ベビーリーフの種類10選！豊富な栄養価や彩りレシピなど

ベビーリーフとは、発芽してから10日～30日くらいで収穫した野菜の総称になります。ベビーリーフに使われる野菜の種類はいくつかありますが、特に決まったルールはなく若い葉を使用していればベビーリーフと言ってもOKのようです。

単体で販売している物は料理の付け合わせに使用し、何種類かのベビーリーフをミックスして販売されている物はサラダなどに多く使われています。それでは、ベビーリーフの種類やレシピについて紹介します。

ここからはベビーリーフを10種類紹介したいと思います。知っているベビーリーフもあれば、初めて聞くようなベビーリーフもあるかと思います。それでは早速チェックしてみましょう。

リーフレタスは通常のレタスと違い丸くならないレタスになります。丸くなるレタスと比べると、リーフレタスの方が含まれている栄養成分が豊富になります。主な栄養成分は、ビタミンA・C・Eやカルシウム・鉄分・カリウム・食物繊維になります。

リーフレタスにも種類が何種類かあり、全体的に緑色葉っぱの「ロログリーン」や葉っぱの先だけ赤茶色をした「ロロロッサ」などがあります。ベビーリーフのミックスでは使用されている事が多く、シャキシャキとした食感で味にクセがないので、どんな料理にも合わせやすいベビーリーフになります。

フランスではマーシュと呼ばれ、イギリスではコーンサラダと呼ばれています。サラダにも使われますが、前菜などの付け合わせに使われる事も多いベビーリーフになります。栄養成分はビタミンCや、ビタミンAの素となるβカロテンが特に豊富に含まれています。その為、マーシュは緑黄色野菜の1つになります。

葉っぱの形は長細い卵の形や楕円形の形をしており、葉っぱの部分は柔らかく茎の部分はシャキシャキとした2種類食感を楽しむ事が出来るベビーリーフです。味は少し甘みを感じるようですが強い香りなどもないので、こちらもどんな料理にでも合わせやすいベビーリーフになります。

ルッコラはこれまで紹介したベビーリーフとは違い、味や香りに特徴があります。わずかに苦味や辛みを感じ香りが胡麻に似ているそうです。その為、地中海ではサラダに使う事もありますが肉料理の風味付けなど、ハーブの1種として使われる事も多いようです。

栄養成分は、βカロテンやビタミンC・E・K、マグネシウムなどのミネラルも多く含まれています。また栄養成分にも特徴があり、ルッコラの辛みの要因となっている成分のアリルイソチアシオネートは、弱った胃腸を元気にする働きがあるそうです。
 

水菜は日本でもよく使われるので、他の物と比べると馴染みのある野菜ではないでしょうか。含まれている栄養成分にはビタミCやカリウム、葉酸が多く含まれています。葉酸は妊娠中には欠かせない栄養成分なので、積極的に水菜を食べる事をおすすめします。

少々苦味のある野菜ですが、他の食材を邪魔するレベルではありません。またベビーリーフはみずみずしくシャキシャキとした食感なので、他のベビーリーフと合わせてサラダを作れば、色んな食感を楽しめるサラダを作る事が出来ます。

スピナッチとはほうれん草のベビーリーフの事を言います。通常のほうれん草はえぐみがある為、生で食べる事はおすすめしません。その点スピナッチであれば、生で食べる事が出来ます。

栄養成分は通常のほうれん草と同じように、鉄分が多く含まれているので貧血気味の人にはおすすめのベビーリーフになります。ただし、スピナッチもえぐみの成分が全くない。という訳ではありません。大きくなるとえぐみの成分が多くなるので、新芽のうちに収穫して食べるよう気を付けて下さい。

テーブルビートは、ビートやビーツと呼ばれる事もある野菜になります。テンサイという砂糖の原料の仲間で、根はボルシチなどに使われる事が多く、葉っぱの部分はベビーリーフに使われる事が多いようです。日本ではあまり馴染みのない野菜ですが、色んなベビーリーフがミックスされた物にはよく入っています。

栄養成分には、抗酸化作用のあるベタシアニンとベタキサンチンが含まれており、ほのかに甘みを感じる事が出来ます。葉は緑ですが葉脈には赤いので、サラダの彩りにアクセントを加えてくれます。

マスタードリーフは欧米の野菜ですが、日本で言うならばからし菜の種類にあたる野菜です。塩分を排出する働きのあるカリウムが多く含まれており、その他にもカルシウムやβカロテン、水菜と同じように葉酸も多く含まれています。

葉っぱの形は長い楕円形で縮れてるのが特徴で、サンチュに似たような見た目です。味は少し辛味がありますがそれほど強くもなく、辛味以外の味のクセもないのでサラダにして食べるのもおすすめです。

エンダイブはキク科の野菜で、原産はヨーロッパになります。にがチシャと呼ばれる事もあり、ベビーリーフでも独特の苦味があります。栄養成分はこれまで紹介したベビーリーフに近く、カリウムやカルシウム、βカロテンを多く含みます。見た目はフリルのようにヒラヒラした形の葉っぱなので、見た目を華やかにしてくれるベビーリーフになります。

バジルと聞くと、パスタソースやピザのソースを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。ベビーリーフは発芽1ヵ月くらいまでに収穫した野菜の総称の事を言います。若い葉っぱであれば、バジルもベビーリーフという事になります。

栄養成分は、βカロテンやカルシウム、ダイエット効果が期待出来るシオネールや殺菌作用のあるオイゲノールが含まれています。味はほのかに苦みを感じますが、香りは甘い香りがします。味も香りもそれほど強くはないので、味や香りに少しアクセントを加えるのに使用してはいかがでしょうか。

ケールは野菜の王様と言われる事がある野菜で、含まれている栄養価はとても高い物になります。ビタミンやミネラルなど、私達が普段の食事で不足しがちな成分をバランスよく含んでいます。そんなケールですが、人によっては多少苦手という人もいるかもしれません。それは独特の青臭さや苦みではないでしょうか？

しかし、ベビーリーフのレッドケールはその苦手な部分少し和らいだ野菜になります。食生活が偏りがちな人は、レッドケールが入っているサラダを食べるといいかもしれません。

ベビーリーフの種類について紹介しました。ベビーリーフはサラダの彩りを良くしてくれますが、それ以外に使用するメリットは何があるのでしょうか？ここからは、ベビーリーフを使用するメリットについて少し紹介したいと思います。

ベビーリーフのメリット1つ目は、1年中手に入れる事が出来るという事です。中には季節物のベビーリーフもありますが、だいたいのベビーリーフは通年で手に入れる事が出来ます。また、スーパーやコンビニでもベビーリーフを購入する事が出来るのもメリットになります。

野菜は生で食べる事が出来る物もありますが、物によってはえぐみが出る物もある為、調理しないと食べにくい物もあります。ですが、調理する事で栄養成分が流れ出る事があります。その点ベビーリーフは幼葉の為、えぐみなどが少ない物が多い野菜です。生で食べる事も出来るので、野菜に含まれる栄養成分をそのまま摂取する事が出来ます。

野菜の葉っぱは大きくなると硬くなる物がありますが、ベビーリーフであれば発芽して間もないので葉っぱも柔らかく食べやすい物になります。また、柔らかい物やシャキシャキとした物もあるので、ミックスして食べれば色んな食感を楽しむ事が出来ます。

ベビーリーフのメリットは、何と言っても下ごしらえが不要で簡単に扱う事が出来るという事です。水洗いして水分をふき取るだけで、サラダとして食べる事が出来ます。パッと準備が出来て栄養も豊富なので、忙しいけれど栄養をきちんと取りたい人にはおすすめです。

ベビーリーフの種類やメリットについて知る事が出来たので、実際に相性がよく彩りも華やかなレシピを何点か紹介したいと思います。いつもとは違うオシャレなサラダを簡単に作る事が出来るレシピになります。気になった人はぜひレシピを参考に作ってみて下さい。

ベビーリーフと生ハムのサラダのレシピはとても簡単です。準備する物はベビーリーフと生ハムとドレッシングのみです。まず、ベビーリーフを水洗いして水分をふき取ります。生ハムとベビーリーフを合わせてドレッシングをかければ完成です。

ベビーリーフの緑に生ハムのピンクが生えて、彩りもいいサラダになります。ドレッシングはもちろんお好みで構いませんが、オリーブオイルと塩と酢だけでも美味しく食べる事が出来ます。

ベビーリーフとアボカドのサラダのレシピも、先ほどと同様簡単です。用意する食材は、ベビーリーフとアボカドとドレッシングのみになります。最初にアボカドをさいの目状にカットします。

お皿に水洗いしたベビーリーフを盛り、その上にカットしたアボカドをトッピングすれば完成です。彩り的に緑ばかりにならないよう、レッドケールなどのベビーリーフも混ぜるといいかもしれません。

最後に紹介するレシピもレシピと呼んでいいのか、と思うくらい簡単に作る事が出来ます。用意する食材は、ベビーリーフとツナ缶、ミニトマトとマヨネーズになります。最初にミニトマトを半分にカットします。

水洗いしたベビーリーフをボウルに入れ、お好みの量とマヨネーズと塩で味付けをします。そこへ軽く油を切ったツナ缶をいれて混ぜます。お皿に盛りミニトマトで飾れば完成です。

ベビーリーフのレシピはどれも簡単なので作ってみたい、と思った人もいるでしょう。そこで気になるのは、ベビーリーフの味や値段だと思います。ここでは、ベビーリーフはどんな味がするのか、値段はどれくらいなのかを紹介したいと思います。

ベビーリーフは種類によって多少の違いはありますが、全体的にはクセが少なく食べやすい物が多いようです。ただし、ベビーリーフの中でも芽が出て間もない小さな葉っぱの時は柔らかく苦みも少ないようですが、葉っぱが大きくなると少し苦みが出る種類もあるそうです。

ベビーリーフの値段は、販売店舗や内容量、ベビーリーフの入っている種類によっても値段が変わります。安い物であれば100円前後からあるので家計にも安心です。また量がたくさん入っている物やオーガニックの物であれば500円前後する物もあります。

ベビーリーフの種類やその栄養、レシピや味について紹介しました。こんなに簡単に彩りのいいサラダを作れるならば、ベビーリーフを使用しないのはもったいないのではないでしょうか。スーパーに行けばベビーリーフは購入出来ます。しかし、少しだけベビーリーフを使いたいという人には、自分で栽培する事をおすすめします。

準備する物も少なく、栽培方法はとても簡単で初心者にもおすすめです。ベビーリーフは芽が出て早い段階で食べるので、追肥や虫に喰われてしまう心配も他の野菜と比べると少ないようです。保存方法も合わせて紹介するのでチェックしてみましょう。

ベビーリーフの栽培方法はとても簡単です。用意する物はプランターとプランターの底に敷く石、野菜用の土とベビーリーフの種になります。まずプランターに底石を入れ野菜用の土を入れます。種を撒く時は、小さなプランターであればすじまき、大きなプランターであれば、ばらまきで撒きましょう。

種の上に土をかぶせ、たっぷり水をあげます。種は小さく流れやすいので気を付けて水をあげましょう。あとは日当たりが良く風通しがよい所へ置いて、芽が出るのを待ちます。収穫のタイミングは人それぞれですが、葉っぱが小さなうちは柔らかく、大きくなると苦みの出る物もあります。自分の好みで収穫しましょう。

ベビーリーフの傷む原因は乾燥と傷です。この両方を防ぐよう保存をしましょう。最初にボウルに水を入れ、ベビーリーフを軽く水洗いします。その後キッチンペーパーにベビーリーフを移し、傷が付いていないかチェックをしつつ軽く水をふき取ります。この時、完全に水をふき取ると乾燥するので軽くで大丈夫です。

選別したら保存容器に水に濡らしたキッチンペーパーを敷き、その上にベビーリーフを入れます。最後、ベビーリーフの上にも湿らせたキッチンペーパーをふんわり敷いて保存容器の蓋をすればベビーリーフの保存は完了です。ひと手間はかかりますが、この保存方法でベビーリーフのもちが良くなります。

いかがでしたか？ベビーリーフを使えば、簡単に栄養満点で彩りのいいサラダを作る事が出来ます。ミックスされている物を購入すれば、サラダはあっという間に作る事が出来ます。もし付け合わせ程度に使いたいのであれば、自分で栽培してみるのもいいでしょう。自分で栽培すれば、使いたい時に摘んで使いたい量だけをすぐに使う事が出来ます。

また、購入してきた時に余ってしまいそうであれば、保存方法を参考にひと手間かければ、そのまま保存するより少しは長く保存出来ます。みなさんも人気のベビーリーフを使って、彩りのいい華やかなサラダを作ってみましょう。