2018年06月15日公開
2024年07月16日更新
ハーブデトックスのやり方と効果を調査!ドリンクの作り方や断食方法も!
ハーブデトックスは、とても手軽にできる体の中に溜まっている毒素出しのやり方です。香りの効果もあり、ただのデトックスにはとどまらない、リラックス効果やリフレッシュ効果など心にも作用を発揮するのが、ハーブデトックスの魅力のひとつでしょう。無理なく緩やかに心と体に効いていきます。ハーブティーやハーブデトックスドリンクの作り方を覚えて、ハーブデトックスを楽しみましょう。
目次
ハーブデトックスとは?
ハーブデトックスとは、ハーブティーやハーブウォーターを飲んで、体の中に溜まった毒素の排出を促すやり方です。日常に飲んでいる飲み物をハーブデトックスドリンクにすることは、難しいことではなく、手軽にできて効果の期待が持てるデトックス方法になります。また、断食をして体内をきれいにする場合にもハーブデトックスは大変向いているでしょう。
また、痩せることを目的としてハーブデトックスをするよりも、体調を整えるためにハーブデトックスドリンクを飲むことで、体の中の毒素が排出され、むくみの解消や血流が良くなることにより、自然と体がスリムになる効果が期待できるでしょう。また、ハーブの香りによるリラックス効果やリフレッシュ効果などもあり、ストレス軽減など、体の中のデトックスのみにとどまらないところもハーブデトックスの魅力です。
デトックスをすることの大切さ
最近よく耳にするデトックスという言葉ですが、デトックスとは、体の中に溜まった不要なものを排出することを言います。体に溜まる不要なものは、普段生活している、日常生活を送る上で少しずつ溜まっていきます。デトックスのやり方は色々ありますが、ハーブデトックスは手軽にでき、メンタル面にも良い影響があるのがひとつの特徴でしょう。
デトックスをして体を整える!
体の中の毒素の種類として主なものを挙げてみましょう。食べることでは、食品添加物、農薬、有害な科学物質、食べすぎによる糖分や酸化した脂質などにあたります。空気中にも、空気の汚染物質や柔軟剤などの香料など、知らず知らずのうちに呼吸や皮膚から体内に取り込んでしまっているものが多くあります。また、皮膚を通して、洗剤や柔軟剤、合成シャンプーや化粧品、日焼け止めなどの落としきれない経皮毒が溜まっていきます。
デトックスをすることにより、日常生活をするなかで、体の中から排出できずに溜まってしまっている不要なもの=毒素の排出を促していきます。体の中の毒素がなくなっていけば、体に出ている不調も改善していくことでしょう。特に肝臓や腸をいたわり、毒素を溜めないことが大切ですが、ハーブデトックスによって元気になることが期待できるでしょう。
ハーブとは?
ハーブは歴史がとても長く、ヨーロッパでは古くから薬として使用されています。現在では、安全性をクリアしたハーブが医療品として、薬局で売られています。ドイツでは、特に基準が厳しく、過去10年間農薬不使用の証明がされた畑で作られたハーブであり、国が設けた薬効成分値をクリアしているハーブがメディカルハーブとして認められています。
東洋でいう漢方に近いのではないでしょうか?医療用のハーブだけでなく、食品用のハーブは種類が豊富にあり、それぞれのハーブにより成分効果が異なります。数種類のハーブを組み合わせて、自分の望む効果のあるオリジナルハーブブレンドを作ると良いでしょう。香りや味もブレンドにより変わるハーブは、ハーブティーやフレッシュハーブドリンクのどちらも楽しみながら飲むことができるでしょう。
ハーブティーによるハーブデトックスのやり方
冷たい飲み物は、体に負担をかけるのは知られています。温かいハーブティーでのデトックスのやり方は、理にかなっています。ハーブティーは冷たくしても飲めるのですが、是非、温かい状態で飲んでみると、体にスーッと染み込んでいく優しい感じが伝わるでしょう。
オーガニックハーブを使おう!
せっかく体の中に溜まった毒素を排出するのですから、農薬を使用したハーブより、無農薬で作られたオーガニックハーブを使いましょう。最近では、ハーブ専門店でなくとも、いろいろなお店でハーブを扱っています。ネット販売を利用しても良いでしょう。効果に合わせて何種類かブレンドしても良いですし、1種類でも良いでしょう。ハーブは香りが好みのものが自分に必要としているハーブという説もあります。香りも楽しみましょう。
フレッシュなハーブを使いたい場合は、自分でハーブを育てるやり方が一番良いでしょう。なかなかフレッシュなハーブは手に入れにくいので、比較的育てやすい植物が多いハーブを育ててみるのもオススメです。料理にも使えますし、採りたてのハーブは、香りがとても良く、リフレッシュ効果やリラックス効果を感じられるでしょう。ドライハーブとはまた違った新鮮さがあります。
一日で飲みきれる量を作る
飲むたびに、毎回入れることが面倒だったり、毎回入れることが難しい場合は、一日分の量を一度に作っておくやり方にすると続けやすいでしょう。保温性の高い水筒に入れれば、朝作り、夕方も温かい状態で飲むことができるでしょう。
また、ハーブティーを作り、覚めてから冷蔵庫で保存しても良いでしょう。冷蔵保存することで、風味も損なわれず、成分の劣化も最小限に防ぐことができます。新鮮なうちに、一日で飲みきるようにすると良いでしょう。冷たい状態で飲むより、温かいハーブティーを飲んだ方が、体への吸収もスムーズで、体への負担もなく、デトックス効果を高めるでしょう。
フレッシュなハーブを使って入れたハーブティーは、乾燥させたドライハーブを使って入れたものよりも、賞味期限が短くなります。なるべく早めに飲みきりましょう。
上手なハーブティーの入れ方
ハーブティーは、フレッシュなハーブでも楽しむことができますが、乾燥させたドライハーブを使ったほうが成分の効果が数倍高いとされています。
出典: http://u-note.me
用意するものは、ドライハーブ、熱湯、ポットの3つです。ティーカップ一杯分のハーブティーに使うドライハーブの量はティースプーン1杯~2杯になります。ポットを先に一度熱湯を入れて温めておくと良いでしょう。ポットに作りたい分量のドライハーブを入れます。そのあとに熱湯を注ぎいれます。香りが広がるでしょう。ポットの蓋をして5分程蒸らします。5分蒸らしたら、蒸したハーブは取り除きましょう。
ハーブの種類
ハーブの種類はとても多くあります。一種類のハーブでいくつかの効果が期待できることが多いのですが、2、3種類合わせて、香りや味を好みなものにするのも良いでしょう。ハーブは使ったことがないと感じる人も和のハーブを知ると身近に感じるでしょう。和のハーブを挙げますと、ヨモギ、ビワの葉、スギナ、ドクダミなどがあります。
さまざまな効果のあるハーブ
ハーブデトックスに効果のある代表的なハーブは、ダンデライオン(たんぽぽ)、エルダーフラワー、セージ、ハイビスカスなどが挙げられます。ダンデライオンは、利尿作用が高く、むくみや便秘の解消、肝臓の働きを高め毒素を排出を促す効果、脂肪の分解など、デトックスにとても向いているハーブです。
エルダーフラワーは、インフルエンザにも効果があると言われ、喉の殺菌などに優れています。また、利尿作用が高く、発汗を促します。セージは血液循環を良くする作用があり、抗ウイルス作用も高いハーブです。ハイビスカスは、便秘の解消に向いていて、利尿作用も高くむくみを解消します。また、ビタミンcやクエン酸などのミネラルが多く、美容にも効果があります。
美容効果で代表的なハーブに、ローズヒップというハーブもあります。酸味が強いハーブなのですが、ビタミンcを多く含み、利尿作用も高く、便秘やむくみ解消に効果的です。ハイビスカスとローズヒップをブレンドして、シミ予防など美容効果のハーブティーとして飲まれたりします。
砂糖の代わりとして使われるステビアもハーブの一種になります。甘さが欲しいハーブティーにブレンドすると良いでしょう。カモミールはかわいい花として鑑賞されていますが、おなかの張りなどを解消するのに効果のあるハーブです。ミントには胃腸を整える作用があります。
ハーブを使用するにあたっての注意点とは
ハーブの成分によっては、妊娠中は避けたほうがよいハーブがあります。また、持病のある人も、強壮効果の働きのあるハーブや血圧を下げる効果のあるハーブなど避けたほうがよいハーブがありますので、使う前にそれぞれのハーブの効能をしっかり確かめましょう。
ハーブデトックスドリンクの作り方
ハーブティーとはまた違った、ハーブデトックスドリンクという飲み物があります。ジャーや密閉ビンを使って、ハーブティーにフルーツを混ぜた飲み物です。また、フルーツやハーブなどを入れたお水はデトックスウォーターと呼ばれています。ハーブティーが苦手な人でも、フルーツを多く入れるハーブデトックスドリンクなら美味しくいただけるでしょう。
簡単にハーブデトックスドリンクを作ろう
始めにハーブティーを少し濃いめに作り、冷まして、冷蔵庫で冷たくさせます。入れたいフルーツをカットして、ジャーや密閉ビンに入れてから、冷やしたハーブティーを注ぎ入れます。皮がついているフルーツを、皮ごと入れる場合は、無農薬のフルーツを使ったり、皮についている殺虫剤や防腐剤、農薬などの化学物質を落としてから入れることをオススメします。
フルーツの皮からなるべく不要なものを落とすには、重曹を使うやり方が簡単です。ボールに水を張り、重曹を小さじ1、2杯入れ混ぜたあと、フルーツを入れて、30秒から1分つけます。つけすぎると、フルーツの成分まで出てしまうので注意しましょう。また、塩とレモン汁を入れるやり方もあります。ボールに塩を大さじ4、5杯入れ、レモン半分の汁を入れて、フルーツを入れ、10分程度置きます。
どちらのやり方も、そのあとフルーツを流水で洗い流します。ハーブデトックスドリンクはフルーツなどを入れているため傷みやすいので、24時間以内に飲み切りましょう。ハーブティーとして抽出せずに、フレッシュなハーブをフルーツと一緒に入れても良いでしょう。ミントは比較的フレッシュなものが手に入りやすいハーブです。
フルーツに合うハーブは、柑橘系のフルーツならミントなどの爽やかなものが合います。むくみや便秘などに効果のあるりんごは、シナモンを一緒に入れると美味しくいただけます。ベリー系は、美容効果が高いフルーツが多く、柑橘系のフルーツと合わせて入れたり、レモングラスやハイビスカス、タイムなどのハーブが合うでしょう。
フルーツにも、むくみ解消や、便秘解消などデトックス効果があります。ビタミンも豊富に含まれているので美容にも効果があります。その時々の旬の果物を使うと効果が強いですが、お好みのフルーツを入れて美味しいハーブデトックスドリンクを作りましょう。
ハーブデトックスの効果
ハーブデトックスにより、体の中の毒素排出を促すとともに、ハーブの持つ色々な成分で、更に体に良い効果をもたらします。美容効果のあるハーブドリンクを飲むことで、体内のデトックスにプラスして、肌荒れなどの改善を促すやり方もあります。自分の改善したい効果のあるハーブを数種類組み合わせて、上手に使うと良いでしょう。
ハーブデトックスのうれしい効果!
ハーブデトックスには、体の中の毒素を排出して、体調を整えたり、肌の調子を良くしたり、痩身を狙っておこなったりしますが、それだけでなく心のストレス解消、精神的な面にも効果を発揮します。
ハーブの香りが良いので、香りによるリラックス効果やリフレッシュ効果が期待できますので、ハーブをサシェにしたりして、持ち歩くのも良いでしょう。ハーブの効能の中には、不眠やストレス、緊張の緩和などに役立つものがあります。誰もが知っているラベンダーは、不眠に効果があり、リラックスを促します。ミントは数種類あるのですが、頭をスッキリさせたり、リフレッシュ効果があります。
ハーブデトックスでプチ断食しよう
プチ断食することによって、体を休めると共に、本来持っている自分の体の自然治癒力を回復させ、体を元気にすることができます。また、体に溜まっていた不要なものを排出させ、内臓機能を高めるので、自然と痩せることができるでしょう。プチ断食は、胃腸を休めるために、短ければ1日、長くても3日間程度行います。また昼食だけを除くものなどもあります。
ハーブデトックスのプチ断食
プチ断食をする際に、口にして良いものは、ミネラルウォーターやハーブティーが基本ですが、酵素ドリンクを飲むこともあるようです。ノンカフェインであることが大切です。ハーブティーは、ビタミンやミネラルが含まれ、香りも良く、解毒作用のあるものを選ぶと効果的でしょう。丸一日食べずにそれだけを飲んで過ごします。
昼食だけを抜くような手軽なプチ断食には、特にハーブティーは向いています。お腹がすいたら、胃腸に刺激のないノンカフェィンで、香りの良いリラックス効果のあるハーブティーを飲めば、プチ断食中でも空腹感もしのげるのではないでしょうか?
ハーブデトックスでのプチ断食はどのような効果が?
プチ断食により、砂糖を断ち、ビタミンやミネラルのあるハーブティーやミネラルウォーターを飲み、胃腸を休めることで、内臓が元気になり、なんとなく感じていた体の不調などが、すっきりとなくなることがあります。アレルギーの改善も期待できます。代謝や解毒作用を高めて、体も心もスッキリさせましょう。
また、本格的なハーブデトックスによる断食は、2週間や一か月に及ぶものもあります。指導者のもとおこなうことが大切です。
ハーブデトックスをしよう!
すぐに期待できる効果もありますが、体から毒素を出すためにデトックスして変わって行くには、まずはひと月続けましょう。3ヶ月もすると、体が変わりだしていくのを実感できるようになるでしょう。体が冷えずらくなっていたり、肌の調子が良かったり、イライラすることがが少なくなったりなど、嬉しい変化を感じられるでしょう。
ハーブデトックスは、普段飲むものをハーブティーやデトックスドリンクに変えるだけなので、続けやすいデトックスのやり方でしょう。毒素をためない体にすることで、今まで体や心に影響していた不調が緩やかに改善されていきます。血流のめぐりが良くなり、肝臓や腸がきれいになると、体が元気になるのを感じるでしょう。香りの効果も高く、楽しく手軽にできるハーブデトックスを是非始めてみましょう。