料理酒のカロリーはどのくらい?気になる糖質や成分も紹介!

料理酒のカロリーを気にしたことがありますか?実は、思っている以上に糖質が含まれていてカロリーが高いのです。料理酒は酒と食塩で作られていますが、どのような栄養成分が含まれているかは案外知られていません。今回は、料理をするときに味の決め手となる料理酒の気になるカロリーや糖質を検証して、どのくらいの栄養が含まれているか紹介します。また、料理酒を選ぶポイントも合わせて考えていきたいと思います。

料理酒のカロリーはどのくらい?気になる糖質や成分も紹介!のイメージ

目次

  1. 1料理酒はカロリーが高い?
  2. 2料理酒の気になる糖質は?
  3. 3料理酒に含まれる栄養やその他の成分
  4. 4料理酒を選ぶときのポイント
  5. 5料理酒はカロリーを確認して適量を心がけよう!

料理酒はカロリーが高い?

料理酒は酒に食塩を加えたもの

一般的に料理酒と言うのは、料理に使用される日本酒の総称をいいます。そして、お酒に食塩を添加してそのままでは飲めないような処置を施さなければいけません。もちろん、食塩をお酒に加えるので、そのまま飲むと塩辛くまずい味になります。それによって酒税法上の酒類には該当しなくなり、酒税の課税対象から外れ、酒税販売免許の持たない商店でも安く販売できます。

また、みりんは課税対象になります。なぜなら照りを良くする、風味が増すなどの調味効果が増す醸造方法の調整によって、うまみ成分を後から添加したからです。料理酒というのは、アルコール度数に応じて酢や食塩を基準に沿って添加されなければいけません。

気になるカロリー

そこで、料理酒の気になるカロリーを検証してみましょう。販売しているメーカーによってカロリーは若干の違いはありますが、だいたい100g当たり80~100kcalと言われています。料理酒と同じような過程で使われるみりんは100g当たり200~240kcalなので、それほど高いカロリーではないことがわかりました。みりんのカロリーが高いのは、糖質が入っているからなので気を付けなければいけません。

そこで、みりんの代わりに料理酒が代用できないか調べてみました。料理酒は魚や肉などの臭みを消すために有効な調味料です。みりんは、煮物や汁物の甘味を強くしたいときに使用する調味料です。この二つの点を考えると使用用途は違い、料理によっては両方使う時もあります。ただ、料理酒に砂糖を加えるとみりんに近い風味を作り出すことが出来ます。

日本酒とどちらが高カロリー?

料理酒はお酒に食塩を添加したものですが、日本酒とカロリーを比べてみました。普通酒のカロリーは100g当たり約109kcal、吟醸酒のカロリーは100g当たり約104kcalと意外に料理酒の方がカロリーが低いです。食塩や添加物が入っているのに、なぜカロリーが高くないかと言うと、料理酒の基準のアルコール度数が低いのでカロリーに関係しているのではないかと思います。

今度は日本酒が料理酒に代用できるか調べてみました。日本酒を料理に使う人は沢山いると思います。料理酒には塩分や添加物が入っているため、料理酒を避ける人も少なくありません。しかし、考え方によっては料理酒を使うだけで、他の調味料が必要ないとも言えます。また課税対象から外れるため、安いということも利点のひとつです。料理によって日本酒と料理酒を使い分けてもいいかもしれません。

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料理酒の気になる糖質は?

糖質は若干高め

糖質とは甘いものだけではなく、炭水化物から食物繊維を取り除いた「エネルギーの元」となるものを指します。料理酒は調味料の中でも糖質が高めだと言われています。料理酒は大さじ1当たり糖質は2.5gです。他の調味料と比べるとしょう油は1.4~1.8g、マヨネーズは大さじ1当たり糖質は0.2gとかなり低いです。

もちろんみりんは糖質が高く大さじ1当たり糖質は6.5~8.2gです。味噌も大さじ1当たり糖質は3.1~5.8gと高いので、味噌も選ぶときはカロリーも考えなくてはいけません。しかし料理酒は、料理方法や素材によっては大量に使うことがあるので、使う分量によってはみりんや味噌とカロリーが変わらない場合があるので注意してください。

糖質はゼロがある!?

糖質制限ダイエットやボカロ食など、糖質を気にした料理が多くなってきていますが、その波が調味料にまで波及してきました。タカラの「料理のための清酒糖質ゼロ」糖質の他に塩分もゼロの清酒になります。原材料は国産米100%、うまみ成分もアップさせた商品になります。値段は1.8Lパックで700円前後とそれほど高くはありません。カロリーを気にする人にはおすすめの商品です。

また、「月桂冠糖質ゼロ」と言う商品も糖分、塩分ともにゼロです。これは旨味を残しながら糖質をカットした清酒になります。糖質を分解して酵母に消化することによって、キレのあるさっぱりとした風味や味わいをのこします。さつまいもやじゃがいもを料理するときは、糖質ゼロの料理酒を使うことによって、余計な糖分や塩分を摂取することを避けることが出来ます。値段は1.8Lで1000円前後と清酒なので少し値段が高いです。

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料理酒に含まれる栄養やその他の成分

三大栄養素の量は?

三大栄養素とは体を作る材料の「タンパク質」、エネルギー源の「糖質」、体の仕組みを維持する「脂質」から成り立っています。料理酒の成分を見てみると、タンパク質は約0.2g~0.6g糖質は炭水化物で約4.7g~6.4g脂質は入っていません。栄養成分の量はメーカーや醸造方法によって違いがでますが、100mlあたりの量になります。

料理酒は炭水化物が若干多いのでカロリーを気にする人も多いと思いますが、基本的に栄養価はほとんどありません。料理酒に求めることは、料理のコクを高める風味を増す、魚や肉などの雑味を消す役割として考えるのが一番だと思います。

他に何が含まれている?

他には、食塩の元となるナトリウムはもちろん入っていますが、料理の照りを良くしたり、うまみ成分を引き出すために、各メーカーによって入っている成分は違います。例えば、水あめ、米こうじ、クエン酸、ブドウ糖果糖液糖、酸味料、アルコール、有機米などなど実は添加物がかなり入っているのです。もし、栄養を気にしてる方は、購入する前に原材料を確かめることをおすすめします。

料理酒を選ぶときのポイント

含まれている添加物をチェックする

料理酒には先ほど記述したように、添加物が多く入っているものもあります。添加物が多く入っているとカロリーも高くなり、せっかく栄養価の高い素材を使った料理をしても意味がありません。ポイントとしては、スーパーの調味料コーナーではなく、お酒ののコーナーで料理酒を選んでください。

お酒コーナーで売られている料理酒は、食塩などの添加物が含まれていません。国産米を使っている料理酒も多くあり、お酒に近いですが、カロリーも高いわけではないので、使いやすいと思います。また、調味料コーナーでも「無添加」「食塩不使用」などの表示がされている料理酒も沢山あるので、チェックしてみてください。

使い切れる内容量で選ぶ

どんなに料理酒が安いからと言って大容量のものを購入すると、すぐ賞味期限が切れてしまいます。一般的に料理酒の賞味期限は未開封で約1年~1年半開封後は約2か月と言われています。ただ、開封後賞味期限が多少過ぎても風味などはあまり変わりありません。大幅に過ぎた場合は色や匂いが変わってしまうので、使うのはやめましょう。

それよりも保存の仕方によって風味が失われることがあります。料理酒は直射日光の当たらない冷所保存が基本です。紫外線があたったり湿度が高い場所で保存をすると風味が消え、賞味期限内でも変色する可能性があります。どうしても湿度が高い場所でしか保存が出来ない時は、2か月くらいで使いきれる内容量のパッケージを選んでください。

原材料をチェックする

原材料をチェックしたとき、何が入っているかわからないような材料があると思います。その一つに「醸造用アルコール」と表示されている料理酒がありますが、これは食用に用いられるアルコールのことを言います。主にサトウキビを原料としたお酒でフルーティーな香りとカビや雑菌を防ぐために入れられています。

また「ぶどう糖果糖液糖」が入っている料理酒もあります。これは、とうもろこしのでんぷんから作られる甘味料のことを言います。いわゆる、甘さを調整している添加物なんです。砂糖やみずあめよりもコストがかからないので、これを使用している調味料が多いのが現実です。しかし、糖分なので、ダイエットしている人には不向きな原材料なので、必ずチェックしてください。

料理酒はカロリーを確認して適量を心がけよう!

ひと言で言っても料理酒は様々な種類があります。食塩が入っていたり、添加物が多いとカロリーが高いので、料理をする際余計な塩分や糖分を入れる可能性があります。料理にコクを出したり照りを良くするには、余計に塩分は必要ないと思います。料理酒を使用するときは、清酒と比べてみるのも良いかもしれません。たかが調味料とは言わず、購入するときは裏面の原材料チェックすることを心掛けてくださいね!

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