ロッサビアンコはイタリア産の西洋ナス!レシピと食べ方5選!

ロッサビアンコを知っていますか?どうやらイタリア語のような響きですが、何者なのかは分かりません。実はこれは、イタリアの西洋ナスです。白と紫がきれいなコントラストをなした、見た目ばかりではなくクリーミーな美味しいナスなのです。そのロッサビアンコについて詳しく探ってみました。姿、形、栄養や栽培方法にいたるまで、あるいは美味と言われるロッサビアンコの食べ方やレシピなども併せてすべて紹介します。

ロッサビアンコはイタリア産の西洋ナス!レシピと食べ方5選!のイメージ

目次

  1. 1ロッサビアンコとは何?
  2. 2ロッサビアンコは日本でも栽培できる
  3. 3ロッサビアンコのおすすめレシピと食べ方5選
  4. 4ロッサビアンコの美しい色を保つコツ
  5. 5ロッサビアンコでホームパーティの料理をおしゃれに演出しよう!

ロッサビアンコとは何?

イタリア産の西洋ナス

ロッサビアンコとは何?かを説明します。イタリア産の西洋ナスです。見た目は真ん丸な形で、色合いは白と紫色が上品に織り交じっていて、艶やかな肌をしています。どことなく、日本の水ナスに似てなくもないです。このロッサビアンコは、見た目ばかりでなく柔らかくクリーミーな果肉がたいへん美味でもあります。シンプルに蒸し焼きにするだけで、十分に旨味を堪能できるイタリア生まれの西洋ナスです。

名前の意味は赤白

ロッサビアンコとは、イタリア語のロッソ(赤)とビアンコ(白)から来ているようです。ロッソやビアンコは単に色を表しているだけではなく、連想させるさまざまなものを指していることが多い言葉です。たとえばトマトソースもロッソと言い表します。また、ビアンコは塩味やオイル系、クリーム系のソースを表してもいます。ロッソとビアンコはパスタだけでなく、ピザやワインにも違いを示す言葉として使われています。

クリーミーでとろける食感

西洋ナスのロッサビアンコは、ナスとは思えないほどの味と食感を備えています。シンプルな料理で美味しいというのは、その食材が自身が旨いことを示しています。ロッサビアンコは2cmほどの厚さの輪切りにして、オリーブオイルで焼き上げるだけで、ナスの果肉がトロトロに焼き上がって、そのクリーミーな食感がたまりません。熱々のロッサビアンコを頬張れば、これがイタリアのロッサビアンコと理解できるはずです。

栄養は?

イタリア産のロッサビアンコの栄養素にはナス特有のナスニンが含まれています。栄養素のナスニンは、ポリフェノールの一種、アントシアニン系の色素で、強い抗酸化力があり、コレステロールの吸収を妨げる栄養効果もあります。ただ、ロッサビアンコの全体の93%は水分であって、ほとんどの栄養素を含んではいますが、カリウムをのぞけば際立って高い栄養素は見られません。栄養価が豊富とは言い難いです。

ロッサビアンコは日本でも栽培できる

種はネットで買える

ロッサビアンコは現在のところ、日本の食料品店でふつうに見かける野菜ではありません。したがって、製品野菜として入手するのは容易ではありません。ただ、栽培はそれほど厄介なものではないようなので、Amazonや楽天などのネットで種子を購入して栽培することは可能です。1袋20粒入りで540円になります。家庭菜園に興味のある方は、自分で栽培するのもおすすめです。

プランターでも栽培できる

西洋ナスのロッサビアンコはプランターでも栽培できます。通販で入手した種を播き時期である2~5月にポットで播き、発芽適温である25~30℃を維持して、発芽まで乾燥しないように注意します。夜間の温度管理には特に注意をします。定植前2週間にプランターへ苦土石灰や配合飼料、堆肥などをすき込んでおきます。畝はできるだけ高く立てておきます。本場が7~8枚の頃に植えつけます。株間は50cmが望ましいです。

追肥は月に1~2回施します。一番果は早めに収穫します。うまく育った場合には、球形の実が500gくらいの大きさになります。

500g程度の大きな球形

ロッサビアンコは、うまく栽培できた場合には白と紫の色が入り混じった、艶やかできれいな実がなります。大きさも500gもある球形の、美味しい果肉となっています。イタリアの西洋ナス、ロッサビアンコが、自宅のプランターで大きく成り下がった光景は、味とともに感動ものとなります。

ロッサビアンコのおすすめレシピと食べ方5選

シンプルだけど相性抜群「ロッサビアンコのチーズ焼き」

ロッサビアンコの定番の食べ方といってもよい、一番はシンプルだけど相性抜群の「ロッサビアンコのチーズ焼き」おすすめのレシピです。クリーミーさがたまりません。

  • ロッサビアンコ(2cm厚さ)3切れ
  • 溶けるチーズ適量
  • 輪切りのトマト3枚
  • パプリカ(黄色と赤色の千切り)少々
  • バジル3枚
  • オリーブオイル大さじ1

  1. フライパンにオリーブオイルを熱して、ロッサビアンコをソテーします。
  2. チーズをのせて、トマトを重ね、パプリカとバジルを並べたら蓋をして蒸し焼きにします。
  3. 全体に火が入ったら完成です。

体が温まる「長芋とロッサビアンコのトマトグラタン」

ロッサビアンコの二番目の食べ方は、クリーミーで体が温まるおすすめの「長芋とロッサビアンコのトマトグラタン」のレシピになります。

  • ロッサビアンコ1/2個
  • 長芋適量
  • カットトマト200g
  • 鷹の爪少々
  • みじん切りニンニク1かけ
  • ケチャップ大さじ1
  • スライスチーズ2枚

  1. 食べやすい大きさに切った長芋とロッサビアンコを電子レンジで加熱して柔らかくしておきます。
  2. フライパンに油を熱してニンニクと鷹の爪を炒めて香りを出します。カットトマトを加えて煮詰めます。
  3. ココット皿に長芋とロッサビアンコを入れて、トマトソースを加えます。チーズを載せたらオーブンで焼き上げます。

豪華なサラダ「干しロッサビアンコとズッキーニのグリルサラダ」

ロッサビアンコの3番目の食べ方は、豪華なサラダ「干しロッサビアンコとズッキーニのグリルサラダ」のレシピになります。材料はすべて好みの適量でどうぞ。

  • (1)ロッサビアンカ・ズッキーニ
  • (2)プチトマト・バジル・塩コショウ・レモン汁・オリーブオイル
  • スプラウト・シェーブルチーズ

  1. (1)は、軽く塩をした後、半日ほど干します。
  2. (2)は、ボウルにすべてを合わせて1時間ほどおきます。
  3. (1)を、たっぷりオリーブオイルをひいたグリルでこんがりと焼き上げます。
  4. 皿にスプラウトをしいて、(1)を並べ(2)をすべて回し掛けてシェブルチーズを散らしたら完成です。

これも定番のステーキ「ロッサビアンコのステーキ」

4番目の食べ方になるロッサビアンコは、これも定番中の定番「ロッサビアンコのステーキ」のレシピになります。クリーミーさをストレートに味わってください。

  • ロッサビアンコ1個
  • 塩・コショウ各少々
  • 醤油大さじ1
  • ミリン小さじ1
  • 味噌小さじ1/2
  • 油適量

  1. ロッサビアンコは3等分の輪切りにして、両面に格子目の切れ込みを入れます。フライパンに油を熱してナスの両面をこんがりと焼き上げます。
  2. 塩・コショウをして、醤油・ミリン・味噌を混ぜ合わせたものを回し掛けてからませたら完成です。

ナスの定番である「揚げロッサビアンコととろナス」

5番目の食べ方は、ナス料理の定番である「揚げロッサビアンコととろナス」のレシピになります。揚げられた二つのナスの、トロトロのクリーミーさを味わうことができます。

  • ロッサビアンコ1個
  • とろナス1個
  • 塩適量
  • 揚げ油適量
  • 大根おろし適量

  1. 二つのナスはヘタを落として、8等分にします。皮目を下にして塩をふり、しばらくしたらふき取ります。
  2. 170℃の油にナスを入れ、途中180℃に温度を上げながら、全体に火が通るようにナスを時々沈めるおゆにしてこんがり揚げます。
  3. 油を良く切って、器に盛ったら大根おろしを添えます。

ロッサビアンコの美しい色を保つコツ

下処理の仕方

ナスは一般的にアクがあります。したがって、料理の前の下処理として、水に晒したりしてアクを抜くわけです。けれども、ロッサビアンコは日本の水ナスもそうですが、アクの少ない種類のナスになります。このアクの少なさがクリーミーな味につながっているのかもしれません。したがって、アク抜きのためだけならロッサビアンコを水に晒す必要はありません。

色止めのコツ

前章でナスのアクを抜くために水に晒すと言いましたが、水に晒す場合も真水よりも塩水で行うと、より短時間で行うことができます。塩水よりも、ナスに軽く塩をふってしばらく置いたら、サッとふき取る方法はさらに短時間で済みます。アクばかりでなく色止めの効果もあります。また、色止めのコツとしては、焼いたり煮たりする前に、油で揚げることも強力な色止め効果を持ちます。

油を色止めに使う時のコツ

ロッサビアンコを定番のステーキなどにソテーする際に、皮目の色が茶色く変色するのにツライい思いをします。最終的に焼いたり煮たりするレシピであっても、ロッサビアンコを途中に一度素揚げすることで、色止めが可能になります。揚げたロッサビアンコの皮目は、その後にステーキに仕上げても薄い紫色をとどめています。油を色止めに使う時のコツとして活かしてください。

ロッサビアンコでホームパーティの料理をおしゃれに演出しよう!

初めは聞きなれないロッサビアンコでしたが、詳しく調べてみたらようやく正体が見えました。イタリアの西洋ナスである、ロッソビアンコは美しい、美味しいナスでした。家庭のプランターで作る栽培方法も紹介しました。また、その美しい色を保つ方法や、その美味しい味をさらに美味しくするレシピなどを詳しく紹介してきました。イタリア産のナス、ロッサビアンコでホームパーティの料理をおしゃれに演出しよう!

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