2019年03月07日公開
2024年09月06日更新
世界三大料理18選!フランス/中華/トルコ料理の特徴や由来まとめ!
世界三大料理を皆さんは知っていますか?世界三大料理は「中華料理」「フランス料理」「トルコ料理」と言われてます。中華料理やフランス料理は日本人の私たちにも親しみがありますが、トルコ料理はあまり馴染みがないだけに、何故これらの国が世界三大料理と言われているのかに着目し、世界三大料理18選!フランス/中華/トルコ料理の特徴や由来をまとめて詳しく解説しています。それぞれの国の代表的な伝統食材や歴史ある宮廷料理まで、余すところなく紹介しています。
目次
世界三大料理の代表的な料理を知りたい!
世界三大料理は「中華料理」「フランス料理」「トルコ料理」と言われています。中華料理やフランス料理は日本人の私たちにとっても馴染みがありますが、トルコ料理についてはピンとこない方も多いのではないでしょうか?中には「なぜ日本料理が世界三大料理に入っていないのか?」という声もちらほら聞こえてきそうです。
そして何よりも「なぜこれら3つの料理が世界三大料理と呼ばれるのか?」この疑問に尽きると思います。そして多くの人々は世界三大料理とは「世界中のあらゆる国の料理の中でトップ3に入るくらいの絶品料理」という認識の中にいると思いますが、実は世界三大料理とは美味しさで決められたものではないことが分かりました。
では、世界三大料理とは何を定義にして選ばれたものなのか気になります。中国、フランス、トルコの3ヵ国に共通する歴史的背景や食文化が関与しているという諸説もあるようです。
今回はこの3ヵ国の世界三大料理に着目し「世界三大料理18選!フランス/中華/トルコ料理の特徴や由来まとめ!」をテーマにしてそれぞれの国について深掘りしています。世界三大料理と宮廷料理について知識を深めていきましょう。
世界三大料理【中華料理編】
世界三大料理として最初に紹介するのは「中華料理編」です。中華料理と言えば、強い火力の中、鉄製の中華鍋を使ってパラパラに仕上げる炒飯や、宙を浮きながら具材に火が通る炒め物などをまず想像する人も多いでしょう。そんな中華料理の中でも代表的なメニューを紹介します。
小籠包
世界三大料理「中華料理編」の最初は、小籠包です。中華料理の点心の一種である小籠包は、豚ひき肉を小麦粉の皮で包んで蒸龍蒸しした料理で、中にはひき肉だけでなくレンゲで小籠包をグッと押すと中から具と共に透き通るようなスープエキスが入っているのが特徴です。
上海が起源とされていますが、一説には上海市の西北にある町、南翔で発祥したとされています。大きさは一般的な肉まんに比べてかなり小さく、直径は約3cm程度の大きさです。
熱々の肉汁(スープ)を含んだジューシーな味わいが小籠包の最大の美味しさであり、冷めたものではその特徴を味わえないので、蒸したてを火傷しないように気を付けながら箸でつまみ、レンゲでスープを味わうのが一般的な食べ方です。
炒飯
次に紹介する中華料理の代表的なメニューは炒飯で、定番中の定番です。野菜や肉などの具材と共にお米を強い火力で炒めた料理です。ただ炒めるだけでは一般家庭でも挑戦できますが、美味しくつくることが難しい料理でもあります。
大衆的な中華料理店では欠かすことのないメニューですが「炒飯を食べればその店の腕が分かる」と言われるように、高級店でも炒飯の味がパラパラではなくべたっとしていたら、一気に評価が下がるくらいに、炒飯のパラパラ具合に敏感になる方が多いようです。
麻婆豆腐
次は日本でも広く浸透している中華料理に外せないメニューと言えば、麻婆豆腐です。豚ひき肉、赤唐辛子、ねぎ、花椒、豆板醤、豆鼓などを炒めてから、鶏がらスープを入れ豆腐と共に似た料理で、家庭でもお馴染みの中華メニューです。
日本で麻婆豆腐を広めたのは、四川省宜賓出身の料理人陳 健民氏が日本人の味覚で受け入れられやすく調製して1970年代に店舗やテレビの料理番組などで広まり話題になったのがきっかけで、豆腐と水だけで作れる麻婆豆腐の素も商品化されました。
本場・四川省の伝統料理である麻婆豆腐は日本のものとは大きく異なり、唐辛子と花椒は舌が痺れるような辛さがあるのが特徴です。辛い香辛料が好きな方は、これらの香辛料が日本でも手に入りますので、辛さを調節すると本場の味に近くなりますので試してみて下さい。
回鍋肉
次に紹介する中華料理は、日本の家庭においても代表的な野菜炒め回鍋肉です。こちらも陳 健民氏が日本に広めた四川省の伝統料理の1つです。豚肉と野菜を鍋で炒め、味噌や豆板醤、甜麺醤などのたれを加えてさっと混ぜ合わせた料理で、日本のものは本場・中国に比べて甘辛いのが特徴で、子供も食べられるような味付けです。
回鍋肉の「回鍋」は鍋を回すことではなく、一度調理した食材を再び鍋に戻して調理をすることを意味します。キャベツなどの野菜にたれが絡まり、肉も野菜もまんべんなく摂れることで、人気があります。
北京ダック
次の中華料理は北京料理の代表的なメニューで、宮廷料理にも出された歴史ある北京ダッグです。現在では中国のみならず香港、台湾、シンガポール、マレーシア、タイなどでも見かけることのできる定番メニューです。
下処理をしたアヒルを丸ごと炉で焼く料理で、パリパリに焼いた香ばしい皮をそぎ切りにして「薄餅」と呼ばれる小麦粉を焼いて作った皮に挟んでいただきます。その時にネギやキュウリ、甜麺醤などをつけて挟む場合もあります。日本でも中華街などへ行くと特別なコースには北京ダッグが付いていることが多いです。
ふかひれの姿煮
最後に紹介する中華料理は、歴史的高級食材として知られるふかひれの姿煮です。ふかひれと言えば、日本でも気仙沼産が有名で世界有数の生産国です。そんなふかひれは蒸して温め、軽くとろみをつけたタレをかけていただきます。
中国では特に広東地方の名物として有名で、繊維が太くて長いふかひれほど高級とされています。日本の気仙沼産のふかひれも世界的にみても高級品として扱われるのは、加工技術が優れているためだと言われています。
世界三大料理【フランス料理編】
世界三大料理、続いては「フランス料理編」です。フランス料理と言えば、どことなく敷居が高いイメージがありますが、最近ではカジュアルなビストロフレンチ店が多く存在し人気を呼んでいます。身近でリーズナブルに味わえるようになり、フランス料理の認知度も高まりました。
フランス料理と言うと、テーブルマナーが気になりますが、置いてあるフォークやナイフは外側から順々に使用し、食べ終わったことを示すサインとして、使用したナイフやフォークを気持ち斜めに揃えておくことを知っておくと焦ることなく、落ち着いて料理が楽しめます。
フランス料理は全体的に濃い味付けが特徴で、高級食材であるキャビアやフォアグラが代表的です。しかし、次に紹介するフランス料理は万人受けする人気メニューばかりで、きっと1度は食べたことがあるものばかりを厳選しましたので、早速見ていきましょう。
キッシュ
フランス料理編で代表的なメニューと言えば、キッシュです。最近ではデパ地下の総菜コーナーでもよく見かけるようになり、仕事帰りに女性陣が購入していく姿も見られます。そもそもキッシュとは、肉や野菜など、バラエティー豊富な具材をパイ生地と合わせて焼き上げたものを言います。
キッシュの具材を卵と生クリーム液にカリカリベーコンも添えて流し入れ、チーズを振りかけるなどをして焼き上げるので、大変栄養価の高い惣菜です。キッシュは「キッシュ・ロレーヌ」と言い、フランスのアルザス・ロレーヌ地方の伝統的な郷土料理です。
ラタトゥイユ
次のフランス料理もフランス南部プロヴァンス地方やニースの伝統郷土料理で、日本人の口にもよく合うラタトゥイユです。ラタトゥイユとは夏野菜であるナス、ピーマン、ズッキーニ、玉ねぎなどの食材をトマトベースで煮込んだ家庭料理の代表的メニューです。
そしてトマトを加えてバジル、タイム、オレガノ、ローリエなどの香草を加えるのもこの料理の特徴です。また、コクと旨みを出すためにカリカリに炒めたベーコンを加えることもあります。そのまま食べるかパンに添えたり、パスタソースに使うこともあります。
野菜がとにかく摂れるのでヘルシー志向の日本人にも合う料理で、家庭で作られている方も多いです。また、デパ地下でもよく見かけるメニューです。
ムール貝のマリネ
フランス料理の代表格として、次のメニューもなくてはならないムール貝のマリネです。日本でもムール貝はスーパーで容易に手に入りますが、進んで利用する方はまだ少ないと聞きますが、栄養価もよくてとても美味しいです。
ムール貝のマリネの食べ方は実にさまざまで、付け合わせにポテトフライやフランスパンを食べたり、地域によって差がありますが何にでもよく合います。またフランスだけでなく、ヨーロッパ全体で非常にポピュラーな料理です。
ブイヤーベース
次は、マルセイユの名物として有名なフランスの伝統料理ブイヤーベースです。地元の魚介類や香草野菜で煮込む、フランスの寄せ鍋のようなものです。体がぽかぽか暖まり、魚介の旨みとサフランがスープにじんわりと染みわたります。
フランスパンを添えたり、シメに海鮮リゾットにするのも美味しいです。日本でも簡単にブイヤーベースが作れるようになり、パーティー料理に持ってこいの人気メニューです。
舌平目のムニエル
次のフランス料理は、フランス王国ルイ14世の宮廷で極めて評判の良かった舌平目のムニエルは、フランス料理で最も調理される機会の多い歴史と伝統のあるメニューの代表格です。舌平目は日本のスーパーでもよく見かけられ、その身の柔らかさからムニエルにする家庭も多いそうです。
バターとレモン汁がきいた舌平目のムニエルは白ワインとも相性が良く、大人のパーティーメニューにもおすすめです。また、小骨がなく消化に良いことから、子供から年配の方まで安心して食べれます。
ブッフ ブルギニョン
フランス料理最後の紹介は、ブッフ ブルギニョンです。ブッフ ブルギニョンとは、ブルゴーニュ風という意味で、赤ワインをたっぷり使って牛肉を柔らかく煮込んだ料理のことをいい、日本のビーフシチューの原型にあたるものになります。現地では付け合わせにマッシュポテトを添えていただきます。
食べ応えのあるメインディッシュとして人気があり、またさらりとコクのあるこのソースはバターライスとの相性も抜群です。
世界三大料理【トルコ料理編】
世界三大料理の中華料理とフランス料理を紹介したところで、残りは「トルコ料理編」です。世界三大料理がトルコ料理と言ってもイメージが浮かばないと答える方が多いと思います。トルコはヨーロッパと中東に挟まれた場所にあり、昔から多くの人々が行き交うエリアでした。
そんな中で、他国の料理の良いところを取り入れながらも、自国の料理をアレンジして発展してきた歴史が詰まっています。また、トルコはイスラム信者が多いことから禁止されている豚肉は食しませんが、牛や鶏肉は食べれます。また海で覆われた恵まれた地なので新鮮な魚や野菜などをふんだんに使用しています。
日本では多くのケバブ料理店や屋台を見かけることがあるので、トルコ料理と言えば、ケバブが先に思い浮かぶでしょう。しかし、その他にも沢山の美味しい料理があります。主食が米や小麦な点は日本と似ています。そんなトルコ料理の代表的なメニューをこれから紹介していきます。
フムス
トルコ料理で代表的なメニューは、レバント地方発祥の伝統的なアラブ料理のフムスです。中東の定番料理で、ひよこ豆のペーストに練りごまやニンニクなどを混ぜてオリーブ油をかけた料理です。主にパレスチナ、レバノン、ヨルダン、シリア、イラク、ギリシャ、キプロス、イスラエルなど中東の広い地域で食べられています。
呼び名は色々でフムスの他にホンモス、フンムス、ハモスなどの名称でも呼ばれています。現地ではフムスを伝統的なピタというパンにつけて食べるのが一般的になります。アメリカ合衆国やイギリスではライ麦パンにつけて食べることが多いようです。野菜やトルティーヤにつけるディップやピタサンドイッチの具に用いられることも多いです。
ビベル・ドルマス
次のトルコ料理は、ビベル・ドルマスです。ピーマンをトマトソースで煮込んだ肉詰め料理のことで、トルコ語でビベルをピーマン、ドルマは詰め物という意味になります。日本でもピーマンの肉詰めや詰め物料理はお馴染です。
ビベル・ドルマスはトマトやナス、ズッキーニなどの夏野菜が豊富に入っているので体にもやさしい健康的なトルコ料理になります。
アダナ・ケバブ
次の代表的なトルコ料理は、アダナ・ケバブです。トルコではシシ・ケバブと共に人気のあるケバブで、ひき肉を長い鉄串で刺したトルコ風のバーベキューです。マンガルの炭火でローストされた肉料理で、ピリッと辛味が効いているのが特徴です。
アダナの名は、トルコ第5の大都市であるアダナから取っており、トルコ発祥の料理として歴史ある伝統料理です。興味のある方は、ケバブを取り扱うトルコ料理店で味わうのがおすすめです。
ドネルケバブ
次のトルコ料理は一番ポピュラーなドネルケバブです。大きな肉を回転させながら焼き、必要な分を切り取って料理に使います。日本ではパンに挟んでサンドイッチにして食べるのが一般的で、本場トルコ人の路面店やレストランも数多くあります。
ドネルケバブの原型はマトンかラム肉のみを使いますが、現在では子牛や牛肉、七面鳥や鶏肉などが使われます。ライスやサラダを添えてメインディッシュとして販売したり、ピタパンなどにケバブと野菜を挟み、好みのソースをかけて食べるスタイルが広がっています。
ブレク
次のトルコ料理は牛肉などをパイのような生地で巻いたブレクという料理で、パイによく似た料理です。生地には穀粉を使用しています。また牛肉だけでなく、チーズや玉ねぎのみじん切りなども中に入れて食べることもあります。
トルコの他にアラブ地域やギリシャ、バルカンなどの旧オスマン領地域で食べられ、呼び名も地域によってさまざまです。
メルジメッキ・チョルバス
トルコ料理最後に紹介する料理は、メルジメッキ・チョルバスです。レンズ豆を裏ごしした定番スープで、日本人にとって味噌汁のような存在です。レモンを絞るとより一層美味しくなっておすすめです。赤レンズ豆を使ったものやトマトペーストを加えたものもあります。
日本では馴染みのないスープですが、興味のある方はトルコ料理専門店でぜひその味を確かめて下さい。豆のこっくりとした美味しい味わいです。
世界三大料理「中華料理」の特徴
ここからは、世界三大料理「中華料理」の特徴を紹介します。今までさまざまな中華料理を紹介してきましたが、中華料理とはどんな特徴を持っているのか、もう少し深掘りしていきます。
中国は食材の宝庫
広い国土と長い歴史の中で、日本人の私たちも中国からさまざまなものを受け継いできました。中華料理もすっかり日本人の口に合うように改良を重ね、身近な食材となりました。
中華料理を幾度となく食していて気付いたことは、中華料理には冷たい料理や飲み物が少ないことに気が付きます。そして鉄鍋を使い強い火力のもと、油を多用し調理するものが非常に多いことが分かりました。
そんな調理法を用いての中華料理は、たとえ青菜1つ炒めるにも時間の長短や技法、調味料の組み合わせだけで実に100種類以上のバリエーションができるほどなので、実に奥深いのが大きな特徴になります。
代表的な料理や食材
中華料理は、日本では大きく4つに分類しています。北方系の「北京料理」は塩辛く味の強いものが多いのが特徴で、北京ダッグやジャージャー麺、水餃子などがあります。西方系の「四川料理」はスパイシーで辛いものが多く、麻婆豆腐や唐辛子入り麺のサンラータンなどが有名です。
南方系の「広東料理」には素材の味を生かした比較的優しい味が特徴で日本では一番普及しています。代表的なものでシュウマイ、海老蒸し餃子、チャーシューなどがあります。東方系の「上海料理」は甘みを感じられるものが多く八宝菜、小籠包、ワンタンなどがあります。
テーブルマナー
中華料理というと、大勢で賑やかに食べるイメージがあり、堅苦しいテーブルマナーはありません。ただ、円卓の場合は、出入口に遠い席が上座なので、ゲストや目上の方に座ってもらうようにしましょう。
中華料理は客が食べきれないくらいの量を出すのがマナーなので、残すことは悪いことがではありませんが、かえって無理して全部食べようとすると「まだ足りない」と捉えられてしまうようです。日本人同士で会食する分には大丈夫ですが、中国の方に招待された時は覚えておいた方が良いかもしれません。
歴史
広大な土地を持つ中国において、その昔の皇帝や王侯貴族は食通が多く、美味しい料理を求め、宮廷料理が発展しました。有数の宮廷料理人により美味しい食材を使った料理を求め、競うように作らせました。宮廷料理人が試行錯誤の末に生み出した絶品料理の数々は今日の中華料理として活かされています。
このようなことから世界三大料理は宮廷料理人が発展したからこそと考える諸説があります。当時の宮廷料理人の柔軟な発想と並々ならぬ努力の賜物です。
世界三大料理「フランス料理」の特徴
続いて、世界三大料理「フランス料理」の特徴について紹介します。味に定評のあるフランス料理は満場一致で世界三大料理にのし上がりました。その背景にはいくつもの洗練された料理の数々から生み出されたことが分かりました。では早速フランス料理の伝統や歴史をみていきましょう。
西洋の伝統が愉しめる
フランスはソースが高度に発達し、洗練されました。素材とソースを組み合わせて複雑で奥行のある料理が定評されてきました。
歴史あるフランス料理にはコース料理でオードブルからスープ、魚料理、肉料理、デザートと続きますが、最近のカジュアルなフレンチレストランではいくつかを割愛し、リーズナブルに用意している店もいくつかあります。
ひと昔前まではバターソースやホワイトソースなど、こってりとしたイメージが強かったフランス料理も、時代背景に合わせてヘルシー素材を活かす調理法が多くなりました。
代表的な料理や食材
フランス料理と言えば、世界三大珍味と言われるフォアグラやトリュフ、キャビアの他にフランス料理にはエスカルゴやシビエ料理、ホワイトアスパラガスも名物です。また、1つの村に1つのチーズがあると言われるように多様なチーズがあるのが特徴です。
その他に星の数ほどあるワインを始め、ヴィネグレットソースやドゥミグラスソース、甲羅類の味噌を使ったアメリケーヌソースなどは全てフランス料理です。
そんな美食の国・フランスはコンソメやテリーヌ、ポトフやカヌレの他にもマドレーヌやマカロンもフランス料理によるものです。代表的な食材と伝統や歴史が詰まった、世界三大料理に納得の銘料理です。
テーブルマナー
フランス料理と言うと、堅苦しいテーブルマナーを想像しますが、たくさん並んだナイフやフォークを外側から順に使っていくことと、食べている途中のサインは、ナイフとフォークをハの字にし、食べ終わったサインはやや斜めにしてナイフとフォークを揃えておきます。
ナフキンは1皿目が来る前に膝上に敷いておきます。食事が終わった後は畳まずに置いて席を後にします。これは畳むのを忘れるほど美味しかったといった意味なのだそうです。後は、堅苦しく感じずに美味しくいただきましょう。
歴史
フランスの皇帝や王侯貴族には食通が多いことから宮廷料理が発達しました。それにより、有数の宮廷料理人を雇い、より贅沢で美味しい料理を競うように作らせました。
宮廷料理人たちが試行錯誤の末に生み出した料理の数々は今日のフランス料理へと活かされています。このような歴史から、世界三大料理は宮廷料理が発展した伝統料理と考える諸説も1つあります。
世界三大料理「トルコ料理」の特徴
続いて、世界三大料理「トルコ料理」の特徴について紹介します。トルコ料理は地中海や黒海沿岸の料理の影響を受ける他に、アジアからヨーロッパまでの広い範囲の香辛料や調味料が容易に手に入ったことで、豊かで柔軟性を持った料理に発展しました。
スパイシーさについては意外と思ったほどではないので、日本人の口に合うトルコ料理ですが、盛り付けに関してはやや単純なところから、あまり発達しなかったようです。それではトルコの伝統や歴史を詳しくみていきましょう。
トルコはヨーグルト発祥地
ヨーグルトをイメージすると、隣国のブルガリアを思い浮かべる方が多いと思いますが、実はトルコが発祥だと言われており諸説ありますが、トルコ人の故郷である中央アジアの食文化と考えられています。
日本人のようにヨーグルトを甘味デザートのように食べるのではなく、スープとして料理に使ったり、仕上げのソースに使ったりします。
代表的な料理や食材
トルコ料理の代表的な料理や食材は、既に紹介しているものもありますが、ケバブなどの焼肉料理が有名です。トルコでは羊肉を好んで食べていますが、鶏肉や牛肉も食べられますが、国民のほとんどがムスリムなので、豚肉は食しません。
トルコは地中海に面した地域なのでトマトや玉ねぎ、オリーブオイルを使った料理が多いです。味ベースとなる「サルチャ」と呼ばれるトマトペーストがよく使われています。また、海の幸も豊富で、黒海沿岸ではイワシが有名で、イワシのフライやピラフなど、新鮮な海の幸が楽しめます。
トルコ人の主食はパンなので、中に具材が詰められる「ポアチャ」やごま付きの輪っかパン「シミット」など、美味しいパンが沢山あります。
テーブルマナー
出典: http://gpado.jp
トルコ料理のテーブルマナーについて知らないとトルコ料理店へ行く足も遠のきがちですが、テーブルマナーは普通のフォークやナイフ、スプーンを使う西洋料理と同じと考えて良いでしょう。
しかし、現地へ旅行に行かれた際には、イスラム教慣習による女性のラフな服装は好まれないので、ショートパンツやノースリーブでのレストランへの来店は避けましょう。
また、トルコ独特の慣習で香水のような強い香りを手に振りかけたり、おしぼりに浸みこませたりすることがあります。以上の点を踏まえればさほど神経質なる必要はないでしょう。
歴史は宮廷料理
広大な土地にある中で、トルコの皇帝にはその昔食通が多く、それがきっかけで宮廷料理が発展しました。陸続きなトルコでは、貿易が盛んでさまざまな食材や調味料が容易に手に入りました。結果、宮廷料理の発展もめまぐるしくなりました。
「空腹で物見遊山するなら、食べ過ぎて死んだほうがマシ」と言われるトルコだけに、食に対して貧欲なまでに、多種多様な食材や調味用、料理法を組み合わせてひとつの料理を完成させる宮廷料理人の強い執着心も、トルコが世界三大料理に認定された理由の1つではないかとされています。
なぜ世界三大料理なの?
トルコ料理がなぜ世界三大料理なのかは、このテーマの最大の疑問だと思います。トルコ人の祖先は、元々中央アジアに暮らしていましたが徐々に西へと移動し、今のアナトリアに辿りつきました。
その後領土を拡大し、西はアルジェリアからエジプトまでの北アフリカ一帯、現在のギリシャやバルカン半島、シリアからアラビア半島まで、広域な領土を支配するオスマン帝国を築いていきました。
トルコ料理が大きく発展したのは、このオスマン帝国時代だと言われています。幅広い食文化の民族が行き交い、豊富な食材を取り入れて世界三大料理と言わしめるまでに成長を遂げ、歴史と伝統を守り続けてきました。
世界三大料理には納得できる価値がある
今回は「世界三大料理18選!フランス/中華/トルコ料理の特徴や由来まとめ!」をテーマにして紹介してきました。3つの国が世界三大料理と言われた理由について理解できたでしょうか?
古来より食についての伝達が早くいかに世界へ影響を与え、どう拘ったかが他の国よりも優れた理由の他ありません。宮廷料理が発達したことによるめざましい発展と歴史や伝統を守り続けた3つの国の料理を今一度味わってみてはいかがでしょうか?