2019年02月28日公開
2024年09月06日更新
イタリアンパセリの使い方/レシピ!栄養や効能もある?
イタリアンパセリなどのハーブ野菜はパスタの添え物として食べることはありますが、イタリアンパセリを引き立たせる料理を作ることは少ないです。野菜には沢山の栄養も含まれており、色々な種類の野菜を食べたいと思いますが香りの強いハーブ野菜にはどんなレシピがあるのでしょうか?ここではイタリアンパセリの特徴や効能を含めて色々な使い方を伝えていきます。是非ハーブの楽しさを知ってみてください。
目次
イタリアンパセリの使い方や料理例
イタリアンパセリを含めて数多くのハーブがありますが、どれも香りが強くうまくレシピに取り入れ料理に使いこなすことができません。イタリアンなどを食べに行くとよく付いてきますが、レストランのように美味しく使うにはどうすればいいのでしょうか?気になるイタリアンパセリの特徴や効能、レシピなどをわかりやすく説明します。イタリアンパセリの使い方を知って明日から毎日の食事に取り入れてみまんか?
生で食べる
イタリアンパセリは地中海沿岸が原産のセリ科オランダゼリ属の二年草です。大きく分けると、日本で販売している縮れたタイプと、イタリアンパセリのように平たいタイプがあります。元々はイタリアンパセリのように平たいものが主流でしたが、品種改良により縮れたパセリが出回るようになりました。縮れたパセリの方が苦味や香りが強く、イタリアンパセリは優しい香りと苦いも少ないので生で食べることができるのが特徴です。
トッピングに飾る
日本で多く販売している縮れたパセリより、葉っぱも大きく香りも優しいイタイアンパセリ使い方は、トッピングとしてもよく利用しています。きれいな緑色が特徴なので使い方は料理のトッピングとして飾るととても美味しそうになり見栄えもします。イタリアンパセリの特徴は香りにクセがないので、どんなレシピの料理に混ざって食べても違和感なく美味しくいただけます。
炒め物にする
ハーブの特徴でもある香りは、炒め物などの色々なレシピで利用するとより香りがアップし食材の旨味も引き出してくれます。またイタリアンパセリはハーブの中でもクセが少ないので、どんなレシピ料理にも馴染み彩りを鮮やかにしてくれます。イタリアンパセリの特徴を生かし、それぞれの食材やレシピに合わせた使い方をすると食卓がより華やかになります。
イタリアンパセリを使ったおすすめレシピ
イタリアンパセリとちぎりレタスのサラダ
- イタリアンパセリ、適量
- リーフレタス、適量
- 新玉ねぎ、適量
- アンチョビ、1切れ
- 白ワインビネガー、大さじ2
- 塩、小さじ1/3
- 砂糖、小さじ1/2
- おろしにんにく(チューブ)、2~3cm
- 黒こしょう、お好み
- オリーブオイル、大さじ2
- イタリアンパセリ、リーフレタスは食べやすい大きさに手でちぎる。
- 新玉ねぎは薄くスライスし、水に10分さらす。
- イタリアンドレッシングの材料。アンチョビとおろしにんにくは潰し白ワインビネガー、塩、砂糖、黒こしょう、オリーブオイルを全て合わせ混ぜる。
- サラダの材料を器に盛り付け、お好みでイタリアンドレッシングをかけてください。
イタリアンパセリとにんじんのハニーレモンサラダ
- イタリアンパセリ、ひとつかみ
- にんじん、1本
- イタリアンドレッシング、大さじ2~3
- クレイジーソルト、少量
- 粉チーズ、適量
- にんじんは千切り、イタリアンパセリは食べやすい大きさに切り水にさらす。
- 野菜の水を切り、盛り付ける。
- イタリアンドレッシングとクレイジーソルト、粉チーズをかけて完成です。冷やしてから食べるとより美味しくなります。またお好みでリコッタチーズやモツッァレラチーズにしても楽しめます。
イタリアンパセリと鶏肉のトマトクリームパスタ
- パスタ、160g
- 鶏モモ肉、1/2枚
- まいたけ、60g
- 玉ねぎ、1/4個
- トマトホール缶、1/2缶(200g)
- 水、1/2カップ
- 砂糖、小さじ1/2
- 生クリーム、1/2カップ
- 粉チーズ、大さじ1
- 塩、少々
- こじょう、少々
- サラダ油、大さじ1/2
- イタリアンパセリ、お好み
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、塩を加える。
- 鶏モモ肉は一口大に切り、まいたけは小房に分け、玉ねぎはみじん切りにする。
- ホールトマト缶は事前に潰しておく。
- フライパンにサラダ油を入れて鶏モモ肉を炒める。色が変わってきたら玉ねぎを入れてしんなりするまで炒める。続けてまいたけ、トマト缶の順で炒めていく。
- 湯を沸かした鍋にパスタを入れて、表示時間の1分前までゆでる。
- フライパンで炒めた具材に、生クリームと粉チーズを加えて混ぜる。
- 器に盛りつけて、最後にイタリアンパセリをのせれば完成です。
イタリアンパセリの栄養と効能
鉄分
日本人女性に不足しがちな鉄分がイタリアンパセリには豊富に含まれています。ミネラルの一種でもある鉄分は、主に血液中に80%存在しています。鉄分が多く含まれる食品の代表をしてレバーなどがありますが、イタリアンパセリにも沢山含まれています。残念ながら今の現代人には鉄分が不足しているといわれています。
鉄分の主な効果は4つです。①体中に酸素を送る、②骨やや皮膚、粘膜の代謝、③貧血の予防と改善、④血液中の酸素を筋肉に取り入れることです。体内でエネルギーを作るには酸素が不可欠です。体内の酸素が不足するとめまいや頭痛、倦怠感を引き起こします。このように鉄分は人間にとって大切な栄養のひとつなのです。イタリアンパセリには鉄分が多く含まれており、レバーなどより手軽に食べることができます。
クロロフィル
クロロフィルの特徴は、CMや雑誌などで耳にすることはありますが、実際どのような効能があるの詳しくわかりません。別名「葉緑素」とも呼ばれており、植物に含まれる緑色の物質のことです。主な効能は高いデトックス効果や美容や健康にも良い効果があります。不規則な生活によりドロドロになった血液をサラサラに変えてくれ、血中コレステロールも排出するため動脈硬化の予防にも発揮します。
クロロフィルは綺麗な血液を作る働きもします。人間は呼吸をした酸素でたくさんのエネルギーを作り出しています。鉄分はヘモグロビンの一部となり酸素を運ぶ手伝いをしたり、酸素の一部を受け取ったりしています。このような大きな働きをしている鉄分が不足すると、めまいや動機などの症状がでます。また鉄分を多く摂取すれば、美肌を作るアンチエイジングの効能もあるのです。
βカロテン
βカロテンには女性に嬉しい栄養や効能が沢山あります。βカロテンには体内でビタミンAに変換する働きがり、皮膚や粘膜を丈夫にし免疫力を上げたり、アンチエイジング効果やがん予防など健康を保つうえで大切な働きをします。イタリアンパセリのような緑黄色野菜は体を錆びつかせない抗酸化にとても優れた栄養があるのです。
抗酸化を知るうえで活性酸素の役割だ大切になります。人間は酸素を吸っていきていますが、この酸素の一部が活性酸素へ変化します。この活性酸素は非常に錆びつきやすい物質でもありこの錆が蓄積されると体の衰えとなり変化していきます。活性酸素が増えれば抗酸化の負担も増えてしまいます。ここで活性酸素を減らす働きがあるβカロテンの効能が役に立つのです。
ビタミンC
人間の体は残念ながらビタミンを作り出すことができません。そのため外から摂取する必要があります。ビタミンCには老化を遅らせる効能があります。これは実験結果で分かったことですが、ビタミンCの不足により大きな病気になることはなかったものの、体重の減少や萎縮など臓器の老衰が起きていたことが判明しました。このようビタミンCが不足すると老化関連に疾患が起きてしまうのです。
化粧品や美白などのCMでもビタミンCの役割はよく耳にすることがありますが、どの位の効果があるのでしょうか?ビタミンCはシミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑える効能や肌に弾力を与えるコラーゲンとも密接な関わりがあります。また病気などのストレスへの抵抗力も高めてくれます。しかし水溶性ビタミンでもあるビタミンCは蓄積することができないため、常に摂取しなくてはいけない栄養です。
殺菌効果
殺菌効果の特徴とは、読んで字のごとく病原性や有害性のあるウィルスなどの微生物を死滅させる効能のことです。このビタミンCには殺菌効果が高いといわれています。たとえば夏場などのおべんとうは気温の上昇とともに細菌が増殖していき、食中毒の原因にもなりかねます。そんな時にイタリアンパセリの殺菌効果の高い食材が入っていれば防ぐこともできます。
イタリアンパセリの特徴とは?
味
パクチーに似ているとよくいわれていますがパクチーほど味にクセはありません。イタリアンパセリの使い方は通常のパセリより苦味もすくなく香りも爽やかで色々な料理に何でもよく合います。使い方も生はもちろん火を通したレシピ料理でも利用できる万能野菜です。栄養も豊富で彩りや葉の形が可愛らしいこともあり、料理に添えられることもよくあります。味も美味しく使いやすく食材なので是非利用してみてください。
ハーブの香り
イタリアンパセリを含むハーブの特徴は主に料理の香りつけや保存料、また防虫などに利用されています。ハーブと聞くと特徴的な香りがあり、食べ物はもちろんハーブティーやアロマテラピー、化粧品など様々な分野で広く使用しています。そんなハーブは100種類以上もあるといわれそれぞれに個性的な香りがあります。
イタリアンパセリの香りは、縮れたパセリより香りは強いもののとても良い香りがします。使い方もどんな料理にも合わせやすいのが特徴です。イタリアンパセリはどんなレシピでもよく合いメインのサラダから、白身魚やお肉などと一緒に食べても美味しくなります。使い方を問わないのも人気の秘密なのでしょうか?
イタリアンパセリの育て方
苗から育てる
美味しく食べれるイタリアンパセリの特徴は香りも良く見た目のグリーンが美しいハーブで、ガーデニングでも人気があります。イタリアンパセリは2年草のハーブです。2年草とは種を蒔いて翌年に花を咲かせるサイクルの植物です。イタリアンパセリはホームセンターなどで早い店舗だと3月位から販売し始めます。イタリアンパセリの植え付け時期は4~7月位がベストな時期です。
出典: https://horti.jp
イタリアンパセリを育てるための環境は、水はけがよく日当たりも大切です。直射日光が当たりすぎても日陰でもダメなので場所の選び方は肝心です。特に乾燥に弱い植物ため、真夏の直射日光に当たるとすぐに枯れてしまいます。柔らかい葉な育てるには、半日日陰か葉や早摘みがおすすめです。また苗を植える2週間位前に土壌の手入れをしておくと元気に育ちます。
イタリアンパセリは、直に植えてもプランターのどちらでも育てられます。プランターの場合は、プランターの上から3㎝下まで土を入れてください。3cm空ける理由は水やりした時にこぼれないようにするためです。お庭やプランター、またはキッチンの窓ぎわなどでも育てることができます。
水やりと日当たり
イタリアンパセリの水やりは土壌の表面が乾いたらたっぷりあげてください。キッチンなど室内で育てる場合は、乾燥しずらいので表面をきちんとチェックしてからあげるようにしてください。あまら水をやりすぎると根腐れしてしまいます。葉っぱが成長するにつれ枯れてしまう葉もあります。枯れ葉は風通しも悪くなり他の葉への悪影響になるので取り除いてください。
プランターで育てる場合は、途中で肥料を追加するとイタリアンパセリの成長が良くなり美味しく育ちます。肥料の種類は置き肥と液体肥料があります。初心者の人には固形肥料か液体肥料を選ぶと良いでしょう。固形は1つのプランターに2個位、液体は2~3週間で1回程度を目安にあげてください。
収穫時期
待ちに待った収穫です。実のなるトマトのような野菜ではなく、イタリアンパセリは葉を食べる野菜なので葉っぱがきちんと成長していればいつでも収穫ができます。収穫するタイミングは成長具合によりますが、収穫する場合は常に7~8枚ほどの葉を残しておけば、新たに葉っぱが成長してきます。
収穫方法は、根元の茎だけを少し残してはさみど切り取ります。手で収穫すると根から抜けてしまうので、はさみなどを使うようにしてください。イタリアンパセリは内側の葉っぱは柔らかく外側は硬い傾向にあるため、外側の葉っぱが硬くならないうちに収穫するとよいでしょう。また、水やりが少な過ぎても硬くなってしまいます。
イタリアンパセリを育てていると、途中で小さな可愛らしい花を咲かせることがあります。花は育てている環境により時期はまちまちです。花は大切な葉っぱの栄養を取られてしまうため、長く葉を楽しみたい場合は切り取った方がよいでしょう。ただし種を収穫する場合は放置する方法もあります。
イタリアンパセリは栄養満点で使い方も色々!
いかがでしたか?イタリアンパセリには豊富な栄養と豊かな香り、また色々な方法でレシピ料理に利用することができる万能な野菜です。しかも自宅で簡単に育てることもできるため、シーズンにはたくさんのイタリアンパセリを楽しむこともできます。自分で育てたイタリアンパセリだと美味しさも倍増します。そんな色鮮やかなイタリアンパセリを是非味わってみてください。