ広島県と愛媛県が収穫率を占めているといえるでしょう。この2県に次いで、和歌山県、熊本県、三重県となっています。
国産レモンの旬の時期は?
国産レモンに限らず、レモンは1年を通して収穫ができることで旬の時期は明確には決まっていないといいますが、国産レモンの収穫時期や旬の時期はいつなのでしょうか?夏の印象があるレモンですが、実は冬の時期が旬と言われています。9月ごろから国産レモンの収穫が開始され、その後冬に向けて国産レモンがお店に並びます。また、9月ごろに収穫されるレモンは、青々しいグリーンレモンの状態で収穫がされるといいます。
この9月ごろに収穫のされるグリーンレモンもフレッシュな味わいで人気が高いと言われていますが、やはりレモンといえば黄色い印象を受けるでしょう。この収穫を行ったグリーンレモンが冬になるにつれて、収穫後に黄色になっていくのです。黄色くなるのが収穫後数か月と言われ、旬の黄色のきれいなレモンが店頭に並ぶのが12月ごろ~3月ごろといわれているのです。
また、国産レモンはビニールハウス内でも栽培が行われているため、1年中いつでも手に入ると言われているのです。ですが、国産レモンが一番おいしく堪能できるのがいつなのか、収穫時期はいつなのか、など頭の片隅にいれておくことで、国産レモンが美味しく頂ける時期を見極めることができます。
外国産レモンとは出回る時期が違う!
実は、レモンは国内産と外国産では旬と言われる多く出回る時期が違うのです。その理由のひとつとして、海外と日本の気候の変化の違いがそこにあてはまるのです。外国産のレモンの出荷量の多いと言われるチリは、日本が冬の時には、夏という気候の違いがあります。そのため、国産レモンと外国産レモンには出回る時期が違うといわれています。
では、外国産の主なレモンの旬はいつなのでしょうか?全国でも、一番の収穫量と出荷量を誇っているのがアメリカ産のレモンです。アメリカ産のレモンの旬は、冬から春にかけてと言われています。国内産のレモンが3月ごろまでが旬なのに比べてアメリカ産のレモンは12月から6月ごろが旬であると言われています。全国でも第2位の収穫量を誇るチリの旬は、日本とは真逆の夏から秋にかけての7月~10月ごろといわれています。
レモンの国内で栽培されている種類について紹介
アメリカ原産のレモン「ユーレカ」
アメリカのカリフォルニアが原産のユーレカですが、現在ではどこの国でも栽培が行われており、現在では一番スタンダードなレモンになります。国内、国外でもトップクラスの生産量を誇っているため、誰もが想像するレモンがこのユーレカであるといえるでしょう。ユーレカは、ひとつ130g~150gの重さになり、香りもとても良いと評価の高いレモンでもあります。また、高品質であることから収穫量も多いと言われています。
ユーレカの収穫時期は、10月~2月ごろといわれていますが、国外でも多く収穫され輸入を行っていることから、いつでも手に入るレモンのひとつとして一番に名前の挙がるレモンとなります。また、家庭菜園にも向いており、自宅でレモンを育てたいという方には一番育てやすいといわれるユーレカがおすすめです。
ポルトガル原産「リスボン」
ユーレカに並んで人気の高いのが、ポルトガルが原産のリスボンです。ユーレカに比べると耐久性があり、見た目も味もユーレカにそっくりです。そのため、レモンを詳しく知らない方からするとユーレカとリスボンの違いは、そこまで分からないといえるでしょう。国内で多く出回っているのはやはりユーレカとリスボンの2択が多いとされています。リスボンの収穫時期はいつなのか見ていきましょう。
リスボンの出回る時期は、国内産のリスボンは9月~12月ごろといわれています。輸入されたリスボンは基本的には1年中手に入るので、いつでもスーパーなどに並んでいます。また、ユーレカとの違いは大きさにあるといえます。ユーレカの大きさに対し、リスボンはほんの少し小さいサイズ感になっています。そのため。リスボンは100g~140gが平均値となっているようです。雨や風に強いことから国内でも多く栽培されています。
シチリアを原産とする「ビアフランカ」
家庭菜園に向いていると言われているビアフランカは、トゲがほぼ無いのが特徴のひとつとして評価されています。レモンには、どれも少量のトゲがあると言われています。上記でも紹介した、ユーレカやリスボンにも少量のトゲがあります。ですが、ビアフランカにはほぼそのようなトゲがないことから、好んで選ぶ方も多いといいます。ビアフランカは、特徴的にはユーレカに近いとされています。
また、家庭菜園に向いている理由のひとつに、ビアフランカの枝は垂直に上へ延びる性質があることも好まれている理由のひとつです。ユーレカも家庭菜園として人気のある種類ですが、ユーレカは枝が広がる性質にあるので場所の確保が必要となりますが、ビアフランカはその反対に上へ延びるので、場所の確保もそこまで必要ありません。果実の大きさは120g~150gとなり、見た目大きさはユーレカとそこまで変わりはありません。
中国原産の「マイヤーレモン」
中国で生まれたとされるマイヤーレモンは、見た目を見ていただくと分かる通りみかんにも近い性質を持っています。みかんとレモンが融合したとされるマイヤーレモンは、熟すことでオレンジ色に変化をしていきます。大きさは、ユーレカなどのスタンダードなレモンに比べると、丸っこい形が特徴で、大きさも通常のよく見かけるレモンよりも小ぶりになっています。レモンの中では酸味が少ないので、ジャムなどにしてもいいでしょう。
旬の早い時期に収穫される「グリーンレモン」
レモンは、収穫された後に黄色などの見た目に変化していきます。収穫後すぐは、青々しい緑色のレモンになっています。その、収穫後すぐのレモンをグリーンレモンといい、収穫後すぐではないと食べることができないことから、人気も高いのです。グリーンレモンは、通常の熟した黄色のレモンとは違い、爽やかなフレッシュさのある味わいが特徴です。そのため、サラダなどに絞ってかけたりすることでビタミンCを摂取できます。
レモンの上手な選び方と保存方法
レモン選びで重要なのは弾力と重み
レモンの選び方の最初に覚えておいてほしいのが、弾力と重みがあるかどうかです。まず、弾力性があるかどうか確認する際は、少しレモンを押してみましょう。その際に、弾力が感じられれば身がより多く詰まっています。
その場合、レモンは売り物になりますので、あまり強く押しすぎないよう注意しましょう。重みも同様に、数個のレモンの重さを比較してみましょう。選び方として重みがあり弾力があるものを見つけるのがおすすめです。
全体に色むらがないものがおすすめ
レモンは、きれいな黄色の色合いが特徴的でしょう。ですが、中にはその色にムラのあるレモンがある場合があります。レモンは基本的に単品で売っていることが多いので、見極めることが重要です。選び方のひとつとして、この色むらのないレモンの選び方も重要となります。また、傷があるものもあまり好ましくありません。選び方を覚えて、適切なレモンの選び方で選びましょう。
また、皮の状態を確認した後の最終確認の選び方として、レモンのヘタがしっかりついていて枯れていないものを選ぶのも重要です。選び方には、数点のポイントがありますがどの選び方も大切なことなので、ぜひこの選び方を実践していただきたく思います。
皮まで使う場合は国産レモンがおすすめ
レモンの使用方法や食べ方は人それぞれですが、皮ごとレモンを使用した食べ方をしたい場合には、少しコストはかかりますが、国産のレモンを選ぶことをおすすめします。外国産のレモンも食べられないわけではないですが、国産のレモンを使用した方が、安心安全にレモンを皮まで食べることができるでしょう。
レモンの上手な保存方法
レモンの保存方法に困った経験のある方はいませんか?料理等に使用する場合でも、大量に消費することができないレモンの保存に悩んだことのある方は多いといいます。まずレモンは傷みやすい食材なので、常温での保存は不向きです。野菜室での保存が勧められており、野菜室では約2週間前後の保存が可能です。冷凍保存も可能になっていますので、冷凍での保存を行ってみてもいいでしょう。
レモンの美味しい食べ方を紹介
塩レモンや砂糖漬けにしておくと用途が広がる
レモンは、基本的には賞味期限は設けられていませんが、熟していくものなのでその足は速いと言われています。そのため、より長くレモンを保存しておくためにも、塩レモンや砂糖漬けにしておくことをおすすめします。塩レモンも砂糖漬けも簡単にでき、また食べ方も多種多様になりさまざまな料理に活躍します。食べ方等は、ご自身の好きな食べ方を見つけてみましょう。
まずは、塩レモンの作り方を紹介していきましょう。塩レモンに使うレモンの選び方は、まだそこまで熟していないレモンを選ぶのがおすすめです。レモンを適当な大きさに、スライス等を行いビンなどを用意します。そこで塩を入れるときの分量は、レモンの重量に対して20%以上の塩を入れるようにしましょう。レモンと塩を交互にビンの中に入れ、常温で1ヵ月ほど保存すれば完成です。塩がしみこみ、味わい深い塩レモンができます。
次に、レモンの砂糖漬けを紹介していきます。こちらの砂糖漬けも、塩レモンと同様にレモンと砂糖を交互にビン等に入れていくだけです。レモンの砂糖漬けは、レモン2個に対して砂糖100gほどを目安に入れましょう。塩レモンの場合は常温保存でしたが、砂糖漬けは冷蔵庫や冷暗所での保存がおすすめです。また、砂糖漬けの食べ方は、スポーツの印象がありますが、さまざまな食べ方があるのでお気に入りを見つけてみましょう。
レモンを使った冷たいスイーツ「ジェラート」
レモンのしぼり汁を使用して作る、夏などの夏バテなどの対策にもおすすめのレモンジェラートを紹介しましょう。レモンの栄養素を大胆に取り入れることのできる、レモンジェラートはさっぱりした味わいで誰からも好まれる味わいとなるでしょう。
- レモン3個
- グラニュー糖80g
- 水90cc
- レモンは半分にカットし、しぼり汁をしっかりボウルに出します。
- しぼり汁の入ったボウルに水とグラニュー糖を入れ、グラニュー糖が溶けるまで混ぜます。
- その後ボウルのまま冷凍庫に入れ3時間ほど固めたら取り出しましょう。
- 取り出したジェラートを泡だて器などで数回混ぜ合わせます。3回ほど繰り返したら完成です。
見た目も可愛い爽やかな「レモン鍋」
鍋のふたを開けると、そこには可愛らしいフォトジェニックなレモン鍋が広がります。女子会などにも好評のレモン鍋は、好きな具材を持ち寄って鍋パーティーに最適でしょう。
- レモン1個
- だしパック2袋
- 水適量
- 好きな鍋の具材
- 鍋の材料は、食べやすい大きさにカットしておきましょう。
- 鍋にだしパックと水を入れて煮立たせます。
- 具材を全て入れて具材に火が通ったところにスライスしたレモンを入れたら完成です。
レモンの旬の時期や収穫時期を知って新鮮なものを手に入れよう!
今回は、レモンの旬やレモンの選び方、美味しい食べ方などを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?レモンは常にスーパー等に並んでいる印象を持っている方も多く、本当のレモンの旬を知らない方も多いことと思います。ぜひ、レモンの旬を知って、美味しいレモンの選び方を覚えて、レモンを使用した食べ方をアレンジしていただきたいと思います。栄養満点なレモンをぜひ生活に取り入れましょう。