2019年02月28日公開
2024年09月06日更新
ホワイトセージの浄化方法/使い方とは?セージの種類や効果など!
ホワイトセージというハーブを知っていますか?セージは「聖なる植物」と呼ばれます。何となく体が重い、部屋の空気が澱んでいると感じた時に、ストレッチや空気の入れ替えをして気分転換しますが、それでも不調を感じてしまうと、スピリチュアルに興味のある方は浄化の必要性を感じ始めるでしょう。実はその浄化にホワイトセージが効果があるようです。そこで今回は「ホワイトセージの浄化方法/使い方とは?セージの種類や効果など!」を解説しています。また、食用の方法も紹介しています。
目次
ホワイトセージは浄化できるハーブ?
ホワイトセージは白みを帯びた茎や葉を持ち、葉っぱの色がきれいなハーブで、かつてはネイティブアメリカンの方たちが「聖なるハーブ」として儀式などに用いられてきました。現在でも空気を浄化する作用があるとして、お香に利用します。今回はそんなホワイトセージに注目し、ホワイトセージの浄化方法/使い方とは?セージの種類や効果などを詳しく解説します。ホワイトセージの魅力に迫っていきましょう。
ホワイトセージってどんな植物?
出典: https://horti.jp
ホワイトセージとはシソ科のサルビア属で、耐寒性多年草の植物です。原産地はアメリカ・カリフォルニア州になります。現在では世界中で栽培されるようになったホワイトセージですが、カリフォルニアの壮大な大地に自生する天然ハーブとして誕生しました。太陽の光をよく浴びて乾燥した気候がホワイトセージにとってよく育つ最適な場所でした。そんなホワイトセージは高さ60cmから1mにも伸び、薄いブルーの花を咲かせます。
匂いや味
葉の部分を手で揉んでから匂いを嗅ぐとホワイトセージは薬草のような香りがします。よって昔は儀式の際に「薬」として使われていたこともあり、ホワイトセージの持つ抗菌作用が体内のけがれを取り除いて体調を整えてくれる貴重な存在だったことが分かっています。ネイティブアメリカンが西暦1000年頃からホワイトセージをこのように薬用として大切に使われていたことが、今日のセージの使い方に役立っています。
ネイティブアメリカンとは、アメリカ合衆国の先住民族のことを言います。彼らは自分たちも自然の一部だという考えを持ち、自然を愛し共存していくことで、自然の持つ力を最大限に活用することを考え出しました。そんなセージの種類は世界でみても500種類あると言われ、食用のものもあれば食用でないセージもあります。ホワイトセージは見た目がヨモギに似ていますが柑橘系のような、また苦みもあり食用では使われていません。
栄養価は?そもそも食用?
500種類あるセージの中で、食用になるセージは代表として2種類あります。それはコモン・セージとクラリ・セージです。まず、コモン・セージは薬用セルビアとも言われ、ソーセージの加工食品や肉料理、魚料理に使われ、抗菌・抗ウイルスに効果があります。お腹が痛い時はハーブティーにして飲むと胃腸が落ち着きます。セルビアはラテン語で「治癒」という言葉を語源にしています。
出典: https://horti.jp
一方、クラリ・セージも安全性が高いことから、アロマテラピーとして使われています。セージの浄化、抗菌作用からニキビケアにも期待できます。この代表2つが食用としてよく使われるセージになりますが、今回注目のホワイトセージは、食用で使われることはなく、あくまでアロマや浄化、お香として使うのが主になります。しかし、食べられないわけではないようで、市販品でも「食用」として銘打たれているものも存在します。
ホワイトセージが食べられるとした場合、たくさんのビタミンとミネラルが含まれています。具体的にはビタミンA、B1、B2、B3、B6、C、E、K、葉酸、カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄、マンガン、リン、亜鉛などがあります。
セージの種類
セージの種類はたくさんあることが分かりましたが、その中でも日本でも栽培可能なセージはチェリー・セージやパイナップル・セージで、比較的育てやすく甘い香りがするのが特徴です。ゴールデン・セージやコバルト・セージは耐寒性があることから、ガーデニングでよく見かけるハーブです。その他はコモン・セージとクラリ・セージ、ホワイトセージは前述でも紹介の通りです。
スマッジングって何?
スマッジングは、スピリチュアルが好きな方は聞いたことがあるかもしれませんが、人や空間を浄化することをスマッジングと言います。ホワイトセージには煙と香りに対してスピリチュアルな効果があると言われてきました。そこで昔の人はホワイトセージを焚いて邪気を焼き払ったりスマッジングを行い、その効果を実感してきました。他にも瞑想時に使うと集中力を高めてくれたり、沈んだ気持ちを回復させる効果もありました。
ホワイトセージの浄化方法/使い方
浄化(スマッジング)方法
スマッジングのことが分かったところで、次はその使い方を紹介します。スマッジング用で束にしたスティックタイプものが売られていたりしますが、必ずしもスティックタイプを用意しなくてはならないものではなく、葉のままのものでも大丈夫です。用意ができたらまず窓をしめ、ホワイトセージに火をつけます。火がホワイトセージに点火したら、手で仰ぎながら今度は火を消します。
ホワイトセージから煙がのぼる状態になったら耐熱容器に置きます。より本格的に行いたい方は、現地と同じようにアバロンシェルというアワビの貝殻を使うと良いでしょう。キットで購入することもできます。次に、浄化したい対象がその部屋であればそのままで行い、別のものであれば煙の中を数回くぐらせるようにします。煙が自然になくなるのを待ってから窓を開ければ、邪気を含んだ空気が全て外に排出してくれます。
食用の方法
ホワイトセージは一般的に食用で使われていないのは説明の通りですが、ホワイトセージも他のセージと同種であるので、肉料理やソーセージに使っても問題ありません。つけ汁やドレッシングにホワイトセージを刻んで加えることもできます。また、乾燥したホワイトセージを刻んで、ティーポットに入れてお湯を注げばホワイトセージティーが出来ます。血行が良くなり滋養強壮にも効果があります。うがい使えば風邪予防になります。
浄化スプレーの使い方
ホワイトセージの抗菌作用を利用して、簡易式のルームスプレーの使い方を紹介します。ホワイトセージを細かく刻んで無水エタノールにつけます。手のひらさサイズのスプレーボトルであれば、ホワイトセージの葉は3~5枚で、エタノールはそれが完全につかるくらいの量を用意します。液体が黄色く変色したらスプレーボトルに移し替えてエタノールの2倍ほどの精製水を注ぎ入れます。部屋の除菌やカビ予防に最適な使い方になります。
ホワイトセージの保管方法
ホワイトセージは湿気が苦手です。どんなに高品質なものを取り寄せても、保管状態が悪いと劣化してしまいます。キッチンや浴室に保管するのは、料理や入浴で湿気が飛びやすい場所なので避けましょう。密閉できる容器やチャック式の袋に乾燥材を入れて保管するのがおすすめです。冷暗所に保管とよく聞きますが、冷暗所というのは湿気がこもりやすいので望ましくありません。直射日光に当たらない場所に保管しましょう。
ホワイトセージの効果効能
「浄化」の効果
ホワイトセージの効果効能について紹介します。浄化の効果は、自然治癒力をアップさせ、心身共に体調を整えます。そんな浄化効果があるホワイトセージを定期的に焚くことで、脳や神経を刺激したり、胃腸を整えて消化・吸収を高めてくれます。また、体調ばかりでなく焚いた部屋中が浄化されるので、清々しい気分が持続します。
「健康」の効果
出典: https://oggi.jp
血行の改善にも期待できることから、血圧を下げたり冷えを予防したり、抜け毛や老化防止にも期待できます。また、現代病でもある生活習慣病の予防やがん予防の効果も期待できます。ホワイトセージは食用としてはあまり使いませんが、食用も可能で、栄養価も高いことが知られています。体の不調を改善してくれます。
ホワイトセージの浄化効果
浄化の効果「空間」
私たちはパワースポットや心地よい空間に行くと心がクリアになり、心地よさを感じます。それは太陽の光が場の空間を浄化し、風がよどんだエネルギーを連れ去ってくれる作用があるからです。ところが必ずしもこんな良い環境にいられるとは限りません。日陰で風通しの悪い部屋にいると重苦しさを感じたり、オフィスでも色んな人がさまざまな気を運んでくるので、そんな時にホワイトセージの浄化を用いてクリアにしましょう。
浄化の効果「心/気」
「病は気から」ということわざがあるように、気分的に落ち込むときや気が乗らないときは一時なら良いですが、ずっと続くとどこか体調が悪いのではないかと考え始め、気分はどんどんマイナスの方向へ傾いてしまいます。そんな時に役立つのはホワイトセージによる浄化です。気分を浄化させるだけでなく、ホワイトセージの香りが脳をすっきりリフレッシュさせ、モチベーションも上がり気の流れを良くします。
パワーストーンやアクセサリーなどの浄化方法
ホワイトセージでパワーストーンなどのアクセサリーを浄化することができます。浄化のやり方は先に紹介した「浄化(スマッジング)方法」の通りです。パワーストーンを頻繁に浄化している方は30秒ほど、浄化初心者の方は数分間じっくりと煙をあてると良いでしょう。煙を使った浄化はあらゆるパワーストーンでも効果があるので便利です。また部屋全体も浄化してくれるので、自身の疲れやストレスに合わせて浄化しましょう。
浄化の使い方については、毎日浄化しても問題ありません。特に石の波動に敏感な方やパワーストーン上級者の方は頻繁に浄化している方が多いそうです。まずは自身とストーンとの状態をよく観察することがポイントです。もし自身が疲労を感じているようであれば、パワーストーンも同じ状態だと考え浄化を行い、互いのコンディションを整えましょう。
ホワイトセージの選び方
ホワイトセージの形状で選ぶ
ホワイトセージを購入する時は乾燥したものを使いますが、その際形状について3つに分類できます。クラスターという葉っぱのみがついたものや、ルーズリーフといって葉と茎がついているもの、ワンド(ハンドル)という複数のルーズリーフを糸でまとめたものがあります。どれを選んでも構いませんが、おすすめはルーズリーフやワンド(ハンドル)タイプです。
浄化を行う際に1枚ずつ外すのが面倒に感じますが、心の準備を整える時間だと認識しながら行うことに意義があることを知りましょう。また、ワイド(ハンドル)タイプは糸で縛っていますが、儀式に使う時はそのまま使うこともありますが、一般的には糸をはずして1枚ずつ外しばらして使いましょう。
ホワイトセージの産地で選ぶ
ホワイトセージを選ぶ際のポイントは、産地で選ぶようにしましょう。ホワイトセージは現在では世界中で育てられていますが、浄化用として使いたいのであれば、原産地であるカリフォルニアで最良の土壌と太陽の光をいっぱい浴びて育ったオーガニックのものが一番良いとされています。育成家庭で農薬を多く使ったものは浄化作用も弱まりますので、自然に逆らわないオーガニックのホワイトセージを購入するようにしましょう。
鮮度や業者にこだわる
ホワイトセージのフレッシュリーフは白みがかった緑ですが、乾燥させると白っぽく変色します。そのために、カビが付着しても気が付かない場合があります。虫に食われていたり、産地不明のものが届いたり、全く違う葉が混入していることがあります。このようなことがないためにも業者選びは慎重に行いましょう。次に大切なのは鮮度です。カルフォルニア産を取り寄せた時に、ホワイトセージは乾燥したものが届きます。
どんなに素晴らしい環境でカリフォルニア産のホワイトセージが送られてきても、湿気の多い日本での管理が悪ければ、カビが生えて鮮度が落ちてくると浄化作用も落ちるのは当然です。購入してすぐ使えば問題がないという訳でもなく、取り扱うショップが長い期間買い置きしていると意味がありませんので、そういった問題もクリアできている業者を慎重に選びましょう。
ホワイトセージを自宅で栽培するのは難しい?
種から育てる
ホワイトセージを自宅で栽培するのは果たして難しいでしょうか?まず種から育てる方法を見ていきましょう。種は販売されているようですが、ホワイトセージは発芽率がとても悪いハーブです。種から育てたい場合は、一カ月ほど冷蔵庫へ入れ、その後24時間水につけてから土の中に撒くようにして下さい。
苗から育てる
次は苗からホワイトセージを育てるやり方です。ホワイトセージは耐寒性に強いので寒い冬にも耐えてくれますが、逆に高温多湿が苦手なことから、夏場は育てにくいのが特徴です。そのため、できれば地植えではなく鉢植えで育てましょう。その際、購入した苗よりも一回り大きい鉢に植えましょう。
育てるときの注意点
ホワイトセージを育てる際の注意点は、日差しが適度に当たり、風通しの良い場所で育てましょう。高温多湿になる夏場は室内に入れて湿度を管理します。耐寒性のあるホワイトセージですが、苗がまだ幼い時は冬場でも室内に入れて育てましょう。直射日光の当てすぎや、水のあげすぎも枯らす原因になるので気を付けて下さい。
ホワイトセージを焚いて浄化しよう!
ホワイトセージの浄化方法/使い方とは?セージの種類や効果などを紹介しました。ホワイトセージは種類豊富なセージの中でも浄化作用があり、さまざまな体の不調にも効果があることが分かりました。浄化のやり方や手作りスプレーの使い方など、日々の生活の中にも取り入れやすいことが分かりました。皆さんもホワイトセージの魅力を知り、正しい炊き方で浄化を行い不調をなくしましょう。