マヨネーズの正しい保存方法まとめ!開封前/開封後や賞味期限は?
マヨネーズの保存方法はどのように行っているでしょうか?マヨネーズは、開封前と開封後で保存方法も多少なりとも変わってくるといわれています。また、常温での保存も可能とされているマヨネーズですが、保存の際には注意点も挙げられます。開封後の冷蔵庫での保存にもポイントが存在するので、今後のマヨネーズの保存のためにも参考にしてみてはいかがでしょうか?また、合わせてマヨネーズの賞味期限についても紹介していきましょう。
目次
マヨネーズを正しく保存しよう!
マヨネーズは日々の食卓には欠かせない調味料として、常備している家庭も多いことでしょう。そんなマヨネーズですが、正しい保存方法を知っていますか?開封前や開封後で、マヨネーズの保存方法では気を付けるポイントがいくつか出てきます。
今回は、そんなマヨネーズの正しい保存方法を知って、安心安全に食卓にマヨネーズを出せるようにしていきましょう。開封前、開封後で保存方法の違いなどにも注目です。
マヨネーズの開封前の保存方法
マヨネーズには卵が使用されていることから、常温の保存はきかないと思われている方も多いです。ですが、スーパーなどで販売されているマヨネーズは常温で販売がされているのを見たことがある方も多くいることでしょう。
では、開封前のマヨネーズはなぜ常温での保存が可能なのかを、紐解いていきましょう。開封前のマヨネーズには常温保存のできるポイントが存在しています。
常温保存できる理由
マヨネーズには卵が原料として使用されています。そのため、常温での保存は危険ではないか?という声も挙がっているのも現状です。ですが、常温保存できるのには理由があり、それは卵と同様に原料にあるのです。
主成分には、腐らない油、殺菌作用が期待できる酢、細菌の繁殖を防ぐ塩が使用されています。そのことから、卵を使用しているマヨネーズは常温での保存が可能となっているのです。また、殺菌能力が高いため腐りにくい調味料としても有名です。
ポイントはJAS規格
半固体状ドレッシングのうち、卵黄又は全卵を使用し、かつ、食用植物油脂、食酢若しくはかんきつ類の果汁、卵黄、卵白、たん白加水分解物、食塩、砂糖類、はちみつ、香辛料、調味料(アミノ酸等)及び香辛料抽出物以外の原材料を使用していないものであつて、原材料に占める食用植物油脂の重量の割合が65%以上のものをいう
農林水産省が定めているJAS規格は、成分や性能などを保証するものになっています。マヨネーズにもこのJAS規格が定められており、必ず入っていなければならない原料などが定められているのです。
マヨネーズは、卵の規定が厳しいものになっており卵黄か全卵を使用していない場合は日本ではマヨネーズと認められません。
日本で製造されているマヨネーズはこのJAS規格を満たしているものには、パッケージなどにJASマークが付いているため、選ぶ際の基準にしてもいいでしょう。また、海外でマヨネーズとして販売のされているものが輸入され、JAS規格に元図いていない場合は「半固体状ドレッシング」として販売がされています。
過去には事件も
過去にJAS規格に基づいていないとして、長きに渡りマヨネーズを販売していた業者が製品をマヨネーズと名乗れなくなったという事件も発生しました。そのマヨネーズには、JAS規格の規約から外れた蜂蜜が使用されていたためです。
ですが、その後その業者のマヨネーズを支持する人からの署名が集まり、現在では蜂蜜を使用したマヨネーズがJAS規格で許可され販売が再開されたといいます。
目安の保存期間
開封前のマヨネーズは、基本的には賞味期限を守るのが適切といえるでしょう。また、開封前の保存状態にも目安が変わってきます。マヨネーズは油を含んでいることもあり、常温での保存であっても直射日光の当たる場所で保管を行っていた場合は分離する恐れがあります。
保存期間は、賞味期限を目安にすることが一番ですが、開封前の保存方法にも注意することが先決であるといえるでしょう。
開封後より酸化しにくい
開封前のマヨネーズは、開封後に比べると酸化しにくい傾向にあります。それは、空気が触れていないことが大きく関係しています。
開封前であっても、賞味期限を守っていない、保存状況が悪い場合には酸化する恐れが予測できるため注意しましょう。
マヨネーズの開封後の保存方法
開封前のマヨネーズの保存方法と合わせて知ってほしいのが、開封後の保存方法です。消費量も多いマヨネーズは、開封後にたくさん使用することも多いため、開封後についても知っておきましょう。
常温保存できる?
開封後のマヨネーズは、常温での保存はできないと思っている方も多いことでしょう。ですが、実は開封後のマヨネーズも常温での保存が可能です。開封後のマヨネーズを常温で保存する場合には、開封前以上に注意点があるため、そちらは必ず守るようにすることが大切です。
また、開封後は常温での保存も可能ですが、出来る限り冷蔵保存をおすすめします。家などでは、冷蔵保存を行うようにしましょう。
分離に注意
開封後は、空気に触れる部分が開封前に比べると多くなります。使用する際にも、多くを使用せずに調味料として使用することも多いでしょう。そのため、酸化が速いという注意点があります。
酸化が速いこと、それに伴いマヨネーズ内の原料が分離する恐れもあります。分離するだけ?と思う方も居ることでしょう。原料が分離することによって引き起こされるのが、腐りやすくなるということです。
マヨネーズは、油や酢などが交わうことで殺菌効果などを発揮します。そのため、分離することでそれぞれの働きの効果を得ることができず、腐りやすい傾向に陥るのです。
冷蔵保存は野菜室がおすすめ
マヨネーズは開封前も開封後も、常温での保存が可能なことが分かりましたが、できる限り冷蔵での保存が好ましいとされています。自宅の冷蔵庫に保存している方も多いことでしょう。
マヨネーズは、高温にも低温にも弱いとされている調味料です。冷暗所での保存が一番好ましいとされていますが、多くの人はすぐに使うことのできる冷蔵庫に保管していることでしょう。
そんな冷蔵庫の中でも野菜室は冷気が当たらずに、温度が下がりすぎない特徴を持っているためマヨネーズには最適なのです。
マヨネーズの常温保存について
マヨネーズが、開封前も開封後も常温保存が可能なことが分かったところで、常温保存について詳しく見ていきましょう。
マヨラーは常温で持ち運ぶ
マヨラーと呼ばれる、マヨネーズをこよなく愛している人達を指す愛称があります。マヨネーズを常に持ち歩き、さまざまな料理にマヨネーズをかける人達も現在では増えているといいます。このような言葉ができるほど、愛されている調味料なのです。
そんなマヨラーの方は、基本的にマヨネーズを常温で常備しています。常温でも保存できる調味料であるため、普通に食べることができますが、夏場での持ち歩きには注意が必要です。
30度を超える空間に長い時間置いたマヨネーズは、分離する可能性が否めません。そのため、夏場の暑くなる時期は、高温になり腐りやすくなる傾向があるので注意しましょう。
「常温」とは何度?
ここで疑問になるのが、常温とは何度から何度を示すのかという所でしょう。常温は、日本工業規格で定められている事項として外気温を超えない温度です。
そのため15~25度を常温として設定しています。季節によって常温の基準が変わってきますが、基本的には20度前後を目安にするのをおすすめします。
目安の保存期間
ママか居なくなったからチクるけど
— hitomi@ (@m1a3k5i7t9a) February 14, 2019
ストックは駄目だよ やっと開封したマヨネーズ
勘弁して欲しい pic.twitter.com/il1EXyFrAa
常温での保存期間は、開封前でも紹介したようにやはり一番は賞味期限を気にすることが先決といえるでしょう。
開封前であれば、容器内のマヨネーズが分離していないか、開封をした時点で酸味の強い匂いはしないかが重要なポイントです。
開封後であれば、開封してからどれくらいの時間が経っているのか、開封前と同様に分離していないか、味や匂いに変化はないかを見定めましょう。
殺菌成分がある
マヨネーズには、殺菌成分がある酢が含まれており、その他の原料にも腐りにくくする原料が多く入っています。分離をしていないようであれば、殺菌成分が通常通り働いているため、比較的安心して食べ進めることができるでしょう。
マヨネーズの賞味期限
マヨネーズの保存に欠かせないのが、賞味期限です。マヨネーズは一度に大量に使用することが少ないため、賞味期限を気にする必要も出てくることでしょう。開封前、開封後のマヨネーズの賞味期限は一体どれくらいの期間なのでしょうか?
開封前
Walmartでキューピーマヨネーズが買えるのは嬉しい。しかもちょっとお安い。 pic.twitter.com/A3udtB3QYZ
— Kazunana (@Fritomaniagirl) November 25, 2019
市販のマヨネーズの開封前の賞味期限は、平均で約10ヵ月といわれています。ボトル入りであったり、瓶入りであったり、容器や内容量の違いで前後1~2ヵ月の差は生まれるとしています。
開封後
最近のマヨネーズって、小さい穴3つもあいてるの!?
— SUMI (@sumi_su__min) November 30, 2019
おばさんビックリ! pic.twitter.com/M2xS5m8vZn
開封を行ったマヨネーズは賞味期限が急激に短くなるといわれています。そのため、冷蔵保存の場合でも1ヵ月以内には食べきるのが良いとされています。
1ヵ月以上使用していても、分離などに問題がなければ使用は可能ですが開封することにより風味などは日に日に劣っていくということは、覚えておきましょう。
手作りマヨネーズは?
手作りのされたマヨネーズの場合は、原料が個々で変わってきます。市販のものは、研究などが積み重ねられていることもあり、期限が長く設けられていますが手作りの場合は1~7日を目安に消費するのが望ましいでしょう。
マヨネーズの賞味期限切れはいつまで食べられる?
マヨネーズは開封前であれば賞味期限が長いから、とストックを多めに購入してしまったり、開封後では使いきれずに気付けば1ヵ月以上使っている家庭も多いことでしょう。マヨネーズは、賞味期限が切れてしまっても食べることはできるのでしょうか?
あくまで賞味期限
市販のマヨネーズに記載されている期限の多くは、賞味期限になります。賞味期限と同様に、世間に知れ渡っているのが消費期限でしょう。マヨネーズに記載されているのは賞味期限であることを理解しておきましょう。
賞味期限は、物に対して美味しく食べることのできる期限です。多くは、傷みにくい食品に記載されていることが多いとされています。
消費期限は、物に対して安全に食べることのできる期限となります。比較的傷みやすい生ものなどに明記されていることが多く、消費期限を超えたら食べないのが良いとされています。
開封前
開封前のマヨネーズであれば、分離が確認できない程度なら賞味期限が過ぎていても食べることができるでしょう。ですが、開封をしてからは早めに使用するのが良いとされています。
賞味期限が過ぎたマヨネーズは、酸化しやすくなっている可能性も考えられるため、食べられるが早めの消費を心がけましょう。
開封後
開封後であっても、賞味期限が切れたマヨネーズは酸化はすぐには起きません。そのため、早めに使い切ることが大切ですが、賞味期限が切れたからといってすぐに捨てるのも勿体ないといわれています。
仮に、開封していて尚且つ分離が始まっているようであれば、腐るのも時間の問題になってくるため破棄するのが好ましいでしょう。
マヨネーズは適切に保存すれば長持ち!
マヨネーズは、適切な保存方法を守ることで美味しく食べられる調味料です。日本の食卓に今や欠かすことのできないマヨネーズは、賞味期限を把握し尚且つその上で保存方法も適切に行うようにしましょう。