2019年02月20日公開
2024年09月05日更新
玄米コーヒーの味や効能は?おすすめ人気6選と飲み方も紹介!
玄米コーヒーを飲んだことはありますか。栄養成分がたっぷりと含まれていながら、ノンカフェインのドリンクとして、美容や健康に気づかう人たちで人気の飲み物です。玄米コーヒーをまだ飲んだことがない人でも、味や飲み方、おすすめの玄米コーヒーの選び方をまとめています。ノンカフェインなので妊婦だけでなく、子どもから年配の方まで気軽に味わうことができ、健康成分によるダイエットやアンチエイジングといった効果や効能も調査しています。
玄米コーヒーとは?
玄米コーヒーの特徴
玄米コーヒーは、コーヒーと呼ばれていますが、コーヒー豆を使っていずにコーヒーではありません。玄米とコーヒーを混ぜたものでもなく、玄米を焙煎して黒く焼いたもので淹れるため、コーヒーのような色となり「玄米コーヒー」と呼ばれます。コーヒーと同じようにドリップして味わうものもあれば、お湯に溶かすだけの粉末タイプの玄米コーヒーもあります。好みによっては、砂糖やミルク、はちみつなどを加える飲み方もできます。
漢方では黒く焼いた玄米を「玄神(げんしん)」といって、便秘解消の効果や冷え性改善の効能をねらって飲用することもあるのが特徴です。玄米をゆっくりと時間をかけて黒くなるまで焙煎する黒焼きという方法で加工し、苦味はあるものの体に優しい効果効能も期待できる飲み物として古くからあるものが玄米コーヒーです。
玄米コーヒーの味
玄米コーヒーは、コーヒーの味を期待して飲むと少し違ったという人が多いです。コーヒーと同じような色とホットで飲むことでコーヒーに近いと感じる人もいます。麦茶のような香ばしさ、玄米の甘味をほのかに感じるも玄米コーヒーもあれば、玄米を強めに焙煎することで苦味を感じる玄米コーヒーもあります。お茶のように食事と合わせて飲むこともでき、ホットでもアイスでも味わうことができるのが玄米コーヒーです。
ノンカフェインで妊婦も飲める
玄米コーヒーには、カフェインは含まれていません。妊婦であっても安心して口にすることができ、ノンカフェインということで、眠る前に飲んでも睡眠への影響もありません。またノンカフェインなので、小さな子どもでも安心して飲むことができます。子育て中のママと子ども、妊娠中のママでも麦茶感覚で飲めるという手軽さが玄米コーヒーにはあります。ノンカフェインですが、栄養は高いので妊婦にもおすすめの飲料です。
玄米コーヒーの成分と効果効能
便秘解消効果
玄米に含まれている成分は、白米よりも食物繊維が多いことから玄米コーヒーには便秘解消効果が期待できます。玄米をそのまま食べるだけでも食物繊維がとれますが、玄米を黒くなるまで焙煎することで、食物繊維の成分が増えることが知られています。毎日玄米コーヒーを飲むことで、便通が良くなるということで、愛飲している人もいます。またノンカフェインなので、便秘予防のために、妊婦や子どもでも安心して飲み続けられます。
玄米を焙煎することで、玄米に炭のような小さな穴ができ、そこに腸内の毒素を吸着させて排出させるという効能も働きます。そのため、老廃物を吸着して排出してくれることで、腸内環境を健やかに整えてくれる効果が期待できます。ただ、玄米コーヒーは便秘解消のための即効性のある薬とは違うので、2週間ほど飲み続けるとその効果が実感されはじめ、一か月ほど飲み続けると便秘解消の効能が分かるともいわれています。
アンチエイジング効果
玄米は白米に比べて、カリウム、マグネシウム、ビタミンといった成分の含有量が多く、玄米コーヒーとなってもミネラルやビタミンEなどを摂ることができます。このビタミンEは、若返りのビタミンといわれることもあり、アンチエイジングの効果があります。また玄米そのものよりも、焙煎していることでポリフェノールの量も増えるので、体を若く保ってくれる効能もあります。
また玄米コーヒーには、抗酸化作用のあるフェルラ酸という成分が含まれています。細胞を若く保ってくれる効能だけでなく、脳神経を保護してくれるということで、認知症の予防といった効果も期待されているので、肌や体の細胞だけでなく、脳までも年齢よりも若く保ってくれる効能が玄米コーヒーにはあります。
ダイエット効果
玄米コーヒーには食物繊維が多いことで、便秘解消の効果が期待できるので、ダイエットにもつながります。食物繊維をたっぷりと含んだ成分なので、一般的なコーヒーよりも満腹感を得やすいという特徴があり、仕事や家事の合間に味わえば、空腹感を感じることを減らせて、ダイエットの敵になる間食を防ぐ効能もあります。また体を温める成分が働き、新陳代謝をよくしてくれるという面でも、ダイエットの効果にも期待できます。
玄米コーヒーの選び方
品質や産地をチェック
玄米コーヒーは、家庭でも玄米を炒って手作りすることもできるといった、手軽な飲み物であるがために、製造しているメーカーによっても、さまざまなものがあります。玄米コーヒーの選び方としては、先ず玄米の生産地を確認してください。せっかく体に良いものでも、農薬をたっぷりと使っている玄米から作られたものなら、ノンカフェインや健康成分というよりも以前に、妊婦や子どもには飲ませたくなく飲み過ぎも心配になります。
玄米コーヒーの選び方では、産地と合わせて、どのような焙煎をしているのかも選び方に加えてください。短時間で真っ黒くなるように焙煎しているものは、色はコーヒーのようであっても苦くて、飲みにくいものもあります。反対に苦味を抑えて薄い色のものは、ダイエットにも効果的な成分である食物繊維などがあまり多くないということもあります。選び方では、自分の口に合う味はもちろん、産地と製造方法を確認してください。
抽出タイプで選ぶ
玄米コーヒーの選び方では、淹れ方で選ぶことができます。コーヒーと同じようにドリップで淹れるもの、粉末、ティーバックタイプなどがあります。毎日飲むのであれば粉末タイプやティーバッグで手軽に、ドリップ式で抽出するものであれば、ある程度の苦みや濃さのコントロールを自分で淹れる時に調整できます。抽出方法も確認した上での選び方をすると、手間に感じることもなく飲み続けやすくなります。
おすすめの人気玄米コーヒー6選
ワンランク上のオーガニック「遠藤五一さんの無農薬玄米コーヒー」
山形県高畠町で米を作っている遠藤五一さんは、全国でも知られた美味しいお米の生産者です。その遠藤さんが育てたコシヒカリの玄米をじっくりと長時間かけて焙煎したものを、きめ細かな微粉末にした玄米コーヒーが「遠藤五一さんの無農薬玄米コーヒー」です。米作りの匠が手がける玄米を使っていて、オーガニックという点でも農薬成分がないので、妊婦でも安心して飲めるものになっています。
微粉末でお湯に溶けやすいだけでなく、牛乳などとも混ざりやすく、ダイエットにも活用できます。玄米茶のような香りがあり、優しい味わいは子どもでも飲みやすいものです。眠る前にお湯で溶かして飲むと、体をほんのりと温めてくれます。
国産の有機玄米を使用「有機玄米 珈琲感覚飲料 リカフェ」
国内産の有機玄米100%使っているおすすめ玄米コーヒーが「有機玄米 珈琲感覚飲料 リカフェ」です。蒸気をあてながら遠赤外線で焙煎することで、苦味をおさえつつ、優しい味わいの玄米コーヒーに仕上げています。微粉砕された粉末タイプで、2gずつパックになっているので携帯もしやすく、オフィスでも淹れやすくなっています。有機JAS認定品でもあり、妊婦はもちろん、子どもも一緒に安心して味わえる一品です。
粉末タイプで飲み方も簡単「ブラックジンガー 玄米香琲」
何種類か玄米コーヒーを発売しているブラックジンガーからは、通信販売で手に入れることができ、有機玄米を使用しているということで、「ブラックジンガー 玄米香琲」がおすすめです。自然農法で育てられる玄米を使用して、長時間焙煎することでポリフェノール成分を高めています。小さじ1杯を150ccのお湯や水で溶かす飲み方ですが、濃いめにしたり薄めにしたりといった調整もしやすくなっています。
黒豆を加えて飲みやすい「玄米コーヒー玄米物語」
大きめのティーバッグの玄米コーヒーでおすすめが、富士食品の「玄米コーヒー玄米物語」です。遠赤外線釜で国内産の有機栽培米を6~7時間かけて焙煎していて、一粒一粒の玄米の力を引き出すようにしています。1パックに、粗挽きの焙煎玄米が5g入っているので、カップだけでなく冷水ボトルに水1Lと1パックをいれて冷蔵庫で置くだけでも、手軽にアイス玄米コーヒーを味わうことができます。
老舗企業の安全コーヒー「小川生薬 玄米珈琲」
漢方を長年取扱い、妊婦や子どもはもちろん、ダイエットなどの健康のためにもおすすめなのが「小川生薬 玄米珈琲」です。国内産の有機玄米を使い、10時間かけて低温で焙煎することで、香ばしさと玄米のコクを味わえる玄米コーヒーに仕上げています。少しお湯で溶かしてから冷水を加えるという飲み方がおすすめで、ノンカフェインで安心だけでなく、飲み続けている人は肌の調子が良い、飲みやすいといった口コミも見られます。
出典: https://wowma.jp
お米の甘さを感じられる「信級玄米珈琲 ドリップの深煎り」
長野県長野市の山の中腹にある信級(のぶしな)地区で、こだわって育てられたお米を、手作業で炭焼き釜の余熱を利用して焙煎しているのが「信級玄米珈琲」です。信級地区の激しい寒暖差があるなかで育つ米は栄養成分も高く、遠赤外線による焙煎で玄米をサクッと炒り上げ、コクと香りを引き出しています。1カップごとのドリップ式のものは、丁寧に淹れる楽しみもあり、妊婦と子どもと一緒に味わえる優しい飲み物になっています。
玄米コーヒーの飲み方
1日の摂取量目安
玄米コーヒーは飲み過ぎて体に負担がかかることはありませんが、目安として1日3杯くらいがおすすめの飲み方です。コーヒーの場合は、カフェインの量や胃への負担を感じる人もいますが、玄米コーヒーはノンカフェインであり、体に優しい栄養素ばかりです。ただし種類によっては、無農薬でない玄米や、焙煎がきつくて飲みにくいといったものもあります。こうした玄米コーヒーはダイエット中とはいえ、避けた方が良いです。
粉末タイプ
玄米コーヒーには粉末タイプのものが多くあります。ノンカフェインでもあり、無農薬や有機栽培で育てられた玄米を使っているものであれば、粉末にすることで栄養成分を余すことなく摂り入れる飲み方ができます。カップに小さじ1程いれて、お湯を注ぐだけという簡単な飲み方で、お湯や水の量で濃さも調整できます。選び方に迷ったらまずは粉末タイプから始めて、濃さなども調整して自分にあった飲み方をみつけてください。
ドリップタイプ
玄米コーヒーにも、一般的なコーヒーと同じようにドリップタイプで味わえる飲み方があります。コーヒーをドリップする工程が好きな人に選び方としておすすめで、コーヒー豆と同様にお湯の温度や挽き方での選び方もできます。お湯を沸かしてゆっくりと淹れるという時間はかかりますが、コーヒーを味わう代わりに玄米コーヒーを飲みたい人におすすめです。
水出しアイス玄米コーヒー
玄米コーヒーはアイスでの飲み方もあります。暑い季節なら、粉末タイプであれば水で溶かすだけでもよいですし、お湯でドリップしたものを氷をいれたグラスに注ぎ入れる飲み方もできます。また時間はかかりますが、ゆっくりとドリップ式の玄米を水に浸して抽出するという本格的なアイスコーヒーもできます。ティーバッグタイプのものであれば、冷水ボトルに水と入れておくだけという簡単な味わい方もできます。
玄米コーヒーオレ
玄米コーヒーの苦みが苦手な人におすすめな飲み方が、玄米コーヒーオレです。グラスに牛乳を1/3~1/2くらい入れて、そこに玄米コーヒーを加えるだけです。苦味が緩和されてまろやかになります。ホットな玄米コーヒーオレなら眠る前にもぴったりな飲み物にもなり、夏なら氷を加えてひんやりと味わうこともできます。女性やダイエット中であれば、牛乳の代わりに豆乳にすると、栄養価もアップした玄米コーヒーオレにもなります。
お菓子作りにも活用できる
玄米コーヒーの粉末のものは、そのままヨーグルトやアイスにかけて味わうこともできます。またココアと同じように、ティラミスを作ったり牛乳と合わせて味わったりもできます。またクッキー生地やパン生地に少し玄米コーヒーの粉末を混ぜて焼くことで、ほんのりと香ばしい香りを加えることもできます。お菓子作りの他にも、玄米コーヒーの苦みを活かすよう、カレーの隠し味として使うといった方法もあります。
玄米コーヒーを飲んでみよう!
玄米コーヒーは、コーヒーのような色ですがノンカフェインで、子どもも妊婦も安心して健康的な効能を期待して飲めるものです。ドリップや粉末、ティーバッグなどいろいろな抽出タイプがあるので、味と合わせて淹れやすいものの選び方で、毎日玄米コーヒーを飲んで、ダイエットだけでなく腸内環境を整える効果にも期待して、毎日の暮らしに、玄米コーヒーを取り入れてみてください。